
多機種対応コントローラー「COWBOX D8pro」のレビューです。挟むタイプでは一番広く、最長289mmまでの大きなタブレットに対応します。
※無料で手に入れた製品のレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。
挟むタイプで一番長い
COWBOX D8proは、挟むタイプのコントローラーでは一番長い289mmまで対応しています。例えば13インチ iPad Pro (M4)でも、高さは281.6 mmのため余裕で挟めるサイズ。これだけ幅広く対応していると安定性は心配になるが、ホールド感もしっかりしていて使い勝手も良かった。スマホもケースを装着したまま使えるし汎用性も優秀です。
ちなみに製品ページには142~289mmとありますが、130mmでも挟めました。
外観チェック


電源が入ると左右のスティックとホームボタンが光る仕様。端末を挟むところは広く、厚みがあるのも対応する。グリップ部分にすべり止め用の細かな凹凸加工があり、背面ボタンは無し、技適マークのシールも張られていました。
設定ボタンと左スティックを押し込むたびに、初期設定のレインボーから単色とオフの操作ができます。レインボー→青→赤→緑→紫→黄→橙→水→オフ→レインボーと切り替わりる。15分間操作がない場合には、自動的に電源を切ってスリープする仕様です。


左側に、セレクトボタン、TURBOボタン、十字方向キー、ホームボタン。右側に、スタートボタン、ABXYボタン(ボタンの奥に印字)、設定ボタン。


上部の左右にそれぞれ3つのボタン(右RB/RT/M1、左LB/LT/M2)がある。
M1/M2+設定ボタンを2秒押してホームボタンが速く点滅すると、マクロボタンの設定ができます。最大12個まで順番で登録でき、再度M1/M2を押して登録完了。解除するときは何も登録せずにM1/M2を押す。


左側面に、FPSモード(右スティックのデッドゾーンが小さくなる)と、レースモード(左スティックのデッドゾーンが小さくなる)の切り替えスイッチ。十字方向キーは交換もできます。※磁力でくっついていて持ち上げると外れます。円型の裏についていた金属は外れやすかったので気を付けた方が良い。


付属品は、説明書、USBケーブル(AtoC)、十字方向キー円型、ゴムブラケット×2。ゴムブラケットは、アーム部分に取り付けることで薄い端末を支えられ安定します。
装着テスト


11インチのRedmi Pad SEは、薄いのでゴムブラケットを装着。横幅は255.53mmなのでまだ余裕があります。大きい画面で遊べるのは良いけど、重くなるためテーブルや膝の上に乗せて遊ぶのが前提になる。


POCO F4 GTはケース装着したままで安定して挟めました。8.7インチのRedmi Pad SE 8.7 4Gぐらいのサイズなら、大きすぎず重すぎずでバランスがちょうど良かった。
無線接続方法
接続方法 | LED表示 | |
Switch | RT+ホーム | 緑 |
Xinputモード | RB+ホーム | 水色 |
Dinputモード | B+ホーム | 紫 |
HIDモード | X+ホーム | オレンジ |
ShootingplusV3+ | A+ホーム | 赤 |
ShootingplusV3+は、キーマッピング操作ができるAndroidアプリとなり、iPhone/iPadやMediaTekのCPUを搭載していると非対応となります。
バッテリーテスト
Amazonの製品ページには12時間以上使えると記載があり。
【12時間以上長時間使用】省エネ・チップに、450mahバッテリーが搭載されて、約3時間充電して、12時間以上連続使用が可能です。
スティックのLEDを点灯させている状態でどれくらい持つか試してみました。
- 5時間でホームボタンが点灯
- 9時間で動作停止
ホームボタンが点灯してからも4時間の動作ができました。充電時間については、充電中はホームボタンが点灯し、2時間ほどで常時点灯(おそらく満充電)になった。
ShootingplusV3+のキーマッピング
ShootingplusV3+はキーマッピングで操作できるアプリで、公式のYouTubeチャンネルで使い方を確認できます。接続はA+ホームボタンを押して、BluetoothはBSP-D8Proに繋ぎます。


原神で試してみたところ、公式の構成のままだと視角ジョイスティックの速度の設定が1になっていたので3以上にするとスムーズ。二次モードにスローモードがあり、関連するキーに設定したボタンを押しながらゆっくり動かすこともできます。
スティック以外のボタンには特別な機能はなくシンプルに押す反応のみ。それとボタンのオーバーレイ表示はできないため、どこにボタンが設定されているかは覚える必要があります。
gamepad space
公式YouTubeチャンネルで、gamepad spaceアプリを使ったカスタマイズ方法を確認できます。ボタンの動作確認、柔軟な連打設定、モーター強度、マクロ、デッドゾーン、ジャイロスコープ、上下左右の入れ替えなどたくさんの機能がある。
アプリを使わないボタン設定
ABXYボタン配置の切り替え方法
Y(△)+A(X)+ホームボタンの同時押し。
マクロボタンの設定方法
M1/M2+設定ボタンを2秒長押しで登録開始。最大12個まで順番で登録でき、M1/M2を押して登録完了。登録の解除は、M1/M2+設定ボタンを2秒長押し、ボタンを登録せずにM1/M2で完了。
連射および連射ホールド
- 連射モード:連射モードにしたいボタンを押しながらTURBOボタンを押す
- 連射ホールド:連射状態のボタンを押しながらTURBOボタンを押す
- 連写オフ:連射ホールド状態のボタンを押しながらTURBOボタンを押す
TURBO+左スティックの上下で連射速度の調節もできます。
振動の強さ調整
TURBO+右スティックの上下で振動の強さを調整できます。
スティックモードの切替
TURBO+右スティックを押し込むと、スティックの反応範囲を〇型から□型に切り替えます。
リセット方法
背面にある小さな穴に細いピンで8秒ほど長押し、電源が落ちたらリセット完了。
有線接続にも対応
有線接続にも対応しているため、COWBOXのL字ケーブルを使って試しました。Androidに接続するときには、TURBOボタンを押しながらコネクタを接続することでXinputモード(HOMEボタンが水色)に対応します。iPhone/iPadではスタートボタンを押しながら接続。


8インチのタブレットだと下側につなげてギリギリ。幅広い端末で使うときには、画面を反対向きにして上から回すと邪魔にならないです。
有線の動作確認
全て対応するわけではなく一部動作できないものもありました。ROG Phone 6は接続できるところが2つあり、サイドコネクタからなら動作した。
これは有線での動作検証です。無線(Android 9以上)なら対応します。
COWBOX D9と比較


COWBOX D9と比較すると、D8proの方が幅は狭く重さも軽いため持ちやすかったです。マクロボタンについては場所が違い、D9は背面、D8pro上部。技適マークがしっかりあるのはD8proです。


D8proは、FPSとレースモードの切り替えスイッチがあり、接続端子は下側。D9は端子が上側にあるのが使いやすいが、ボタンが固めなのがデメリット。
両方使ってみると、D9は見た目のデザイン重視、端末を挟んだ時の安定感や操作感などD8proの方が優れていました。価格差は少しなのでD8proの方がおすすめ。
まとめ
COWBOX D9と比較しても、ホールド力や持ちやすさ、ボタンの操作感など優れていました。デメリットは有線接続の時にボタンを押しながらというのが面倒なだけ。ほとんどのデバイスで使える万能コントローラーとして1台持っておくと便利そうだ。
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