スマホを挟み込んで有線接続するコントローラー(ゲームパッド)「Backbone One」のレビューです。Bluetooth接続ではないため、電源不要でスマホをゲーム機に変えてくれる。
※この製品は自ら購入したものをレビューしています。記事内にはアフェリエイトリンクも含みます。
Backbone One
日本正規代理店ソースネクストにてブラックフライデーセール25%OFFの14,850円
12月8日まで⇒スマホ用ゲームコントローラー「Backbone(バックボーン)」
Backbone Oneは、USB Type-Cを搭載したスマホ用の拡張コントローラー。電源不要の有線接続となり、充電しながら遊べるパススルー充電にも対応している。ただしすべてのスマホに対応しているわけではないようで、検証した対応状況を参考に。
スマホの対応状況
動作確認 | 純正ケース装着時 | パススルー充電 | |
REDMAGIC 9 Pro | 〇 | × サイズオーバー | 〇29W |
ROG Phone 8 | 〇 | × | 〇20W コードを挿した状態から接続 |
ROG Phone 7 | × | ー | ー |
Zenfone 10 | ○ | ○硬め | ○ |
ROG Phone 6 | × | ー | ー |
Black Shark 5 | ○ | × 厚すぎ | △ 後から接続すると 操作不能になる |
POCO F4 GT | ○ | ○ | ○ |
Google Pixel 6a | ○ | ー | ○ |
moto g64 5G | ○ | ○ | ○7W |
moto g24 | 〇 | 〇 | × |
moto g52j 5G | ○ | × サイズオーバー | × |
Mi 11 Lite 5G | ○ | ○ | △ 後から接続すると 操作不能になる |
Redmi Note 10T | ○ | ○ | ○ |
Redmi Note 11 | △ パススルー充電で動作 | ー | × 動作のトリガー |
Redmi 9T | ○ | ー | × |
Redmi Note 10 Pro | ○ | ー | ○ |
Redmi Note 9S | ○ | ー | ○ |
OPPO Reno9 A | ○ OTG接続 | ○ | △ ケーブルを挿した状態からの接続で充電可能 |
OPPO Reno7 A | ○ OTG接続 | ○ | △ ケーブルを挿した状態からの接続で充電可能 |
OPPO Reno5 A | ○ OTG接続 | ○ | ○ |
OPPO A54 5G | ○ OTG接続 | ○ | ○ |
OPPO Reno3 A | ○ OTG接続 | ○ | × |
OPPO A73 | ○ OTG接続 | ○ | × |
OPPO A5 2020 | ○ OTG接続 | ○ | × |
AQUOS sense6 | ○ 画面が暗い | ー | ○ |
arrows We | ○ | ー | ○ |
動作確認と、純正のスマホケースをしたまま使えるか、パススルー充電をしながら使えるかを検証しています。ROG Phone 7/6は高さが173mmもあり、サイズオーバーで使えなかった。moto g52j 5Gの171mmでギリギリといったところ。Redmi Note 11はパススルー充電をすると動くという癖のある仕様でした。OPPO製品については、スマホの設定→その他の設定→OTG接続をオンにしないと反応しないので注意。
純正ケースをつけたままでも、ほぼ使えそうです。Redmiシリーズは端子カバーがついているため未確認。カバー部分の切り取るか、違うケースなら使えそうな気はします。Black Shark 5は端子付近の厚みがあるため不可。moto g52j 5Gはケースなしでギリギリのため、ケースを装着てしまうとサイズオーバーになる。
パススルー充電については対応していない機種もあり、Black Shark 5とMi 11 Lite 5Gは充電端子を先につないつなぐとだ状態から接続すると反応してくれます。Redmi Note 11は、つなぐと動作するようになるだけで充電の電力は来ていないようでした。
iPhone接続にも対応
Backbone One (USB-C)は、AndroidだけでなくUSB Type-Cを搭載したiPhone 15シリーズにも対応しています。ただしアップデートが必要なようで、バージョンが古い場合には一度Androidに接続して更新する必要があるとのこと。ファームウェアは1.22以降が必要。
iPhone 14以前のLightning接続用もあります。購入時には間違えないように。
外観チェック
サイズは、93.9 mm x 176.2 mm x 34.1 mm。重さは、138 gの軽量タイプ。左下に3.5mmヘッドセットジャック、右下にUSB Type-C(メス)を搭載。右側のUSB Type-C(オス)にスマホを挿し挟み込んでゲーム機のような見た目になるコントローラー。ここでセットしているのは、高さ162.5 mmのPOCO F4 GTです。
背面にはボタンがなくシンプルな設計。全体的にツルっとした手触りのデザインです。左右を延ばしてスマホを取り付けると、中にあるアームにはBACKBONEのロゴが出てくる。
十字キーは音があまり出ない滑らかな押し心地。左側にはオプションボタンと共有ボタン。右側には、Backbone Oneアプリボタンとメニューボタン。全体的にマットな質感です。
上部のボタンは2つずつ。R2/L2のトリガーボタンは軽くて浅め。個人的にはもう少し重たくて深い方が、押した感じがあって好きではある。
付属品は、アプリのQRコードとセーフティーガイド。裏側がクイックスタートガイドとなっていて、これを見るまで使い方を間違っていたことに気が付いた。USB Type-Cは後から付けるのが正解なのですね。
専用アプリ
付属していたQRコードを読み込むと、AndroidならGoogle Play ストアに、iPhoneならApp Storeをそれぞれ表示してくれます。Backbone Oneを接続している状態でアプリを開き、ボタンを押すとGoogleかAppleのアカウントでログインします。ログインしたメールアドレスに1か月分のXbox Game Pass コードが送られてくるのですが、日本では有効化できないっぽい。
アプリの上に表示を許可。オーディオを有効にするを許可。ボタンを有効化を許可。通知を許可して初期設定が完了。
ホーム画面に「?ここにあなたのゲームが表示されません」を選択すると、スマホにインストール済みのアプリで、コントローラー非対応のゲームが表示されます。ゲームを探すには、すべてのゲームを表示もしくは左上の虫眼鏡アイコンを選択する。
リストの中から探してもいいし、上部の検索窓にキーワードを入力しても探せます。ゲームを選択してライブラリに追加をするとホーム画面に表示される。逆にホーム画面から削除したいときには、ゲームにカーソルを合わせてオプションボタンを押し「このゲームを非表示」にする。
メニューボタンから、プロフフィール、ユーザー検索、設定、キャプチャ、録画、Twitch、部屋(ボイスチャットルーム)。キャプチャに表示されると録画は、保存をしないとスマホには表示されない仕様。どこに保存されているのか、どれだけ保存できるのか未確認。録画はメニューの録画ボタンか共有ボタンで開始/停止ができる。共有ボタンの長押しでスクリーンショット、これはスマホにすぐに保存されます。
設定で、アカウントでユーザー情報の編集や、XboxやTwitchのアカウント接続ができる。Xboxアカウントに接続すると最近プレイしたゲームが同期されるようです。
コントローラ→コントローラから現在のファームウェアバージョンを確認できる。他はボタンの配置などの設定はなく、キャリブレーションとテストがあるぐらい。あらゆる接続でプレイには、USBケーブルで接続した時の切り替えができる。
※端末との相性の問題なのか、アプリ操作時に通知パネルが下りてきたり、何かボタンが勝手に連打しているような不具合もあった。
TouchSync
アップデートにより、ゲームパッド非対応の一部のゲームが「TouchSync」で操作できるようになりました。現時点で表示されるのは5つのタイトルですが、PUBG Mobileは日本のアプリは非対応となっています。※Androidのみ
- Free Fire MAX
- Free Fire
- 崩壊:スターレイル
- 原神
配置されるキーは固定となりカスタマイズはできない仕様。右スティックの視点操作がゆっくりなのが気になりましたが、後はスムーズに動作します。
メニューボタンからTouchSyncを開き、左スティックで選択。通常モードと水中モードが割り当てられていて、その都度の切り替えが必要になる。オプションから、操作を非表示とTouchSyncを終了の選択ができます。
Free Fireでは3パターン。
崩壊:スターレイルでは2パターン。
Custom TouchSync Layout
対応していないゲームはカスタムレイアウトを設定できます。ホーム画面の「?」から対応させたいゲームをライブラリに追加する。
ライブラリから追加したゲームをタップし、Add TouchSync→Select photoからゲームのスクリーンショットを選択。※あらかじめレイアウトを合わせるために撮影しておく必要があります。
選択した画像に合わせてキーを移動し割り当てていくため、序盤のスクリーンショットは不向き。X(Add)ボタンから、視点操作やボタンを追加していく。
追加したいボタンを選択して配置していきます。カメラの視点切替は、RのCamera Panを選択すること。
ゲームを開始したらメニューを開き左スティックでCUSTOMに合わせてAボタンで選択できます。キーマッピングを変更したいときはライブラリのOptionから。画像の変更には対応していないようで、変更したい場合はDelete TouchSync MAPからリセットしなければいけない。
ゲーム起動中に編集できないのは少し面倒な仕様です。
PCやiPadなどUSBケーブルで接続にも対応
サイズの大きいAndroidスマホ/タブレッド、Google Chrome、PC、Mac、iPadなどにUSBケーブルを接続して操作することもできます。写真は、サイズオーバーのROG Phone 7を接続。ちなみにサイドコネクタならサイズは問題ないため、有線でなくても動作する。
Backbone Oneアプリにある「あらゆる画面でプレイ」で設定を切り替えることで、それに対応したコントローラーの操作になるようです。試しにAndroidのままPCに接続してみると動作がおかしかった。自動で認識はしてくれないみたい。
この機能は、有料のBackbone+メンバーシップ限定のようです。ユーザー登録後1年間は無料で使えるとのこと。
まとめ
パススルー充電非対応のスマホもありますが、高さ171mm以下の大きすぎないサイズならほぼ使えそうな感じです。Backbone Oneアプリのホーム画面からゲームを素早く起動できるため、XBOX Cloud Gameingを遊ぶのにも快適。PCやタブレッドなどに使えるのも便利なので、無料で使えるうちに試してみると良いかも。
日本正規代理店ソースネクストにてブラックフライデーセール25%OFFの14,850円
12月8日まで⇒スマホ用ゲームコントローラー「Backbone(バックボーン)」
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