モトローラ「moto g30」は、リフレッシュレート90Hzに対応、6,400万画素のクアッドカメラ、5,000mAhの大容量バッテリーに急速充電と価格以上の性能。とても使いやすい優秀なミドルスマホです。
moto g30 スペック
OS | Android™11 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 662 2.0GHz オクタコア |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.5インチ 1,600 x 720 (HD+) 20:9 IPS液晶 |
アウトカメラ | 6400万画素メイン(f/1.7, アウトプット1.4um) 800万画素超広角(f/2.2,1.12um) 200万画素マクロ(f/2.4,1.75um) 200万画素深度センサー(f/2.4,1.75um) |
インカメラ | 1300万画素(f/2.2, 1.12um) |
サイズ | 高さ:165.22mm 幅:75.73mm 厚さ:9.14mm(最薄部) |
質量 | 約200g |
バッテリー | 5,000mAh USB Type-C 20W TurboPower チャージャー同梱 |
ネットワーク | 4G:LTE band B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40 3G:W-CDMA band B1/B2/B5/B8 2G:GSM 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth® | Bluetooth® 5.0 |
SIMスロット | nanoSIM×2 microSDカード排他利用(最大512GB) DSDV対応 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 顔/指紋 |
センサー | GPS, A-GPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileo 指紋認証 加速度計 近接センサー 環境照度センサー ジャイロスコープ SARセンサー |
主な付属品 | チャージャー USB Type-C ケーブル ヘッドセット カバー SIM取り出しピン クイックスタートガイド LG(法令/安全/規制) |
モトローラ公式オンラインストアから購入すると、スマホからチャージできる高音質イヤホンMotorola オリジナルイヤバッズ付きのセットになる。
moto g30 外観レビュー
画面サイズは、6.5インチの水滴ノッチ型ディスプレイ。保護フィルムは張られていない。
背面に、4眼カメラと指紋センサーを搭載。カラーはパステルスカイで、左右にグラデーションがかかっているデザイン。この他にダークパールもある。
右側面に、電源ボタン、音量調節ボタン、Googleアシスタント専用ボタンを搭載。
左側面には、SIMスロットのみ。
上部に、イヤホンジャックとマイク穴。電源がオフの時に、電源ボタンを押すと光るインジケーターはあるのだけど、通知時に光らせる設定はないようです。
下部に、マイク穴、USB Type-C、スピーカー。
付属品は、チャージャー、USB Type-C ケーブル、ヘッドセット、 カバー、SIM取り出しピン、 クイックスタートガイド、 LG(法令/安全/規制)。クリアケースは、少し青みのあるソフトタイプ。
moto g30 ベンチマーク
AnTuTu Benchmark の前バージョンの v8.4.3 で計測してみました。結果は、176541という一般的な使い方なら十分なスコア。※最新バージョン9では計測方法が異なるため、トータルスコアはより多く出るようです。
Snapdragon 662 搭載スマホ | AnTuTu Benchmark (計測バージョン v8.4.3) |
Xiaomi Redmi 9T | 167394 |
moto g30 | 176541 |
OPPO A73 | 182947 |
moto g30 バッテリーテスト
PCMark の Work 2.0 battery life の計測結果は、18時間23分となった。電池残量20%までは、15時間31分ほど。バッテリー残量を気にすることなく、1日使い続けることができそうです。
急速充電の速度を計測
付属の充電器は20Wに対応。電池残量を15%まで減らした状態から、どれくらいの速度で充電できるか計測してみました。30分で30%(1,500mAh)以上も充電してくれるのは快適。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 48% | 33% | +33% |
1時間 | 79% | 64% | +31% |
1時間30分 | 94% | 79% | +15% |
2時間 | 99% | 84% | +5% |
リバースチャージ対応
リバースチャージに対応しているため、moto g30 本体をモバイルバッテリーのように使うこともできる。OTG対応ケーブルを持っていれば、ワイヤレスイヤホンの充電やメインスマホを充電するサブスマホとしても活躍できます。
試せてはいないけど、公式サイトで購入すると付いてくるイヤバッズを繋げると、そのまま充電できるのだと思います。
90Hzのリフレッシュレートに対応
設定→ディスプレイ→詳細設定→リフレッシュレートの調整がある。この数値が高いほど1秒当たりの表示フレーム数が多くなり、動きがスムーズになります。初期設定で自動、60Hzが一般的なもの、90Hzは滑らかになるがより多くの電力を消費する。バッテリーの持ちは良いため、自動のままで良いと思います。滑らかさよりも、電池持ちを重視するなら60Hzに。また、バッテリーセーバーがONの時は60Hzになるようです。
Googleアシスタント専用の物理キー搭載
端末の右側面には物理ボタンが3つあり、一番上はGoogleアシスタントが起動する専用ボタンになる。アプリを開いているときや画面がスリープの状態からでも、このボタンを押すといつでもGoogleアシスタントを起動できる便利な機能。
物理キーの他にも、ジェスチャー操作やディスプレイ設定など便利機能がたくさんあります。使い方など別記事でまとめてあるので参考に。
moto g30 カメラ機能
カメラは上から、800万画素超広角、6,400万画素メイン、200万画素深度センサー。右側にフラッシュライト、200万画素マクロが並ぶ。
フレーム内にある花のアイコンはマクロモード、中央の.5は広角モード、右側の1×は通常モード。左側にあるサイコロのようなアイコンは、Googleレンズを起動でき、画像認識やQRコードなどの読み取りもできます。
ズームは、長押しでズームコントロールをスライドさせると最大8倍まで可能。2本指で開くピンチアウトでも操作できます。
シャッターボタンの上をタップするかスワイプすると、カメラモードごとに機能を表示できる。動画では手振れ補正、写真ではアクティブフォトなどが初期設定で有効。インカメラにはフェイスビューティーがある。カメラモードの変更は右下のハンバーガーメニューから。
- ポートレート
- カットアウト
- スポットカラー
- ナイトビジョン
- シネマグラフ
- パノラマ
- グループ自撮り
- Ultra-Res
- ライブフィルタ
- プロ
- スローモーション
- タイムラプス
- スポットカラー動画
Ultra-Resは、高画質での撮影モード。撮影時のシャッタースピードは長く、64.2MP 6944×9248 18MBという大きなサイズになる。通常の撮影モードの場合は、15.9MP 3456×4608 6.6MBぐらいで撮影できます。
カットアウト、スポットカラー、シネマグラフなどの使い方は、別記事でまとめてあるので参考に。
カメラ性能
アウトカメラ | インカメラ | |
写真サイズ 3:4 | 16MP(64MP/クアッドピクセル)● 11MP(44MP/クアッドピクセル) | 13MP ● 8MP |
9:16 | 11.9MP(47.8MP/クアッドピクセル) 8.3MP(33.2MP/クアッドピクセル) | 10MP 6MP |
フル | 9.6MP(38.2MP/クアッドピクセル) 6.6MP(26.5MP/クアッドピクセル) | 8MP 4.8MP |
動画 | 9:16 ● フル | 9:16 ● フル |
動画 フレームレート | 30FPS● 60FPS | ー |
タイムラプス | 4×● 8× 16× 32× | 4×● 8× 16× 32× |
ズーム | 最大8倍 | ー |
カメラモード | ポートレート カットアウト スポットカラー ナイトビジョン シネマグラフ Ultra-Res パノラマ ライブフィルタ プロ スローモーション タイムラプス スポットカラー動画 | ポートレート スポットカラー ナイトビジョン シネマグラフ グループ自撮り ライブフィルタ プロ スローモーション タイムラプス スポットカラー動画 フェースビューティー |
●が初期値
楽天モバイルとDSDSの動作確認
SIMスロットは、nanoサイズ×2枚のDSDV対応。microSDカードは排他利用となるため、SIMを2枚入れると使えない仕様。
楽天モバイルは、SIMを入れてAPNを選択したら使うことができました。ただしサポート対象外になると思うので使うときは自己責任で。docomoのFOMA(ガラケー)SIMは、優先ネットワークの種類を3Gに変更してあげると着信してくれました。DSDSでの運用もできそうです。
ただしテストした端末では、データの優先SIMの切り替えがうまくいかないようで、再起動が必要だった。少し手間だが、DSDVの運用でデータ通信を切り替えるときは再起動を試すと良いかも。頻繁に切り替えを行う人には使いづらいかも。
※モバイルデータ通信不具合でした。アップデートで改善できそうです。公式のアナウンスを確認してください。
ゲームの動作確認
ゲームタイトルをいくつか試してみました。アップデート等で仕様が変更になる可能性もあるので参考程度に。
ポケモンGOはAR+に対応
Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)に対応しているため、AR+で遊ぶことができます。
黒い砂漠でバッテリーテスト
黒い砂漠でオート狩りをしてバッテリーがどれくらい減るか試してみました。1時間の消費電力は10%しか減らなかったので、長時間プレイにも対応できそうです。
PUBGの初期設定
PUBGの初期設定は、グラフィックのクオリティはスムーズ、フレーム設定は中になっていた。動作は特に気になるところはなく十分遊べそうです。
moto g30 販売先
公式サイト
※スマホからチャージできる高音質イヤホン「Motorola オリジナルイヤバッズ」が付いたセット販売
ECサイト
格安スマホセット
まとめ
モトローラ「moto g30」は、とても優秀なミドルスマホ。
- 6.5インチの滑らかディスプレイ
- 高画質の4眼カメラに面白いカメラモード
- 大容量バッテリーに急速充電
- 使いやすい Moto UI
性能は高いわけではないが、重たいゲームをやるわけでなければ十分。多機能で使いやすく価格以上なのは間違いない。予算を抑えてもカメラ機能を重視したい人におすすめ。
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