ASUSのビジネス向けノートパソコン「ExpertBook B9」はSSDスロットが2つ搭載しています。以前に外付けSSDを作った時のを増設用に使いまわしたところ見事に失敗。
T5トルクスドライバーが必要
ExpertBook B9の底板は、六芒星のような星形ネジで止まっています。これを外すには、T5サイズのトルクスドライバーが必要。頻繁に使うのもではなくコストを抑えるためにダイソーに探しに行ってみたところ、小さいサイズはT6までしかなさそうでした。
Amazonや楽天市場などで「トルクスドライバー」で検索するといろいろ出てきます。その中でも安価なものを購入して試してみたところ、とりあえず問題なく作業はできました。価格が安いからしょうがないけれど、磁力が弱かったりケースがチープな感じです。今後も頻繁に使う予定であるならしっかりしたものを購入しておくのが良いかも。
ネジは11か所
ネジは中央に1つ、周りに10か所、合計で11か所で止められています。
ネジのサイズは長さもすべて一緒。分解するときに、このネジはこの場所など把握しておく必要はなさそうです。
ネジをすべて外したらピックなどで底板を外します。ピックの入る隙間がないため、HDMI端子のところあたりから開いていくとスムーズ。
底板を外すした状態。右上にSSD2というスロットがあり、今回はここにSSDを増設します。
スロット2にSSDを増設
今回SSDを交換するとかではなく、単純に増やすだけなのでバッテリーを外さずに作業しました。もし心配なら、スロット1の右側にバッテリーのコネクタがあるので底を外して作業をするように。どちらにせよ底面を外して時点で自己責任になるのは理解しておくこと。
スロット2の端子と逆側にある+のネジをあらかじめ外しておいてから、SSDを挿しこみます。ここでは以前に外付けSSDを自作した時の「Seagate FireCuda 520」を使っています。後述しますがこのSSDを選んだのは失敗でした。
カチッと手ごたえがあるまで端子部分が隠れるまで挿しこみ+のネジで固定する。
ちょっと下調べ不足で失敗しました。試したSSDは厚みがある両面実装のため固定ネジを強く締めるとたわんでしまいます。少し緩めればつかえないこともなさそうだけど、片面実装のSSD推奨。
少し緩めた状態で試してみたところ、Eドライブで認識はしました。
読み書き速度も計測してみました。PCIe Gen3 x4までしか対応していないためこのSSD本来の速度は出ていない。ExpertBook B9の新しいモデルならPCIe Gen4 x4に対応しているため、もっと速度は出るかと思います。
使うことはできましたが、継続して使うには不安があるため速度計測後に外しました。片面実装のSSDを用意しないとですね。
ついでにファンを掃除
ファンの見た目は汚れてはいないのですが、少し前からバリバリと異音がするので掃除をしてみました。エアダスターを使いたかったのですが、在庫切れのため購入できずにブロアーで代用。少し手間はかかったものの掃除後に異音はしなくなりました。見た目では何も見えないのに何かしらゴミがあったのでしょうね。
ASUSのあんしん保障
ASUSでは、製品購入後に無料で加入できる「ASUSのあんしん保証」と、有料の延長保証サービス「ASUSのあんしん保証プレミアム」があります。
製品ご購入から1年目に起きたメーカー保証外故障に対する修理費用負担を掛かった部品代金の20%のみに抑えることができる保証となり、有料のプレミアムでは保証期間を延長するだけでなく、どんな故障もすべて自己負担額0円で修理対応を受けられる保証サービスです。
自分の場合はExpertBook B9の購入後にプレミアム保証に加入していたので、何の心配もなく試すことができました。どんな故障もというのはすごい強みです。
まとめ
ExpertBook B9 のSSD増設を試してみました。片面実装のSSDを用意しなければいけなかったのは誤算でしたが、簡単に増設できることを確認できた。結果としては増設は失敗に終わり、ファンの掃除をしただけ。
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