Lenovo Tab P12の便利機能や知っておきたい使い方をまとめました。どんな機能があるか、初期設定からカスタマイズの参考にしてください。
※製品貸出によりレビューをしています。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。
Freestyle
Windowsのパソコンに、Microsoft Storeから「Lenovo Freestyle」をインストールすることで、「Lenovo Tab P12」をサブモニターとして使ったりデバイス間のファイル共有ができる。逆に「Lenovo Tab P12」の画面をパソコン側に表示したいときは、そのままではなく「アプリのストリーミング」からアプリごと個別に複数表示できます。
バッテリー壁紙
設定→個人用にカスタマイズ→壁紙→「バッテリー壁紙」は、バッテリー残量に応じて表示が変わる動く壁紙。面白い機能なのに、適用できるのはロック画面のみなのが残念なところ。4種類用意されていて、充電中のアニメーションも変わります。
充電アニメーション
設定→個人用にカスタマイズ→「充電アニメーション」に、ケーブルを接続した時にアニメーションが3つ用意されています。
- クラッシック
- Lightning
- 歯車
ダークモード
設定→ディスプレイにて、ライトモードとダークモードの切り替えができます。自動切換えにも対応し、日没から日の出までを選択するとその時間も表示してくれる。
環境に合わせた色を調整
設定→ディスプレイ→「環境に合わせた色を調整」は、オンにしておくと暗いところでは暖色に調整してくれる便利機能。夜間モードもあるけれど、これがあれば必要ないかも。
読み上げモード
設定→ディスプレイ→「読み上げモード」は、一般的に言う読書モード。色彩効果もしくは白黒効果を適用し、電子書籍などが読みやすくなる。「自動」からアプリごとの選択ができるため、毎回切り替える必要ないのは便利。
指を放してスリープから復帰
設定→ディスプレイ→その他の表示設定→「指を離してスリープ状態から復帰」は、日本語がおかしいけど端末を持ち上げてスリープを解除する機能です。ただし反応が悪いため使いにくいです。横持ちで持ち上げるより、縦に持った時の方が動きが大きくなり反応は良いかも?
設定→一般設定→すばやいジェスチャー→「スマートフォンを持ち上げて通知を確認」と一緒。どちらかのオンオフをすると連動して切り替わります。
背景音
設定→サウンド→「背景音」は、背景音を再生して集中力を高めてくれる機能。雨音やキャンプファイヤーの音など20種類も用意されています。
操作音
設定→サウンド→その他の音から、操作音のオンオフができます。
- 画面ロックの音
- 充電音
- タッチ操作音
- スクリーンショットのプロンプト音
通知履歴
設定→通知およびコントロールセンター→通知履歴から、「通知履歴を使用」をオンにすると通知の履歴が表示されるようになる。
コントロールセンターのスタイル
設定→通知およびコントロールセンター→「コントロールセンターのスタイル」で、2つのタイプを選択できます。クラッシックコントロールセンターは、通知とコントロースセンターが同時に開く通常スタイル。新しいコントロールセンターは、左側をプルダウンで通知、右側のプルダウンでコントロールセンターがそれぞれ個別に開きます。これは横向きモード限定の機能のため、縦向きの時は対応しない。
カスタムステータスバー
設定→通知およびコントロールセンター→カスタムステータスバー→カスタムを有効にするをオンにすると、ステータスバーに表示されるアイコンをカスタマイズできます。何のアイコンか確認用としても使える。
バッテリー残量
設定→通知およびコントロールセンター→「バッテリー残量」をオンにすると、ステータスバーのバッテリーアイコンの中に数字で残量が表示されます。アイコンの外に数字で表示する機能はない。
設定→バッテリー→「バッテリー残量」も同じ。
指紋
設定→生体認証とパスワード→「指紋」を登録したら、指紋ごとにアプリを開くショートカット割り当てることもできます。登録した指紋を選択し「アプリをロック解除して開く」からアプリを選択すると、ロックを解除すると同時に指定したアプリが開きます。
顔認識
設定→生体認証とパスワード→「顔認識」は、「直接ロック解除」にしておくとスワイプする必要がなくなる。持ち上げてスリープ解除する機能もあるけれど反応が悪く使いにくいです。ダブルタップで画面オンの組み合わせの方が使いやすいかも。
One Vision
設定→「One Vision」には、ウィンドウの機能がまとまっています。
スマート画面回転
スマート回転は、縦向きで表示されるアプリを横向きの画面中央に縦向きで表示させる機能。アプリごとに有効化できます。
フローティングウィンドウ
フローティングウィンドウのやり方はたくさんあり、詳細から確認できます。「フローティングウィンドウアプリのサイドバー」を有効にすると、右端にサイドバーインジケーターが表示され、スライドしてサイドバーを起動する。サイドバー下の「…」リーダーから対応しているアプリをすべて表示できます。手動での並び替えはできないようで、間近に実行したものが一番上に並び替えられる仕様。表示されないアプリは「フローティングウィンドウアプリマネージャー」から有効化することで対応します。
分割画面
画面分割に対応しているアプリなら、3本指のダブルタップで分割画面が開きます。その他にも、コントロールパネル、タスクバー、最近使用したアプリ、画面上部の「…」ウィンドウメニューからなど複数の方法がある。
分割作業を繰り返せば、最大4分割にすることもできます。
[ウィンドウ]ボタンおよび[ウィンドウ]メニュー
[ウィンドウ]ボタンおよび[ウィンドウ]メニューは、上部の「…」全画面ウィンドウボタンを表示するアプリを選択できます。
Lenovoペン
設定→ペンとキーボード→「Lenovoペン」を接続すると、手書き入力で文字に変換したりリモコンとして使えたりもするようです。※ペンは別売りのため未確認
物理キーボード
設定→ペンとキーボード→「物理キーボード」は、Lenovo純正のキーボードでなくてもBluetoothキーボードで機能します。「キーボードを接続した際にシステムモードを起動」がPCモードになっていると、接続するだけで切り替わるのは便利。
キーボードショートカットも割り当てられています。一部通常モードでしか機能しないものや、純正キーボード用のショートカットもある。
Win+D | ホーム |
Win+Back | 戻る |
Win+N | 通知センターを開く |
Win+L | 画面のロック |
Win+W | 現在のアプリを終了する |
Alt+Tab | 最近使ったアプリ |
Win+S | Google Search |
Win+P | PCモードの開始/終了 |
Alt+Shift | 入力言語を切り替える |
Ctrl+Shift | 入力方法の切り替え |
Ctrl+Space | キーボードのレイアウトを切り替える |
Win+←/→ | 画面分割 |
Win+↑/↓ | ウィンドウのステータスを切り替え |
Win+M | フローティングウィンドウをすべて削除 |
Win+Nunber | タスクバーアプリ |
Win+A | タスクバー |
APP1/APP2 | アプリのショートカットキー |
Win+E | ファイルマネージャー |
Win+I | 設定 |
通常モードでしか機能しないものもあるため「Win+P」のPCモードの開始/終了は覚えておくと良いです。
PCモード
設定→高度な機能→「PCモード」をオンにすると、パソコンのような見た目になり、マルチウィンドウに対応します。物理キーボードの設定にて接続時にPCモードに自動で切り替える方法や、キーボードの「Win+P」で切り替えられるため、このページを開く必要はない。
周辺機器モード
設定→高度な設定→「周辺機器モード」は、キーマッピングをすることでゲームパッドやキーボードで操作できるようになる。有効にしてから対応させたいアプリを選択します。
原神を有効化して試してみました。ゲームパッドではSelect+L1でキープロンプトの表示/非表示の切り替え。Select+R1で設定を開く。通常キーは追加してボタンを押すことでそのボタンを対応させる。ステアリングホイールは「WASD」の表示のままジョイスティックに対応します。アンカー表示は視点の切り替え。
Xboxワイヤレスコントローラーで試してみたところ、トリガーボタンが反応しなかった。Backbone Oneを有線接続するとトリガーボタンの配置はできたので、相性が悪いコントローラーがあるみたいです。
キーボードの場合は、F8でキープロンプトの表示/非表示の切り替え。F10で設定を開く。「~」を押すとマウスモード/視点モードを切り替えられますが、日本語レイアウトには対応していないようです。物理キーボードのキーボードレイアウトの設定からEnglishを追加することで適用できました。マウスの戻るボタンなども通常キーとして追加できるためゲームパッドよりも柔軟に対応できます。
ラボの機能
設定→高度な機能→「ラボの機能」にビデオ通話の設定がまとまっています。
ビデオ通話の美しさ
ビデオ通話の美しさでは、美肌効果と背景のぼかしや背景画像を表示させたりできます。
ビデオ縦方向追跡
ビデオ縦方向追跡は、ビデオ通話中に顔をフレームの中央に維持してくれる機能。ただしサポートしているアプリはMeetのみとなるようです。
ビデオ通話で画面共有する
ビデを通話で画面を共有する機能。
アプリケーション内ブロック通知
アプリケーション内ブロック通知でアプリを追加すると、そのアプリ使用中は通知が無効になる。
ホームの設定
ホーム画面の何もないところで長押しをすると「ホームの設定」が下に表示されます。デスクトップスタイルでは、標準とドロワーの切り替え。ホーム画面のレイアウト変更は「6×4」と「5×4」が用意されている。
設定→アプリ→デフォルトのアプリ→ホームアプリ→ホームの設定にあるのも同じ。
エンターテイメントスペース
「スワイプしてエンターテイメントスペースにアクセス」がオンになっていると、ホーム画面の左側に矢印アイコンが表示されます。
矢印をタップするか右にスワイプするとエンターテイメントスペースの画面になり、動画、ゲーム、電子書籍、ミュージックのカテゴリをアプリを切り替えることなく横断して探せます。
バッテリーセーバー
設定→バッテリー→「バッテリーセーバー」は、5%~75%の間で自動的に有効化できます。少し日本語訳がおかしい。
充電の最適化
設定→バッテリー→「充電の最適化」は、充電を制限することでバッテリーの負荷を軽減し寿命を延ばす機能。40%~60%に維持されると記載があり、実際に試してみると55%まで充電された。
過放電保護の機能もあり、長時間使用しないときにバッテリーを保護してくれます。オフにすることもできるが、メリットはないと思うのでオンのままで。
アニメーションを無効化
設定→ユーザー補助→色と動き→「アニメーションを無効化」をオフにすると、オーバースクロール時のストレッチ効果(これ以上スクロールできないときにウニッて動くやつ)を無効化できます。他のアニメーションもオフになるためお好みで。
システムナビゲーション
設定→一般設定→「システムナビゲーション」で、ジェスチャーと仮想キーに切り替えができます。仮想キーナビゲーションは右端に表示され、キーの順序を変更できる。
タスクバー
設定→一般設定→「タスクバー」は、起動方法の変更とタスクバーの表示の設定。起動方法を「下部インジケーターを長押しします」にすると、ガイドバーの長押しで表示、タスクバーの長押しで非表示になる。
すばやいジェスチャー
設定→一般設定→「すばやいジェスチャー」に、ジェスチャー操作がまとまっています。
3本指で下にスワイプ
初期設定ではスクリーンショットで、ホームに戻るに切り替えることもできます。
3本指で上にスワイプ
マルチタスクを起動
3本指で左右にスワイプ
隣接するタスクを切り替えます
3本指で長押しします
部分スクリーンショット
3本指でダブルタップ
分割画面
スマートフォンを持ち上げて通知を確認
端末を持ち上げることで、時刻、通知などの情報を確認できます。ただし反応が良くないため、ダブルタップで画面オンの方が使いやすい。
設定→ディスプレイ→その他の表示設定→「指を離してスリープ状態から復帰」と同じ機能。
ダブルタップで画面オンになります
スリープ状態の時に画面を2回タップすると画面がオンになる。ダブルタップと顔認識を「直接ロック解除」にした組み合わせでスムーズに使える。
ダブルタップしてロック
ロック画面またはホーム画面をダブルタップすると、すぐにロックされます。
カメラをすばやく起動
電源ボタンを2回押して、カメラをすばやく起動する。どの画面からでも操作できます。
電源ボタンを長押し
電源ボタンを長押ししてアシスタントを呼び出す。長押しの長さも調整できます。この機能を有効にした場合、再起動などの電源メニューは3秒長押しになる。もしくはコントロールセンターの電源アイコンからも操作可能です。
スクリーンショットと画面録画
設定→一般設定→「スクリーンショットと画面録画」に、ショートカット設定があります。
- スクリーンショット:「電源」+「音量小」を押して撮影
- 画面録画:「電源」+「音量大」を長押しでツール起動
複数ユーザー
設定→一般設定→「複数ユーザー」で、ユーザーごとのスペースを作れます。
QRコードスキャン
QRコードのスキャンは、カメラの設定で「QRコードの認識」がオンになっていれば、カメラアプリで撮影するだけで読み込めます。もしくはコントロールパネルにある「QRコードのスキャン」からも可能。これはカメラの設定は関係なく使えます。
まとめ
少し日本語訳のおかしいところはあるけど、機能的にはかなり便利でした。PCモードにショートカットを活用すれば高率良く作業ができたり、キーマッピングではキーボードとマウスまで対応しているのも面白い。端末を持ち上げてスリープを解除の反応が悪いのが残念ですが、ダブルタップで画面オンを使えば気にならないかも。
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