ROG Phone 7 のゲーム管理機能「Armoury Crate」の解説

ROG Phone 7 のゲーム管理機能「Armoury Crate」を解説です。いろんな設定があるので使い方の参考に。

※ASUSよりレビュー用のサンプル機を借りて執筆しています。記事内リンクにはアフェリエイト広告も含みます。

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Armoury Crate

Armoury Crateはホーム画面の下にある△のアイコンから起動。ゲームライブラリ、コンソール、特集の3つの項目があり、下にあるメニューバーからタップで切り替える。以前のROG Phone 6と比較するとコンテンツが省略されすっきりした。左上からはタイル表示のサイズ変更、右上にはメニュー設定がある。

右上のメニューには、ゲームの表示順の並び替え、ゲームのプレイ時間、設定の項目がある。設定では、Armoury Crate起動時のアニメーション表示、BGM、タッチサンドのオンオフが切り替えられます。スタートアップアニメーションは、デフォルト以外にも2つ用意されて自由に選べる。

ゲームライブラリ

ゲームライブラリで、タイルをタップするとゲームの起動、タイルの右上にあるペンアイコンからタイルの表示画像の変更、下側に公式HPのリンク、シナリオ詳細、保存データからはそのゲームで録画したビデオとスクリーンショットが表示される。

シナリオ詳細

シナリオ詳細ではゲームごとの細かな設定ができる。上部にゲーム起動時に適用させる4つのモードの選択。

  • Xモード:ハイパフォーマンスモード
  • ダイナミック:バランスモード
  • 超省電力:電力消費を減らす制限モード
  • アドバンスド:カスタマイズモード

ゲームによっては、右上のメニューに正式なシナリオプルファイルが用意されている。それを適用するとカスタマイズされたアドバンスモードになります。下側には、AirTriggers、キーマッピング、マクロの切り替え。ゲームによってはROG Instant Masterの項目があり、いくつかのプリセットが用意されている。

キーマッピングは、コントローラーを接続するとカスタマイズできるようになります。

アドバンスモードの編集

アドバンスモードの編集するから4つのカテゴリをカスタマイズできます。

タップスライド感度
スライド安定性
タッチ速度
スライド精度
タッチ強度(タッチサンプリングレート720Hz)
ブロックタッチエッジ(タッチ不可能な領域をカスタマイズ)
ディスプレイビジュアル強化
グラフィックビースト(カスタマイズ設定もある)
リフレッシュレート(ゲームが対応している必要がある)
パフォーマンスゲームチューニング(ハードチューニングも可能)
バックグラウンドのCPU使用率を強制的に制限する
メモリ開放
ネットワークオート5G
ネットワークの接続中断を防止
バックグラウンド同期の制限

コンソール

コンソールでは、CPU・GPUの温度や、ストレージやメモリの使用率が表示されます。ここでのモード切り替えについては、ゲームのシナリオ詳細とは違い常時適用されるもの。クイック設定パネルにあるXモードのタイルや、バッテリー設定のシステムモードと連動している。

モードのカスタマイズ

Xモードと超省電力は、それぞれ「適用する」の左側に「編集する」があり、そこから詳細なカスタマイズに対応する。

システムライト設定

システムライトでは、背面にあるROGロゴとAuraグローのライティング設定ができる。ライト同期は、PCや周辺機器など他のROGデバイスと同期して光らせる機能。消灯タイマーは、開始時間と終了時間を設定。詳細設定からは、光り方のカスタマイズ。

ROGロゴライティングの光り方をカスタマイズできます。モード編集では現在のモードしか表示されないため、それぞれの項目をタップして編集すると良い。

  • 着信時
  • ボタンモード
  • 音楽再生時
  • Xモード
  • 通知を受信時
  • 端末の充電中
  • 画面オン時
  • 画面オフ時

電源ボタン側の中央背面にあるAuraグローのカスタマイズもできます。設定できる項目はROGロゴと一緒。画面を伏せて着信や通知があった時に光らせるようにしておくなど、これならROGの主張を抑えて使うこともできそうだ。

AeroActive Cooler 7

外付けの冷却クーラー「AeroActive Cooler 7」の設定もある。ここは接続している時しか操作できない仕様。上位モデルの「ROG Phone 7 Ultimate」に付属しているクーラーですが、4つのボタンを追加できたり、サブウーファーモジュールを搭載しているなどかなり魅力的なデバイス。残念ながらクーラー単体の別売りしていない。

前モデルのAeroActive Cooler 6なら別売りしていて、ROG Phone 7に接続できるようです。AeroActive Cooler 7のようなサブウーファーは搭載していないけれど、上位モードの「Xモード+」は使用可能とのこと。

Game Genieの設定

ゲーム管理は、ゲームライブラリと一緒で使いたいアプリを有効化することでGame Genieが使える。ゲームデータを優先は、最前面を優先してネットワーク状態を維持し、遅延を減らす機能。表示順序のカスタマイズとゲームの録画設定は、Game Genie起動時にも設定から編集可能。

表示順序のカスタマイズは、Game Genieのパネルに表示される順序について。並び替えを行ってもゲームが対応していないと表示されない項目もある。【例】スカウトモード、ROG Instant Master、XSense、冷却モード、キーマッピングなど。

トグルツール
リフレッシュレートROG Instant Master
リアルタイム情報X Sense
Xキャプチャー冷却モード
ネットワークスイッチマクロ
ナビブロック振動マッピング
アラートなしAirTriggers
着信拒否キーマッピング
充電モードの変更エッジツール
ショートクリップメモリ開放
明るさ固定録画
スカウトモードPiPモード
データのみロックタッチ
バックグラウンドモードクロスヘア
クイックコントロール

ゲームの録画設定について、ショートクリップの録画時間は、5秒、10秒、20秒、30秒を選択できる。Xキャプチャーは自動的に録画してくれる機能だけれど、日本で対応しているゲームはないようです。その他の設定で、録画する解像度や録音ソース、通知が録画されないように「通知の重ね表示を禁止」設定もある。

AirTriggers 環境設定とタッチ設定

AirTriggersの環境設定とタッチ設定には3つの項目があり、それぞれタップすると詳細なカスタマイズができます。

超音波ボタンの設定

超音波ボタンの設定の左側に触覚とフィードバック。タップ情報を表示は視覚的に、バイブレーションは触覚的に反応を感じ取れます。フィンガーレストをオンにすると、指を放すことなく押し込む強さで反応するようになる。右側にはジェスチャー設定があり、各項目で反応する感度や位置などのカスタマイズができます。

モーションコントロールの設定

モーションコントロールの設定も同様に、左側には触覚とフィードバック、右側のジェスチャー設定では、それぞれのアクションごとに感度の調整ができます。

クーラーボタンの設定

クーラーボタンの設定は触覚とフィードバックのみが表示されます。

アンボクシングミッション

アンボクシングミッションは、ROG Phone 7の初期設定の時に行われるのと同じミニゲームを起動できます。ミッションリワードをまだ獲得していないときにはここから。

ミッションをやり終えてログインすると、SE7EN専用テーマパックを受け取れます。

特集

特集では、165Hz、144Hz、120Hz、ROG Select、GamePad、AirTriggersに対応したゲームが表示されます。日本では非対応のアプリも含むため、GetからGoogle Playストアに進んで確認する必要はある。

eスポーツモード

Armoury Crateに追加しているゲーム起動時に、電源ボタンを長押しするとeスポーツモードが表示されます。これを有効にすると、サイレントモード、タッチ防止、特別な機能の停止、バイパス充電、リフレッシュレート:144Hz/システムモード:Xモードになり機能が制限されます。eスポーツ大会にて公平性を保つために、Armoury CrateやAirTriggers、マクロなどの特別な機能を一時的に使えなくするということ。アプリを閉じることもできなくなるため、終了するときは電源ボタンの長押しでeスポーツモードをオフにします。

まとめ

Armoury Crateでは、ゲームごとのシナリオ詳細やAirTriggersのカスタマイズなど細かな設定に対応します。他にもシステムライトから、背面にあるROGロゴやAuraグローを点灯し、通知や着信時に知らせてくれるといったゲーム以外の設定もある。

ゲーム中のアシスト機能「Game Genie」については別記事を参考に。

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