モトローラ「moto g10」は、6.5インチの大画面に5000mAhの大容量バッテリー搭載していても180gと軽量化されている。低価格ながら使いやすく、カメラ機能も優秀なコスパ抜群のスマホ。
※モトローラ公式オンラインストアで、moto g10の重量について訂正が入りました。
moto g10 スペック
OS | Android™11 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 460 1.8GHz オクタコア |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
ディスプレイ | 6.5インチ 1,600 x 720 (HD+) 20:9 IPS液晶 |
アウトカメラ | 4800万画素メイン(f/1.7, アウトプット1.6um) 800万画素超広角(f/2.2,1.12um) 200万画素マクロ(f/2.4,1.75um) 200万画素深度センサー(f/2.4,1.75um) |
インカメラ | 800万画素(f/2.2,1.12um) |
サイズ | 高さ:165.22mm 幅:75.73mm 厚さ:9.19mm(最薄部) |
質量 | |
バッテリー | 5,000mAh USB Type-C 10W チャージャー同梱 |
ネットワーク | 4G:LTE band B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B20/B26/B28/B38/B40/B41 3G:W-CDMA band B1/B2/B5/B8 2G:GSM 850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth® | Bluetooth® 5.0 |
SIMスロット | nanoSIM×2 microSDカード排他利用(最大512GB) DSDV対応 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 顔/指紋 |
センサー | GPS, A-GPS, LTEPP, SUPL, GLONASS, Galileo 指紋認証 加速度計 近接センサー 環境照度センサー ジャイロスコープ SARセンサー |
主な付属品 | チャージャー USB Type-C ケーブル ヘッドセット カバー SIM取り出しピン クイックスタートガイド LG(法令/安全/規制) |
moto g10 外観レビュー
画面サイズは、6.5インチの水滴ノッチ型ディスプレイ。保護フィルムは張られていない。
背面に、4眼カメラと指紋センサーを搭載。波のような凹凸のある特徴的なデザインで、カラーはオーロラグレイとサクラパールの2種類。
右側面に、電源ボタン、音量調節ボタン、Googleアシスタント専用ボタンを搭載。
左側面には、SIMスロットのみ。
上部に、イヤホンジャック。電源がオフの時に、電源ボタンを押すと光るインジケーターはあるのだけど、通知時に光らせる設定はないようです。
下部に、マイク穴、USB Type-C、スピーカー。
付属品は、ヘッドセット、10W充電器、USB Type-Cケーブル、SIM取り出しピン、LG(法令/安全/規制)、クイックスタートガイド、クリアケース。ケースは、少し青みのあるソフトタイプ。
moto g10 ベンチマーク
AnTuTu Benchmark v8.5.6 でスコアを計測してみると、143410という結果。搭載しているSoC「Snapdragon 460」は、前世代と比較してCPUは70%、GPUは60%性能が向上しているそうです。400番台であっても「Snapdragon 630」を搭載しているスマホよりも性能が高く、一般的な使い方なら十分な性能。
Snapdragon 630 搭載スマホ | AnTuTu Benchmark (計測バージョン) |
AQUOS sense3 | 116045 (v8.0.4) |
Xperia Ace | 116336 (v8.0.4) |
Xperia 8 | 111469 (v8.1.7) |
moto g10 バッテリーテスト
PCMark の Work 2.0 battery life の計測結果は、18時間40分となった。電池残量20%までは、15時間44分ほど。バッテリー残量を気にすることなく、1日使い続けることができそうです。
充電速度の計測
付属の充電器は10Wに対応。電池残量を15%まで減らした状態から、どれくらいの速度で充電できるか計測してみました。30分で約22%(約1100mAh)の充電ができている。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 38% | 23% | +23% |
1時間 | 60% | 45% | +22% |
1時間30分 | 81% | 66% | +21% |
2時間 | 94% | 79% | +13% |
2時間30分 | 99% | 84% | +5% |
リバースチャージ対応
リバースチャージに対応しているため、moto g10 本体をモバイルバッテリーのように使うこともできる。OTG対応ケーブルを持っていれば、ワイヤレスイヤホンの充電やメインスマホを充電するサブスマホとしても活躍できます。
Googleアシスタント専用の物理キー搭載
端末の右側面には物理ボタンが3つあり、一番上のボタンはGoogleアシスタントが起動する専用ボタンになる。アプリを開いているときや画面がスリープの状態からでも、このボタンを押すといつでもGoogleアシスタントを起動できる便利な機能。
物理キーの他にも、ジェスチャー操作やディスプレイ設定など便利機能がたくさんあります。使い方など別記事でまとめてあるので参考に。
moto g10 カメラ機能
カメラは上から、800万画素のウルトラワイドカメラ、4800万画素のメインカメラ、200万画素の深度カメラ、右側にフラッシュライトと200万画素のマクロカメラが並ぶ。
中央に、マクロ、広角撮影、通常撮影のモード切替。左上のアイコンはAIシーン検出で、食べ物を撮影すると料理と表示され最適化してくれる。この機能をオフにしたいときは、右上の設定からショット最適化をオフにする。
ピンチアウト、もしくは数字のところを長押してスライドさせると最大8倍までズームできる。
シャッターボタンの上をタップすると、撮影モードによる機能が表示される。アクティブフォトは、短い動画として保存してくれる機能。自動にしていると、撮影後にブレのない写真に処理してくれる。
カメラ機能は、カットアウト、スポットカラー、シネマグラフといった加工ができるのも特徴。
スポットカラーは動画にも対応。十字線(クロスヘア)カーソルをドラッグして、指定したいカラーに合わせる。スライドバーを絞っていくと選択した色以外は白黒で表示されます。動画の撮影中にスライドバーの調整も可能。
カットアウトやシネマグラフは、別記事を参考に。
カメラ性能
アウトカメラ | インカメラ | |
写真サイズ 3:4 | 高解像度 12MP(48MP/クアッドピクセル)● 8MP(32MP/クアッドピクセル) | 8MP ● |
9:16 | 高解像度 9MP(36MP/クアッドピクセル) 6MP(24MP/クアッドピクセル) | 6MP |
フル | 高解像度 7.2MP(28.8MP/クアッドピクセル) 4.8MP(19.2MP/クアッドピクセル) | 4.8MP |
動画 | 9:16 ● フル | 9:16 ● フル |
動画 フレームレート | 30FPS● 60FPS | ー |
タイムラプス | 4×● 8× 16× 32× | 4×● 8× 16× 32× |
ズーム | 最大8倍 | ー |
カメラモード | ポートレート カットアウト スポットカラー ナイトビジョン シネマグラフ パノラマ ライブフィルタ プロ スローモーション タイムラプス スポットカラー動画 | ポートレート スポットカラー ナイトビジョン シネマグラフ グループ自撮り ライブフィルタ プロ タイムラプス スポットカラー動画 フェースビューティー |
●が初期値
楽天モバイルとDSDSの動作確認
SIMスロットは、nanoサイズ×2枚のDSDV対応。microSDカードは排他利用となるため、SIMを2枚入れると使えない仕様。
楽天モバイルは、SIMを入れてAPNを選択したら使うことができました。ただしサポート対象外になると思うので使うときは自己責任で。docomoのFOMA(ガラケー)SIMは、優先ネットワークの種類を3Gに変更してあげると着信してくれました。DSDSでの運用もできそうです。
ただしテストした端末では、データの優先SIMの切り替えがうまくいかないようで、再起動が必要だった。少し手間だが、DSDVの運用でデータ通信を切り替えるときは再起動を試すと良いかも。
※モバイルデータ通信不具合でした。アップデートで改善できそうです。公式のアナウンスを確認してください。
ゲームの動作確認
ゲームタイトルをいくつか試してみました。アップデート等で仕様が変更になる可能性もあるので参考程度に。
ポケモンGOはAR+に対応
Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)に対応しているため、AR+で遊ぶことができます。
黒い砂漠でバッテリーテスト
黒い砂漠でオート狩りをしてバッテリーがどれくらい減るか試してみました。1時間の消費電力は10%しか減らなかったので、長時間プレイにも対応できそう。ただし画質は粗いです。
PUBGの初期設定
PUBGの初期設定は、グラフィックのクオリティはスムーズ、フレーム設定は中になっていた。ゲームタイムから録画をしながらのプレイでも、そんなに重たくならず遊べそうです。
moto g10 販売先
公式サイト
ECサイト
格安スマホセット
まとめ
モトローラ「moto g10」は、低価格ながら便利機能やカメラ機能などが詰まっているコスパ抜群のスマホ。大画面に大容量バッテリーでも約180gと軽量設計なのも魅力。良くできているので、エントリーからミドルロウぐらいのスマホを探している人にはおすすめ。
※モトローラ公式オンラインストアで、moto g10の重量について訂正が入りました。
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