
Zenfone 12 Ultraの使い方をまとめました。購入を検討している人もどんな機能があるか参考に。
※貸出機によるレビューです。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。
インターネット通信強化機能

設定→ネットワークとインターネット→インターネットに、モバイルアシスタントやデュアルバンドWi-Fiなどのインターネット強化機能があります。モバイルアシスタントについては、有効にするとデータ使用量が増す可能性があるため、契約している携帯電話の料金プランに応じて使用すること。
モバイルデータへの自動切り替え
Wi-Fiによるインターネットアクセスがない場合に、有効なモバイルデータを使用する機能。
HyperFusion
モバイルデータとWi-Fiを統合して通信品質を安定させます。ただし、対応しているアプリに限る。
デュアルバンドWi-Fi
2.4GHzと5GHz帯のWi-Fiネットワークを同時に使用して、ネットワークの安定性と帯域幅を向上する機能。両方が接続状態になるとステータスバーのWi-Fiアイコンが2つになります。
通話補助機能

設定→ネットワークとインターネット→通話に、補助機能がまとまっています。電話アプリを開いた設定からも変更可能。
スマート着信音
音とバイブレーションにスマート着信音があります。これは、周囲の雑音レベルに合わせて着信音量を自動調整してくれる機能。
クイック拒否メッセージ
着信時にSMS(ショートメッセージサービス)を送信する機能。非通知の着信時には使用不可。
AIノイズキャンセリング
周囲の雑音を低減して通話中の音声をクリアにします。
AI通話翻訳

通話を翻訳してくれる機能。着信側と発信側で言語を選択する必要があり、通話中の音声設定は柔軟に設定できる。
通話アラート
相手が応答または電話を切った場合に端末を振動させるオンオフ設定と、連続通話時間アラートをSIMごとに設定できる機能がある。
録音設定

通話音声の録音設定と、LINEの通話録音にも対応しています。
ヘッドアップ通知

設定→アプリと通知にヘッドアップ通知の設定があります。
ヘッドアップ通知をフローティングウィンドウを開く
ヘッドアップ通知を下にスライドすると、フローティングウィンドウで開くことができます。ただし、フローティングウィンドウをサポートしていないアプリは全画面表示で開く。
ミニヘッドアップ通知
通常のヘッドアップ通知よりシンプルな内容で通知されます。アプリリストから適用するアプリの指定も可能。
音量調整モード

設定→音とバイブレーション→音量調整モードをASUSオリジナルに設定すると、選択したオーディオ項目の音量を同期させ同時に調整するようになる。選択を外すとその項目だけ同期しないようにすることもできます。Android純正にした場合、この項目の下にアウトドアモード/完全消音/スマート着信音が追加される。
音量パネル切り替えオプションについては、タップするだけで切り替えやすいデザインになっています。
自動文字起こし

設定→音とバイブレーション→自動字幕起こしが、β版で英語以外の言語にも対応しました。話し声が検出されると自動的に字幕が生成してくれる機能です。字幕の設定から、字幕のサイズとスタイルをカスタマイズできます。
着信音ミュート用のショートカット

設定→音とバイブレーション→着信音ミュート用のショートカットは、「電源ボタンと音量大ボタンを同時に押す」に割り当てる機能。初期設定はバイブレーションになっています。誤操作防止のためにオフにすることもできる。
操作音とバイブ

設定→音とバイブレーションに、操作音などのエフェクトとバイブレーション設定があります。
- ダイヤルパッドの操作音
- 画面ロックの音
- 充電時の音
- タッチ/クリック操作音
バイブについては通話設定の着信時のバイブレーションにあるのと一緒。オンオフだけでなく3段階の強弱設定に対応する。
システムモード

設定→バッテリー→システムモードにて、パフォーマンスの変更ができます。一般的な使い方をするならダイナミック。

高性能/省電力/超省電力モードでは、有効もしくは停止する機能のカスタマイズもできる。
バッテリーの表示設定

設定→バッテリー→表示設定→バッテリー表示スタイルは、アイコンのみ/割合(%)のみ/アイコンと割合の3つが用意されています。「超省電力モードのとき」はオンにしておくと、ステータスバーに黄色いアイコンを表示して超省電力モードが有効になことを認識しやすくする機能。
バッテリー管理

設定→バッテリーにあるバッテリー管理機能について。
節電モードを自動化する機能が2つあります。「バッテリー残量小時の節電」は、設定したバッテリー残量を下回ると自動的に有効化する機能で、3%~20%までの間で指定できる。「節電スケージュール」は時間を指定して自動的に切り替える機能。
バッテリーケア

電池の負担を減らして寿命を長くする機能が搭載されています。
- 低速充電:ゆっくり充電しバッテリーの発熱を減らす機能
- 予約充電:バッテリーの満充電状態を短くし劣化を最小限に抑える機能
充電制限機能もあり、MAX充電を80%か90%まで抑えてあげるとバッテリーの寿命が長くなります。
充電モードの変更

- 通常充電:バッテリーに充電し続ける
- バイパス充電:システムのみに電源を供給し発熱を抑える
- スマートバイパス充電:バッテリー残量に基づいて充電と給電のみを自動判別
バイパス充電とスマートバイパス充電は、設定した後に充電器を取り外すと通常充電に戻ります。

ゲーム起動中の充電モードは、Game Genieの設定の方が優先されます。ここでは、充電器を取り外しても通常充電には戻らず設定は維持する。
ディスプレイ設定

設定→ディスプレイの設定について。夜間モードは日の入りから日の出までのスケージュールに対応。画面カラーモードは、手動設定にすると白黒にもできます。
低輝度のちらつき防止
低輝度のちらつきを減らして目の疲れを軽減する機能。
スマートスクリーン
画面を見ている間はスリープへの移行時間が延長されます。この機能は画面が縦向きの時のみ有効。
リフレッシュレート

- 自動
- 120Hz
- 60Hz
リフレッシュレートの初期設定は自動になっています。144Hzのリフレッシュレートはゲーム時のみとなり、Game Genieから有効にする。
目の保護モード

一括で操作できる目の保護モードです。それぞれチェックを外すことで対象外にすることもできます。
- 夜間モード
- さらに輝度を下げる
- 低輝度のちらつき防止
スケジュールから、指定した時間や、日の入りから日の出までなどの自動化にも対応する。
ディスプレイのカスタマイズ

設定→ディスプレイのカスタマイズについて。表示サイズとテキストやフォントスタイルなどの設定があります。
システムカラースキーム

システムカラースキームは、ライトとダークの自動切替にも対応。自動スイッチに、日の出から日没まで/手動で設定があります。壁紙の透明度は、ライトとダーク共に10%~50%までの間で調整可能。強制ダークモードからアプリの指定もできる。
クイック設定パネルのスタイル

クイック設定のパネルスタイルは3つ用意されています。ASUSオリジナルにすると、左上から下にスワイプで通知を、右上からだとクイック設定を表示。標準では小さいパネルで、拡張だと大きいパネルになる。
電源ボタンメニュー

電源ボタンメニューでは、電源ボタンを長押しした時の表示スタイルを変更できます。表示項目の管理からは、画面の保存とロックダウンが非表示に対応する。
システムバー

設定→ディスプレイにシステムバーの設定があります。ステータスバーのアイコン管理は、表示/非表示のカスタマイズに対応し、アイコンが何を表しているかの確認もできる。
システムナビゲーション

システムナビゲーションでは、ジェスチャーとナビゲーションボタンの切り替えができます。サポートツールにかこって検索が追加されました。これはナビゲーションバーを非表示にすると使えなくなってしまします。ジェスチャーナビゲーションには、戻るのプレビューも追加され、戻る前の画面が少しだけ見えるようになった。ナビゲーションボタンでは、ボタンの配置換えとマルチタスクボタンの長押しに割り当てる機能を切り替えられます。
インカメラの切り抜き

インカメラの切り抜きは、ステータスバーを黒く表示してパンチホールカメラを目立たなくする機能。アプリごとのカスタマイズもできます。
Always-on Panel

Always-on Panelは、スタンバイモードの時でも日時やバッテリー残量などを表示する機能です。時計スタイルのカスタマイズや表示のタイミングの自由度も高い。
- タップ時に10秒間表示する
- 常時表示する
- 期間の設定

時計のスタイルは、カスタム時計/カスタム画像/カスタムテキストに対応しています。
スクリーンライト

スクリーンライトは、端末の充電時と通知受信時にステータスバーに表示する機能です。カスタム設定から、色や形、左右、表示するタイミングを指定できる。
- 常時表示する
- 省電力
- 期間の設定
AI壁紙

設定→ランチャーのカスタマイズ→壁紙→AI壁紙について。AIによって壁紙を生成する機能で、6つのスタイルとおまかせのプロンプトがあります。
- 抽象的
- テクスチャ
- 都市
- 自然
- 宇宙
- SF
- 驚き(ランダム)

スタイルを選択したら、背景/トーン/インスピレーションから組み合わせを指定し生成。

生成にクレジットを消費する仕組みではないため、気に入ったものができるまで再生成できます。
プライベートスペース

設定→プライバシー→プライバシースペースを有効にすると、アプリドロワーの下にロックを解除しないと開けないスペースを作ることができます。新たに異なるアカウントでアプリのインストールも行える。プライベートスペースの入り口を非表示にすることもでき、開くときはアプリドロワーの検索にプライベートスペース(プの1文字だけでもOK)と入力します。
指紋認証

設定→セキュリティと画面ロック→指紋認証→端末のスリープ解除するの設定から、アイコンを表示する設定があります。手に取った際や画面タップ時にアイコンを表示するは初期設定でオンになっている。指紋アニメーションのカスタマイズはないようです。
顔認証

設定→セキュリティと画面ロック→顔認証について。端末のスリープを解除すると、端末を持ち上げてスリープ解除の設定を併用すると、手に取るだけでロック解除がスムーズに行えます。
端末を持ち上げてスリープ解除の設定は、設定→ディスプレイ、もしくは拡張機能→ジェスチャー操作から。
アシストツール

設定→拡張機能のアシストツールに、便利な機能がまとまっています。OptiFlexは、アプリの起動を加速する機能で、アプリの再ロードを減らしてスタンバイ時の電力を節約する。クリップボードツールバーは、テキストや画像をコピーした時に、共有やQuick Shareの機能ボタンを表示する機能。
スマートキー

スマートキーは、電源ボタンのダブルタップと長押しに機能を割り当てられます。カスタマイズには、アプリを開くやクイックアクセスからシステム系の選択もでき柔軟なカスタマイズに対応する。

長押しに電源を切る以外を割り当てた場合には、クイック設定パネルから電源メニューを開く。クイック設定のパネルスタイルをASUSオリジナル拡張にしていた場合には、右上のメニューから。
モバイルマネージャー

モバイルマネージャーは、簡単に最適化を行うことができるユーティリティアプリ。
- スキャン
- データ使用量
- メモリの開放
- クリーンアップ
- プライバシーとセキュリティ
右上の設定から、ホーム画面にショートカットを作成できます。プライバシーとセキュリティの項目右上には、履歴データの消去設定もある。
Game Genie

Game Genieのゲームリストの管理で許可をしているアプリは、起動中にGame Genieのツールボックスを使えるようになります。ゲームオプションからは、アプリごとの設定ができ、パフォーマンスモードを高性能に設定したり、リフレッシュレートを144Hz(ゲームが対応していれば)にもできる。
表示順序のカスタマイズ

表示順序のカスタマイズから、ツールボックス内の表示順序の並び替えができます。並び替えを行ってもゲームによって対応していない機能は表示されない。

ツールボックスは左右上部から内側にスワイプすると起動します。縦持ちゲームの時は、左からスワイプすると左側に、右からだと右側に表示される。
キーマッピング

ゲームパッドを接続するとキーマッピングが使えます。コントローラーに対応していないゲームでもこの機能を使えば遊べる。
ツインアプリ

LINEなどのメッセージアプリを複製し、異なるアカウントで使用できる機能です。ポケモンGOなどの位置ゲーとかも、画面分割して同時操作に対応する。
エッジツール

エッジツールは、サイドバーからスライドしてショートカットを起動できる機能。サイドバーのスタイルから長さ/幅/透明度の調整もできる。Video Genieでは、着信拒否やアラート拒否、ミニ通知やバックグラウンド再生に対応。適用させるには動画リストの管理から選択する必要があり、初期設定でYouTubeが許可されています。

アプリケーション管理は、右上のペンアイコンからフローティング表示したいアプリを追加。システムショートカットの管理からは、システム機能の表示/非表示をカスタマイズできます。
ジェスチャー操作

設定→拡張機能のジェスチャー操作は、初期設定ですべてオフになっています。
端末を持ち上げてスリープ解除
端末を持ち上げる動作でスリープを解除する機能で、ディスプレイの設定にあるのと同じ。顔認証と併用すると便利に使えます。
ひっくり返してミュート
着信時に端末の画面を下に向けると、着信音がミュートになる。
スクリーンオフ
画面をダブルタップするとスリープモードになる。
スクリーンオン
画面をダブルタップするとスリープモードが解除。
スワイプアップで起動
スリープ中の画面でスワイプアップするとスリープモードが解除。
音楽をコントロール
2本指で”ll”を描くと音楽を一時停止/再開し、”<”または”>”を描くと前後の曲に移動。
アプリを起動
- 「W」:天候
- 「S」:カメラ-前面カメラ
- 「e」:時計
- 「m」:カメラ
- 「Z」:ギャラリー
- 「V」:電話
これらは初期設定で割り当てられている機能となり、起動したいアプリを入れ替えられます。
スリープ時のショートカット

端末がスリープ状態の時に、音量ボタンを2回押して起動するショートカット機能。
- クイックショット
- 録画
- カメラを起動
- インカメラを起動
クイックショットはカメラをすばやく起動して写真を3枚撮ります。
片手モード

画面下部を下にスワイプで片手モードを使えます。「片手操作用に画面を縮小する」の右側設定アイコンから、画面の表示範囲の調整に対応する。「通知とクイック設定を表示する」に設定した場合は、表示範囲ではなく通知を確認できるようになります。片手モードのショートカットには、クイック設定、ユーザー補助ボタン、音量ボタンを長押しがある。ジェスチャーの感度は4段階で調整可能です。
背面タップ

背面タップには、ダブルタップとトリプルタップに機能を割り当てられる。タップの検出感度も調整可能。
- スクリーンショット
- 通知チック(通知を開く/閉じる)
- カメラを起動
- 電卓
- 懐中電灯(オン/オフの切り替え)
- サウンドレコーダー(録音の開始/停止)
- Googleアシスタントを開く
- マルチメディア(再生/一時停止はメディアの再生中のみ適用)
スクリーンツール

設定→拡張機能→スクリーンツールについて。スクリーンレコーダーには、録画ソースを「1つのアプリ」にしたり、通知を録画しない「通知の重ね表示を禁止」機能などがあります。スクリーンショットには、システムバーとナビゲーションバーを自動的に削除して撮影する機能もある。
システム環境設定

設定→システム環境設定にて、純正AndroidとASUSオリジナルの選択ができます。これは、初回起動時に表示される項目と同じ。ASUSオリジナルの「もっと見る」から個別に適用にも対応する。
- 音量調節モード
- 音量パネル切り替えオプション
- 着信用音量ボタンオプション
- 着信表示
- ロック画面の時計表示
- クイック設定のパネルスタイル
- 電源ボタンメニュー
ユーザー設定

ホームボタンを長押しで編集画面にすると、右下にユーザー設定があります。ホーム画面には、レイアウトの変更やホーム画面のロックなど。
アプリロック

はじめにパターンかPINの解除方法の初期設定をし、ロックしたいアプリを選択。右上の設定から、アプリをロックするタイミングや通知の表示、ロック解除の設定の再登録などができます。
アプリ非表示

アプリ非表示画面で選択すると、アイコンがグレーアウトされます。ホーム画面でピンチアウトすると隠しアプリフォルダを表示できる。
AI機能

AI機能が拡充されました。ただしβ版のものが多く、これからのアップデートに期待ですね。
- かこって検索
- ポートレート動画
- AI流し撮り
- AIトラッキング
- AIピンボケ補正
- AI消しゴム
- AI文字起こし
- AI通話翻訳
- AIドキュメントの要約
- AI記事の要約
- AI壁紙
- 設定のスマート検索
AI消しゴム

余計に写り込んだオブジェクトを削除してくれる定番のAI消しゴムを試してみました。ギャラリーから写真を選択し、編集の左下にAI消しゴムがあります。消したいオブジェクトをタップするか丸で囲んでから消去して生成を押す。生成後には、さらに続けたり生成し直すこともできます。β版ということもあり、あまり精度は良くないようでした。
AI記事の要約

続いて記事の要約も試してみました。Webページの閲覧時に共有メニューからAI記事の要約を選択できます。要約は2種類あり、オンラインはすばやく簡単にまとめ、オフラインは時間をかけてより詳細にまとめてくれるようです。これはβ版でも実用レベルではないだろうか。
まとめ
新しくプライベートスペースが追加され、異なるアカウントでアプリを開けるマルチユーザー的に扱い方ができるようになりました。あとは、AIを使った撮影機能やAI記事要約なども新機能です。
公式サイト:ASUS Store
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