OPPO Find X8 レビュー!AI画像生成と120倍ズームが楽しい

OPPOから約3年ぶりのフラッグシップ「Find X8」レビューです。1枚の写真から別のスタイルに生成してくれるAI Studioや、最大120倍のズームが楽しいぞ。

※貸出機によるレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。

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スペック

型番OPPO Find X8
(CPH2651)
カラースペースブラック
スターグレー
サイズ縦: 157mm
横: 74mm
厚さ: 7.9mm
重量約193g
OSColorOS 15(based on Android 15)
CPUMediaTek Dimensity 9400
メモリ16GB
RAM拡張:最大12GB
ストレージ512GB
バッテリー5630mAh
80W SUPERVOOCフラッシュチャージ
50W AIRVOOC(ワイヤレス充電)
ディスプレイサイズ:約6.6インチ
FHD+(2,760×1,256)
画面占有率: 89.9%
リフレッシュレート:最大120Hz
タッチサンプリングレート: 最大1240Hz
パネルタイプ: AMOLED(有機EL)
アウトカメラ[広角]約5000万画素
[超広角] 約5000万画素
[望遠] 約5000万画素
インカメラ約3200万画素
SIMスロットnanoSIM×2+eSIM
microSDカード非対応
Wi-FiIEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
コーデック
Ver. 5.4
SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC/LHDC5.0
スピーカーステレオ
NFC対応
Felica
おサイフケータイ
非対応
防水/防塵機能IPX8・X9/ IP6X
生体認証指紋認証(画面内)
顔認証
同梱内容保護フィルム(貼付済み)
SIM取出し用ピン
保護ケース
クイックガイド
安全ガイド
価格OPPO
139,800円

外観チェック

中央にパンチホールの空いた約6.6インチの有機ELディスプレイ。ベゼル幅は狭くてすっきりしています。背面カラーは、スターグレー。円形のカメラユニットが特徴的です。

左側面に、物理的にミュートにできるアラートスライダー。サイレント、バイブレーション、着信音モードの3段階に対応しています。右側面に、電源ボタン、音量調節ボタン。

上部に、マイク、赤外線リモコン、通気孔。下部に、SIMカードトレイ、マイク、USB Type-C接続端子、スピーカー。

SIMスロットは表と裏に1枚ずつ入ります。付属品は、冊子類、SIM取り出しピン、ソフトタイプのクリアケース。

AI Studioの画像生成が楽しい

ツールフォルダの真ん中にある紫色のアイコンが、無料で使えるAI画像生成アプリAI Studioです。機能としては、0からプロンプトを入力して画像生成するのではなく、写真や画像をアップロードしたものをテンプレートに合わせてAIが生成してくれます。

  • AI Portrait:人の顔を合成
  • AI Reimage:異なるスタイルに加工
  • AI Motion:短いアニメーションを作成

AI Portraitは、顔写真をアップロードしてテンプレートに置き換えてくれる生成機能。テンプレートは100種類以上あり、男性/女性や2人用などかなり充実しています。

テンプレートを選んだら、写真からアップロードするか、その場でカメラで撮影したものを適用できます。顔写真は横を向いていたり、2人で写っていたりするものはNG、顔と認識されればイラストでも適用できました。生成時間にはバラつきがあるため、生成中に他のテンプレートから追加で生成しちゃても大丈夫です。

1回の生成で4つのパターンを作ってくれます。男性が女性のテンプレート、またはその逆を使ってみるのも面白いです。気に入ったものがあれば、タップしてそこから共有やダウンロードができます。

その他のAI ReimageやAI Motionの生成機能については別記事を参考に。

ドキュメントのAI機能

AI Studioと同じツールフォルダの中にあるドキュメントアプリもAI機能が搭載されています。ファイルを開いたら編集画面の左下に、ドキュメント用のAIアシスタントがあり、要約・翻訳・ブラッシュアップ・書き続ける・詳しく・短くする・フォーマル・カジュアルという機能に対応していました。

スマートサイドバーにAI機能搭載

画面上部からスワイプインして起動するスマートサイドバーに、スマート機能や音声翻訳などが搭載されていました。

  • AIサマリー:要約
  • AIスピーク:読み上げ
  • AIライター:文章作成支援

スマート機能は、表示している画面に対応している機能のみ表示されます。AIスピークでは、倍速再生にも対応していた。

音声翻訳は言語を設定し、下のマイクボタンを押して話します。テキスト入力には右上の「文/A」をタップで、上にスワイプするとリアルタイム翻訳に切り替わる。 長文を認識するのは苦手そうでした。

その他の機能や使い方などは別記事を参考に。

ベンチマーク

機種
プロセッサー
OPPO Find X8
Dimensity 9400
ROG Phone 9
Snapdragon 8 Elite
Geekbench 6シングル:2848
マルチ:8576
シングル:3179
マルチ:10186
3DMark
Solar Bay
117899486
PCMark
for Android Benchmark
1330029412

「ROG Phone 9」のXモードで計測したスコアと比較。

バッテリーテスト

PCMark の Work 3.0 battery lifeを計測。条件は、リフレッシュレートは高(120Hz)、画面輝度100%、音量0。結果は8時間28分、バッテリー残量20%までの実行時間は、7時間8分でした。

急速充電速度

充電器は付属していないため、手持ちの65W充電器を使って計測。バッテリー残量15%まで減らした状態からどのくらいで充電できるか試してみました。

充電時間電池残量回復量回復差
開始時15%0%0%
15分49%34%+34%
30分81%66%+32%
45分97%82%+16%

純正のSUPERVOOCフラッシュチャージ充電器でなくても十分速かったです。

カメラ性能

スウェーデンの名門カメラメーカー「Hasselblad」(ハッセルブラッド)とのコラボレーションカメラシステムを採用しています。4つ丸があり、上左右の3つ全てが5000満画素のフラッグシップカメラを搭載、下は補助センサーのようです。インカメラは3200万画素。

シャッターボタンは長押しで最大50枚の連続撮影に対応。倍率ボタンは、0.6/1×/2×/3×/6×まで配置されています。ズームスライドバーを動かして15倍を超えると、右上にズームインジケーターが表示され撮影場所を確認できる。光学3倍ズームと最大120倍のデジタルズームに対応。

撮影モード切替バーで写真をタップすると3つのスマートシーンが表示されます。マクロ撮影は、下にスワイプするか右上の≡をタップしたメニューから。撮影モードの「その他」には、XPANモードという他のスマホにはない機能もありました。

XPANモードでは、パノラマ風の超ワイド写真(7872×2912)を撮影できます。左側に露出設定、広角と3倍ズームや右上のフィルムアイコンをタップして雰囲気のあるモノクロ撮影にも対応する。

撮影後の編集機能も充実しています。ギャラリーから画像を選択して編集をタップするとAIエディターがあり、そこから4つの機能が展開する。

  • 鮮明度強化:画像鮮明度を高めて細部をシャープにする
  • AI消しゴム:不要なものを除去する
  • ぼけ除去:ブレた写真を補正する
  • 反射除去:ガラスの反射を除去する

120倍ズームは富士山の山頂を撮影したもの。スマホの撮影なのに、これだけハッキリとわかるのは凄いです。

人工物でも試してみると120倍ズームの凄さがより分かった。多少の粗さは目立つものの、AIの補正が入り何を撮影しているかをハッキリ認識できます。

照明の少ない暗がりの撮影も強かった。※暗いときには通常モードでも自動で夜景撮影になりますが、比較のため機能をオフにしてみました。

カメラ機能

アウトカメラインカメラ
写真Livephoto
アクションモード
スマートシーン
Googleレンズ
QRコードスキャン
ビューティー
フィルター
マクロ撮影
Livephoto
手のひらを見せて撮影
ミラー自撮り
AIビューティー
フィルター
広角(0.8)
ビデオ720P 30fps
1080P 30fps/60fps
4K 30fps/60fps
手振れ補正
ビューティー
フィルター
720P 30fps
1080P 30fps/60fps
4K 30fps/60fps
手振れ補正(1080P 30fpsまで)
ビューティー
フィルター
ズーム120倍
・写真
・夜景
18倍
・動画
・タイムラプス
10倍
・マクロ撮影
・マスター
・タイムラプス
・アウト/イン同時動画撮影
・ステッカー
3.4倍
・ポートレート
3倍
・高解像度
・パノラマ
・映画
・スローモーション
・長時間露光
タイムラプス1080P 30fps/
4K 30fps
Auto
15x
30x
60x
120x
240x
480x
960x
1920x
1080P 30fps/
4K 30fps
Auto
15x
30x
60x
120x
240x
480x
960x
1920x
撮影モードマスター
動画
写真
ポートレート
夜景
高解像度
パノラマ
映画
スローモーション
タイムラプス
長時間露光
アウト/イン同時動画撮影
ステッカー
ドックスキャナー
XPAN
動画
写真
ポートレート
夜景
パノラマ
タイムラプス
アウト/イン同時動画撮影
ステッカー

Livephotoは、シャッターを押した前後の約1.5秒(合計約3秒間)の短い動画を同時に記録する機能。撮影後には、写真アプリから長押しで動かせて、動画やGIFとして保存もできます。

マクロ撮影では、最大10倍ズームに対応していて、寄りすぎてスマホ本体の影が写り込むことがないです。ただし10倍にすると粗さが目立つため3倍に抑えて撮るのが良さそう。

ゲームの動作確認

ゲーム管理アプリに追加してあれば、スワイプでゲームツールキットを使用できます。パフォーマンス設定や着信/通知のブロックなどの基本的な機能から、音楽を再生し、ゲーム音量を抑える機能などもある。

ポケモンGO

ポケモンGOのAR機能に対応しているのを確認できた。

War Thunder Mobile

光の屈折や陰影などをリアルに再現するレイトレーシングに対応していました。

PUBG

PUBGのグラフィックス初期設定は、クオリティがHD、フレームレートが高。クオリティをスムーズにするとフレームレートはUltra Extremeの選択ができ120fps出せます。

有線コントローラーの接続確認

USB Type-Cで接続できる有線コントローラーを7種類を試してみました。製品詳細については各レビュー記事を参考に。

レビュー記事リンク動作確認純正ケース装着パススルー充電
ROG Tessen11W
GameSir G8 Galileo9W
GameSir X2s11W
GameSir X2 Pro-Xbox11W
Razer Kishi V211W
Backbone One11W
Leadjoy M1C+2W

すべてのコントローラーで動作確認できました。Leadjoy M1C+のみパススルー充電の電力が少なかったです。

まとめ

AI機能が拡充されたフラッグシップモデルでした。編集機能や120倍ズームなどカメラ性能は文句なく、いろいろ撮影したくなります。それと、AI Studioの画像生成も面白く、課金することなく無料で使えるのはありがたいですね。

公式サイト:OPPO

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