ZenFone 7 は、180度回転するフリップカメラが特徴のハイエンドスマホ。前モデルの ZenFone 6 から性能も機能もさらに進化していて、一番楽しめるカメラフォンだと思う。
ZenFone 7 スペック
本体カラー | パステルホワイト オーロラブラック |
OS | Android 10 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 865 (オクタコアCPU) 2.84GHz |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
ディスプレイ | 6.67インチワイド AMOLEDディスプレイ Corning® Gorilla® Glass 6 2,400×1,080ドット (フルHD+) (90Hz) |
サイズ | 高さ:約165mm 幅:約77.2mm 厚さ:約9.6mm |
質量 | 約235g |
カメラ | メインカメラ:6,400万画素広角カメラ内蔵 2ndカメラ:1,200万画素超広角カメラ内蔵 3rdカメラ:800万画素望遠カメラ内蔵 デュアルLEDフラッシュ |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (周波数帯域:2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth® | Bluetooth® 5.1 |
SIMスロット | nanoSIMスロット×2 microSDカード×1(最大2TB ) トリプルスロット |
バッテリー | 5,000mAh USB Type-C 最大30W (Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応) |
生体認証 | 顔認証 指紋認証 |
防水 | 非対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
センサー | GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート) 加速度センサー 電子コンパス 光センサー 近接センサー ジャイロスコープ 指紋センサー カメラアングルセンサー 磁気センサー NFC |
付属品 | USB ACアダプターセット SIMイジェクトピン クリアケース Active case ユーザーマニュアル 製品保証書 |
ZenFone 7 Pro は、CPUがSnapdragon 865 Plus、ストレージが256GB、光学式手振れ補正(OIS)に対応。
公式サイト:ASUS Store
ZenFone 7 外観レビュー
回転式のフリップカメラを搭載しているためインカメラがなく、フルスクリーンの6.67インチディスプレイ。余計なものがない大画面で没入感は最高だけれど、質量は約235gもあり慣れるまでこの重さは気になるかも。
背面カラーは、光の反射で見え方が変わるオーロラブラック。3眼のフリップカメラは、左から1,200万画素超広角カメラ、6,400万画素広角メインカメラ、800万画素望遠カメラを搭載。
左側面に、SIMスロット。
右側面に、電源ボタンと音量調節ボタン。電源ボタンは指紋センサーにもなっていて、さらにスマートキーとして長押しと2回押しに機能を割り当てることも可能。
上部には、マイク穴とフリップカメラの可動部位。受話口はスピーカーにもなっていて、ステレオ音声も楽しめる。
下部には、LEDインジケーター、USB Type-C、マイク穴、スピーカー。
付属品は、ユーザーマニュアル、製品保証書、SIMイジェクトピン、USB ACアダプターセット、クリアケース、Active case。ケースは2つともハードタイプ。
Active case には、フリップカメラをロックできるラッチが付いている。ラッチをスライドしておくと、センサーで感知してフリップカメラを動作しないようにもできます。また前モデルの ZenFone 6 よりもフリップカメラの動作がスムーズになった。その代わり強く振ったときなど、遠心力で少し開きやすいような気がします。自動で元に戻ってくれるので問題はないけど、ラッチでロックしておくのも良さそう。
ZenFone 7 ベンチマーク
AnTuTu Benchmark v8.4.3 でスコアを計測してみました。バッテリーモードがスマートの状態で 573600 に、ハイパフォーマンスにすると 601389 まで上がった。ちなみに上位モデルの ZenFone 7 Pro では、643847 までスコアが出るようです。
※ベンチマーアプリを起動すると自動的にハイパフォーマンスモードになります。元に戻すときは、設定→電池→バッテリーモードから。
ZenFone 7 バッテリーテスト
PCMark の Work 2.0 battery life の計測結果は、13時間1分という駆動時間。電池残量20%までは、11時間ほどだった。前モデル ZenFone 6 よりも画面が大きいため駆動時間は短くなってしまったが、これだけ持ってくれれば普段使いで困ることはないだろう。
急速充電の速度計測
付属の充電器は、最大30W (Quick Charge 4.0/USB Power Delivery 3.0対応)の急速充電ができる。どれだけの速度で充電できるか、電池残量を15%の状態から計測してみました。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 41% | 26% | +26% |
1時間 | 78% | 63% | +37% |
1時間30分 | 94% | 79% | +16% |
急速充電の速度はとても快適。バッテリーの負担を減らして寿命を長くするバッテリーケア機能も搭載しているので、使い方に応じて調整すると良いかも。
リバースチャージにも対応
OTG対応ケーブルがあれば、ZenFone 7 本体をモバイルバッテリーのように使えるリバースチャージにも対応している。他のスマホやiPhone、ワイヤレスイヤホンを充電することもできます。
指紋センサー内蔵のスマートキーが快適
電源ボタンは指紋センサーにもなっていて、ストレスなく快適なロック解除が可能です。またZenFone 6 と比較するとフリップカメラの動作もスムーズで、顔認証も素早く解除できるようになった。顔認証も快適だけれど、指紋センサーの感度が良いため指紋だけでも十分かもしれない。
さらにスマートキーとして、長押しと2回押しに機能を割り当てることもできます。よく使うアプリや様々なシステム機能など、自由度の高いカスタマイズが可能。スマートキーに割り当てられる機能や、その他の使い方など別記事にまとめてあるので参考に。
ZenFone 7 カメラ機能
フリップカメラを搭載していることでアウトカメラとインカメラの区別がなく、自撮りでもアウトカメラと同じ高画質の撮影が可能。さらにアウトとインだけでなく、フリップカメラのアングルを無段階で調整できるので、普通には撮れない撮影ができるのも魅力。
カメラの機能や使い方などは別記事でまとめてあるので参考に。
楽天モバイルの動作確認
SIMスロットは、nanoSIMスロット×2とmicroSDカード×1のDSDV対応トリプルスロット。ディスプレイ側を表にしてSIMスロットを引き抜くと裏側になるので、背面に向けてから取り出すのが良さそう。次世代通信規格の5Gにも対応しているため、今後エリアが拡大した時にも期待できます。
楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」で使えるか試してみたところ、現状では対応していないようです。
ゲームの動作確認
ゲームアプリは、Game Geine に追加することで専用のゲーム機能を使うことができるようになる。追加したアプリ起動時に、画面左から右にスワイプするとゲームツールバーが開きます。
アラートなし | メッセージ通知をブロック |
着信拒否 | 着信通知をブロック |
明るさ固定 | 明るさの自動調整の無効化 |
リアルタイム情報 | 画面下側(移動可)にリアルタイム情報を表示 ・CPU使用率 ・GPU使用率 ・電池残量 ・システム温度 ・フレームレート(ベータ) ・電池残量における予測残り時間(ベータ) 項目のオンオフは、設定→拡張機能→Game Genie |
リフレッシュレート | 3段階で変更可能(ゲームが対応している必要あり) ・AUTO ・60Hz ・90Hz |
データのみ | 通話を無効にし着信によるネットワークの切断を防ぐ |
最適化 | タップでシステムを最適化 |
マクロ | ゲームを自動化するマクロを作成 |
録画 | タップすると3秒後に録画開始 |
ロックタッチ | タップすると画面がロック 2本指で上にスワイプすると解除 |
ライブ | YouTube ライブストリーミングを配信 |
検索 | 起動しているゲームのビデオやWeb情報を表示 ブックマークをしておくことも可能 |
ポケモンGOはツインアプリ対応
設定→拡張機能→ツインアプリで、ポケモンGOを複製することができます。違うアカウントでログインをし画面分割をすれば、同時にプレイすることも可能。マルチウィンドウは、クイック設定パネルから起動するか、ナビゲーションバーのマルチタスクに割り当てることもできます。
Google play 開発者サービス(AR)(旧 ARCore)にも対応しているため、AR+でも楽しむことができる。
ドラクエウォークはロックタッチが快適
ドラクエウォークのプレイは、ロックタッチツールを使うと便利。画面が暗くなり操作ができなくなる機能で、長時間のオートバトルでもスリープにならないで戦闘を続けてくれる。また節電効果もあるため、WALKモードの時に使うのも良い。
ただし、ロックタッチ中は誰でも解除ができるため、放置はしないように。
黒い砂漠でバッテリー検証
黒い砂漠でオートバトルをしてバッテリーがどれくらい減るか試してみたところ、1時間で10%減少した。バッテリー容量は多く急速充電にも対応しているため長時間のプレイも問題なさそうだ。
PUBGの初期設定
グラフィックの初期設定は、クオリティがHDで、フレーム設定は高になった。FHDもダウンロードをすることで対応可能になる。動作は快適、大画面にステレオスピーカーで没入感も抜群。
ZenFone 7 を購入できるところ
公式サイト
まとめ
ZenFone 7 は、カメラ機能の優れた高性能スマホ。一般的なスマホと比較すると重たいのがデメリットだけれど、それが気にならなければ満足すること間違いなし。ぜひフリップカメラの楽しさを体験してほしい。
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