
ゲーミングスマホ「REDMAGIC 9 Pro」のレビューです。ノッチでもパンチホールでもないUDC(アンダーディスプレイカメラ)と、角まで表示するベゼルレスディスプレイの没入感は最高。
※貸出機により作成しています。記事内にはアフィリエイトリンクを含みます。
スペック
サイズ | 高さ:163.98mm 幅:76.35mm 厚さ:8.9mm |
重量 | 重量:229g |
カラー メモリ+ストレージ | Sleet スリート (ブラック) 12GB RAM+ 256GB Snowfall スノーフォール (シルバー) 16GB RAM + 512GB Cyclone サイクロン (黒スケルトン) 16GB RAM + 512GB |
ディスプレイ | サイズ:BOE Q9+ FHD+ 6.8インチ リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート: 最大マルチポイント 960Hz 瞬時ピンポイント2000Hz 解像度:1116×2480 ピクセル アスペクト比:20:9 タイプ:AMOLED 輝度:最大輝度1600ニト |
SoC | Snapdragon 8 Gen 3 |
OS | REDMAGIC OS 9.0(Android 14.0ベース) |
バッテリー | 6500mAh デュアルセルバッテリー 80W対応(80W GaN高速充電器&専用ケーブル同梱) |
アウトカメラ | 50MP メイン 50MP 超広角 2MP マクロ |
インカメラ | 16MP UDC画面下カメラ |
Bluetooth | 5.3 |
Wi-Fi | WiFi 7 対応 |
NFC | Type A/B ※FeliCa非対応 |
防水防塵 | ー |
価格 | Sleet スリート (ブラック) 109,800円 Snowfall スノーフォール (シルバー) 134,800円 Cyclone サイクロン (黒スケルトン) 134,800円 |
■クーポンコード
RMhipc
■クーポンの使い方
決済画面にクーポンコードを入力すると【1,500円】オフの割引が適用されます。
■クーポンの利用条件
・ご注文金額が10,000円以上の場合
・他のクーポンとの併用はできません。
・クーポン有効期間:2024.03.06 20:00 – 2024.12.31 23:59
外観チェック


画面占有率は業界トップクラスの93.7%という没入感の高いディスプレイ。四隅の丸さも抑えられていてほぼ長方形に近い。Sleet スリート (ブラック)モデルの背面は、ガラスに細かな凹凸のあり触り心地の良いデザイン。2つのカメラレンズの下は冷却ファンになっていて、そこと「09」のところは光る。


インカメラはディスプレイの中にあるUDC(アンダーディスプレイカメラ)を搭載。中央付近をよく見ないとわからないほどで、ゲーム中など全く違和感ない。背面のカメラはフラットになっている今までにないデザイン。しかしフラッシュライト部分が少し凸っています。これはカメラを保護する目的であえて凸らせているという。


左側面には冷却ファンの通気孔があるだけ、フラットなので自立します。ボタン類は右側面にまとまっていて、排気孔もあるため少し窮屈な配置です。


左ショルダートリガー、排気孔、音量調節ボタン、電源ボタン、ゲームスペースのスライドスイッチ、ショルダートリガー右。


上部に、イヤホンジャックとスピーカー。下部に、SIMスロット、USB Type-C、スピーカー。顔認証や指紋認証は反応も良く快適です。


付属品は、80W充電器、Type-C to Cケーブル、ハードタイプのクリアケース。ショルダートリガーがあるため、端末の両側面は保護されていない。その代わり約18gと軽量。
ベンチマーク

機種 プロセッサー GPU | REDMAGIC 9 Pro Snapdragon 8 Gen 3 Adreno 750 | ROG Phone 7 Snapdragon 8 Gen 2 Adreno 740 | 性能上昇率 |
Geekbench 5 | シングル:1703 マルチ:6604 | シングル:1438 マルチ:5022 | シングル:18.4% マルチ:31.5% |
3DMark Wild Life Extreme | 5260 | 3702 | 42.1% |
3DMark Solar Bay | 8741 | 5357 | 63.2% |
PCMark for Android Benchmark | 20549 | 19186 | 7.1% |
計測に使ったのは、12GB RAM+ 256GBモデル。ゲームモードをビヨンドにし、冷却ファンはオンの状態でのスコア。前世代のSnapdragon 8 Gen 2を搭載したROG Phone 7(16GB/512GBモデル)と比較してみると、GPUやレイトレーシング性能がかなり向上しているようです。

ゲームモードは、デバイスのパフォーマンスを最大限に活かせる「ディアブロモード」にしてもスコア的にはビヨンドやライズと誤差の範囲。バランスにするとCPU性能制限して省電力化するようです。
バッテリーテスト

PCMark の Work 3.0 battery life を、リフレッシュレートは自動、冷却ファンもオンの状態で計測。結果は11時間15分、バッテリー残量20%までの実行時間は9時間31分ほどでした。冷却ファンを回しっぱなしでも十分持ちます。
急速充電速度
付属している充電器は80Wに対応。残量を15%まで減らした状態からどれくらいで充電できるか計測してみました。充電速度が上昇するターボチャージはオフのまま。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
10分 | 47% | 32% | +32% |
20分 | 73% | 58% | +26% |
30分 | 93% | 78% | +20% |
38分 | 100% | 85% | +7% |
ターボチャージがオフの状態でも最大55Wほどで充電できるようなので十分快適。
ターボチャージは、安全を確保を前提に充電速度を上昇する機能。オンにした状態で試すと一時的に65Wまで上昇し、15%から32分で100%に到達した。
リバースチャージ対応
他のスマホやワイヤレスイヤホンの充電などができるリバースチャージも確認できました。対応するUSB Type-Cケーブルでつなぐことで、REDMAGIC 9 Pro本体をモバイルバッテリーのように使えます。ワイヤレス充電には非対応。
ゲーム機能をたくさん搭載

電源ボタン下にある赤いスイッチをスライドするとゲームスペースというゲーム管理アプリが開きます。ここにゲームを追加しておくと、ゲーム起動時に上部左右から内側にスワイプすることでゲームアシストツールが使える。

ゲームアシストツールには、ショルダートリガーのカスタマイズ、アシストプラグインやシュートカットなどたくさんの機能が搭載されています。日本語訳が少しおかしかったり、把握するのは大変のなので使い方は別記事でまとめてあります。
普段使いのスマホとしても優秀

Z-SmartSideberというサイドバーが使えます。ここに設置しているアイコンからアプリを開くと、画面の前側に小さいウィンドウでフローティング表示してくれる機能。ショートカットツールも配置でき、電源をオフにするまで画面を維持してくれる「Screen stays on」は便利。

Z-POPというショートカットをまとめたフローティングボタンもあります。タップすると3×3の機能が展開し気軽に操作できる。カスタムボタンから配置換えもできるため、よく使う機能があれば使いやすい位置に。
その他にも指紋センサーからアプリをクイック起動できたりと、たくさんの便利機能を搭載している。ゲームだけでなく普段使いのスマホとしても優秀です。使い方は別記事でまとめているので参考に。
カメラ性能

アウトカメラは、5,000万画素のメインと超広角、その下にあるのは冷却ファン。フラッシュライトの下側に小さなレンズで200万画素のマクロが配置されている。インカメラについては、1,600万画素だけれど、アンダーディスプレイカメラのためぼやけた表示になり自撮り用としては実用的ではない。

左側14mmで超広角、24mmで通常撮影、ズームは最大10倍。シャッターボタンは長押しするとバーストショット(連写)に対応し、枚数制限なく撮れるみたいです。






夜景撮影については、設定の「自動夜景」が有効になっていれば夜景に切り替えなくても自動的に対応してくれます。
カメラモード

カメラモードにはたくさんの機能があります。
- フォト
- ビデオ
- 夜景
- ポートレート
- プロショット(写真/動画)
- 星空の軌跡
- 星空
- 電子絞り
- ライトドロー
- スローモーション
- タイムラプス
- フルサイズ
- マクロ
- ドキュメント
- フォトID
- パノラマショット
- エフェクトファクトリー
- クローン
- マルチ露光
- 単色
- アートカメラ
- コミック
- 走行シーン
- ズームブラー
- フリーズフレーム
- ファントム
- ヒッチコック
- モーション履歴
- VLOG

フォトIDは、顔を認識して証明写真を作成する機能で、イン・アウトカメラでの撮影だけでなく、すでにある写真からも読み込める。クローンカメラは、カメラを固定し複製したいものを動かしてシャッターを押すたびに増す機能。コミックは人物を漫画のように加工する機能で、クオリティが低いのが逆に面白かったりする。

ズームブラーは、拡散かオーバーレイエフェクトをかけて撮影する機能。フリーズフレームは連続した動きを撮影し、順番に回収していく機能。ファントムは、動いているものを残像をで表現する機能。ヒッチコックは、被写体の背景だけズームさせる機能。
フリーズフレームやヒッチコック(マジックズーム)は、Mi 11 Lite 5Gのカメラ効果と同じような機能。参考動画を貼り付けておきます。
#Mi11Lite5G のAIシネマを使えば、👆ワンクリックでフリーズフレーム効果の動画が作れます!🎥 pic.twitter.com/jnwayDjZl5
— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) July 19, 2021
🎥映画撮影の「ヒッチコック効果」ってご存知でしょうか?
— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) July 14, 2021
プロの経験がなくても、#Mi11Lite5G のマジックズームを使えば、👆ワンクリックでヒッチコック効果の動画が作れます! pic.twitter.com/3AUjOhtReV
カメラ機能
アウトカメラ | インカメラ | |
写真アスペクト比 機能 | 4:3 ● 1:1 FULL 16:9 最大10倍ズーム 超広角モード スマートAI スマートビューティ | 4:3 ● 1:1 16:9 スマイルシャッター ミラーモード |
ビデオ解像度 機能 | 8K 30fps(手振れ補正無し) 4K 30/60fps 1080P 30●/60fps 720P 30fps 最大10倍ズーム 超広角モード 手振れ補正 トラッキングオートフォーカス | 1080P 30fps● 720P 30fps スマートビューティ ミラーモード |
ポートレート | 24mm 33mm スマートビューティ | スマートビューティ スマイルシャッター ミラーモード |
スローモーション | 120FPS● 240FPS 最大3倍ズーム | ー |
タイムラプス | 4K 30fps 1080P 30fps● 720P 30fps 15×~1800× ∞~300分 最大10倍ズーム 超広角モード | ー |
●は初期値。
SIMのAPN確認

SIMスロットは、表裏にnanoサイズが1枚ずつ計2枚入るデュアルタイプ。eSIMとmicroSDカードは非対応。

楽天モバイルは、SIMを挿入するだけで使えます。IIJmioは挿入してからアクセスポイント名を選択。povoは表示されなかったため、右上の+からAPNの追加が必要。Softbankは、4G/5Gを選択すれば使えるようになります。
[名前]
povo2.0
[APN]
povo.jp
[APNプロトコル]
IPv4 / IPv6
ゲームの動作確認
ゲーム機能についてはゲームアシストツールやゲームスペースを確認してください。
ポケモンGO

Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)には対応していないようで、ARの設定はなかった。
原神

グラフィックスの画質は中(デフォルト)になっています。これを最高にしフレームレートを60に、ゲームモードをビヨンドの状態で1時間プレイしてみたところ、電池残量24%減少。高負荷をかけても動作はスムーズ、本体は少し温かい程度に抑えられている。
PUBG

ショルダートリガーには押すだけでなく、端末を傾けて照準を合わせたり、押している間だけエイムするなどいろいろ試すのにちょうど良い。グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定が高。最高設定はウルトラHDRまで選択可能。スムーズにするとフレーム設定は90fpsまで選択できます。
有線コントローラーの接続確認

5つの有線コントローラーを試してみました。GameSir X2 Pro-Xbox以外は通常の動作確認ができました。家から持ち出さないならGameSir G8 Galileoがおすすめ。携帯性ならRazer Kishi V2がコンパクトです。各リンク先のレビュー記事を参考に。
レビュー記事リンク | 動作確認 | 純正ケース装着時 | パススルー充電 |
GameSir G8 Galileo | ○ | ○ | 30W |
Razer Kishi V2 | ○ | 〇 | 11W |
Backbone One | ○ | × サイズオーバー | 29W |
Leadjoy M1C+ | ○ | ○ | 16W |
GameSir X2 Pro-Xbox | △ | × 認識しない | 16W |
Backbone Oneは、純正ケースをつけたままだと、少しサイズオーバーとなってしまい装着できない。
GameSir X2 Pro-Xboxはちょっと癖があり、パススルー充電をするとコントローラーとして認識し使えるようになる。認識してからなら充電コードを外しても数秒後に再認識してくれます。ケースをつけたままでも装着はできるが、USB部分の厚みが増してしまうため認識しない。
冷却ファンのメンテナンス

冷却ファンは分解することができないため、ユーザー自身がメンテナンスを行うことはできない仕様です。もしゴミが詰まってしまったら修理対応となります。この件について問い合わせてみたところ、修理センターにて異物の取り除き作業を行ってくれます。
端末内清掃、ブラッシング等のメンテナンス費用は3,300円で、送料はメーカーで負担してくれるとのこと。離島などでも負担なしのようです。使用環境や長期間使っていれば故障のリスクはあるので、この対応は助かりますね。ただし今後対応が変更になる可能性もあるため各自で確認してください。
2024年3月1日(金)よりREDMAGIC正規修理店の修理対応開始しました。
まとめ
冷却ファンを搭載し、優れた性能を維持できるゲーミングスマホでした。背面カメラまでフラットなデザインに、アンダーディスプレイカメラを搭載した全画面ディスプレイの没入感は最高。ゲームだけでなく普段使いのスマホとしても便利に使えます。
■クーポンコード
RMhipc
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■クーポンの利用条件
・ご注文金額が10,000円以上の場合
・他のクーポンとの併用はできません。
・クーポン有効期間:2024.03.06 20:00 – 2024.12.31 23:59
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