Black Sharkのゲーミングワイヤレスイヤホン「Lucifer T10」のレビューです。カラーによりインジケーターがそれぞれ違い、かわいい感じのデザインが特徴。
仕様
ルシファー モデル | Lucifer T10 (BS-T10) |
Bluetooth | 5.1 |
ドライバサイズ | 10mm × 2 |
バッテリー容量 | イヤホン:40 mA x 2 充電ケース:400 mA |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
再生時間 充電ケース合計 | 4時間~6時間 16時間~24時間 |
防水等級 | IPX5 |
対応コーデック | SBC,AAC |
ゲームモード | 45msの低遅延 |
重量(実測) | イヤホン:3.8g×2 ケース込み:42.0g |
アプリ | 非対応 |
カラー:絵文字インジケータ | ブラック:深刻 ホワイト:ウィンク ピンク:シャイ イエロー:眩惑 パープル:喜び |
※ユーザーマニュアルには、再生時間 4 時間(充電ケース使用時は合計 16 時間)と記載があり、製品ページの6時間とは異なる。実際に試してみたところ、ゲームモードで5時間弱持ちました。
カラーによってインジケーターの光り方が違うかわいいデザインになっています。それぞれの製品ページより確認してみてください。
外観
インジケーターはカラーによって形が違い、パープルは「喜び」、ブラックは「深刻」の光り方をする。Lucifer T10シリーズは全5色。日本語の読み方はルシファー。
充電ケースの上部や側面には何もないシンプルなデザイン。
背面にも何もなく、下側にUSB Type-Cの充電端子。
蓋は開けた状態で固定されないタイプで、少し取り出しにくい。ケースは自立しないため後ろ側で抑えてあります。
上部のくぼみがある所がタッチコントロールエリア。「S」のロゴは、ミュージックモードは白、ゲームモードの時は緑で点灯します。ブラックの方が、Black Sharkのロゴがはっきりとわかるデザインで、パープルはあまり目立たない。
スピーカーの形状は丸型。イヤーピースは小さめ。下側の接触端子のところにマイク穴がある。
付属品は、冊子類、0.3mのUSBケーブル、替えのイヤピースがLサイズとSサイズ。ユーザーマニュアルは70ページから日本語。Amazonの製品ページからPDFでも確認できます。
充電中は赤く光ります。使っているケーブルは付属しているのではなく、Black Shark Right-angle USB-C Cable 充電ケーブル。
装着イメージです。自分の場合、Lサイズのイヤーピースと交換して密閉間を向上させました。Mサイズは、一般的なものより少し小さめな気がします。
音質
低価格帯のイヤホンとしては音質は良い方。曲によっては高音が少し強く感じることもあります。こだわりがなければそこまで気にはならないかも。ゲームモードにすると少しだけ立体的に聴こえるようになります。前回レビューしている「Lucifer T2」と似た形状ですが、ゲームモードは「Lucifer T10」の方が良いです。
ゲームモードの遅延計測
ゲームモードにした時にどのくらい低遅延になるか計測アプリで試してみました。製品ページには、45msと記載があります。ここでは機械的に計測したわけではなく、画面を見ずに音だけを聴いて止めた個人的な反応数値です。
コーデック | ゲームモード | 音楽モード |
SBC | +153ms | +400ms |
AAC | +272ms | +500ms以上 |
ゲームモードを使用する場合は、コーデックをSBCにすることでより遅延を少なくできました。反応がシビアな音ゲーには向かないけれど、他のゲームならばストレスを感じないぐらいです。コーデックの切り替えは、スマホのBluetooth設定にある「Black Shark Lucifer T10」からAACをオフにできます。機種により多少の違いはあるかも。
AACのミュージックモードでは、+500ms以上の計測不可。これでゲームをするとかなり遅延するため、モードの切り替えはしっかり行いたいところ。
操作方法
再生/一時停止 | 左/右ダブルタップ |
前の曲 | 左を2秒長押し |
次の曲 | 右を2秒長押し |
音量アップ | 右をタップ |
音量ダウン | 左をタップ |
モード切り替え | 右をトリプルタップ |
音声アシスタント | 左をトリプルタップ |
通話の応答/終了 | 左/右ダブルタップ |
通話を拒否 | 左/右2秒間長押し |
インジケーターオン/オフ | 左/右4回タップ |
カスタマイズ可能な専用アプリなどはないです。Amazonの製品ページよりPDFのユーザーマニュアルを確認できます。
初期化方法
- 充電ケースからイヤホンを外す
- 両方のタッチコントロールを5秒間押し、インジケーターが緑になるとオフ
- 両方のタッチコントロールを10秒間長押しすると、電源が入りペアリングリストが消去される
- 両方のイヤホンを充電ケースに戻し、閉じるとリセット完了
ユーザーマニュアルにはリセット後に「両方のタッチコントロールをダブルタップします。」という記載があります。試してみたところそのままペアリングできたので、ダブルタップは必要ないかも。
使いにくいところ
ふとした時にタッチコントロールに触れてしまうと、シングルタップの音量アップ/ダウンが反応してしまうことがあります。イヤホン側から音量調節ができるのは便利だけれど、シングルタップだと誤操作をしやすいデメリットになる。再生/一時停止や、ゲームモードの切り替え時など失敗した時に反応してしまうため、せめて音量が変わったのを知らせるビープ音が鳴ってほしいところ。個人的にはそれほど音量操作はしないので、長押しぐらいに割り当てられていたら良かったかな。
まとめ
カラーによってインジケーターの光り方が違う、かわいいデザインのゲーミングワイヤレスイヤホンです。ゲーム用途としてでなくても、直感で気に入ったものがあれば見た目で購入してしまうのもあり。ただし音量操作について、使い方に問題なさそうか確認しておくこと。
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