
HUAWEIの耳掛け型オープンイヤーイヤホン「FreeArc」の先行実機レビューです。装着感は良く防水性能も高いためスポーツ用途に向いています。
※提供:HUAWEI JAPAN。記事内にはアフィリエイトリンクも含みます。
日本先行公開

HUAWEI史上初となる耳掛け型イヤホン「HUAWEI FreeArc」が、グローバル販売に先駆けて日本市場で先行公開されました。安定した装着感にIP57の防水防塵性能があり、特にスポーツ用として向いています。HUAWEI公式サイト
の正式販売は3月中旬からですが、その前にクラウドファンディングにて早期割引価格で購入も可能です。
クラウドファンディング2025年3月18日まで
体験可能店舗
- SHIBUYA TSUTAYA
東京都渋谷区宇田川町21-6 SHIBUYA TSUTAYA 4階「GREEN FUNDINGタッチ&トライ」ブース - 二子玉川 蔦屋家電+
東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 二子玉川ライズ S.C. テラスマーケット
クラウドファンディングのページ内に、実際に視聴体験ができる店舗の記載がありました。気になる方は足を運んでみてください。
スペック
タイプ | 耳掛け型オープンイヤー |
ドライバー | 17x12mm 高感度ドライバーユニット |
重量 | イヤホン単体:約8.9g 充電ケース:約67g |
サイズ | イヤホン:約45.4×18.35×47.5mm 充電ケース:約67.8×67.8×26.5mm |
充電方式 | 有線充電:USB Type-C ワイヤレス充電:非対応 |
充電時間 | イヤホン:約40 分 充電ケース:約1 時間 |
駆動時間 | 音楽再生:約7時間 イヤホン+ケース込み:約28時間 |
コーデック | SBC、AAC |
通信規格 | Bluetooth 5.2 |
防水、防塵 | イヤホン本体:IP57 充電ケース:防水非対応 |
マルチポイント | 対応 |
価格 | 18,800円 |
外観チェック


カラーは、マットな質感のグリーン。前側にインジケーターランプ、背側にUSB Type-C端子。側面や底面には何もないです。


イヤホンは交差するように収納されているため、コンパクトな充電ケースになっています。左右の先に収納する区別はなく、どちらが上下になっても大丈夫です。手前側中央にペアリングボタンがあります。


HUAWEIのロゴのところがタッチエリア、Cブリッジデザインの内部にはNi-Ti 形状記憶合金を採用し耐久性にも優れています。内側にスピーカーがあり、その左右のスリットから逆音波を出すことで音漏れを軽減してくれる。
ぴったりフィットする装着感

しずく型のデザインとS字カーブ設計が耳への負担を軽減し、耳にしっかりフィットします。通常のイヤホンよりも装着に多少の時間がかかりますが、付け心地は軽くて快適です。外の音もしっかり聴こえるため、着けっぱなしでも違和感はない。
35A液状シリコーンコーティング加工で、イヤホン表面の約81.5%をカバーしています。これは医療カテーテルやチューブ、乳児のおしゃぶりなどでも使用されている素材です。肌に優しいソフトな付け心地で、アレルギー反応も起こしにくいとのこと。
低音までしっかりした音質
音質も期待以上でした。高音やボーカルはクリアに再生し、通常のオープンイヤー型では弱い低音もしっかり表現されています。ただスピーカーの位置が耳の穴に近い方が聴こえ方がもっと良かったと感じた。そのため個人的にはスピーカーが近くにくるHUAWEI FreeClipの方が好みです。耳の形状によっては聴こえ方が変わってくるかもしれません。
専用アプリ「AI Life」にて、イコライザーのカスタマイズもできます。
再生時間を検証
スペック上の再生時間はイヤホンのみで約7時間。実際にどれくらい持つのか、音量50%で音楽を再生し検証してみました。
経過時間 | バッテリー残量 | 減少差 |
1時間 | 93% | -7% |
2時間 | 81% | -12% |
3時間 | 67% | -14% |
4時間 | 53% | -14% |
5時間 | 34% | -19% |
6時間 | 16% | -18% |
7時間 | 0% | -16% |
ちょうどスペック通りの7時間で切れました。バッテリー残量の表示をアプリで確認すると、後半の減り方が多くなるようです。残り10%になるとビープ音が鳴ります。
充電時間の検証

充電時間の仕様は、ケースに入れて約10分で3時間使用できるようになり、約40分で満充電になるとのこと。実際に試してみると30分経過時には充電が完了していました。充電速度はとても速く快適に使えそうです。
充電時間 | バッテリー残量 | 回復量 |
10分 | 51% | 51% |
20分 | 86% | 35% |
30分弱 | 100% | 14% |
充電ケースの電池残量
イヤホンの電池残量が全くない状態から満充電すると、充電ケースの残量表示は94%から65%に減少しました。29%減ったことになり表示上では約3.45回分になる。これを計算すると約24時間ちょっとで、ケース込みで約28時間の再生には届きそうにない。ただイヤホンの残量表示にはムラがあったので、充電ケースも正確ではない可能性はあります。
専用アプリ「AI Life」
「AI Life」アプリは、iPhoneだとApp Storeにあるのですが、Androidの場合はGoogle Play ストアにないためHUAWEI AppGallery経由でインストールする。

接続するとイヤホンとケースの電池残量が分かります。接続センターでは、タップして端末の切り替え、もしくは右上の>から優先デバイスを自動ではなく端末を指定することも選択できます。
ホーム画面を下にスクロールすると、ジェスチャー操作、イヤホンの検索、更新、設定があります。設定からは、低遅延オーディオや超過メディア音量という拡張機能もある。

サウンド効果で、プリセットイコライザーを変更できます。デフォルト、高揚、高音強調、ボーカル強調の4種類。その他>から右上の+をタップするとカスタムイコライザーを作成できる。
操作方法

アプリのジェスチャー操作から、操作方法の変更もできます。
操作 | 初期設定 | カスタマイズ |
ダブルタップ | 通話中:電話に応答/終了 通話中以外:再生/一時停止 | 再生/一時停止 次の曲 前の曲 なし |
トリプルタップ | 次の曲 | 次の曲 前の曲 なし |
長押し | 通話中:着信を拒否 通話中以外:なし | 着信を拒否 音声アシスタントを起動 なし |
前後にスワイプ | 音量を調整 | 音量を調整 次/前の曲 なし |
前後にスワイプは、前にスワイプすると音量を上げて、後ろにスワイプすると音量を下げる。左右のイヤホンで別々に設定できるため、右耳は次/前の曲に設定しておくと良さそうだ。
工場出荷状態に初期化
イヤホンを充電ケースに入れて、カバーを開いたまま中央にあるペアリングボタンを10秒以上長押しすると、インジケーターが赤く点滅して工場出荷時の設定に戻ります。
まとめ
他社の耳掛け型イヤホンと比較すると圧倒的なフィット感で、落ちそうになる心配はなさそうです。質感も良く耳掛け型イヤホンの最高峰になるでしょう。個人的にはHUAWEI FreeClipの方が手軽で好きですが、防水性能が良かったり価格は安いためスポーツ専用としてHUAWEI FreeArcは優秀です。
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