TCL PLEX は、圧倒的なコストパフォーマンスで注目度が高い。価格以上の性能に、他にはない面白い機能を搭載しているため、ガジェット好きにはたまらないスマホ。
TCL PLEX スペック
OS | Android 9.0ベースのTCL PLEX UI |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 675 オクタコア 2.0GHz+1.7GHz |
ディスプレイ | 6.53インチ、フルHD+(2340x1080ドット) 比率19.5:9、395ppi |
メモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
サイズ | 高さ:約162.2mm 幅:約76.56mm 厚さ:約7.99mm |
質量 | 約192g |
アウトカメラ | 4800万画素 ソニー製センサー (標準) 1600万画素 123° (広角) 200万画素 (低照度カメラ、1080p低光量ビデオ撮影向け) |
インカメラ | 2400万画素 |
バッテリー | 3820mAh USB Type-C 9V2A 急速充電対応(Quick Charge 3.0) |
SIMスロット | nanoSIM×2 microSDカード排他利用 DSDS対応 |
通信方式 | 2G:2/3/5/8 3G:1/2/5/6/8/9/19 4G:1/3/5/7/8/19/20/28/38/40 ※Docomo、SoftBank回線SIMに対応 |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth® | Bluetooth® 5.0 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 非対応 |
生体認証 | 指紋認証 顔認証 |
本体付属品 | 専用クリアケース USB Type-C充電ケーブル USBアダプター SIMトレー取り出しピン |
TCL PLEX 概観レビュー
ディスプレイは6.53インチ、画面占有率90%のパンチホール型。中央にあるノッチよりも目立たないため、使用感は抜群。
背面カラーは、オブシディアンブラック。両側にフラッシュライトがあり、左から16MP超広角カメラ、1080P抵光量ビデオ撮影、48MP高画質センサー。カメラの下に指紋センサー。
右側面には、電源キーと音量調節キー。
左側面にSIMスロットとスマートキー。シングルプレス、ダブルプレス、長押しの3つのアクションに、システム機能やアプリ起動などを自由に割り当てられる。
上部にイヤホンジャック。パンチホール式のインカメラは、2400万画の高画質で撮影も可能。
下部には、USB Type-Cにスピーカー。
付属品は、クイックガイド、クリアケース、SIMピン、USB Type-Cケーブル、USBアダプター。付属するクリアケースはソフトタイプのものが多いけど、これはハードタイプになる。
TCL PLEX ベンチマーク
AnTuTu Benchmark v8.2.4 のスコアは、216218という結果。OPPO Reno Aでは、通常で188197、高パフォーマンスモードにしても209096まで。OPPO A5 2020では、169015(v8.0.3)というスコアだったので、同価格帯のモデルと比較してもパフォーマンスは高い。
TCL PLEX バッテリーテスト
PCMark の Work 2.0 battery life で計測してみたところ、10時間26分という結果になった。一般的な使い方をするには十分な結果だけど、バッテリー容量が3,820mAhある割には短いかも。急速充電に対応しているので、それほど困ることはないと思う。
急速充電速度
9V2A 急速充電対応(Quick Charge 3.0)、32分で50%充電できるとのことなので実際に計ってみた。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 14% | 0% | 0% |
30分 | 58% | 44% | +44% |
1時間 | 90% | 76% | +32% |
1時間30分 | 99% | 85% | +9% |
電池残量14%から30分で44%も回復してくれたので、急速充電は十分快適。後半はゆっくり充電するため、1時間も充電してあげれば十分な感じです。
Super Bluetoothが面白い!
TCL PLEX には、他のスマホにはない機能がいくつかあるが、個人的にはSuper Bluetoothが一番面白いと思う。一般的にはTWS機能を搭載した同じスピーカーが必要になるのだけれど、Super Bluetoothを使えば違うメーカーのスピーカー同士でも臨場感のあるステレオ再生が可能になる。
スマホとしてではなく、音楽再生用として1台持っておくのもありかもしれない。ただし、スピーカー性能に依存するところはあるので、遅延や音飛びのするスピーカーは使わないこと。
TCL PLEX の使い方
TCLはテレビのメーカーというだけあり、ディスプレイの機能が充実している。特に面白いのが、アプリごとに読書モードを設定できるところ。その他にも、スマートキーにいろんな操作を割り当てられる特別な機能も搭載している。使い方などは別記事にまとめてあるので、購入前の参考にしてみてください。
高画質のカメラ機能
富士山を2倍ズームで撮影しても、かなりきれいな画質を維持してくれた。1080p低光量ビデオ撮影向けの低照度カメラが真ん中に搭載されていて、暗い中で動画を撮影する機能もあるが、高画質カメラと超広角カメラの2つのレンズだけでも十分かも。カメラ機能は別記事で深堀しているので参考に。
DSDSの動作確認
ドコモのガラケー(FOMA)SIMとデータ通信専用SIMで、DSDSの動作確認をしてみたところ、データ通信をしながら通話の着信がしっかりできました。SIMを挿し込んだだけでは認識しないため、機内モードのオンオフや、端末の再起動など行うと良さそうです。
ゲームの動作確認
ゲームタイトルをいくつか試してみました。アップデート等で仕様が変更になる可能性もあるので参考程度に。
ポケモンGOはAR+非対応
Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)には非対応のため、AR+では遊べない。その他は特に問題はなさそうで、ポケモンGOプラスの動作も確認済み。
ドラクエウォークのバッテリー消費
ドラクエウォークは1時間で16%ぐらい電力を消費するようです。急速充電が快適なので、充電のできる環境があれば怖くない。
黒い砂漠でバッテリー検証
黒い砂漠を初期設定のまま1時間プレイしてみると、バッテリー残量が15%ほど消費した。NXTVISIONのマルチメディア改善をオンにした状態でも試してみたところ、バッテリーの減り方はあまり変わらないようです。
PUBGでスクリーン録画テスト
デフォルト設定はHD画質。グラフィックの初期設定は、クオリティがHDで、フレーム設定は高。 この設定のままスクリーンレコーダーで録画してみても、カクつくことなく遊ぶことができた。ちなみに、横向きのゲームの場合は、横からスライドすることでメニューが開き、通知オフなどの機能が使えます。
まとめ
TCL PLEX は価格以上の性能に、便利な機能も搭載していてコスパ最強クラス。おすすめのスマホだけれど注意点が2つほど。知名度が低いため対応しているケースが少ないのと、au回線が非対応なのは理解しておくこと。売れ行きは好調のようなので、今後対応ケースなどが増えることを期待したい。
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