SOUNDPEATS CC(PearlClip Pro)レビュー!イヤーカフ型でも低音はカナル並み

SOUNDPEATS CC イヤーカフ イヤホンのレビューです。ながら聴きに最適な耳を塞がないタイプなのに、密閉型並みの低音を実現しているイヤホンだ。

※自身で購入したものをレビューしています。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。

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CCイヤーカフ(PearlClip Pro)

SOUNDPEATS ブランド初のCCイヤーカフ型のイヤホンです。アクセサリーのように耳に挟み込むタイプなので装着感が軽いのが特徴。耳に挿し込むカナル型のような没入感はないものの、外の音も同時に聞こえるためながら聴き用として最適です。

製品名はCCイヤーカフですが、販売ページやケースに「PearlClip Pro」とあるのは、海外で先行販売されていた「PearlClip」の進化版になるから。強化されたポイントとして、急速充電や左右の区別なく収納し自動で切り替わってくれる機能など。それに装着感も優しくなり、肌に触れる部分にすべて柔らかなシリコン素材を採用している。

製品仕様

形式イヤーカフ型のオープンイヤー
Bluetoothバージョン5.4
対応コーデックAAC
SBC
防水規格IPX5
再生時間6時間(イヤホンのみ)
24時間(充電ケース併用)
ワイヤレス充電非対応
マルチポイント対応
専用アプリPeatsAudio
重量(実測値)イヤホン片側:約5g(6g)
充電ケース込み:約47.34g(47.3g)
価格2024年11月25日発売
7,280円

外観チェック

ケースサイズは少し大きめで7cmほど。中央にインジケーターランプ、右側にペアリングボタン。背面にUSB Type-Cの充電端子があり、ワイヤレス充電には対応していない。

ケースを開けたときに、アーチ部分を持って取り出すとそのまま装着しやすい設計。内側に接触端子があり、左右どちらに入れても次回取り出したときに自動認識して切り替えてくれます。

イヤホンの前後を逆に入れた場合には、少し浮いて蓋が閉まらないようになっています。付属品は、ユーザーガイド、ステッカー、USBケーブル。

イヤホンが耳に触れる部分には柔らかいシリコン素材。C型アーチの内部には、ニッケルチタン製形状記憶合金ワイヤーが採用され耐久性と高い弾力性を備えている。球体の小さい方に接触端子があり、耳の穴側に入るスピーカーの方が大きくなっているのも特徴です。

タッチエリアはスピーカー側のため少し使いにくい。専用アプリ「PeatsAudio」のカスタムキーから操作変更もできます。

音質について

少し解像度(クリアさ)や音場の広さに物足りなさは感じるものの全体的に好印象。特に初期設定で有効化されているダイナミックEQのおかげで、低音はかなり強調されています。これはカナル型(密閉タイプ)のSOUNDPEATS Air4 Proに近いものがある。

またポジションによって聴こえ方がだいぶ変わります。通常は耳に掛けるだけで隙間の空いた状態ですが、スピーカー部分を耳の穴に近づけ調整することで臨場感は増す。ただし耳の穴が小さい人には無理そう。それと音量の出力が高いのも特徴で、静かな環境なら40%ほどで十分。外音がうるさいと聴こえにくくはなるため、自宅などでながら聴き用途に使うのがおすすめ。

装着感

イヤホンの形状は、耳の穴側に入れるスピーカーが大きく、後ろ側が小さくなっています。そのため他のイヤーカフ型イヤホンよりも付けている存在感はあり、快適性は少し劣る。逆にこの形状のおかげで、ポジションを動かしやすく耳の穴にスピーカーを近づけて臨場感を増すこともできます。音量を上げずに集中したいときなど、ちょっと動かすだけ。ただし耳の穴が小さい人には難しいかも。

※耳の形によってフィット感が異なる可能性はあります。

タッチ操作の使い方

左側右側
音量ダウン1回タップ
音量アップ1回タップ
再生/一時停止2回タップ2回タップ
ゲームモード
ムービーモード
3回タップ
音声アシスタント3回タップ
前のトラック1.5秒長押し
次のトラック1.5秒長押し

この操作は、専用アプリ「PeatsAudio」にてカスタマイズができます。タッチコントロールの無効にも対応する。

リセット方法

イヤホンを充電ケースに収納し、蓋を開けたままボタンを10秒長押し。もしくは専用アプリ「PeatsAudio」内にもリセットがあります。

専用アプリ「PeatsAudio」

専用アプリ「PeatsAudio」が用意されていて、認識させると表示されるのはPearlClip Proになる。右上のハンバーガーメニューから、ファームウェアアップデートやイヤホンを探す機能が使えます。通知音の音量は初期値が大きめなので調整しておくと良いかも。

ダイナミックEQは初期設定で有効。ムービーモードは背景音などを強化してくれるが、こもった感じに聴こえるため個人的には無しかな。タッチ操作は、カスタムキーから柔軟にカスタマイズ可能で、タッチコントロールを無効にしなくても操作ごとの未設定に対応する。

一番下のメニューの真ん中からイコライザー調整ができます。適応型は自身の聴力をテストして調整する。プリセットは9種類とカスタムEQがある。

再生時間を検証

最大音量は大きいため40%ぐらいでどのくらい持つか試してみました。Bluetooth接続設定から確認できる電池残量は1時間で20%ずつくらい減少し、4時間30分ぐらいで終了。スペック上のイヤホン再生時間は6時間となっているのに残念な結果です。急速充電に対応しているとはいえ、もう少し持ってほしいところ。

HUAWEI FreeClipと比較

CCイヤーカフの方が横幅が大きく存在感はあります。HUAWEI FreeClipの方がコンパクトで、USB Type-C端子は下にありワイヤレス充電にも対応している。

CCイヤーカフの方がスペック上では軽いのだが、実測値では少し重かった。HUAWEI FreeClipの方がスリムで装着感は良く、どこを触っても操作ができるのは便利なところ。

  • CCイヤーカフ:7,280円
  • HUAWEI FreeClip:27,800円

価格差は2万円以上あるため、価格を取るか快適さを取るか。音質は解像度(クリアさ)に違いはあるものの、低音はCCイヤーカフの方が優れています。あとは好みの問題だけど、予算があるならHUAWEI FreeClipの方がおすすめ。

メリット・デメリット

メリットは、低価格でもマルチポイント対応や音質が良いところ。特にダイナミックEQが有効になっていれば、カナル型並みの低音です。それとカスタマイズ性の高い専用アプリ。

デメリットは、タッチパネルがスピーカー側で操作性が悪いのと再生時間が短かったこと。あとイヤーカフ型にしてはスピーカーの存在感が大きく、長時間使用には向かないこと。

まとめ

イヤホンのタッチ操作がしにくいところが残念だけど、音質は優秀です。普段は没入できるカナル型を使っている人も、ながら聴き用としてもう1つ持っていると便利だと思います。定価は7,280円ですが、セール時には5,000円台で購入できるコスパ抜群のイヤーカフ型イヤホンです。

追加で同価格帯のイヤーカフ型イヤホンを試してみました。好みの問題もあるけれど、個人的にはQCY Crossky C30の方が気に入っています。

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