スマホを挟み込んで有線接続するコントローラー(ゲームパッド)「GameSir X2s Type-C」のレビューです。Bluetooth接続ではないため、電源不要でスマホをゲーム機に変えてくれます。
※この製品は自ら購入したものをレビューしています。記事内にはアフェリエイトリンクも含みます。
GameSir X2s Type-C
USB Type-Cの優先で接続するタイプでは格安のスマホコントローラー。GameSir X2 Pro-Xboxからコストを削減して新しく作られたモデルのようです。あまり予算をかけたくない人には良いですが、すべてのスマホに対応しているわけではないため、検証結果を参考にしてみてください。
スマホの対応状況
動作確認 | 純正ケース装着時 | パススルー充電 | |
ROG Phone 8 | 〇 | △不安定 | ×操作不能 |
ROG Phone 6 | サイズオーバー | ー | ー |
Black Shark 5 | ○ | × | × |
POCO F4 GT | ○ | ○ | 17W |
Google Pixel 6a | ○ | ー | 20W |
moto g64 5G | ○ | ○ | 7W |
moto g52j 5G | サイズオーバー | ー | ー |
Mi 11 Lite 5G | ○ | ○ | 7W |
Redmi 9T | ○ | ー | × |
Redmi Note 10 Pro | ○ | ー | 14W |
Redmi Note 9S | ○ | ー | 15W |
OPPO Reno5 A | ○ OTG接続 | ○ | 15W |
OPPO A73 | ○ OTG接続 | ○ | × |
OPPO A5 2020 | ○ OTG接続 | ○ | × |
動作確認と、純正のスマホケースをしたまま収まるか、パススルー充電をしながら使えるかを検証しています。大きすぎるサイズのスマホでなければ、ケースを装着しながらでも使えそうです。パススルー充電については機種によっては非対応になる。
iPhone(USB Type-C)にも対応
USB Type-Cを搭載したiPhone 15シリーズにも対応しています。
外観チェック
USB Type-C端子は左側にあり、折り畳みスマホも対応しやすい設計。背面のグリップしやすい凹凸のデザインで、M1、M2などの背面ボタンは非搭載。
左側に、Gボタン、左スティック、十字キー、キャプチャーボタン、Type-C充電ポート。右側に、Sボタン、A/B/X/Yボタン、接続状態と充電インジケーター、右スティック、ホームボタン。
上部に、RB/RTボタン、LB/LTボタン。付属品は、日本語にも対応している説明書などの冊子類と、凸状と凹状のシリコンのサムスティックキャップが2セット。
ボタンの組み合わせ
鋭敏トリガー有効/無効 | キャプチャー+LT/RTボタンを2秒長押し |
ターボ機能設定 | キャプチャーを長押ししたまま設定したいボタンを押す 設定可能なボタンは、A/B/X/Y/LB/RB/LT/RT |
すべてのターボをクリア | キャプチャー+ホームボタンを2秒長押し |
キーレイアウトの切り替え | キャプチャー+Aボタンを2秒長押し |
音量調整 | ホーム+十字ボタンの上/下 DS5モードの時は非対応 |
モードの切り替え | G+Sボタンを2秒長押し GameSirアプリが必要 |
スティック&トリガーの補正
- G+S+ホームボタンを3秒長押しでインジケーターが点滅し補正モードに入る
- 左右スティックを最大角度まで3回回転させて自然に初期位置に戻す
- 左右トリガーを一番深いところまで3回押し自然に初期位置に戻す
- Aボタンを押して補正モード終了
※補正は一貫したスピードで丁寧な操作で行う必要があります。スティックとトリガーに問題ないときには補正はしないこと。
待機とスリープ解除
10分間の放置された場合には、待機モードに入りスマホの電池消費を抑えてくれる機能が追加されたようです。待機モード時にA/B/X/Y/またはホームボタンを押すとスリープ解除されます。
専用アプリ
GameSirの専用アプリも用意されています。アプリがなくても操作はできますが、アップデートやキーマッピングで遊ぶときには必要になる。
デバイスには、テストやデッドゾーンの設定、ファームウェアアップデートなどがあります。ゲームの項目は追加しなくても対応できますが、起動方法などの設定がありキーマッピングを使いたいときにはここから。
デバイスから、コントローラーテスト、キー設定、ジョイスティック設定、トリガー設定などのカスタマイズができる。
マイゲームの右側のアイコンからアプリの追加と削除ができます。アプリごとにどのモードを使うか起動方法の設定ができ、コントローラーに対応していないゲームはハードウェアマッピング(G-Touch)で遊べます。
キーマッピングを使うにはポップアップウィンドウの許可が必要。機種によって違いはあるけど、許可してあげることで対応する。Xiaomi製スマホだとこの画面。
キーマッピングはあらかじめ設定されていました。フローティング表示されているGameSirのアイコンをタップすると編集画面になります。ボタンを追加からボタンの組み合わせも割り当てることができるため、ある程度なら対応できそう。
ただ、使ってみた感じだと右スティックの視点切替が微妙です。左右は良いけど上下はイマイチなのであまり動かさない方が良いかも。
操作が反応しないときの対処方法
使い始めでいろいろ試していると、うまく動作しないことがありました。原因を特定できてはいないのですがタッチモードが原因だっだのではと予想します。インジケーターランプが青の時はネイティブモード、白の時はハードウェアマッピングモードのため把握しておくと良い。切り替えはG+Sボタンの2秒長押し。それでもうまく動かないときには、アプリのデータを消去して初期化してみると改善するかも。
GameSir X2 Pro-Xboxと比較
旧モデルのGameSir X2 Pro-Xboxと比較すると、いくつかの違いがあります。
- USB Type-Cが左右違う配置
- A/Bボタンの見た目の入れ替えができなくなった
- M1/M2の背面ボタンがなくなった
- ケースが付属しない
- 価格が安くなった
- ハードウェアマッピングに対応
- 待機モードが搭載された
折り畳みスマホが装着しやすいように端子が左側になって、一部の機能とケースを除外し価格を抑えたモデルになる。個人的には待機モードが追加されているのがうれしいところ。これで余っているスマホを装着しっぱなしでゲーム機として使うことができる。
GameSir X2 Pro-Xboxのメリットは、A/Bボタンの見た目の入れ替えができるところぐらいになってしまった。
購入先
Amazonにて10%クーポンや15%OFFのタイムセールをやっているときがありました。記事作成時の価格は6,499円だったので、5,000円台で購入できそう。有線タイプの中では安いため、試してみたい人にはありがたい価格。
まとめ
折り畳みスマホで使いやすくするために左側にType-Cをつけて販売しただけなのかと思ったらそうでもなかった。キーマッピングにも対応し、待機モードも搭載して便利になっています。価格も安くリーズナブルなのも良いですね。
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