【ROG Phone 8】レビュー!ついに全部入りゲーミングスマホ発売

ASUSのゲーミングスマホ「ROG Phone 8」に、おサイフケータイが搭載されました。もちろん防水防塵IP68にワイヤレス充電にも対応し、これで普段使いにも快適なメイン機になった。

※ASUS貸出機によるレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。

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スペック

カラー/型番ファントムブラック/ROG8-BK16R256
レベルグレー/ROG8-GY16R256
プラットフォームAndroid 14 (ROG UI)
プロセッサーSnapdragon 8 Gen 3
メモリ16GB
ストレージ256GB
ディスプレイ6.78 型 LTPO AMOLED ディスプレイ
2,400×1,080 ドット (フル HD+)
リフレッシュレート最大 165Hz
Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2
アウトカメラ5,000 万画素 広角カメラ
1,300 万画素 超広角カメラ
3,200 万画素 望遠カメラ
インカメラ3,200 万画素カメラ
オーディオデュアルスピーカー
マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック搭載
生体認証顔認証
指紋認証(画面内)
防水防塵IP65/IP68
NFC
おサイフケータイ
搭載
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (周波数帯域:2.4GHz/5GHz/6GHz)
Bluetooth5.4
バッテリー5,500mAh
最大65W (Quick Charge 5.0/USB Power Delivery 3.0対応)
ワイヤレス充電対応
サイズ高さ:163.8mm
幅:76.8mm
奥行き:8.9mm
重さ225g
付属品USB AC アダプターセット
SIM イジェクトピン
クリアケース
ユーザーマニュアル (兼製品保証書)
価格159,800円

ROG Phone 8 Pro (ROG8P-BK16R512)ファントムブラック16GB/512GB
価格:179,800円

ROG Phone 8 Pro Edition (ROG8P-BK24R1T) ファントムブラック24GB/1TB
価格219,800円

Editionモデルのみ、Aero Case、AeroActive Cooler X、トラベルポーチが付属します。今までの傾向としては、上位モデルはすぐに売り切れてしまい品切れ後には再入荷する予定はなさそう。販売台数は決まっているようなので、購入を検討しているならお早めに。

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↑Editionモデルは対象外

外観チェック

前モデルと変わらない6.78インチでもベゼル幅が狭くコンパクトになった。その代わりにROG Phoneシリーズで魅力的だったフロントスピーカーは廃止。画面内指紋認証と顔認証は爆速です。背面カラーはファントムブラック、ホログラムのような見栄えが良いシステムライトを搭載。

受話口がスピーカー、インカメラはセンターパンチホールタイプ。保護フィルムは貼られていない。背面のカメラは、6軸ジンバルモジュールを搭載していてかなり厚みがある。

右側面に、超音波タッチセンサー(L/R)、音量調節ボタン、電源ボタン。左側面に、AeroActive Cooler Xの接続や充電に対応するUSB Type-C。

右側面の左右にある凹凸デザインの超音波タッチセンサー。左側はカメラの厚みがありすぎてて操作するときに少し邪魔かも。右側は何もなく快適。

上部にはマイク穴があるのみ。下部に、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、スピーカー、SIMスロット、USB Type-C。

付属品は、クリアハードケース、SIM イジェクトピン、USB AC アダプターセット(65W)、ユーザーマニュアルなど。クリアケースの実測は19.6g、装着時の総重量は244.8gでした。

AniMe Vision搭載のProモデル

ROG Phone 8 Pro(Editionも)は、背面に動くAniMe Visionを搭載しています。LEDを消灯してしまえば全く分からないシンプルなデザインにもできる。マットな質感も良く、触り心地も快適。

ベンチマーク

機種
プロセッサー
メモリ
ROG Phone 8
Snapdragon 8 Gen 3
16GB
REDMAGIC 9 Pro
Snapdragon 8 Gen 3
12GB
Geekbench 6シングル:2252
マルチ:7237
シングル:2278
マルチ:7250
3DMark
Solar Bay
89758741
PCMark
for Android Benchmark
2135020549

システムモードはXモードで計測。REDMAGIC 9 Proのビヨンドモードと比較してみましたがスコアは誤差の範囲程度。

  • 2191454:Xモード
  • 1654840:ダイナミック
  • 1634972:超省電力

AnTuTu Benchmark(v10.2.5)を、システムモードごとに計測。Xモードのスコアはすごいけれど、ダイナミックモードだと消費電力を半分に抑えて十分なスコアを出しています。これは計測バージョンは違うものの、ROG Phone 7(Snapdragon 8 Gen 2)のXモードを超えるスコア。超省電力でもゲーム時にはパフォーマンスを出してくれるようです。

バッテリーテスト

PCMark の Work 3.0 battery lifeを計測。条件は、リフレッシュレート自動、画面輝度100%、音量0、システムモードはダイナミック。結果は20時間1分、バッテリー残量20%までの実行時間は、16時間53分。前モデルからバッテリー容量が減ってしまっているけど十分持つようです。

急速充電速度

付属している65W充電器を使い、バッテリー残量15%まで減らした状態からどのくらいで充電できるか計測してみました。

充電時間電池残量回復量回復差
開始時15%0%0%
10分42%27%+27%
20分68%53%+26%
30分88%73%+20%
40分97%82%+9%

リバースチャージの対応も確認できました。

追加された新機能

ゲーミングスマホに初めておサイフケータイとワイヤレス充電が搭載されました。防水防塵性能も十分に備わっているため、普段使いのスマホとしても不自由なく使えます。

ROG UIの機能としては、AIで壁紙を生成できる「AI壁紙」や、動画をバックグラウンドで再生する「Video Genie」という便利機能も新たに追加されています。

その他にもスマホとしての機能はたくさんあるので別記事を参考に。

AIアシスト機能

ゲーム内テキストを認識し、コピーやウェブ検索をができる「AI Grabber」という機能が新たに追加されています。

AI認識エンジンによるプレイヤー支援機能「X Sense」も一部のゲームで対応しました。原神では、アイテムの自動ピックアップや、フリーズした時に自動で連打してくれる機能が便利に使えます。

崩壊:スターレイルでは、会話スキップ機能のみ対応。

Arena of Valor(アリーナ・オブ・ヴァラー)では、敵を倒したときのエフェクトと、ポップアップ表示に対応。

その他のゲーム機能については別記事を参考に。

カメラ性能

アウトカメラは、5,000万画素の広角カメラ、1,300万画素の超広角カメラ、3,200万画素の望遠カメラ。Zenfoneシリーズに搭載していた6軸ハイブリッドジンバルスタビライザーにも対応している。インカメラは、3,200万画素。

プレビュー画面下に「0.7x/1x/2x/3x」あり、タップすることで120度の超広角から3倍の光学ズームに対応。シャッターボタンは、上にスワイプでタイマー、右にスワイプで最大100枚のバーストショット、長押しで動画撮影ができます。

倍率を長押しするとスライダーが表示され、最大30倍ズームまで対応。シャッターボタン上に10倍/30倍の切り替えも表示されます。倍率が10倍を超えると右上のガイド枠でどこを撮影しているかわかる。

リアルタイムに強力な手振れ補正をしてくれる「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー」に対応。ジンバルが作動している場合は、カメラのプレビュー画面にスタビライザーアイコンが表示されます。オンオフは設定のスタビライザーガイドから。上部の矢印をタップするか下にスワイプ設定パネルが開きます。

動画の手振れ補正は、最適な画角を自動調整してくれる「Adaptive」と、運動中や揺れが多い場合に適した「HyperSteady」に対応。録画中には右上に省電力モードのアイコンが表示され、タップすることで画面を暗くする。

カメラ機能

アウトカメラインカメラ
写真4:3(50MP)
4:3 ●
16:9
1:1
全画面表示
超広角
3倍光学ズーム
30倍デジタルズーム
AIビューティ
4:3 ●
16:9
1:1
全画面表示
超広角
AIビューティ
動画8K 24fps
4K 30/60fps
FHD 30●/60fps
HD 30/60fps
最大10倍ズーム
風切り音低減
FHD 30fps●
HD 30/60fps
風切り音低減
スローモーション4K 120fps
FHD 120/240fps●
HD 120/240/480fps
最大4倍ズーム
タイムラプス4K
FHD ●
HD
録画速度 30●/90/150/300×
動画の長さ 15●/20/30s/∞
オートズームイン/アウト対応
最大4倍ズーム
その他機能
カメラモード
ポートレート(美人エフェクト)
パノラマ
ライトトレイル
夜景(最大20倍ズーム)
PROモード
PROビデオ
ポートレート(美人エフェクト)
夜景

※●が初期値

各キャリアのAPN確認

SIMスロットは、表と裏にnanoサイズのSIMが入るデュアルSIMスロット。eSIMやmicroSDカードは非対応。各キャリアのAPN設定を確認してみました。

ほとんどのAPN設定が用意されていて、楽天モバイルとIIJmioは挿入するだけ、povoとSoftbankは選択する必要はありました。

対応バンドはプラチナバンドやdocomoのn79にも対応。どのキャリアでも問題なく使えそうです。

ゲームの動作確認

ゲーム管理アプリArmoury Crateのゲームリストに追加すると、ゲーム中にGame Genieの様々なツールが使えるようになる。

ポケモンGO

ポケモンGOはAR機能にも対応。ツインアプリで複製すると、異なるアカウントで同時に動かすこともできます。

原神

AIアシスト機能「X Sense」はかなり便利。自動ピックアップを有効にすればタップすることなくアイテムを回収してくれるし、クイックエスケープも自動で連打してくれるため、フリーズしているときにすぐに抜け出せます。一度使ったら他のスマホで遊ぶのは面倒になるかも。

War Thunder Mobile

レイトレーシングOFF
レイトレーシングON

War Thunder Mobileではレイトレーシングに対応。グラフィックからレイトレーシングを高設定にしてみると、影がくっきり再現されているのが分かった。ただ拡大して比較しているため、6.78インチの画面では違いを認識しにくい。

PUBG

PUBGのグラフィックス設定で、クオリティをスムーズにするとフレーム設定はUltra Extremeの選択もできます。リアルタイム情報を表示すると、120FPSで動作しているのを確認できた。

有線コントローラーの接続確認

USB Type-Cで接続できる有線コントローラーを試してみました。製品詳細については各レビュー記事を参考に。

レビュー記事リンク動作確認純正ケース装着時パススルー充電
GameSir G8 Galileo4W
GameSir X2s不安定操作不能
GameSir X2 Pro-Xbox不安定15W
コードを挿した状態から接続
Razer Kishi V2不安定12W
コードを挿した状態から接続
Backbone One×20W
コードを挿した状態から接続
Leadjoy M1C+不安定4W

GameSir G8 Galileoは純正ケース装着したままでも使えますが、パススルー充電の電力が少なかった。Leadjoy M1C+も電力が上がらず、その他はコードをつなぐとコントローラーが認識しなくなってしまう。スマホ接続前にあらかじめ充電コードを挿した状態ならしっかり機能するようです。※ROG Phone 8のサイドコネクタから充電場合も、コードを接続した状態からコントローラーを装着する必要がある。

GameSir X2sは、使えはするけどType-C端子が左側についているため、充電端子が真ん中ではないROG Phoneシリーズには向かない。

折りたたんで持ち運べる「ROG Tessen Mobile Controller」も発表されました。発売日は2024年5月31日で、価格は16,920円。AeroActive Cooler X との併用は不可。

購入先

今回は日本で人気のあるホワイトカラーはなく、ファントムブラックとレベルグレーの2色展開。上位モデルに至ってはファントムブラックのみとなり、背面にアニメーションのカスタマイズができる「AniMe Vision」を搭載している。

ASUS Streにて【ROG Phone 8シリーズ発売記念キャンペーン実施中!】
7月31日(水)16:59まで

特典1:ROG8本体と対象アクセサリー同時購入で、アクセサリーが15%オフ!

特典2:数量限定でROG SACKPACKもプレゼント
↑Editionモデルは対象外

ROG Phone 8(12GB/256GB)

価格:159,800円
・ファントムブラック
・レベルグレー

ROG Phone 8 Pro(16GB/512GB)

価格:179,800円
・ファントムブラック

ROG Phone 8 Pro Edition(24GB/1TB)

価格219,800円
・ファントムブラック

Editionモデルのみ、Aero Case、AeroActive Cooler X、トラベルポーチが付属します。今までの傾向としては、上位モデルはすぐに売り切れてしまい品切れ後には再入荷する予定はなさそう。販売台数は決まっているようなので、購入を検討しているならお早めに。

AeroActive Cooler X

価格:12,480円

AeroActive Cooler Xは、別売りで販売しています。ROG Phone 8 シリーズのみ対応し、以前までのモデルには装着できません。逆に以前のモデルのクーラーについてもROG Phone 8には装着できない。

ASUS Store iconにてアクセサリーの販売もあります。

まとめ

「ゲームは日常というフィールドへ」というコンセプト通り、普段使いでも不満のないゲーミングスマホに仕上がっていました。ROG UIは、動画のバックグラウンド再生できる「Video Genie」が便利だったり、ゲーム機能では、原神に限るけれど「X Sense」のアシスト機能が面白いです。

おサイフケータイ対応と日本にローカライズされているため、製造台数は限られている可能性があります。レビューや機能の解説記事を参考に検討してみてください。

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