釘が打てるほど丈夫という格安スマホ「OPPO A3 5G」のレビューです。裸で使うのに抵抗がなければ、余計な出費も抑えられそうだ。
※自費で購入したものをレビューしています。記事内にはアフィリエイト広告も含みます。
スペック
OPPO A3 5G (CPH2639) | OPPO A79 5G (CPH2557) | OPPO Reno11 A(CPH2603) | |
カラー | ブラック パープル | グローグリーン ミステリーブラック | ダークグリーン コーラルパープル |
サイズ | 縦: 166mm 横: 76mm 厚さ: 7.7mm | 縦: 166mm 横: 76mm 厚さ: 8mm | 縦: 162mm 横: 75mm 厚さ: 7.6mm |
重量 | 約187g | 約193g | 約177g |
OS | ColorOS 14 based on Android14 | ColorOS 13 based on Android13 | ColorOS 14 based on Android14 |
CPU | MediaTek Dimensity 6300 | MediaTek Dimensity 6020 | MediaTek Dimensity 7050 |
メモリ | 4GB RAM拡張:最大4GB | 4GB RAM拡張:最大4GB | 8GB RAM拡張:最大8GB |
ストレージ | 128GB | 128GB | 128GB |
バッテリー | 5100mAh 45W SUPERVOOCフラッシュチャージ | 5000mAh 33W SUPERVOOCフラッシュチャージ | 5000mAh 67W SUPERVOOCフラッシュチャージ |
ディスプレイ | サイズ:約6.7インチ 解像度: 1604 x 720 (HD+) 画面占有率: 89.9% リフレッシュレート:最大120Hz タッチサンプリングレート: 最大120Hz パネルタイプ: LCD(液晶) | サイズ:約6.7インチ 解像度: 2400 x 1080 (FHD+) 画面占有率: 91.4% リフレッシュレート:最大90Hz タッチサンプリングレート: 最大180Hz パネルタイプ: LCD(液晶) | サイズ:約6.7インチ 解像度: 2412 x 1080 (FHD+) 画面占有率: 93.4% リフレッシュレート:最大120Hz タッチサンプリングレート: 最大240Hz パネルタイプ: 10億色有機EL |
アウトカメラ | [広角]約5,000万画素 [深度]約200万画素 | [広角]約5,000万画素 [深度]約200万画素 | [広角] 約6,400万画素 [超広角] 約800万画素 [マクロ] 約200万画素 |
インカメラ | 約800万画素 | 約800万画素 | 約3200万画素 |
SIMスロット | nanoSIM×2+eSIM microSDカード排他利用(最大1TB) | nanoSIM×2+eSIM microSDカード排他利用(最大1TB) ※ワイモバイルはシングルSIM(nanoSIM+microSD) | nanoSIM×2+eSIM microSDカード排他利用(最大2TB) |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth コーデック | Ver. 5.3 SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC | Ver. 5.3 SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC | Ver. 5.2 SBC/AAC/aptX/aptX HD/LDAC |
スピーカー | モノラル | ステレオ | モノラル |
NFC | 対応 | 対応 | 対応 |
Felica おサイフケータイ | 対応 | 対応 | 対応 |
防水 防塵 | IPX4 IP5X | IPX4 IP5X | IPX5 IP6X |
生体認証 | 指紋認証(側面) 顔認証 | 指紋認証(側面) 顔認証 | 指紋認証(画面内) 顔認証 |
同梱内容 | 保護フィルム(貼付済み) SIM取出し用ピン クイックガイド 安全ガイド | 保護フィルム(貼付済み) SIM取出し用ピン クイックガイド 安全ガイド | 保護フィルム(貼付済み) SIM取出し用ピン クイックガイド 安全ガイド |
価格 | 32,800円 | 29,800円 | 48,800円 |
旧モデルと比較すると、薄くて軽くなっています。逆にディスプレイの解像度が下がり、スピーカーをモノラルにするなど、コストを抑える工夫をしている。
外観チェック
中央上部にパンチホールの空いた約6.7インチ液晶ディスプレイ。背面はサラッとした手触りで指紋の付きにくいデザインです。
左側面にSIMスロット。右側面に指紋センサーを内蔵した電源ボタンと音量調節ボタン。側面はメタル素材になっているため指紋は目立ちます。
上部には何もなし。下部にイヤホンジャック、マイク穴、USB Type-C、スピーカー。液晶保護フィルムはあらかじめ張られているが、耐久性の高いディスプレイなので剥がしてしまっても良さそうです。
SIMスロットは、nanoサイズ×2。もしくはnanoSIM+eSIM+microSDカードが使えます。付属品は、安全ガイド、クイックガイド、SIM取り出し用ピン。
釘が打てる耐久性
釘を打っても画面が割れないというデモ動画です。しっかり叩いているのに何ともないのはすごい。
落下テストも問題なく、逆に落とした方の床が割れてしまうという衝撃的な映像です。耐久性はとても高く、雑に扱う人に向いています。
ただし強度があるのは画面と側面のみで、背面は普通に傷つきやすい樹脂素材です。背面が不安というなら保護ケースを購入する必要はあるけど、個人的にはカメラの出っ張りも少ないし要らないかな。せっかくの耐久性なので、薄くて軽い裸のまま使いたいです。
便利機能や使い方
スマートサイドバーを有効にすると画面翻訳が使えます。多言語のサイトを表示しているときに画面翻訳を起動すると日本語で表示してくれるので便利です。その他にも充電制限を有効にすると80%までに抑えて、バッテリーの劣化を遅らせる機能などもあります。使い方については別記事に書いているので参考にしてください。
データ移行アプリも試してみました。
ベンチマーク
機種 プロセッサー | OPPO A3 5G MediaTek Dimensity 6300 | OPPO Reno11 A MediaTek Dimensity 7050 | OPPO Reno9 A Snapdragon 695 5G |
Geekbench 6 | シングル:790 マルチ:1851 | シングル:894 マルチ:2359 | シングル:902 マルチ:2119 |
3DMark Wild Life | 1371 | 2290 | 1215 |
PCMark for Android Benchmark | 7879 | 8815 | 9881 |
エントリーモデルであっても、まずまずのスコアが出ています。AnTuTu Benchmark(v10.4.2)のスコアは、総合423275、GPU(Lite)は69925でした。
バッテリーテスト
PCMark の Work 3.0 battery life で、音量0、画面輝度を最大、リフレッシュレートは自動選択にして計測したところ、9時間28分。電池残量20%までは、7時間59分という結果でした。画面を明るくした状態でもかなり持ちます。これならバッテリー設定にある充電制限(80%まで)をしても全く問題なさそうだ。
充電速度
45W SUPERVOOC フラッシュチャージについては、対応している専用の充電器が必要です。それ以外の充電器の場合でも、どれくらいの速度で充電されるのか、15%まで減らした状態から計測してみました。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
20分 | 54% | 39% | +39% |
40分 | 84% | 69% | +30% |
1時間 | 99% | 84% | +15% |
65WのPD充電器で試してみたところ、30Wで充電されているのを確認できました。これでも十分速かったので、45W SUPERVOOC フラッシュチャージはなくても良さそうです。
カメラ性能
アウトカメラは、約5,000万画素の広角カメラ+約200万画素の深度測位カメラ。インカメラは、約800万画素。
超広角撮影は非対応、ズームは最大10倍まで、シャッターボタンの長押しで最大20枚の連写ができます。カメラモードを確認すると、Aシリーズでもアウト/イン同時動画撮影にも対応していました。
通常撮影、2倍ズーム、10倍ズーム。
カメラ性能は高くないので、そこそこ撮れれば良いという人向けです。こだわりがあるならもう少し予算を出してAI機能なども使えるOPPO Reno11 Aの方がおすすめ。
※アップデートでAI消しゴム機能が追加されました。
カメラ機能
アウトカメラ | インカメラ | |
写真アスペクト比 機能 | 1:1 4:3 ● 16:9 Full QRコードスキャン ビューティー フィルター | 1:1 4:3 ● 16:9 Full 手のひらを見せて撮影 ミラー自撮り AIビューティー フィルター |
ビデオ解像度 機能 | 720P 30fps 1080P 30fps ● ビューティー フィルター | 720P 30fps ● 1080P 30fps ビューティー フィルター |
ズーム | 最大10倍 ・写真 ・動画 ・夜景 ・タイムラプス ・PRO ・アウト/イン同時動画撮影 ・テキストスキャナー ・ステッカー | ー |
タイムラプス | 10x● 60x 120x 480x 960x | 10x● 60x 120x 480x 960x |
他の撮影モード | 夜景 ポートレート PRO 高解像度 パノラマ スローモーション アウト/イン同時動画撮影 テキストスキャナー ステッカー Googleレンズ | 夜景 ポートレート パノラマ アウト/イン同時動画撮影 ステッカー |
●は初期値。
ゲームの動作確認
OPPOのゲーム管理アプリはインストールされていませんでした。ゲームツールキットは使えないようです。
ポケモンGO
AR機能には非対応でした。
原神
遊べなくはないけれど動作スムーズではないです。しかもダウンロード速度が遅いためインストールするのもおすすめはしません。
Xbox Cloud Gamingでも原神が追加されました。通信環境さえ良ければスマホのスペックに依存せずスムーズに遊べます。ただしXbox Game Pass Ultimateの加入が必要です。
PUBG
グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定が高。クオリティをバランス以下にすると、フレーム設定はウルトラの選択もできます。
有線コントローラーの接続確認
動作確認 | パススルー充電 | |
ROG Tessen | ○ | 9W |
GameSir G8 Galileo | ○ | 7W |
GameSir X2s | ○ | 11W |
GameSir X2 Pro-Xbox | △ | 11W |
Razer Kishi V2 | ○ | 11W |
Backbone One | ○ | 11W |
Leadjoy M1C+ | ○ | 7W |
スマホを挟み込んで有線接続するゲームパッドの動作確認です。設定→その他の設定にある「OTG接続」をオンにしてから接続。ROG Tessenはセンサーを塞いでしまうため画面の明るさ固定が必要。GameSir X2 Pro-Xboxはパススルー充電のUSB Type-Cを繋いだ状態で接続しないと動作しなかった。
格安スマホセットが1円
定価は32,800円。今回は楽天市場で3万円以下になっているものを購入しました。中には純正の急速充電器「OPPO 33W SUPERVOOC 急速充電ACアダプター」をプレゼントしてくれるところもあります。※なくなり次第終了とのこと。
格安スマホセットで購入するのが一番安く、ワイモバイルなら他社からの乗り換えで1円です。乗り換えはしたくないなら、ワイモバイル版がメルカリで2万円以下で出品されていたりします。
まとめ
釘が打てるほど丈夫なスマホという新しいジャンルのスマホでした。落としても画面が割れる心配がないため雑に扱う人に向いています。また保護ケースやフィルムなどの余計な出費も抑えられそうです。ただし性能は高くないので、妥協できなければおすすめはしません。
コメント