Xiaomiの11インチタブレット「Redmi Pad SE」のレビューです。性能は高くはないですが、動画視聴やブラウジングならこれで十分。
※自身で購入したもののレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。
スペック
カラー | ミントグリーン グラファイトグレー ラベンダーパープル |
CPU | Snapdragon 680 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
サイズ | 255.53 mm x 167.08 mm x 7.36 mm |
重量 | 478g |
ディスプレイ | 11 インチ FHD+ ディスプレイ 解像度:1920 x 1200、207 ppi リフレッシュレート: 最大 90 Hz 画面占有率: 84.4 % |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 8000 mAh |
セキュリティ | 顔認証 |
通信 | Wi-Fi:2.4 GHz | 5 GHz Bluetooth 5.0 |
OS | Android 13 ベースの MIUI Pad 14 Xiaomi Hyper OSにアップデート可 |
Widevine | L1 |
価格 | 21,800円 |
外観チェック
11インチの液晶ディスプレイ。安いモデルでもベゼル幅がそれほど広くないのは良いところ。背面は、アルミニウム合金ユニボディデザイン。カラーは、グラファイトグレー。アウトカメラのでっぱりも少なめ。
上部に、音量調節ボタン、マイク穴、microSDカードスロット。下部には何もなし。
左右にクアッドスピーカーが配置。右側面に、3.5 mm ヘッドホンジャック、USB Type-C。
microSDカードは最大1TB。付属品は、10WのACアダプター、USB Type-C to Aケーブル、SD取り出しツール、クイックスタートガイド、保証に関するお知らせ。
タブレット本体は18Wの充電に対応しているため、付属品ではなく他の充電器を使った方が良さそうです。
ベンチマーク
機種 プロセッサー | Redmi Pad SE Snapdragon 680 | OPPO Pad Air Snapdragon 680 |
Geekbench 6 | シングル:414 マルチ:1419 | シングル:414 マルチ:1415 |
3DMark Wild Life | 572 | 448 |
PCMark for Android Benchmark | 7154 | 6640 |
OPPO Pad Airと比較すると、大きな性能の違いはないが価格は39,800円と高い。Redmi Pad SEは21,800円なので、18,000円もの差を考えるとコストパフォーマンスは圧倒的。AnTuTu Benchmark(v10.2.4)では、28.7 万点というスコアでした。
バッテリーテスト
画面輝度を最大、音量0、リフレッシュレートは動的に調整してくれるデフォルト設定にして、PCMark の Work 3.0 battery life を計測した結果は6時間47分でした。
充電速度を計測
電池残量を15%まで減らした状態から充電速度を計測。本体は18Wの充電に対応しているため、付属していた10WのACアダプタではなく、手持ちの100W充電器を使用しました。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 39% | 24% | +24% |
1時間 | 61% | 46% | +22% |
1時間30分 | 84% | 69% | +23% |
2時間 | 97% | 82% | +13% |
バッテリー容量は8000 mAhと多いが、充電時間はそれほどかからない。
リバースチャージ
Redmi Pad SEから他のデバイスを充電することも確認できた。
便利機能
画面分割をよく使うなら、その組み合わせのショートカットを作っておくと便利。画面分割の作ってから最近のタスクを開いて長押しし、+をタップするとホーム画面にアイコンを作成できる。
その他の機能については別記事でまとめてあるので参考に。Xiaomi Hyper OSにアップデートしてからの解説になります。
カメラ性能
アウトカメラは、800万画素でフラッシュライト非対応。インカメラは500万画素。撮影で使うよりQRコードやドキュメントのスキャンなどに使う程度に使うぐらい。
上部からメニューが開き、アスペクト比、AIカメラ、透かしなどの設定がある。右下にはカメラモード。シャッタボタンは長押しで最大15秒の動画を撮影できます。
カメラ設定には、音量ボタン機能の割り当てやシャッター音の変更もできたりする。
カメラ機能
アウトカメラ | インカメラ | |
写真アスペクト比 機能 | 1:1 3:4● 9:16 全画面 映画 フィルター QRコードスキャン AIカメラ | 1:1 3:4● 9:16 全画面 映画 ビューティフィルター 手のひらシャッター ミラーフロントカメラ 写真に日時を入れる |
ビデオ解像度 | 1080P 30fps● 720P 30fps | 1080P 30fps● 720P 30fps |
ズーム | 最大5倍 | ー |
カメラモード | ドキュメント ビデオ 写真 夜景 ショートビデオ | ビデオ 写真 ショートビデオ |
●は初期値
ゲームの動作確認
設定→追加設定にゲームターボがありますが、初期設定ではオフになっています。ゲーム用途には向いていないため、あえてオフの状態なのかもしれません。
ポケモンGO
ポケモンGOは非対応でインストールができませんでした。GPSに対応していないため位置情報を使うゲームには向かない。Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)にも非対応。
原神
グラフィックス画質は、低(デフォルト)。快適に遊べる性能ではないけれど、そこそこ動いてくれます。同じチップセットを搭載しているOPPO Pad Airよりも良いような気がする。
PUBG
グラフィックの初期設定は、クオリティがスムーズ、フレーム設定が中。フレーム設定は高まで選択でき、クオリティは標準まで。標準だとフレーム設定は中以上にはできない。
Xbox Cloud Gaming
Xbox Cloud Gamingは、ブラウザで起動できるため性能は高くなくても遊べます。大画面で表示できるため動画視聴と同様に向いている。ただしXbox Game Pass に加入するのと、コントローラーがないと遊べないゲームが多い。
ワイヤレス拡張ディスプレイ
Redmi Pad SEをノートパソコンのワイヤレス拡張ディスプレイとして試してみました。ASUSのGlideXではなぜか拡張できなかったため、ここではspacedeskを使用してみたところスムーズに接続できた。マウスカーソルは多少遅延するけどコードをつながなくても拡張できるのは便利です。ベゼル幅も広すぎないため拡張ディスプレイとしても悪くない使い方になりそうだ。
購入先
定価は21,800円だけれど、セールの時やポイント還元率が高ければ2万円以下で購入できます。もっと安い中華タブレットも売っているけれど、画質が悪かったりバッテリー容量などを考えるとRedmi Pad SEを購入しておけば間違いないと思う。
まとめ
格安タブレットでもベゼル幅は広くなくバッテリーも大容量で、動画視聴用に向いています。その他にもブラウザで動くクラウドゲーミングやワイヤレス拡張ディスプレイなどにも便利に使えそう。性能は高くないけれど、重たいゲームをするわけではないのならこれで十分。少し気になったのは、顔認証の速度が遅めなのと明るさ自動調整がイマイチなところはデメリットかも。
コメント