King Lucky「i121」レビュー!格安のイヤーカフ型イヤホン

格安のイヤホン King Lucky「i121」のレビューです。イヤーカフ型を試してみたい人や、ながら聴き用として音質にこだわらない人に向いている。

※自腹購入レビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。

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KING LUCKYは日本メーカー

KING LUCKY(キング ラッキー)は、卓越した音の体験を提供し、日常生活に華やかさをもたらすリーディングなイヤホン専門店です。

KING LUCKY公式サイトより

株式会社KING LUCKYは、2023年3月に設立された日本企業です。本社は東京の新橋にあり、中国に3つの製造工場を所有する。オーディオメーカーとしての知名度は大きくないものの従業員は600名以上とのこと。これは推測ですが、中国で500以上の雇用を提供していると記載があるため、日本ではデザイン本部や物流スタッフなどで100人未満になりそう。

結論から言うと、イヤーカフ型イヤホンをバズらせたHUAWEI FreeClipと比較するとさすがに物足りないが、価格は10分の1(クーポン利用)になるため満足度は高いです。

製品仕様

付属していた取扱説明書の内容です。

イヤホン

装着方法クリップ式
材質形状記憶合金ワイヤ+TPE
形式オープンイヤー型(空気伝導)
無線方式Bluetooth5.4
最大通信距離約10m
使用周波数帯域2.4GHz~2.48GHz
対応プロファイルa2dp/avctp/avdtp/avrcp/gavdp/hid/spp/iopt/l2cap
ドライバー口径12mm
再生周波数帯域20Hz~20kHz
マイク感度-38dB±1.5dB
防水性能IPX5
音声アシスタントSiri/Googleアシスタント
バッテリー容量50mAh
使用時間約6時間、最大約24時間(充電ケース併用)
充電時間約40分
重量(片側)約5.2g

マルチポイントやワイヤレス充電は非対応、専用のアプリもなし。対応コーデックの記載はなく、SBCとAACの確認はできました。

充電ケース

バッテリー容量500mAh
充電時間約1.5時間
外形寸法約W65×D29.7×H51.8mm
質量約37g

質量は、イヤホンを外しているときの重さ。実測値は37.1gでした。

外観チェック

充電ケースの表側に、KING LUCKYのロゴとステータスインジケーター。ペアリングボタンなどはないシンプルなデザインで、見た目も安っぽくはないです。

背面に、USB Type-C充電端子がありワイヤレス充電には非対応。付属品は、A to Cの短い充電ケーブルと取扱説明書のみ。

ケース内はLRが区別されていて、逆に収納しようとすると磁力で反発して収まらないようになっています。

小さい球体側がスピーカー。大きな豆型が耳の後ろ側にくる部分で、充電端子とマイク/インジケーターがありタッチ操作に対応。内側を見ると左右の(LR)の確認ができる。ケーブルは太めだけど、柔軟性もあり広がります。

耳に挟み込むイヤホンのため負担が少ないのが特徴。装着後に首大きく振っても外れない形で、運動用としても向いている。

音質について

比較する対象としては価格差がありすぎますが、HUAWEI FreeClipと比べると少しこもった感じでクリアさには欠けます。逆に低価格だからといって、そこまで悪い音質ではなく、ながら聴き用としてなら十分でした。静かな環境や外音も気にしなければいけないときの利用に向いています。

耳を塞がないオープンイヤーのため、カナル型とは違い没入感は低いです。そのため、うるさい環境下では音量を上げる必要があり、音漏れも大きくなるのは理解しておきたいところ。

HUAWEI FreeClipと比較

KING LUCKY「i121」が優れているのは、軽さと価格が圧倒的に安いところ。HUAWEI FreeClipの方が優れているのは、音質、マルチポイント、アプリ対応、ワイヤレス充電、左右の区別なく使えること。

装着感は自分の耳だとほぼ同じ。見た目はKING LUCKY「i121」の方が重そうだけれど、4gほど軽い。HUAWEI FreeClipのタッチ操作は、どの場所でも対応するという特徴があります。

予算に余裕があり音質にもこだわりたいならHUAWEI FreeClipだけど、そこそこの音質で安く抑えたい人にはKING LUCKY「i121」の価格設定はありがたい。

操作方法

機能L側R側
再生/一時停止2回タップ2回タップ
前の曲へスキップ2秒長押し
次の曲へスキップ2秒長押し
音量を下げる1回タップ
音量を上げる1回タップ
通話応答(着信中)1回タップ1回タップ
通話終了(通話中)2回タップ2回タップ
着信拒否(着信中)2秒長押し2秒長押し
音声アシスタント呼出
(Siri・Googleアシスタント)
3回タップ
ゲーム/音楽モード切替3回タップ
Bluetoothの初期化5回タップ5回タップ

専用アプリはなく操作の入れ替えはできない。

実際の再生時間を検証

スペック上の再生時間はイヤホンのみで約6時間。実際にどれくらい持つのか、音量50%で音楽を再生し検証してみました。バッテリー残量は10%単位で減少していくため参考値になります。

経過時間バッテリー残量
1時間100%
2時間90%
3時間80%
4時間70%
5時間60%
6時間50%
7時間40%
8時間30%
9時間20%

製品仕様にはイヤホンのみで約6時間と記載はあるけど、最終的には9時間30分ほどまで持ちました。電池残量が20%を切ると「バッテリーが少なくなりました」と左右5分ごとにアナウンスが流れるので、8時間程度で充電するのが良さそうです。

充電時間の検証

イヤホンの充電時間も計測してみました。ここでもバッテリー残量は10%単位で減少していくため参考値になります。

充電時間バッテリー残量
10分30%
20分70%
30分80%
40分70%
50分80%
1時間90%
1時間10分100%
1時間20分100%
1時間30分100%

100%の表示になってからも充電ランプは30分ほど点灯していました。

割引クーポンをチェックすべし

Amazonでは売り切れ、在庫が復活してるかリンク先を確認してください。

しばらく価格調査をしてみたところ、Amazonで1,000円オフのクーポンがあった時が一番安かったです。最近の傾向では、500円~1,000円や25%オフクーポンなど頻繁に入れ替わって配布されているのでチェックしてみてください。今回は楽天市場で、597円オフクーポンを利用し、ポイント還元も考えると実質2600円程度で購入できました。

まとめ

挟み込むだけで耳の負担が少ないイヤーカフ型イヤホン。音質にこだわる人にはおすすめはしないけれど、元々ながら聴き用として最適な形状のため悪すぎなければ問題ない。それに価格はかなり安く、イヤーカフ型を試してみたいという人にも向いています。

予算があるならHUAWEI FreeClipの方がおすすめ。

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