4G通信に対応したコンパクトタブレット「Redmi Pad SE 8.7 4G」のレビューです。カーナビ用として購入する人が多そうだけど、個人的にはテザリングとパソコンのセカンドモニターとして使ってみる。
※自身で購入したものをレビューしています。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。
スペック
カラー | グラファイトグレー オーロラグリーン スカイブルー |
CPU | MediaTek Helio G85 |
メモリ ストレージ | 4GB+64GB/4GB+128GB/6GB+128GB 外部メモリ:最大2TB対応 |
サイズ | 縦:211.58mm 横:125.48mm 厚さ:8.8mm |
重量 | 約375g |
ディスプレイ | サイズ:8.7インチ LCD アスペクト比5:3 解像度:1340 x 800 リフレッシュレート:最大90Hz 画面占有率: 84.41 % |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
バッテリー | 6650 mAh 18Wの急速充電対応 |
セキュリティ | 顔認証 |
通信 | Wi-Fi 5 (802.11a/b/g/n/ac) 2.4G WiFi / 5G WiFi Bluetooth 5.3 SBC/AAC/LDAC |
OS | Android14ベースのXiaomi HyperOS |
Widevine | L1 |
価格 | 4GB+64GB 19,800円 4GB+128GB 27,980円 6GB+128GB 29,980円 |
レビュー用に購入したのは4GB+128GBのセルラーモデル。Wi-Fiモデルもあり、4GB+64GBは16,980円、4GB+128GBは24,980円。
外観チェック
8.7インチの小型タブレットで、ベゼル幅はそこそこあり縦持ちの上部にインカメラを搭載。軽量化はされていないようで、持ってみるとそこそこの重さを感じる。背面カラーはグラファイトグレー、細かな凹凸がありザラっとした触り心地。
左側面に、SIMスロット。右側面に、音量ボタンと電源ボタン。厚みは8.8mm、11インチのRedmi Pad SEより1.44mmも厚くなっている。
上部に、スピーカー、ベゼル内の中央にインカメラ、保護フィルムの貼り付けは無し。下部に、イヤホンジャック、USB Type-C、スピーカー。
SIMスロットは、nanoサイズ×2+microSDカードのトリプルスロット。付属品は、クイックスタートガイド、SIMピン、10Wの充電アダプタ、USB Type-A to C ケーブル。本体は18Wの充電に対応しているため、他の充電器を使った方が良い。
ベンチマーク
機種 プロセッサー | Redmi Pad SE 8.7 4G MediaTek Helio G85 | Redmi Pad SE Snapdragon 680 |
Geekbench 6 | シングル:413 マルチ:1431 | シングル:414 マルチ:1419 |
3DMark Wild Life | 692 | 572 |
PCMark for Android Benchmark | 8080 | 7154 |
Snapdragon 680を搭載しているRedmi Pad SE(11インチ)よりも少しスコアは良かったです。AnTuTu Benchmark(v10.3.4)では、27 万点というスコアでした。
バッテリーテスト
画面輝度を最大、音量0、リフレッシュレートは動的に調整してくれるデフォルト設定にして、PCMark の Work 3.0 battery life を計測した結果は7時間44分でした。最大輝度でこの時間なので、バッテリー持ちはかなり良い。
急速充電速度
電池残量を15%まで減らした状態から充電速度を計測。本体は18Wの充電に対応しているため、付属していた10WのACアダプタではなく、手持ちの100W充電器を使用しました。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 38% | 23% | +23% |
1時間 | 62% | 47% | +24% |
1時間30分 | 85% | 70% | +23% |
2時間 | 99% | 84% | +14% |
バッテリー容量は6650 mAhと多いため、満充電にするには少し時間がかかる。バッテリーの保護にある、80%までの充電に制限する機能を有効化しておくと良さそう。
便利機能
初期設定や使い方などは別記事でまとめてあります。画面分割には対応していなかったりするので、多くの機能はあまり期待はしないこと。
テザリングとセカンドモニター用に
パソコンのセカンドモニターとしてしっかり機能しました。試したアプリは、Glidexとspacedeskで、共に動作確認できています。どちらも同じWi-Fi環境下で機能するため、無制限に使える楽天モバイルでテザリングをすれば外出時にも使える。フリーWi-Fiだとセキュリティ上使えないこともあるため、この使い方をするならデータ通信ができるセルラーモデルがおすすめ。
カメラ性能
アウトカメラは800万画素とフラッシュライトに対応。インカメラは500万画素。
カメラモードは、ドキュメント/ビデオ/写真/夜景。左下には、ビューティ/フィルター/露出。ズームは最大5倍、ビデオの解像度は720Pもしくは1080P/30FPS。シャッターボタンは、長押しで最大15秒のビデオ撮影、上か下にスワイプすると最大20枚の連写ができる。
アスペクト比は、ワイドスクリーンという広い画角にも対応。カメラ設定には追加シャッターという機能もあり、シャッターボタンを左にドラックし、フローティングシャッターを好きな位置に配置できたりもする。
ゲームの動作確認
ゲームターボ機能も搭載されているけど、初期設定ではオフ。設定→追加設定→ゲームターボ、もしくはセキュリティアプリから操作できます。
追加したゲーム起動時には、スワイプでツールキットが使える。ただし、重たくなるようでおすすめはできない。
ポケモンGO
4G通信にバッテリー持ちも良いし、大きい画面で遊べるのはメリット。AR機能は非対応でした。
原神
グラフィックス画質のデフォルト設定は最低。遊べなくはないけれど、重たいゲームは向いていない。
PUBG
グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定が高。クオリティを標準以下にすると、フレーム設定はウルトラの選択もできる。画面が大きく視認性は良い。
購入先
Amazonでは、4GB+64GBモデル(セルラーとWi-Fi)の販売ページしか見当たらなかった。メモリとストレージの多いモデルは楽天市場から。
まとめ
ハードな使い方を想定していなければ、8インチ程度のセルラーモデルはかなり使い勝手が良い。欲を言えばもっと薄型軽量であってほしかったが、価格的にはしょうがない妥協点ですね。基本的にはセルラーモデルがおすすめで、Wi-Fiモデルの安さは魅力だけれど、それならば11インチのRedmi Pad SEの方が後悔しなそうだ。
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