OPPOの完全ワイヤレスイヤホン「Enco Buds」のレビューです。エントリーモデルでも音質は良く、同一価格帯のイヤホンの中ではかなり優秀。
仕様
モデル番号 | イヤホン:ETI81 充電ケース:ETI82 |
タイプ | カナル型 |
ドライバー | 8mm ダイナミックドライバー |
Bluetooth | 5.2 |
対応コーデック | AAC/SBC |
バッテリー容量 | イヤホン:40 mAh 充電ケース:400 mAh(ワイヤレス充電非対応) |
再生時間 | イヤホン:最長6時間 充電ケース:最長24時間 |
ノイズキャンセリング | 通話時のみ ANC(アクティブノイズキャンセリング)非対応 外音取り込みモード非対応 |
防水防塵規格 | IP54(イヤホンのみ) |
サイズ | イヤホン:22.2 mm×19.6 mm×22.7 mm 充電ケース:67.0 mm×40.4 mm×27.2 mm |
重量 | イヤホン:4.0g イヤホン+充電ケース:45.0g |
付属品 | イヤホン(Mサイズのイヤピース装着済み) 充電ケース イヤーピース(S/L) ユーザーガイド セーフティガイド |
外観
充電ケースは卵型。前の下側にLEDインジケーターがあり、底面写真の手前側にある点がそれにあたる。後ろには、充電用のUSB Type-C端子。
ケースのサイズのわりにイヤホンは小型で、スペース幅は大きくとっている。イヤホンの上部から手前に動かすことで外しやすい設計。以前のモデルでは少し引っ掛かりがあったため改善されているようです。
写真左側「Enco Buds」右側が前モデルの「Enco W11」です。充電ケースのサイズはほぼ同じ。OPPOロゴの濃さ以外にも比べてみると微妙な違いはある。イヤホンサイズは明らかに小さくなっています。
イヤホンの外側にタッチコントロールエリアとマイク穴。内側に左右の確認ができるLRと充電端子。外側は光沢で内側は非光沢のデザインになっている。
スピーカーは丸型形状。イヤーピースはMサイズがあらかじめ付いていて、付属品にSとLサイズがあります。他の付属品は、安全ガイドとクイックスタートガイドのみ。充電用のアダプタやケーブルは別途用意する必要がある。
装着感
イヤホンが小さく軽量化されたため、前モデルと比較すると装着感はかなり良くなっています。タッチコントロールエリアの感度は良すぎず悪すぎずで操作もしやすい。タッチ操作はアプリでカスタマイズ可能となっていて、OPPOのスマホならアプリ不要で変えられます。
ただ、小さく耳に収まりやすいため取り外しはしにくい。タッチ操作をしないようにするとさらにだ。逆に言えば落としにくいというメリットにはなるため、デメリットととるかは使う人次第。(耳の形にもよるか?)
音質
低価格のエントリーモデルでも、聴きやすいクリアな音質でわりと好み。こだわりが強くなければ、ほとんどの人が満足するレベルだと思います。ANC(アクティブノイズキャンセリング)や外音取り込みモードなどの機能が必要ないなら、比較検討の有力候補になる。
ただし、ゲームモードにはそこまで期待しないこと。動画視聴などならばそこまで気にならないかもしれないが、音のシビアなゲームには向かない。コーデックをSBCにしても遅延は気になるため、ゲーミングイヤホンを検討した方が無難です。
操作方法
機能 | L(左側) | R(右側) |
再生/一時停止 | 1回タッチする | 1回タッチする |
前の曲へも戻る | ー | ー |
次の曲へスキップする | 2回タッチする | 2回タッチする |
音量を上げる | ー | 押したままにする |
音量を下げる | 押したままにする | ー |
電話を受ける/終了する | 2回タッチする | 2回タッチする |
ゲームモード | 3回タッチする | 3回タッチする |
これは初期設定時の操作方法で、専用アプリでカスタマイズできます。OPPOスマホの場合は、アプリをインストールする手間なくBluetooth設定から操作可能。
工場出荷の初期状態にするには、イヤホンをケースに収納し、Bluetoothを切断している状態で左右どちらかのタッチコントロールエリアを長押し。インジケーターが赤く点滅したら完了。
カスタマイズ
タッチ操作のカスタマイズは、OPPOのスマホの場合ケースの蓋を開けると電池残量など表示されるので、そこの設定を開く。もしくは、Bluetooth設定の詳細→イヤホン機能からも操作できます。
OPPOスマホ以外の場合は、Google Play ストアから専用アプリ「HeyMelody」をインストール。
アプリを接続すると左右の電池残量の確認ができ、ケースに装着した状態ならケースの電池残量も表示されます。ゲームモードはアプリからオンオフの操作に対応。下メニューの真ん中にあるイヤホンコントロールから操作のカスタマイズできます。
シングルタップ | なし 再生/一時停止 |
ダブルタップ | なし 再生/一時停止 前へ 次へ |
トリプルタップ | なし 音声アシスタント ゲームモード |
長押し | なし 音量を上げる 音量を下げる |
ペアリングの開始 | イヤホンを4秒間長押しします |
左耳と右耳で割り当てられる機能は共通です。それぞれ「なし」の項目があるのもうれしいところ。誤タッチを防止したいときにも便利に使える。
まとめ
低価格のエントリーモデルであっても音質が良いのには驚かされました。前モデルと比較しても小型化され軽量になったところや、タッチ操作のカスタマイズができるのもメリット。逆にデメリットとして、低遅延のゲームモードはあまり期待しすぎないこと。
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