Google Pixel 6a レビュー!3つのデメリットと購入メリット

Googleスマホ「Pixel 6a」のレビューです。廉価版でも「Pixel 6」と同じ Google Tensor を搭載し、快適な動作を

デメリット
  • 顔認証非対応
  • 押しにくいボタン配置
  • イヤホンジャック非対応
メリット
  • Googleデザイン
  • Google Tensor搭載
  • 安く買える
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スペック

OSAndroid 12(初期)Android 13にアップデート可
CPUGoogle Tensor
メモリ6GB
ストレージ128GB
microSD非対応
ディスプレイ6.1インチ
アスペクト比 20:9
最大 60 Hz
FHD+(1,080 x 2,400)OLED、429 ppi
Corning® Gorilla® Glass 3 のカバーガラス
サイズ高さ:152.2 mm
幅:71.8 mm
奥行き:8.9 mm(カメラ部位9.9mm)
重量178 g
アウトカメラ12.2 メガピクセル デュアル ピクセル 広角カメラ
12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ
インカメラ8 メガピクセル
バッテリー4,410 mAh
最大18W急速充電
USB Power Delivery 3.0
ワイヤレス充電非対応
NFC対応
おサイフケータイ対応
防水/防塵IP67
生体認証指紋認証(画面内)
顔認証非対応
オーディオステレオスピーカー
オーディオ ジャックなし
SIMスロットnanoSIM
eSIM
通信方式5G:n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28/30/38/40/41/48/66/71/77/78
LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/25/26/28/29/30/38/39/40/41/42/48/66/71
3G:B1/2/4/5/6/8/19
GSM:850/900/1800/1900MHz
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth5.2
コーデック: AptX、AptX HD、LDAC、AAC
位置情報GPS, GLONASS, Galileo, QZSS, BeiDou
センサー近接センサー
周囲光センサー
加速度計
ジャイロメーター
磁力計
気圧計
付属品1 m USB-C – USB-C ケーブル(USB 2.0)
クイック スタートガイド
クイック スイッチ アダプター
SIM ツール

外観レビュー

中央パンチホール型の6.1インチOLEDディスプレイ。Pixel 6より、画面強度がGorilla Glass 3とリフレッシュレート最大60Hzに下がっているのは理解しておきたいところ。

背面は光沢のあるガラスのような見た目だが、高温成形された 3D 合成素材で作られているという。カメラ部分が帯状なのは他のスマホにはない特徴。このカラーはSageで、他にChalkとCharcoalの3色展開。

カメラの突起部分は約1mmほど。Pixel 6と比較すると、幅と厚みが小さくなっているようです。

右側面に、音量調節ボタンと電源ボタン。

Pixel 5aでは、電源ボタンの色と形状に違いがあったため認識しやすかったのに、統一されてしまったのは残念。

左側面に、SIMスロット。

上部にはマイク穴のみ。受話口はステレオスピーカーに対応。画面保護フィルムの貼り付けはない。

下部に、マイク、USB Type-C、スピーカー。

付属品は、SIMツール、クイックスタートガイド、クイックスイッチアダプター、1 m USB-C – USB-C ケーブル(USB 2.0)。充電器は付属していないため、18Wに対応したものがあるとよい。

ベンチマーク

機種
プロセッサー
Google Pixel 6a
Google Tensor
Google Pixel 5a (5G)
Snapdragon 765G
Geekbench 5シングル:1057
マルチ:3113
シングル:585
マルチ:1368
3DMark
Wild Life
66551671
PCMark
for Android Benchmark
96608525

前モデル「Pixel 5a」と比較すると、かなりパフォーマンスが上がっています。中でもGPU性能が圧倒的に違うようです。

AnTuTu Benchmark(v9.4.4)の計測結果は、753336という高いスコア。これは、Snapdragon 870を搭載したゲーミングスマホ「Black Shark 5」よりも高い数値です。ただし連続して負荷をかけたときにはパフォーマンスが大幅に落ちました。大きく負荷のかかるゲームを長時間プレイするというのには向かなそうだ。

バッテリーテスト

PCMark の Work 3.0 battery life で計測してみたところ、15時間7分という結果になった。電池残量20%までは、14時間3分ほど。Pixel 5a では16時間48分、バッテリー容量を比較すると270mAh少ないため、駆動時間が短くなってしまっている。

急速充電の速度計測

電池残量を15%まで減らした状態から、どのくらいの速度で充電できるか試してみました。

充電時間電池残量回復量回復差
開始時15%0%0%
30分58%43%+43%
1時間86%71%+28%
1時間30分97%82%+11%

バッテリーの寿命を長持ちさせるアダプティブ充電にも対応し、アラームの時間に合わせて満充電になるような設定もできます。

リバースチャージ

OTG対応ケーブルをつなげば、Pixel 6a から他のデバイスへの充電ができます。iPhoneやワイヤレスイヤホンなどの給電に便利な機能。Pixel 6 に搭載されているワイヤレスシェア機能は非対応。

初期設定や使い方

自動文字起こし機能がついに日本語に対応。リアルタイム翻訳機能も搭載しているため、翻訳した字幕を表示することもできます。

あと「この曲なに?」という機能もPixelシリーズにしかない機能。近くで流れていた曲を認識して自動的に履歴へストックしていきます。

背面を2回タップして実行するアクションを選択するなど、便利な機能がジェスチャーにまとまっています。初期設定や使い方など別記事を参考に。

カメラ性能

  • 12.2 メガピクセル デュアル ピクセル 広角カメラ
  • 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ

インカメラは、8 メガピクセル。

シャッターボタン上の左側が広角、中央が通常撮影。右側が2倍ズーム。

数字を長押しでスライドバーを表示でき、最大7倍まで拡大可能。

左上をタップ、もしくは下にスワイプすると、ビューファインダーが開きます。右下のその他の設定からカメラの設定へ。トップショットは、短い動画として作成してくれる機能で、以前はモーションフォトとなっていました。?をタップすると詳細を表示できます。

動画モードでは手振れ補正を調整できます。

  • 標準:動きが小さい場合(デフォルト)
  • ロック:遠くを撮る場合(2倍ズーム)
  • アクティブ:動きが大きい場合
  • シネマティック撮影:ズームなパン撮影の場合(速度50%、ミュート)
標準カメラ(夜景モード)
夜景モード

標準カメラモードの光量の調整が夜景モードになっていると普通に撮影しただけで暗所でも明るく撮れます。モードを切り替えた夜景モードと比較すると若干劣るようです。夜景モードでは、三脚や岩の上などで固定できる状態にすれば、天体写真の撮影も可能。

写真編集に消しゴムマジック機能があり、写り込んだ不要なものをなかったことにできます。消したいものの候補を自動で提案してくれたり、指でなぞって範囲を指定した消去もできる。試しに中央にある木を消去、拡大してみてもいい感じに加工してくれているのがわかります。

カメラ性能

アウトカメラインカメラ
写真解像度

アスペクト比画像全体(4:3)
ワイドクロップ(16:9)
画像全体(4:3)
ワイドクロップ(16:9)
動画解像度フルHD(1080p)
4K(超高解像度)
変更設定なし
動画フレームレート30fps
60fps
変更設定なし
スロモ録画1/4×
1/8×
タイムラプス自動

10×
30×
120×
自動

10×
30×
120×
ズーム最大7倍
・カメラ
・夜景モード
最大5倍
・動画
・タイムラプス
最大4.7倍
・ポートレート
最大3倍
・スロモ録画
最大4倍
・カメラ
・動画
・タイムラプス
・ポートレート
・夜景モード
その他
カメラモード
夜景モード
ポートレート
パノラマ
360°写真
ポートレート
夜景モード

SIMの設定確認

SIMスロットは、nanoサイズが1枚のみで、microSDカードは非対応。eSIMも搭載しているため、DSDVにも対応する。楽天モバイルや格安SIMなどAPN設定を確認してみました。

楽天モバイルとpovoは、SIMを挿しこむだけで使えました。OCNモバイルONEは、グローバルIPアドレスの設定のみだったので、プライベートIPアドレスを使いたいなら、追加するかlte.部分を削除してocn.ne.jpに。ソフトバンクは、すでにあったApplicationにしたら使えました。

ゲームの動作確認

ゲームアプリでは、ゲームダッシュボードが使えます。設定は、サイレントモードのスケージュールにあるのですが、Android 13にアップデートすると表示されなくなってしまいます。修正アップデートも配信されているので、設定→システム→システムアップデートから、アップデートをチェックして最新の状態にすること。

ポケモンGO

Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)に対応しているため、AR+で遊ぶこともできる。

原神

グラフィックス画質は中(デフォルト)、変更せずに30分プレイしてみると、11%のバッテリーを消費した。最高設定の60FPSでも遊べるか試してみたところカクついてしまい快適ではない。ベンチマークスコアが高くてもゲームには適していないようです。

PUBG

グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定が高。クオリティをスムーズ、フレーム設定を極限にすると、フレームレートは60fpsまで出ます。

3つのデメリットと購入メリット

デメリット
  • 顔認証非対応
  • 押しにくいボタン配置
  • イヤホンジャック非対応

顔認証に対応していないのは残念なところ。どうしても必要なら、最新のPixel 7シリーズは対応している。

押しにくいボタン配置は、電源ボタンが上部にあるのが少し使いにくいところ。Pixel 5aの電源ボタンは、色が違い認識しやすく波形状で触れたときにもわかりやすい仕様だったのに、見た目にも触った時にもわかりにくくなってしまったのが残念。

イヤホンジャックも非搭載となってしまったため、Pixelシリーズから乗り換えを検討しているなら検討しておきたいところ。

購入メリット

メリット
  • Googleデザイン
  • Google Tensor搭載
  • 安く買える

カメラ部位が帯状になっているのは、他にはないオリジナルのデザインというのは特徴的。好き嫌いは分かれるかもしれないが、Googleのスマホだと一目でわかる。

Pixel 6と同じGoogle Tensorを搭載し、2万円も安くなっているのはかなりお買い得。カメラ性能の違いや、画面の強度や防水性能など細かなスペックダウンはあるけれど、リアルタイム翻訳などの機能をそのまま使えるのはメリット。

さらに安く買えたりもするため、デメリットをしっかり把握したうえで購入を検討するの良いと思います。

購入先

IIJmioで、未使用品というのも取り扱っています。MNP限定特価(他社からの乗り換え)だとかなり安く買えます。

まとめ

Google Pixel 6と同じGoogle Tensorを搭載しているコスパの優れたスマホです。自動字幕起こしやリアルタイム翻訳などの機能を使いたい人にはおすすめ。逆に必要ないならば、あえて選択することもないかも。とはいえ、安く購入できるのならば全然ありで、価格以上の満足度はあると思う。

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