スマホを挟み込んで有線接続するコントローラー(ゲームパッド)「Leadjoy M1C+」のレビューです。Bluetooth接続ではないため、電源不要でスマホをゲーム機に変えてくれます。
※この製品は自ら購入したものをレビューしています。記事内にはアフェリエイトリンクも含みます。
Leadjoy M1C+
Leadjoy M1C+は、USB Type-Cを搭載したスマホ用の拡張コントローラー。電源不要の有線接続となり、充電しながら遊べるパススルー充電にも対応しています。ただし、すべてのスマホに対応しているわけではないようで、検証した対応状況を参考に。
スマホの対応状況
動作確認 | 純正ケース装着時 | パススルー充電 | |
REDMAGIC 9 Pro | 〇 | 〇 | 〇 16W |
ROG Phone 8 | 〇 | △不安定 | 〇 4W |
ROG Phone 6 | ○ | ○ | ○ 2W |
Black Shark 5 | × | ー | ー |
POCO F4 GT | ○ | ○ | ○ 8W |
Google Pixel 6a | ○ | ー | ○ 18W |
moto g64 5G | ○ | ○ | × |
moto g24 | 〇 | 〇 | × |
moto g52j 5G | ○ | ○ | × |
Mi 11 Lite 5G | ○ | ○ | ×18W 充電すると操作不能 |
Redmi Note 10T | ○ | × | ○ 11W |
Redmi Note 11 | ○ | ー | × |
Redmi 9T | × | ー | ー |
Redmi Note 10 Pro | ○ | ー | ○ 11W |
Redmi Note 9S | × | ー | ー |
OPPO Reno7 A | ○ OTG接続 | ○ | ○ 2W |
OPPO Reno5 A | × | ー | ー |
OPPO A54 5G | ○ OTG接続 | ○ | ○ 6W |
OPPO Reno3 A | × | ー | ー |
OPPO A73 | × | ー | ー |
OPPO A5 2020 | × | ー | ー |
AQUOS sense6 | × | ー | ー |
arrows We | ○ | ー | ○ 8W |
動作確認と、純正スマホケースを装着したまま使えるか、パススルー充電ができるかを検証しました。
動作確認
動作については、全ての端末で反応はしたが正常に動かなかったものもあります。触れていないのにキー入力がされてたり、ボタンの反応が違ったりしたのを×としています。それとOPPO製品では、スマホの設定→その他の設定→OTG接続をオンにしないと反応しないので注意。
ケース装着のまま
ケースについては、M1C+ Tutorialを翻訳すると「LeadJoy MIC+は、コントローラーにぴったりとフィットするよう、携帯電話のケースを外す必要があります。」と記載されている。これは冷却伝導版に密着させるためケースを外して使うのを推奨しているのだと思う。クーラーを使わないならケースのままでもいいかも。正常動作するものでRedmi Note 10T以外は装着しながらでも大丈夫でした。他のRedmi Noteシリーズは保護キャップがついているため検証除外。
パススルー充電
パススルー充電については、対応していても電力供給が少ないものもありました。ROG Phone 6では側面にも端子があるため試してみると15Wの充電ができたりする。端末下側の端子だと2Wでしか充電できていないため何かしら制御がおかしいのかも。Mi 11 Lite 5Gは充電すると操作できなくなった。
※公式サイトには最大9V/3A、説明書には5V2Aで充電可能と記載がある。ただ説明書の方はLightning充電ポートと書いてあるため他モデルの仕様がそのまま書かれていそう。
iPhone(USB Type-C)にも対応
USB Type-Cを搭載したiPhone 15シリーズにも対応。動画内ではiPhone 15 Pro Maxの接続を試しています。装着には付属しているラバーパッドを使うとフィットするようです。
外観チェック
見た目は軽量そうだけれど、中央に冷却伝導版がついているため約225gと少し重量はある。背面にはボタンなどはなく、グリップには凹凸のある滑り止め加工が浅めに入っています。
左側に、ジョイスティック、方向パーッド、キャプチャーボタン、メニューボタン。右側に、×/○/□/△ボタン、ジョイスティック、オプションボタン、ホームボタン。
※×/○/□/△のレイアウトは初期値ではXboxになっています。
右グリップの下側にパススルー充電用のUSB Type-C入力端子。右側にある接続用のUSB Type-C端子は固定型。
上部にLRボタンとLRトリガー。形状はBackbone Oneと似ているが軽すぎないため操作感は悪くない。
付属品は、2つのラバーパッド、日本語に対応したマニュアル、ラバーパッドの装着ガイド。小さい方は粘着タイプのようでシートが貼ってある。
POCO F4 GTを装着してみました。対応サイズの記載は見当たらなかったのだけど、173mmあるROG Phone 6でも余裕で挟めたので180mmぐらいまで行けそう。背面にある冷却伝導版には遊びがあり、カメラ部分が当たらないよう下側にずらすこともできます。
冷却伝導版について
背面プレートの直径は66mm。ほぼすべてのマグネット式クーラーに対応するようです。Black Shark Magnetic Coolerを試してみたのですが、装着すると重さが約300gになり、スマホも加わると500gを超える。これは無しかなと思っていたら、コードの位置を変えることで自立するのに気が付いた。磁力は強く安定感があり、グリップを少し浮かせて、クーラーに全ての重さを任せてしまえば問題なく遊べる。
冷却伝導版はアルミニウム合金のため熱伝導率がよく冷却効果は高いです。ただし直接スマホにクーラーを取り付けるときと比べると、冷却効率は10%ほど減少するとのこと。
ショートカット機能
ターボ(連射)
キャプチャーボタンを長押し、対応させたい×/○/□/△/L1/L2/L2/R2を押して有効化。キャンセルするときも同じ動作。すべてを一括でキャンセルしたいときはキャプチャーとホームボタンの長押しする。
レイアウトの切り替え
XboxとSwitchのレイアウトの切り替えは、キャプチャー+Xボタンを長押しでLEDリングが点滅すると切り替わる。ボタンの印字はプレイステーションだが初期設定はXboxになっています。
トリガーモードの切り替え
LEDが点滅するまでキャプチャー+L2/R2ボタンを長押しすると、アナログトリガーモードと鋭敏トリガー(ヘアトリガー)モードを切り替える。初期設定はアナログ。
- アナログトリガー:押し込む力に応じて入力値が変化する
- 鋭敏トリガー:わずかな動きでオンオフの入力ができる
音量調整
ホーム+方向パッドの上/下で音量調整と説明書に記載はあるが、機能しないようです。
キャプチャーボタン
試した限りAndroidでは機能していない。iPhoneならキャプチャーボタンを2回押す、もしくは短押し?でスクリーンショット、長押しすると画面録画ができるようだ。
キャリブレーションモード
- キャプチャー+メニュー+オプションボタンをLEDリング点滅するまで同時押し
- ジョイスティックを中央から上へゆっくりと動かし、最大角度で3回回転させる
- L2とR2を最大限まで3回押す
- キャプチャー+メニュー+オプションボタンをLEDリングが常に点灯するまで同時押しで終了
※コントローラーは工場出荷前に厳密にキャリブレーションされています。必要ない場合は、この機能は使用しないように。
アプリでコントローラーテスト
iPhoneではVLeadアプリでコントローラーテストができるようです。(未確認)
AndroidではVLeadアプリでのテストはなく、GameSirアプリを使うことでコントローラーテストができます。なぜかGameSir G8 Galileoで認識されている状態のため、テスト以外は使えない。ちなみに動作確認で×としていたスマホでも、このコントローラーテストは正常に動くのにXbox Cloud Gamingには使えなかった。
専用のアプリがないため、不具合のアップグレードができないのが不安要素。今後開発されることを期待したい。
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まとめ
他のライバル機と比べると冷却伝導版がついて安く販売しているというのが魅力。iPhone 15シリーズ(試してないけど)や、動作確認ができているスマホを持っていて冷やしながら使いたいならこれ以外にはない。ただし、対応してない端末も多いため注意が必要。冷却にこだわらないのであれば他のゲームパッドを選んだ方が無難。
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