NVIDIA GeForce RTX 2070 with Max-Q Designを搭載したゲーミングノートPCで、どれくらいのゲーム性能があるか試してみました。薄型でも高性能で、負荷の高いゲームでもパフォーマンスは良さそうだ。
NVIDIA GeForce RTX 2070 with Max-Q Designの性能
テストに使ったのは、Legion Y740(17) 17インチのゲーミングノートPCです。FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークスコアは、標準品質で 8543 快適 という結果。他のRTX 2070 Max-Qの標準的なスコア 7783 よりも、かなり高い結果が出たようだ。薄型モデルのため、通常のRTX 2070 と比較するとパフォーマンスは低いけれど、そこそこ高い性能が備わっているのが分かる。
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION の初期設定は、3Dグラフィック解像度 100%、画質設定プリセット 高 になっていた。このままでフレームレートは、100 FPS 前後を表示していたので、設定を変えることなく快適に遊べそうだ。
戦闘中や水辺など、グラフィック処理が多くなるところでは、フレームレートが落ち込むことはある。それでも 70 FPS あたりを維持してくれていたので、これくらいなら体感的にも気にならないので問題なさそう。
ちなみに、よりリッチでリアルな表現が可能な、NVIDIAの効果を4つともオンにして試してみても、60 FPS 前後を維持してくれていた。しかし、そこまで大きな違いは実感できないので、オフのオフのままで良いと思う。解像度が高ければより違いが分かるのかも。
Battlefield V (バトルフィールドV)
Battlefield V (バトルフィールドV)では、リアルタイムレイトレーシングを試してみた。オプション→ビデオ→詳細設定→DX12有効をオン→DXR有効をオンにする。再起動後にリアルタイムレイトレーシングが適用されます。その下の RTX DLSS も有効にできるので、パフォーマンスを向上させるためオンにしておくと良いかも。
まず比較対象として、DXR有効がオフの状態。初期設定でフレームレートは 120 FPS以上。
DXR有効にすると、ガラスに反射して背景がしっかり映し出された。フレームレートは 84 FPS まで落ちるけど、これくらいなら問題なく快適に楽しめそうだ。リアルタイムレイトレーシングのオンオフを切り替えるには再起動が必要になるため、あらかじめ設定をしておくのがおすすめ。
CONTROL(コントロール)
PC版CONTROL(コントロール)は、まだ日本語対応していないのだけれど、リアルタイムレイトレーシングに対応しているゲームなので試してみた。ゲームを開始するときは、Play DirectX 12 からでないと、レイトレーシングを有効にできないので注意。
※表示言語が日本語に対応しました。OptionsのInterfaceにある、Text LanguageからJapaneseを選択できます。オーディオ言語は未対応。
OptionsのDisplayで下にスクロールしていくと Ray Tracing Preset があり、Medium・High・Custom から選択をするだけ。それとパフォーマンスを維持するため、NVIDIA DLSS と Vsync を有効にしました。
比較対象として、オフの状態。フレームレートは 101 FPS まで出ている。
Mediumにすると、ガラスに自分の姿が映し出された。フレームレートは 74 FPS。
Highにすると多少の違いが出る程度。フレームレートは 61 FPS。
違うシーンも参考に、オフで 103 FPS。
Mediumにすると 77 FPS。上の照明が床に反射し、リアルな感じに表現された。
Highで 65 FPS。多少の違いはあるけれど、Mediumでも十分にリアルタイムレイトレーシングを楽しめるきがする。
レイトレーシングを有効にするとゲーム内の表現が豊かになり没入感が違ってくる。高負荷のかかる処理をしてもパフォーマンスは維持できているので、ぜひ試してみてほしい。Battlefield V (バトルフィールドV)とは違い、再起動の必要なく切り替えられます。
まとめ
NVIDIA GeForce RTX 2070 with Max-Q Designでゲーム3タイトル試してみたところ、負荷のかかる処理をしても問題なく遊ぶことができた。薄型でもパフォーマンスは優れていて、特にレイトレーシングの技術を楽しみたい人にはおすすめ。
使用したのは、17インチのゲーミングノートPC Legion Y740(17) です。冷却性能も優れていて、キーボードが熱くなることもなく快適でした。
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