Lenovo LOQ 15AHP9 レビュー!Ryzen 7×RTX 4060搭載ゲーミングPC

Lenovoの初心者や予算重視のゲーマーをターゲットにしたLOQシリーズ「LOQ 15AHP9」をレビューします。購入しやすい価格でもハイパフォーマンスなゲーミングPCです。

※貸出機によるレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。

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スペック

製品番号83DX0054JP
OSWindows 11 Home 64bit 
CPUAMD Ryzen 7 8845HS
GPUNVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU
8GB GDDR6
メインメモリ16GB
スロット2 (空 1)最大32GB
SSD512GB
ディスプレイ15.6型 FHD IPS液晶 16:9 (1920 x 1080)
光沢なし
マルチタッチ非対応
リフレッシュレート144Hz
本体寸法 (W×D×H)約 359.86×258.7×21.9~23.9mm
本体質量約 2.38kg
価格Lenovo/レノボ公式オンラインストア
161,810円
\\Lenovo直販モデル//
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外観チェック

天板カラーはルナグレー、左上にLOQのロゴ。背面の両端に排気孔、USB3.2 Gen1、HMDI、イーサネット・コネクター(RJ-45)、USB3.2 Gen1、電源コネクタなど後ろから接続できるのは便利。

アスペクト比16:9の15.6インチ液晶ディスプレイ。リフレッシュレートは144Hzに対応。キーボードは日本語は配列、バックライトはRGBライティングに非対応の単色のみ。

左側面には何もなし。右側面に、USB-C 3.2 Gen 2 Type-C (DisplayPort出力機能付き、Powerdelivery対応)、プライバシーシャッター(電子式)ボタン、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック、USB3.2 Gen1。ディスプレイは180度開きます。

底面の前側左右にスピーカー、吸気孔が左右にあり、上部(後ろ側)にあるのは排気孔になる。ACアダプターは230Wです。

Lenovo Vantage

ユーティリティソフト「Lenovo Vantage」にいろいろな便利機能が搭載されています。CPU・GPU・VRAM・SSDの使用状況、下側にシステムツール、右側にはサーマルモードや切り替えやクイック設定などがある。

  • サーマルモード
  • GPUクロックアップ
  • ネットワークブースト
  • 自動クローズ
  • GPU動作モード
  • タッチパッド・ロック
  • 急速充電
  • Wi-Fi セキュリティ
  • アダプティブ・リフレッシュレート

サーマルモード

右側にあるサーマル・モードから、ファンモードの切り替えができます。これにはショートカットがあり、Fn+Qキーでの切り替えも可能。バランス・モードの「Legion AI Engine+」は、有効にすることでゲームプレイを自動的に検出し、CPU/GPUのパフォーマンスを調整します。

電源

システム・ツールの電源に、バッテリーの状態や急速充電のオンオフ、夜間バッテリー充電モードなどがある。ACアダプターを接続して使うことが多いなら、保全モードを有効にしておくことで75%~80%までの充電に抑えバッテリーの寿命を延ばします。開いてスタートは、ふたを開くだけで電源ボタンを押すのと同じように電源を入れることができる便利機能です。

入力およびアクセサリ

電源設定を開いたときのマイ・スマート設定に別タブで、「入力およびアクセサリ」の項目にキーボード設定があります。初期設定ではF1~F12機能になっていて、特殊機能に変更するとワンタッチでホットキーを使えます。キーボードのバックライトは2段階のみ、ゲーミングPCによくあるカラーには非対応にしてコストを削減しているようです。

ホットキーには以下の機能が割り当てられています。

  • F1:ミュート
  • F2:音量ダウン
  • F3:音量アップ
  • F4:マイクのオンオフ
  • F5:画面輝度を下げる
  • F6:画面輝度を上げる
  • F7:スクリーン操作
  • F8:機内モードのオンオフ
  • F9:Lenovo Smart Key
  • F10:タッチパッドのオンオフ
  • F11:開いているアプリを表示
  • F12:電卓

Lenovo Smart Keyは、1回押しと2回押しに機能を割り当てられます。最大3つのアプリを表示するクイック起動パネルか、任意のアプリを設定し直接起動する。バックライトは、Fn+Spaceキーで切り替え。

拡張設定

マイ・スマート設定に「拡張機能」があります。これは全画面表示で動画を再生しているときに、タッチパッドの左右で画面輝度と音量を調節できる機能。初期設定ではオフになっています。

Eスポーツ・ディスプレイ

  • FPS ディスプレイ
  • 標準アシスト

システム・ツールにあるE-sportに2つの機能があります。FPS表示は上下左右の4角を選択可能。

Nahimic

Nahimicはサウンド管理ツール。バーチャルサラウンド技術や高性能音質など、好みのカスタマイズができる。その他にもサイドバーには特徴的に機能が並んでいます。

  • Easy Surround:Bluetoothスピーカーを接続し後方からも音を出せる
  • サウンドトラッカー:音の出ている方向を視覚的に認識できる(対応ゲームのみ)
  • Sound Sharing:2つのヘッドフォンで再生できる
  • ストリーミング:アプリごとに音量を指定できる

ベンチマーク

サーマルモードをパフォーマンス/バランス/静音に変更し、パフォーマンスの違いを計測。GPU動作モードはハイブリッド。

Cinebench R23

パフォーマンスバランス静音
マルチコア172361599415178
シングルコア176317591756

3DMark

パフォーマンスバランス静音
Speed Way273823842197
Steel Nomad236420631961
Port Royal620153975102
Time Spy1098497429185
Fire Strike247222296321061

CrystalDiskMark

SSDは、読み込み 5022.69MB/s、書き込み 4649.45MB/s、ストレスのない快適な速度です。

ゲームベンチマーク

サーマルモードはパフォーマンス、GPU動作モードはハイブリッドにて計測。

ファイナルファンタジーXV

標準品質高品質
1920×108014005
非常に快適
10167
とても快適
3840×21605265
やや快適
4332
普通

サイバーパンク2077

プリセットをレイトレーシング:低で計測すると、平均FPS 83.15という結果でした。

モンスターハンターワイルズ

フレーム生成OFFのスコアは、22089(非常に快適にぷれいできます)。フレーム生成をONにすると、18003(快適にプレイできます)にスコアは下がるが平均FPSは上がります。

バッテリーテスト

サーマルモードはバランスで、YouTubeのストリーミングをどれくらいの時間再生できるか試してみました。設定は、2160p60(4K)、画面輝度100%、音量0で行っています。

残量減少値減少差
1時間70%30%30%
2時間42%58%28%
3時間14%86%28%

ストリーミングの動画再生だと、1時間で28%~30%ほど消費するようです。

通常充電の時間計測

電池残量5%まで減らした状態から、通常充電でどのくらい時間がかかるか計測。

残量表示回復差
開始時5%0%
15分58%53%
30分88%30%
45分97%9%
1時間99%2%

通常充電でも速く充電できました。Lenovo Vantageにある急速充電機能を有効にすると、さらに速く充電することも充電も可能です。

まとめ

Ryzen 7×RTX 4060を搭載して16万円というコストパフォーマンスの高いゲーミングノートPCでした。予算を抑えつつゲーミング性能を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢になるでしょう。Lenovo Vantageの機能など、ハイブランドのLEGIONシリーズと同様に使えるのも便利なところ。

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