Lenovo Tab M10 FHD Plus のレビューです。LTEを搭載し、外でも使うことができる10インチのタブレット。
スペック
モデル | Lenovo TB-X606X |
製品番号 | ZA5V0229JP |
初期導入済OS | Android™ 9.0 レビュー時Android 10にアップグレード済み |
プロセッサー | MediaTek Helio P22T Tab プロセッサー 2.3 GHzクアッドコア+1.8 GHzクアッドコア |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 10.3型ワイドIPSパネル (1920×1200ドット) |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth v5.0 |
通信方式 | FDD LTE Band 1/3/8/19 W-CDMA Band 1/6/8/19 |
オーディオ | スピーカー×2 |
SIMスロット | Nano SIMカード対応 microSDメディアカードリーダー(最大256GBまで対応可能) |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
サイズ | 高さ:約153.3mm 幅:約244.2mm 厚さ:約8.15mm |
重量 | 約460g |
バッテリー | 5000mAh |
センサー | 加速度センサー 光センサー 近接センサー GPS A-GPS GLONASS |
主な付属品 | マニュアル類 ACアダプター USB Type-Cケーブル Micro SD/SIMカード取り出しツール |
LTE非搭載モデルもあります。
外観レビュー
10.3型ワイドIPSパネルで、ベゼル幅は広くないためコンパクトにまとまっている。画面占有率は約87%。
背面にシングルカメラ。カラーはアイアングレー。
左側面にスピーカーとイヤホンジャック。画面側中央にインカメラがあり、通知を知らせてくれるLEDインジケーターも搭載している。
右側面に、USB Type-C、スピーカー。
上部に、マイク穴×2、SIMスロット、電源ボタン、音量調節ボタン。
下部に、別売りのアクセサリー接続用のガイドピンとスマートコネクタ。
付属品は、SIMピン、冊子類、10WのACアダプタ、USBコード。
ベンチマーク
MediaTek Helio P22T Tab プロセッサー | |
Geekbench 5 | シングル:164 マルチ:991 |
3DMark Sling Shot Extreme | Overall score:457 Graphics score:391 Physics score:1119 |
PCMark for Android Benchmark | 5502 |
パフォーマンスは高くはないので、重たいゲームをするのは厳しい。YouTubeやWebサイトの閲覧など軽い作業向け。
バッテリーテスト
PCMark の Work 3.0 battery life で計測してみたところ、6時間7分という結果になった。電池残量20%までは、5時間14分ほど。ただし、貸出機での計測のため、消耗しているかもしれないので参考程度に。
充電速度を計測
電池残量を15%まで減らした状態からの充電速度を計測してみました。30分で約20%の充電ができ、100%に近くなるとゆっくり充電されます。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 34% | 19% | +19% |
1時間 | 54% | 39% | +20% |
1時間30分 | 74% | 59% | +20% |
2時間 | 88% | 73% | +14% |
2時間30分 | 95% | 80% | +7% |
3時間 | 99% | 84% | +4% |
リバースチャージ対応
リバースチャージに対応しているのも確認しました。OTG対応ケーブルを持っていれば、Lenovo Tab M10 FHD Plus からスマホに充電ができます。
初期設定や使い方
特徴的な使い方として「画面アシスタント」という機能があります。この機能をオンにすると、画面右側からスライドするとツールバーが使えるようになる。
- 応答負荷モード
- 目の保護モード
- スクリーンショット
- ツールを閉じる
- カラーモード
- スクリーン録画
下の▽をタップしてペンアイコンをスライドすると、ペン入力モードとなり画面に書き込むこともできます。
キッズモードアプリもあり、制限をかけて子供に遊ばせておくこともできます。
その他、システムナビゲーションのカスタマイズなど、別記事でまとめてあるので参考に。
カメラ性能
アウトカメラは、800万画素のシングルタイプ。インカメラは500万画素。
カメラモードはシンプル。ビデオとカメラの切り替えボタンでなく、アイコンタップですぐに撮影ができる。上部に、インカメラの切り替え、フィルター、設定。カメラシャッターの右側にスキャンモードを搭載。
- ドキュメント
- ホワイトボード
- PowerPointのスライド
- 名刺
- 写真
カメラ機能
アウトカメラ | インカメラ | |
画像表示サイズ | 8MP(4:3)● 8MP(16:10) 5MP(4:3) 5MP(16:10) 2MP(4:3) | 5MP(4:3)● 5MP(16:10) 2MP(4:3) 2MP(16.10) |
動画の画質 | 1080p● 720p | 1080p● 720p |
撮影モード | オート● 夕焼け 横向き ビーツ 雪景色 スポーツ ろうそく | オート● 夕焼け 横向き ビーツ 雪景色 スポーツ ろうそく |
その他 | フィルター スキャン | セルフィーミラー |
●は初期値
LTEの動作確認
SIMスロットは、nanoサイズ×1、microSDカード×1(最大256GB)。LTE Band 1/3/8/19に対応している。
- 楽天モバイル(楽天回線)
- OCNモバイルONE(docomo回線)
- povo(au回線)
- LINEMO(ソフトバンク回線)
いろいろなSIMで試してみたところ、どのキャリアでもデータ通信を確認。ただし、au系の18バンドには非対応のため、auや楽天モバイルだとエリア外になってしまうところもある。通信回線を選ぶなら、docomoやソフトバンク系が無難。
ゲームの動作確認
いくつかゲームを試してみました。アップデートで変更になる可能性もあるので参考程度に。
ポケモンGOはAR+非対応
Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)には非対応のため、AR+で遊ぶことはできない。一番初めにポケモンを捕まえる時にはホワイトアウトしてしまい、画面をタップすると戻ります。通常のARもうまく機能していないのかな。
原神はやめた方が良い
グラフィックス設定を最低にしてもスムーズな動作は期待できない。ダウンロード速度も遅いのでやめた方が良いです。
PUBGの初期設定
グラフィックの初期設定は、クオリティがスムーズ、フレーム設定が中。大画面のステレオスピーカーで遊ぶのは良いかも。
まとめ
大きな画面で、YoutubeやWebサイトを閲覧したい人向け。LTE搭載モデルなら外出時でも手軽に使うことができます。ただau系の18バンドには非対応のため、docomoかソフトバンク系のSIMを使うのがよさそうです。
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