ROG Phone 6/6PRO のゲーム機能を解説します。「Armoury Crate」と「Game Genie」にいろんな設定があるので使い方の参考に。
一般的なスマホ機能については別記事を参考に。
Armoury Crate
Armoury Crateは、ホーム画面の中央下にある△アイコンをタップして起動。
ゲームライブラリ
Armoury Crateを起動するとゲームライブラリの画面になります。縦向きでも横向きでも両方の表示に対応している。左上のスクエアアイコンをタップするとリスト表示。上部に、コンソール、Contact、特集、マイプロファイルが並び、右上にゲームの並び替えと設定がある。ここに表示されていない場合は、右側にある+をタップしゲームリストの管理からアプリを追加できます。
ゲームごとの設定
ゲームごとに設定ができ、右上のペンアイコンからカバーの編集、保存データは録画やスクリーンショットを撮った時のものが表示されます。公式HPはゲームごとのホームページを表示。シナリオ詳細には、パフォーマンスの設定やプロファイルのインポートなどがある。
右上の「︙」からゲームプロファイルのインポートと共有(エクスポート)があり、ゲームのパフォーマンスは4つ選択できる。下側ではAirTriggersに設定した項目や「Kunai 3 Gamepad」で設定したキーマッピング、マクロなどの確認ができます。
- Xモード:ハイパフォーマンスモード
- ダイナミック:バランスモード
- 超省電力:電力消費を減らす制限モード
- アドバンスド:カスタマイズモード
アドバンスドの編集から項目ごとにカスタマイズができます。
タップ | スライド感度 スライド安定性 タッチ速度 タッチ強度(タッチサンプリングレート720Hz) ブロックタッチエッジ(タッチ不可能な領域をカスタマイズ) |
ディスプレイ | グラフィックビースト(カスタマイズ設定もある) リフレッシュレート(ゲームが対応している必要がある) |
パフォーマンス | ゲームチューニング バックグラウンドのCPU使用率を強制的に制限する メモリ開放 |
ネットワーク | オート5G ネットワークの接続中断を防止 バックグラウンド同期の制限 |
コンソール
コンソールでは、CPU、GPU、システム温度、ストレージ、メモリの使用量などが表示されます。右上の設定「︙」から、Armoury Crateを開いた時の起動アニメーションの表示方法を選択できたりもする。必要なければオフにして素早く操作できます。パフォーマンス設定では、Xモードと超省電力モードはカスタマイズも可能。
Xモードと超省電力モードはそれぞれ「適用する」の左側に「編集する」項目があり、そこからカスタマイズできます。特に超省電力モードはフル制御されているので、制限を緩和することで使いやすくできるかも。
ROG Vision
バックスクリーンに表示させるアニメーション設定。※ROG Visionは「ROG Phone 6 PRO」に搭載している機能ため「ROG Phone 6」は非対応。
- 外部アクセサリー接続時
- Xモード
- 画面オン時
- 端末の充電中(急速充電中)
- ゲーム中
- 電話を着信時
それぞれの項目をタップすると表示できるアニメーションが表示されます。かなりたくさん用意されていますが、右下にある+から自作するのにも対応している。
ROG Vision の新規作成は、画像アート、テキストアート、著名の3種類に対応。
画像アートでは、手持ちの画像を選択し位置を調整します。フィルターで加工して右上から名前を付けて保存。
テキストアートは、フィルター、フォント、色を選択。
著名は、右から左に流れるテキストで、速度、フォント、色を選択。
作ったアニメーションは共有することも可能。Armoury CrateのConnectにあるROG Visionに投稿されているものをダウンロードしてインポートすることもできます。
システムライト
システムライトは、電源ボタン付近の背面に位置する「DARE TO PLAY」と表記されているところ。ライト同期や、時間を指定した消灯タイマーにも対応する。詳細設定から点灯のオンオフ、カラーや明るさの変更ができます。一番下にある「端末の充電中」では、電池残量に合わせて色が変わる「モード1」と「モード2」の選択のみ。
「ROG Vision」を搭載していない「ROG Phone 6」では、「DARE TO PLAY」と「ROGロゴ」がシステムライトに対応。「ROG ロゴ」では、点灯だけでなく光り方のカスタマイズができます。
- 点灯
- 呼吸
- ストロボ
- カラーサイクル
- 彗星
- フラッシュパターン
- ミックスライト
- レインボー
音楽再生時では、メディアサウンドのリズムに合わせて点灯します。
AeroActive Cooler
別売りの「AeroActive Cooler」のセッティング。
Game Genieの設定
ゲームの管理は、ゲームライブラリの+と同じゲームリストの管理。ゲームデータを優先は、有効にすると最前面に表示しているゲームの通信を最優先にし、ネットワーク状態を安定に維持してくれる機能。
表示順序のカスタマイズは、Game Genieのパネルに表示される機能の順序をカスタマイズできます。
トグル | ツール |
リフレッシュレート | エッジツール |
リアルタイム情報 | キーマッピング |
ネットワークスイッチ | メモリ開放 |
ナビブロック | AirTriggers |
アラートなし | 録画 |
着信拒否 | マクロ |
充電モード変更 | PiPモード |
ショートクリップ | ロックタッチ |
明るさ固定 | クロスヘア |
スカウトモード | クイックコントロール |
データのみ | 検索 |
AirTriggersの設定
環境設定とタッチ設定に、超音波ボタン、モーションコントロール、クーラーボタンの設定があります。
超音波ボタンの設定
- タップ情報の表示:タップした位置情報を画面に表示する
- バイブレーション:動作したことを振動で知らせてくれる
- フィンガーレスト:タッチエリアから指を離すことなく再実行する
タッチ設定で、AirTriggersをどのくらい押し込んだら反応するかを確認できます。
デュアルパーティションボタン設定で、AirTriggersを分割した時のポジションを確認できます。
スワイプ設定で、スワイプ動作を確認できます。
スライド設定で、スライド動作を確ができます。
デュアルコントロール(タップとスワイプ)設定では、スワイプ設定をした後にタップ設定をして適用。
デュアルコントロール(タップとスライド)設定では、スライド設定をした後にタップ設定。
モーションコントロールの設定
- タップ情報の表示:タップした位置情報を画面に表示する
- バイブレーション:動作したことを振動で知らせてくれる
ジェスチャー設定では、それぞれのアクションの感度を調整できます。動作を感知すると、振動と十字カーソルの色が黄色く変わります。ジェスチャーは10種類。
- 前方に傾ける
- 後方に傾ける
- 左に傾ける
- 右に傾ける
- 左に回転
- 右に回転
- 振る
- 前進
- 左に水平移動
- 右に水平移動
クーラーボタンの設定
クーラーボタンでも、タップ情報を表示とバイブレーションの設定がある。
拡張現実ミッション
拡張現実ミッションは、同梱しているスキャンカードを読み込むことでAR体験できる機能。
Connect
Connectは日本語のコミュニティはなさそうです。「ROG Phone 6 PRO」の場合なら、ROG Visionに投稿してあるアニメーションをダウンロードしてインポートする楽しみ方はあるかも。
特集
特集では、165Hz、144Hz、120Hzに対応したゲームや、GamePad、AirTriggersに対応しているゲームを探すことができる。ただし日本に対応していないものも含みます。
マイプロファイル
ログインすると、プロフィールの編集や自分の投稿などが見れます。
Game Genie
Game Genieのパネルを開くには画面左上もしくは右上から内側にスワイプ。
Game Genieが開いたら、中央の「^」をタップしてサブパネルを起動します。
ゲームモードの切り替え
サブパネルはゲームモードのアイコンが並びタップすると切り替わる。左から、Xモード、ダイナミック、超省電力、一番右側のアドバンスドにするとその横にペンアイコンが表示され、Armoury Crateで設定できるのと同じカスタム画面になります。
サブパネルの「i」をタップすると、フレームレート、温度、モバイル通信、Wi-Fiの情報が表示される。Game Genieと表記されている左側のアイコンはArmoury Crateを起動、右側はGame Genieの設定を開けます。
リフレッシュレート
リフレッシュレートはタップするたびに切り替わる。ただし、ゲーム自体がそのリフレッシュレートに対応している必要がある。
- AUTO
- 60Hz
- 90Hz
- 120Hz
- 144Hz
- 165Hz
リアルタイム情報
リアルタイム情報は、現在の情報をフローティング表示してくれます。中央付近に表示されている十字をドラッグしながら移動し、見やすい位置に配置ができる。
Game Genieの設定にあるリアルタイム情報の管理で表示する項目のオンオフができます。順番の並び替えには対応していない。
ネットワークスイッチ
モバイルとWi-Fiの通信を切り替えたりします。
ナビブロック
ナビブロックを有効にすると誤タップを避けるため、各種ジェスチャー操作を無効にすることができます。Game Genieの設定からステータスバーやGame Genieを無効にすることも可能。
アラートなし
通知をオフにする。
着信拒否
着信をオフにする。
充電モードの変更
充電をするときに、システムに電源を供給しながら同時に充電する通常充電と、システムのみに電源を供給し端末の発熱を抑えるバイパス充電を選択できます。
ショートクリップ
ショートクリップを有効にすると、ビデオ録画ツールが配置されます。時間をさかのぼって録画することができる機能で、ツールをタップするたびに保存してくれる。録画時間は、アイコンを動かすと矢印が表示されるので、そこから5秒から30秒の間で時間を指定する。
明るさを固定
画面の明るさが変わらないように固定する。
スカウトモード
スカウトモードを有効にすると画面の色が反転され、隠れている敵などを見つけやすくなる。
データのみ
データ通信のみで着信などを無効化する。
エッジツール
エッジツールを起動します。サイドバーからも起動できますが、ゲーム中に無効化したいときは、エッジツールの設定→表示シーンのカスタマイズ→ゲーム中サイドバーをオフにする。
キーマッピング
ゲームパッドを接続するとキーマッピングが追加されます。
メモリ開放
タップしてシステムを最適化する。
AirTriggers
AirTriggersで、超音波ボタン、モーションコントロール、クーラーボタンの設定を割り当てることができます。超音波ボタンはタップの他にいろいろな設定がある。
- タップ
- デュアルパーティションボタン
- スワイプ
- スライド(横方向)
- スライド(縦方向)
- デュアルコントロール(タップとスワイプ)
- デュアルコントロール(タップとスライド(横))
- デュアルコントロール(タップとスライド(縦))
- オフ
選択したものによってはボタンが増え、それぞれにボタン設定を割り当てられる。スライドを選択した場合は、縦もしくは横方向の操作。デュアルコントロール(タップとスワイプ)にすると、ボタン設定は3つにもなる。
タップシミュレーションが一番シンプルな設定。
- 押した際に1つの動作を実行する:1つ指定
- 押した際に2つの動作を実行する:2つ指定
- 押す離すの際に別々の動作を実行する:2つ指定
例えば、2つの動作を指定するのは、射撃とリロードを同時に発動したりとか、押したときに射撃、離したときにリロードなどに割り当てが可能。
タップの自動繰り返しという動作も可能で、長押し1秒当たりの回数を1~4回の間で指定できます。射撃ボタンに合わせていれば押している間は連射する。
今回ジャイロスコープ機能が新たに搭載された。ボタンを照準を動かす位置にセットし、押しながら端末を傾けることで狙いを定めることができます。
モーションコントロールは、ジェスチャーを選択して操作を割り当てる。例えば、リロードに前方に傾けるジェスチャーにするとか。追加できるジェスチャーは10種類。
- 右に傾ける
- 左に傾ける
- 前方に傾ける
- 後方に傾ける
- 右に回転
- 左に回転
- 振る
- 水平に前進
- 左に水平移動
- 右に水平移動
クーラーボタンの設定は、別売りのAeroActive Coolerをセットしないと操作はできない。
録画
スタート時に2つの設定ができます。
録音ソース | マイク 内部オーディオ なし |
ビジュアルフィードバック | タップ タップ起動 タップとタップ起動 なし |
その他は、端末設定→拡拡張機能→スクリーンレコーダーであらかじめ変更しておくとよさそう。
マクロ
操作を記録して自動化するマクロを作成できます。再生設定から繰り返しのカスタマイズも可能。
作成したマクロを組み合わせるマルチマクロにも対応している。
PiP モード
PiP(ピクチャーインピクチャ)モードをタップすると小窓で表示できます。ドラッグして移動もできるため、コンテンツダウンロード中に他の作業ができたりする。ただし、アプリが対応していない場合にはPiP モードは表示されない。
ロックタッチ
ロックタッチモードにすると、ゲームを進行したまま画面の操作はできなくなる。2本指で上にスワイプすることで解除できます。
Game Genieの設定に自動タッチロックがあり、設定してある時間放置していた場合に自動的にロックタッチモードになる。
クロスヘア
照準をアシストするクロスヘアを配置できます。スタイル、カラー、サイズ、不透明度、位置の変更も可能。
クイックコントロール
ショートカット起動できるボタンを配置できます。
- ロックタッチ
- スクリーンレコーダー
- スクリーンショット
- スカウトモード
- マクロ
- AirTriggersプロファイル
設定すると任意の場所に移動できるボタンが表示され、不透明度と大きさのカスタマイズが可能。ボタンは追加して複数の機能を配置することもできる。
検索
検索はゲームタイトルのWebページと関連動画を表示してくれます。
まとめ
ROG Phone 6/6PROから、AirTriggersの押す離すで別々の動作を実行するのと、ジャイロスコープ照準が追加されました。ゲームタイトルによるけど、アイデア次第で便利に使えそうだ。また、別売りの「AeroActive Cooler 6」を接続してボタンを拡張すればさらに楽しめそう。
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