
メガネ型のオーディオグラス「HUAWEI Eyewear 2」のレビューです。耳の負担もなく長時間の再生が可能でかなり実用的に使えそう。
※サンプルの貸出機をレビューしています。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。
スペック
カラー/本体重量 | ブラック:約37.8g チタニウムシルバー:39.2g |
スピーカー | 同一指向型デュアル振動版スピーカー |
コーデック | SBC/AAC |
再生周波数帯 | 100Hz~12,000Hz |
通信規格 | Bluetooth 5.3 |
バッテリー持続時間 | 音楽再生:最大11時間 音声通話:最大9時間 待機94時間(装着時、Bluetooth接続無し) |
満充電時間 | 約50分 |
耐水レベル | IP54 |
対応OS | iOS/Android/Mac/Windows |
機能 | デュアルマイク設計 マルチポイント 装着検知 |
外観チェック


レビューするのはブラックモデル、見た目は普通のメガネです。裏側から見るとテンプル部分が太いのがわかる。しかし前モデルから比較すると、テンプル部分が約20%細く、モダン部分は約28%細くスリムになっている。


テンプルの左右に、HUAWEIのロゴとLEDインジケーター。専用アプリ「HUAWEI AI Life」に照明効果の設定があります。充電時には満充電になると緑色で表示してくれる。


右側のテンプル上部には、音漏れ防止用のスピーカーとノイズキャンセリングマイク。右側の下部に通話用マイク、2つのマイク穴、スピーカーが並ぶ。左側のテンプルには、上部に音漏れ防止用スピーカー、下部に2つのマイク穴とスピーカーのみ。


付属品は、説明書、クリーンクロス、充電ケーブル、ケース。充電はモダンの先端が磁石になっていて、近づけるとくっついてくれます。USB Type-Cを接続する端子側にペアリングボタンもある。充電に必要な電力は2Wだったので、用意する充電器は何でも良さそう。


ケースは三角柱の形をしているが、取り出した後はフラットに畳んで省スペース化もできます。持ち運びやすくなるのでこういうデザインはありがたいですね。
軽い装着感


形は普通のメガネやサングラスと一緒で違和感なく付けられます。見た目のイメージよりも軽いため装着感は全く問題なし。安定感もあり耐水性能はIP54なので、軽めの運動やアウトドアにも使える。耳の上あたりにスピーカー穴がくるように設計されていて、この位置でもしっかりクリアに聴こえます。
音質や音漏れについて
音にこだわりがある人には物足りないと思うけど、クリアな音質で特に音声が聴き取りやすいです。テンプルに収まっている小さいスピーカーでも大きな音量を出すことができ、静かな環境であれば50%でも大きいくらい。

音漏れについては、テンプルの上部に音漏れを打ち消す用のスピーカー(逆音波アルゴリズム2.0)があり、そこを指でふさいでみると音量が大きくなり、かなり軽減しているのがわかる。ただし開放型のため音量が大きくなればそれなりにします。周囲に気を遣うなら音量は30%ぐらいで静かに聞く感じでしょうか。
3つのペアリング方法

- 充電ケーブルのペアリングボタン
- 左右両方のテンプルを同時に長押し
- 「HUAWEI AI Life」アプリのペアリングモード(他のデバイスを接続するとき)
ペアリングする方法は3つあります。充電ケーブルは接続してペアリングボタンを長押しするとペアリングモードになる。装着している状態で接続したいときは、左右のテンプルを同時に長押し。「HUAWEI AI Life」アプリの設定にもペアリングモードはあるが、これは接続している状態でないと操作ができないため、他のデバイスを追加したいときのみ。
操作方法

- ダブルタップ:再生/一時停止(電話に応答/終了)
- 長押し:着信を拒否
- スワイプ:「音量を調整」もしくは「次/前の曲」
ダブルタップの「音声アシスタントを起動」は、アプリのホーム画面から機能を有効にすると表示されるようになる。アラートを一時停止については確認できなかった。機能していないのか端末によるのかも。
専用アプリ「HUAWEI AI Life」
専用アプリ「HUAWEI AI Life」は付属している説明書のQRコードを読み込んでインストールできます。GooglePlayストアにはないため、不明なアプリをインストールの許可が必要。iPhoneではApp Storeから入手できます。

アプリに接続すると接続センターにデバイス名が表示されます。複数接続したときには常に2つのデバイスが接続されている状態です。>をタップして、優先デバイスを指定することもできる。あいさつは、朝装着した時に「おはようございます」と簡単な挨拶をしてくれる機能。照明効果は、通話時や音楽再生時にLEDインジケーターがゆっくり点滅します。
再生時間と充電速度
音量はしっかり聴ける50%で音楽を再生してみたところ、11時間弱というほぼスペック通りでした。100%の時は余力があるようで減り方は少なく、その後は1時間で10%ほど減少していきます。音量はもっと小さい状態での最大再生時間かと思っていたので、これはうれしい誤算。前モデルの再生時間は約6時間だったため、バッテリー性能はかなり良くなっているようです。
電池残量 | 回復量 | |
開始時 | 2% | 0 |
10分 | 23% | +21% |
20分 | 47% | +24% |
30分 | 77% | +30% |
40分 | 94% | +17% |
充電速度は10分で最大30%の回復を確認。公表値では、50分で満充電、10分の充電で最大3時間再生できるとのことだけれど、それ以上の結果が出ました。
ビジネスにも使える通話品質
通話時には周囲の音を除去してくれるため、オンライン会議などビジネス利用にも問題なく使えそうです。メガネを普段から付けている人なら度付きのレンズを入れてしまえば、毎回イヤホンを装着する必要なくそのまま対応できるのはかなり便利。口コミなどを見ても評判が良いので、一度手にしたら手放せなくなるかも。
オーディオブックのながら聴きに最適
普段メガネを着用しないという人でも、ながら聴きデバイスとして重宝しそう。特に音声がクリアに聴こえるためAudibleやaudiobook.jpなどオーディオブックの再生デバイスとして最適な気がします。メガネ型だと装着感は軽くかけるだけ、耳から落ちそうな不安定感はないですし、イヤホンより耳の負担が少ないのはメリット。メガネが苦手でなければ、ながら聴きをするのに最高のデバイスになると思う。
購入先
度付きのレンズを入れるのは、OWNDAYS店舗で対応してくれます。OWNDAYSレンズ交換割引10%OFF TICKETが2024年12月31日(火)まで使えるようなので、HUAWEI公式サイトを確認してみてください。
違うデザインのOWNDAYSコラボモデルもあります。

まとめ
軽い装着感で負担の少ない快適なスマートグラスでした。特に音声が聴き取りやすく、オンライン会議などのビジネス向けや、オーディオブックなどのながら聴きに最適です。さらに再生時間が長いのも実用的で、普段メガネを使っているユーザーなら度付きのレンズを入れたくなると思う。口コミなどで評判が良いのも納得です。
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