ASUS「ZenFone 6」では、今までになかった初のフリップカメラ搭載スマホ。背面カメラが180度回転するため、自撮りまで高画質で撮影可能。
無駄のない6.4インチの大画面
インカメラが搭載されていないことにより、前面にはノッチなどがなく、ディスプレイのみの大画面を実現。サイズは6.4インチで、解像度は2340×1080、アスペクト比が19.5:9。ベゼルの幅も狭く画面占有率は92%、ほとんどが画面となり無駄なくすっきりした印象を与えてくれる。また、ゴリラガラス6が採用され、耐久性にまで優れているのも特徴。
自撮りまで高画質で撮れるフリップカメラ
インカメラを使うときには、背面のカメラが180度回転して表側に来るフリップカメラ方式を採用。インとアウトでカメラを分けないで、1つにまとめてしまったのは今までにない革新的なアイデアだ。カメラ性能は、4800万画素+1300万画素のデュアルレンズ。自撮りまでも、この高画質で撮れるというのもメリット。
インカメラ起動時の裏側の様子は、表に出たカメラ部分が窪んでいる面白い形。この状態でもし落下してしまっても、自動的に収納され、故障リスクも軽減してくれる仕組みになっている。また、ロックの解除は背面にある指紋センサーが主になるとは思うけど、顔認識センサーまでもしっかり搭載されているようだ。
カメラ部分の空いたクリアケースが付属
フリップカメラという特徴的なボディのため、カメラ部分の空いた専用クリアーケースも付属している。バッテリーは5,000mAhの大容量で、急速充電規格QuickCharge4.0(18W)に対応。バッテリー劣化を少なくし長く使えるように、あえて超急速充電やワイヤレス充電には対応していないのだという。
ケースで保護して破損リスクを気を付けてあげれば、長く使うことができそう。人気のロングセラースマホになりそうなので、対応アクセサリー類もたくさん販売されそうな気もする。
フリップカメラは機能満載
フリップカメラはインカメラをなくすために開発されたアイデアだと思っていたけれど、実はそれだけではなかった。いろんな機能が盛り込まれていて、さすがASUSといったところ。
フリップカメラは表側に来るだけでなく、角度を自由に調節できるフリーアングル。例えばフラットに持っていても正面を撮ることができるため、撮影時の持ちやすさは格段に向上しそうだ。また、このフリップ機能を活かして、パノラマ撮影をブレることなく自動で行う機能まで搭載されている。
さらに動画では、モーションキャプチャーに対応し、被写体を自動で追跡してくれるという。あくまでもフリップカメラの可動範囲内での話ではあるが、こんな機能まで搭載してしまうとは。これだけ機能を盛りだくさんにしても、価格はそこまで高くなっていないとうのも凄い。
スマートキーをカスタマイズできる
端末右側面にはボタンが3つ並んでいる。上からスマートキー、音量調節ボタン、電源ボタン。スマートキーはデフォルトでGoogleアシスタントを起動する設定になっているという。これを、カメラ起動、自動回転、スクリーンショットなど、自身で良く使う機能にカスタマイズすることができる。確認できなかったけれど、2回押しや、長押しなどジェスチャーの割り当てもできるようだ。
ユーザーインタフェースは、ASUS独自の「ZenUI 6」となる。他のAndroidとは違う使い方ができると思うので、機会があれば使い心地などをレビューします。
ちなみに、反対側の左側面にはSIMスロット。nanoSIM×2+microSDカードのトリプルスロットになっているようです。もちろん、DSDS(DSDV)対応というスペック。
ハイスペックな30周年モデル
ASUSの創立30周年を記念した「ZenFone 6 Edition 30」の展示もされていた。見た目の特徴は、同心円仕上げのマットブラックに30周年の記念ロゴが背面下部に入っている。スペックはメモリ12GBにストレージが512GBと盛り盛りな仕様。限定3000台の発売となるようで、日本で発売されるかは未定。
まとめ
ASUSのパソコンは面白いものが多いけど、今までスマートフォンではそこまで特徴的なものはなかった。「ZenFone 6」の登場で、これぞ革新的なアイデアという次世代スマホになるかもしれない。多機能なフリップカメラに、価格以上の高性能、日本で発売されれば人気のロングセラースマホになりそう。
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