ASUS Chromebook Flip C436FA は、360度回転するコンバーチブルタイプの14インチ2in1。薄型軽量で扱いやすく、高性能なスペックにより快適な動作も実現している。
ASUS Chromebook Flip C436FA スペック
型番 | C436FA-E10162 |
本体カラー | エアロジェルホワイト |
OS | Chrome OS |
CPU | インテル® Core™ i7-10510U プロセッサー 1.8GHz/4.9GHz インテル® スマート・キャッシュ 8MB |
メモリ | 16GB LPDDR3-2133 |
ストレージ | 512GB (PCI Express 3.0 x2接続) |
ディスプレイ | 14型ワイドTFTカラー液晶 1,920×1,080ドット (フルHD) グレア タッチパネル搭載 |
生体認証 | 指紋認証 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | Bluetooth® 5.0 |
キーボード | 78キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) |
インターフェース | USB3.1(Type-C/Gen1) ×2 microSDカードリーダー マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
サイズ | 幅319.5mm×奥行き208mm×高さ13.76mm |
質量 | 約1.15kg |
付属品 | ACアダプター 製品マニュアル 製品保証書 ASUS USI Pen (SA300) マグネットペンホルダー×2 |
CPUやメモリ、ストレージ性能を抑えたモデルもあります。詳細や価格は、公式サイトを確認してください。
公式サイト:ASUS Store
ASUS Chromebook Flip C436FA 外観レビュー
14インチでもコンパクトな設計のため、質量は1.15kgしかないフリップタイプの Chromebook。ボディ素材は、天板、パームレスト、底面のすべてにマグネシウム合金を採用し、堅牢性と軽量化を実現している。
天板カラーは、エアロジェルホワイト。つや消しのホワイトカラーをベースとし、視点を変えると見える色が微妙に変わっていくデザインで高級感がある。
ディスプレイは、タッチパネル対応の光沢タイプ。4辺が狭額縁ベゼルになっていて没入感は抜群。ヒンジ間にサウンドバーを搭載し、キーボードの両側面と合わせると4つのスピーカーで迫力のサウンドを楽しめる。
右側面に、スピーカー、microSDカードリーダー、USB3.1(Type-C/Gen1)。厚さは13.76mmしかなく、薄型なのが分かる。
左側面に、USB3.1(Type-C/Gen1)、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、音量調節ボタン、電源ボタン、スピーカー。ディスプレイを開くとキーボード部分が持ち上がり、入力しやすく冷却効率の良いエルゴリフトヒンジになっている。
底面はすっきりしていて、通気孔があるのみ。
底面から吸気したエアフローは、キーボードの上側から排出。
コンパクトでもフルサイズのキーボード。キーストロークは1.2mm、5段階のバックライトに対応している。右上に指紋センサーを搭載し、付属のマグネットペンホルダーを使うとスタイラスペンを装着可能。
付属品は、45WコンパクトACアダプター、ASUS USI Pen (SA300)、マグネットペンホルダーが2つ付いている。
高性能CPU搭載で快適動作
Chrome OS は Windows とは違い、そこまで高いCPU性能を必要としないという特徴がある。そのためCPU性能を抑えて低価格で販売されていたりします。安いのはメリットだけれど動作がもっさりとしているのは気になるところ。それらとは違い、第10世代の高性能インテル製プロセッサーを搭載しているため、動作はかなり快適。使い方によってはオーバースペックになるかもしれないが、これだけ快適だと前のモデルには戻れなそうだ。
ASUS Chromebook Flip C436FA ベンチマーク
インテル® Core™ i7-10510U プロセッサーを搭載した高スペックモデルで Octane Score を計測してみると、47432 というかなり高い結果が出た。前モデルの ASUS Chromebook Flip C434TA (インテル® Core™ i5-8200Y プロセッサー搭載)上位モデルでも、29262 だったので明らかに高性能なのが分かる。
バッテリー駆動時間
PC用ブラウザゲーム「ガンダムネットワーク対戦」をやって、バッテリー駆動時間がどれくらい持つか試してみました。スペック表の公表値としては約11.8時間となっているが、この使用環境では4時間ほどで残り3%まで減ってしまった。バッテリー駆動時間は、期待するほど持たないと思っておいた方が良さそう。
充電速度は快適
付属のACアダプターは45W、軽量小型で持ち運びやすいサイズ。3%まで減った状態から作業をしながらの充電してみると、1時間で62%まで充電してくれた。バッテリー駆動時間が短くても、急速充電の速度は快適なので、それを補ってくれそうだ。さらに左右両方にUSB Type-Cを搭載しているため、どちらからでも充電ができるというのはありがたい仕様。
指紋センサー搭載
キーボードの右上にある指紋センサーの感度は良く使用感は快適。パスワードを入力する必要がなくワンタッチでロック解除ができます。スマートフォンを接続してロック解除する方法もあるけれど意外と面倒なので、指紋センサーでのロック解除の方がスムーズで作業効率は良くなる。ただし画面ロックしたときだけ使える機能で、電源を切った後のログインは従来通りパスワードの入力は必要。
スタイラスペン+マグネットペンホルダー
ASUS USI Pen (SA300)にマグネットペンホルダーをつけると、microSDカードリーダーのところに装着できます。microSDカードを挿入している状態でも、マグネットペンホルダー側に隙間がしっかり確保されているため装着感は阻害されない。クリエイター作業や文字入力などが多いときには便利に使える。
Chromebook の本体側には、磁気領域がいくつかあります。天板上部やパームレスト下側など、マグネットペンホルダーを装着していなくてもペンのみで付いてくれる。必ずしもマグネットペンホルダーを使う必要はないためお好みで。
ASUS USI Pen (SA300)は、筆圧検知最大4096段階、バッテリー駆動時間最大約270日持つようです。あらかじめ、単6形(AAAA)電池が入っていますが、通電しないように絶縁物があります。使い始めるときは、それを取り除いてから使うように。
※法人・教育機関向けモデルのC436FA-E10266では、ASUS USI Pen (SA300)はオプションになる。
軽量化されタブレットモードも快適
前モデルのASUS Chromebook Flip C434TAでは質量が1.45kgあったので、タブレットモードにしたときに重さが気になった。それと比較すると1.15kgしかないので、300gも軽量化されたのは大きな違い。Androidアプリを起動したり、手に持って何か作業するときなどは特に負担が少なくなると思う。また軽量化されても堅牢性を損なわず、デザイン性でも高級感が増しているのもメリット。
Androidアプリの動作確認
Google Play ストアに対応しているため、Androidアプリをインストールできます。しかしすべてのアプリが対応しているわけではなく、一部のアプリは非対応となります。ポケモンGOはインストールすらできなかったり、パズドラはインストールできてもアプリの起動ができなかったりする。すべてのアプリがサポートされているわけではないのは理解しておきたいところ。マリオカートはタブレットモードにして大画面で遊ぶことができました。
まとめ
ASUS Chromebook Flip C436FA は、薄型軽量で動作も快適なハイエンドモデル。バッテリー持ちには期待できないが、その他は言うことなしの最高の Chromebook になる。メインPCとして十分使える性能を持っているので、作業効率を重視したい人にはおすすめ。
CPUやメモリ、ストレージ性能を抑えたモデルもあります。詳細や価格は、公式サイトを確認してください。
公式サイト:ASUS Store
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