11.6インチタブレット「OPPO Pad 2」のレビューです。縦横の比率が7:5というディスプレイを採用しているのが特徴。
※貸出機によるレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクを含みます。
スペック
重量 | 約552g |
サイズ | 約259mm×190mm×6.6mm |
バッテリー | 9,510mAh 67W SUPERVOOC™フラッシュチャージ対応 |
OS | ColorOS 13 (based on Android™13) |
CPU | MediaTek Dimensity 9000 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
ディスプレイ | 約11.6インチ液晶 最大144Hzリフレッシュレート 2,800×2,000 |
アウトカメラ | 約1300万画素 |
インカメラ | 約800万画素 |
通信 | Wi-Fi 6 Bluetooth 5.3 |
生体認証 | 顔認証 |
Widevine | L1 |
付属品 | クイックガイド 安全ガイド(保証書付) USB Type-Cデータケーブル ACアダプター |
外観チェック
11.6インチ液晶ディスプレイは、白銀比と呼ばれる7:5のアスペクト比が特徴。背面からはグレーで、中央にカメラが配置されている。
上部に、OPPO Pencil(別売り)のワイヤレス充電、音量調節ボタン。下側に、OPPO Pad 2 Smart Touchpad Keyboard(別売り)の接続端子。
左側面に、電源ボタン、スピーカー×2。右側面に、USB Type-C、スピーカー×2。
ベンチマーク
機種 プロセッサー | OPPO Pad 2 Dimensity 9000 | OPPO Pad Air Snapdragon 680 |
Geekbench 6 | シングル:1084 マルチ:3270 | シングル:414 マルチ:1415 |
3DMark Wild Life | 7520 | 448 |
PCMark for Android Benchmark | 11293 | 6640 |
OPPO Pad Airと比較するとパフォーマンスはかなり高い。AnTuTu Benchmark(v10.2.3)でも、97万点という高いスコアが出ています。
バッテリーテスト
PCMark の Work 3.0 battery life を計測した結果は13時間57分。電池残量20%までは11時間45分ほど。大画面でもこれだけ持ってくれるならかなり快適に使えそうだ。
急速充電について
67W SUPERVOOC™フラッシュチャージに対応し、9,510mAhの大容量バッテリーを搭載していても約81分で100%充電が完了するとのこと。今回借りているのはサンプル機のため充電器は付属しておらず、手持ちの100W充電器で試してみると16Wで充電できるのを確認した。15%まで減らした状態からの充電速度を計測してみたので参考に。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 32% | 17% | +17% |
1時間 | 49% | 34% | +17% |
1時間30分 | 66% | 51% | +17% |
2時間 | 83% | 68% | +17% |
2時間30分 | 98% | 83% | +15% |
バッテリー容量は9,510mAhと多いのため、付属の充電器を使わないとそれなりに時間がかかる。
リバースチャージについて
OPPO Pad 2から他のデバイスを充電するリバースチャージにも対応。通常のOPPO製品では、設定→その他の設定→OTG接続をオンにしてからでないと接続認識しないのですが、このデバイスではオフのままでも充電できました。
便利な機能
ディスプレイと明るさに、周囲の照明に応じて画面の色温度を自動的に調整してくれる「ネイチャートーンディスプレイ」や「画面を見ている間は画面オン」など有効化しておくと便利な機能がある。
バッテリー設定には「80%で充電を停止」する機能もあり、バッテリーの劣化を遅らせることができます。電池持ちは良いのでこの機能も有効化しておくと良さそう。
その他の使い方については、別記事でまとめてあるので参考に。
OPPO Pencil
別売りのOPPO Pencilは、ボタンなどはなくタッチエリアをダブルタップに機能を割り当てられる。同梱品には交換用ペン先も付属していた。
本体上部に磁力でくっつき、そのままワイヤレスで充電ができる。筆圧感知は4096段階に対応しています。
その他の設定にタッチペンの項目があります。クイックメモを画面右上から中央にスワイプでクイックメモパネルを開いたり、手書きで操作できるスクリブルの設定や、タッチペンをダブルタップする機能は3つ。
- 現在のツールと消しゴムを切り替える
- 現在のツールと最後に使用したツールを切り替える
- カラーパレットの表示
カメラ性能
背面中央に配置されているアウトカメラは、約1300万画素。インカメラは、約800万画素。
シャッターボタンの長押しで最大20枚のバーストショットの撮影が可能。左側のメニューにはインターバル撮影機能もあり、最大50ショット、間隔を1秒~10秒の設定ができます。
通常撮影と2倍ズーム。
カメラ機能
アウトカメラ | インカメラ | |
写真アスペクト比 機能 | 4:3 ● 1:1 FULL 16:9 QRコードスキャン AI美化処理 インターバル撮影 | 4:3 ● 1:1 FULL 16:9 AIビューティー 手のひらを見せて撮影 ミラー自撮り インターバル撮影 |
ビデオ解像度 機能 | 4K 30fps 1080P 30fps● 720P 30fps AIハイライトビデオ AI美化処理 手振れ補正(4Kは非対応) | 1080P 30fps● 720P 30fps AIハイライトビデオ AI美化処理 |
ズーム | 最大10倍 ・写真 ・動画 ・タイムラプス ・テキストスキャナー | ー |
カメラモード | 夜景 スローモーション タイムラプス パノラマ テキストスキャナー ステッカー | 自撮り(ポートレート) タイムラプス ステッカー パノラマ |
●は初期値
ゲームの動作確認
ホーム画面にあるゲームに追加してあるアプリは、ゲーム起動中にゲームツールキットにアクセスできます。パフォーマンスモードの変更、通知や着信の制限、ミスタッチ防止などゲームに役立つ機能がある。
ポケモンGO
Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)に対応しているためAR+も使える。
原神
グラフィックス画質は中(デフォルト)。画面比率のせいか、キャラクターが大きく粗さが目立ってしまう。動作は問題ないけれど、没入感は低いかも。
PUBG
グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定は高。クオリティをスムーズにするとExtreme+まで選択でき90fpsも出せます
購入先
別売りのキーボードカバー「OPPO Pad 2 Smart Touchpad Keyboard」とスタイラス「OPPO Pencil 」もあります。
まとめ
パフォーマンスも高く電池持ちも良いのはメリットだけれど、価格が高いのがデメリット。白銀比(7:5)というアスペクト比のタブレットは他にはないので、そこに魅力を感じるなら満足度は高くなる。もう少し手に入れやすい価格帯でも出してほしいところですね。
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