AQUOS sense6 サイズ感と電池持ちは魅力だが残念ポイントも

AQUOS sense6 は、大きすぎず小さすぎない丁度よいサイズ感に長時間駆動する電池もちが魅力。しかし残念なところもあったので、購入を検討している人は把握しておくこと。

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AQUOS sense6 スペック

サイズ高さ:約152mm
幅:約70mm
厚さ:約7.9mm
重量約156g
OSAndroid™ 11
CPUQualcomm® Snapdragon™ 690 5G
メモリ4GB
6GB
ストレージ64GB
128GB
ディスプレイ約6.1インチ
2,432 x 1,080 (フルHD+)
IGZO OLED
バッテリー4,570mAh
18W急速充電対応
アウトカメラメイン:約4,800万画素
広角:約800万画素
望遠:約800万画素
インカメラ約800万画素
Wi-FiIEEE 802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)
Bluetooth5.1
NFC対応
Felica
おサイフケータイ
対応
SIMスロットnanoSIM+eSIM (DSDV対応)
microSD™ (最大1TB)
対応バンド
(SH-M19)
5G : n3 / n28 / n77 / n78 / n79
LTE : B1 / B3 / B5 / B8 / B18 / B19 / B38 / B39 / B41/ B42
3G : B1 / B5 / B8
GSM : 850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz
生体認証指紋認証(画面内センサー)
顔認証
防水
防塵
耐衝撃
IPX5/8
IP6X
MIL規格
センサーGPS (GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS対応)
加速度
地磁気
ジャイロ
近接
照度
付属品クイックスタートガイド (保証事項記載)
クイックスイッチアダプター (試供品)
AQUOS sense6 スマホセット

AQUOS sense6 外観レビュー

しずくノッチ型の約6.1インチ IGZO OLED ディスプレイ。片手で操作しやすいサイズ感で画面内指紋センサーを搭載。インカメラは約800万画素。

背面は、艶消しの樹脂パネル。カラーはブラックのほか、ライトカッパーとシルバーがある。docomoモデルには、限定カラーのブルーメタリックもあります。

右側面に、電源ボタン、アシスタントキー、音量調節ボタン。側面周りの素材はアルミニウムが使われていて、手に取りやすい凹形状になっている。

左側面にSIMスロット。爪をひっかけて取り出せるため、SIM取り出しピンは不要。

上部にはマイク穴のみ。通知用のLEDランプはなく、ディスプレイの保護フィルムも張られていない。

下部に、マイク穴、イヤホンジャック、USB Type-C、モノラルスピーカー。

付属品は、クイックスイッチアダプター、モバイル補償パック、クイックスタートガイド。保護ケースや保護フィルム、充電器の付属していない。

AQUOS sense6 ベンチマーク

機種
プロセッサー
AQUOS sense6
Snapdragon 690 5G
OPPO Reno5 A
Snapdragon 765G
Geekbench 5シングル:584
マルチ:1666
シングル:601
マルチ:1725
3DMark
Wild Life
8281671
PCMark
for Android Benchmark
71838273

計測に使用したのは、4GB/64GBモデル。ミドルレンジのSIMフリースマホでかなり売れている OPPO Reno5 A と比較してみました。普段使いには大きな差はなさそうですが、3DMarkのスコアが低いためグラフィックス性能は過度に期待しないこと。

AQUOS sense6 バッテリーテスト

PCMark の Work 3.0 battery life で計測してみたところ、18時間40分という結果になった。電池残量20%までは、15時間33分ほど。バッテリー容量は4,570mAhなので、電池持ちはかなり優秀です。

急速充電の速度を計測

充電器は付属していないため、手持ちの18W以上に対応した充電器で計測してみました。

充電時間電池残量回復量回復差
開始時15%0%0%
30分49%34%+34%
1時間80%65%+31%
1時間30分92%77%+12%
2時間99%84%+7%

電池残量15%まで減らした状態から、1時間で80%まで回復しました。これ以降はバッテリーに負担をかけないようにゆっくり充電されます。

リバースチャージ対応

リバースチャージに対応しているのも確認しました。OTG対応ケーブルを持っていれば、AQUOS sense6 本体をモバイルバッテリーのように使うこともできます。ワイヤレスイヤホンや、メインスマホを充電するサブスマホとしても活躍できる。

AQUOS sense6 使い方

AQUOS sense6 の便利機能は「AQUOSトリック」にまとまっていて、設定もしくはホーム画面のショートカットアイコンからも起動できます。インテリジェントチャージの項目では、バッテリーの負担を少なくする設定があるので確認しておくこと。それと決済アプリを素早く軌道できるPayトリガーの機能は、顔認証のロック解除タイミングによって使いづらくなるので設定変更が必要です。使い方などは別記事でまとめてあるので参考に。

AQUOS sense6 残念ポイント

画面の点灯が遅い

指紋センサーは画面に内蔵され、画面が点灯している時しか反応しない仕様。画面のダブルタップや持ち上げるだけで画面点灯する設定もあるけれど、他社メーカーのスマホと比較すると反応が遅くストレスになるかも。

Payトリガー

指紋センサーの長押しで起動できる「Payトリガー」も顔認証の解除タイミングを「見るだけですぐ」になっていると使いにくい。こういう機能は物理ボタンの方が起動しやすいため、XperiaやXiaomiのように電源ボタンと併用した側面指紋センサーの方が良かったと思う。

決済アプリ1つならば、AQUOSトリック→クイック操作→電源キー「長押しでアプリ起動」に決済アプリを割り当てた方が使いやすい。

アシスタントキー

音量調節と電源ボタンの間にアシスタントキーがあります。Googleアシスタントやエモパーなど、素早く起動できる便利なボタンではあるのですが、使わない人には誤操作を起こしやすい。2回押してキャンセルとかできればよいのだけれど、それもできないためAQUOSトリックのアシスタントキーから機能をオフにしておくほうが良いかも。できればアシスタント機能以外のアプリを割り当てられれば使い勝手は良かったと思う。

画面の色味が濃い

他のスマートフォンと比べて画面の色味が濃いのが気になります。しばらく使っていれば慣れるとは思いますが、気になるようならAQUOSトリック→リッチカラーテクノロジーモバイル→基本設定を「ナチュラル」に変更するなど試してみるとよいかも。

AQUOS sense6 カメラ性能

カメラは、左上に約800万画素の望遠カメラ、左下に約4800万画素のメインカメラ、右上に約800万画素の広角カメラ、右下にフラシュライト、中央にFeliCaのアイコン。

シャッター上のアイコン左が広角、中が標準、右がズーム2倍、2本指でピンチアウトするかスライダーで最大16倍ズームが可能。ピンク色のアイコンはAIで、認識するとアイコンが代わります。カメラモードは、スロービデオ、タイムラプス、マニュアル、背景ぼかしと少なめ。

右上の歯車アイコンから、動画、写真、共通の設定ができます。インカメラ起動中の場合は、インカメラの設定になる。

左:通常撮影 右:夜景認識

夜景モードはないが、暗がりではAIが認識し月のアイコンになります。ただし、自動認識のため固定はできなく、随時入れ替わってしまうのが難しいところ。AIが認識していないときは白飛びしているけど、月のアイコンが表示されているときに撮影すれば抑えられています。

完全に暗がりの撮影でも、そこそこ明るく撮影できるようです。

AQUOS sense6 カメラ機能

アウトカメラインカメラ
写真サイズ16:9 33.0M(8K)
16:9 9.0M(4K)
4:3 48.0M
4:3 12.0M ●
1:1 9.0M
16:9 6.0M
4:3 8.0M ●
1:1 5.8M
動画サイズ16:9 4K
16:9 フルHD ●
16:9 フルHD(60fps)
4:3 1.6M
1:1 1.2M
16:9 フルHD ●
4:3 1.6M
1:1 1.2M
ズーム最大16倍最大8倍
撮影モードスロービデオ
タイムラプス
マニュアルビデオ
マニュアル写真
背景ぼかし
美顔補正
マニュアルビデオ
マニュアル写真

●は初期値

楽天モバイルやDSDSの動作確認

SIMスロットは、nanoサイズのSIM+microSDカード。eSIMにも対応しているためDSDVにも対応する。※docomoモデル「AQUOS sense6 SH-54B」は、eSIM非対応。

いろいろなSIMを試した見たところ、povoだけはAPN設定が必要でしたが、他はすべて挿しこむだけで自動認識してくれました。設定不要で使えるので、知識のない人でも安心かも。

DSDSでも動作するか、ガラケー(FOMA)SIMも試してみました。APNの設定は不要ですが、挿しこむだけでは使えないため、優先ネットワークの種類を「3G」に切り替えが必要。それと別回線eSIMを設定しモバイルデータを有効にすることで認識します。認識後はしっかり着信し、DSDSの動作も確認できました。

ゲームの動作確認

ゲームアプリは自動的にゲーミングメニューの登録ゲーム設定に追加されます。追加されれば通知を開くように上端からなぞると、ゲームに便利な機能を使うことができる。

ポケモンGOはAR+対応

Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)に対応しているため、AR+で遊ぶこともできます。

原神をやるのは困難

グラフィックスの画質は低(デフォルト)になっています。このままでは端末上部が温かくなりフリーズしてしまうこともある。画質を最低設定にすることで多少ましにはなるけれど、このゲームを遊ぶのは難しい。

PUBGの初期設定

グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定が高。クオリティをスムーズにすると、フレーム設定はウルトラまで選択可能。

AQUOS sense6 メリット・デメリット

AQUOS sense6 の購入を検討している人は、メリットだけでなくデメリットも把握しておくこと。

メリット

  • 薄型軽量でちょうど良いサイズ感
  • 長時間駆動するバッテリー
  • 防水・防塵・耐衝撃(MIL規格)対応
  • NFC・おサイフケータイ対応
  • eSIM対応(docomoモデルは非対応)

デメリット

  • ディスプレイの色味が濃い
  • モノラルスピーカー
  • 画面点灯の反応が遅い
  • 重たいゲームを遊ぶのは困難
  • ケース・保護フィルム・充電器が付属していない

AQUOS sense6 購入先

メモリ(RAM)とストレージ(ROM)の違うモデルがあります。「4GB/64GB」と「6GB/128GB」の2モデルあるので確認してから購入するように。

AQUOS sense6 スマホセット

付属品の購入価格も考慮すること

※充電器は「18W」以上のものを選択すること。

まとめ

AQUOS sense6 は、ちょうど良いサイズ感の軽量デザインにバッテリー持ちが良いのが魅力。しかし画面点灯が遅いのは、せっかちな人にはストレスになると思う。デメリットを妥協して安く買えるなら悪くはないかな。

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