
AQUOS zero2 は、約141gしかない超軽量なゲーミングスマホ。さらに、防水とおサイフケータイにまで対応しているのも魅力。
AQUOS zero2 スペック
サイズ | 高さ:約158mm 幅:約74mm 厚さ:約8.8mm |
質量 | 約141g |
OS | Android™ 10 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 855 オクタコア 2.8GHz+1.7GHz |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB microSDカード非対応 |
ディスプレイ | 約6.4インチ 2,340 x 1,080 (フルHD+) 有機EL |
バッテリー | 3,130mAh USB Type-C |
アウトカメラ | 約1,220万画素 + 広角約2,010万画素 CMOS 裏面照射積層型 |
インカメラ | 約800万画素 CMOS 裏面照射型 |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth® | Bluetooth® 5.0 |
NFC | 対応 |
おサイフケータイ | 対応 |
SIMスロット | nanoSIM×2 (キャリアモデルはシングルスロット) |
通信方式 | LTE:B1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/28/38/39/41/42 3G:B1/2/4/5/6/8/19 GSM:850/900/1,800/1,900MHz |
防水 防塵 | 防水:IPX5/IPX8 防塵:IP6X |
センサー | GPS (GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS (みちびき) 対応) (DualbandGPS (L1+L5※2) 対応) 加速度 地磁気 ジャイロ 近接 照度 |
本体付属品 | 保証書 スタートアップガイド 3.5mmイヤホン変換アダプタ SIM取り出しツール (試供品) |
参考:OCNモバイルONE
AQUOS zero2 外観レビュー

約6.4インチの有機ELディスプレイ。インカメラは約800万画素、指紋センサーはディスプレイ内蔵型。これだけの大画面でも約141gしかないため、持った時の軽さに驚く。

背面に、約1,220万画素の標準カメラと、約2,010万画素の広角カメラを搭載。カラーは、アストロブラック。docomo版とau版にはミスティホワイトもある。

右側面には何もなし。他のゲーミングスマホと比べると、かなりの薄型。

左側面に、電源ボタンと音量調節ボタン。

上部にSIMスロット。ディスプレイは、カメラ部分だけがノッチとなるデザイン。その上の受話レシーバーはスピーカーにもなり、下部のスピーカーとステレオ音声を楽しめる。

下部に、スピーカー、USB Type-C、マイク穴、LEDインジケータ。

付属品は、保証書、スタートアップガイド、SIMピン、3.5mmイヤホン変換アダプタ。
AQUOS zero2 ベンチマーク

AnTuTu Benchmark(V.8.3.0)のスコアは、456501というかなり高い結果。さらにゲーミング設定を有効にし、ハイレスポンスモードでも計測してみたところ、463300までスコアが上昇した。ただしバッテリーの消費量も2%増えているため、オフのままでも十分かもしれない。それとマルチタッチテストでは、5点にしか反応しなかった。
AQUOS zero2 バッテリーテスト

PCMark(Work 2.0 battery life)でバッテリーテストを行ってみたが、何度も途中で止まってしまい正確な計測はできなかった。6時間で43%までは計測できていたので、20%まで動いていたとすると、8時間~9時間ぐらいになりそうだ。軽量化されている分、バッテリー量量が多くはないため長持ちはしない。充電がすぐにできる環境がないと、ゲーミングスマホとしては物足りないかも。
急速充電の時間を計測

ACアダプタは付属していないため、充電器は自身でそろえる必要がある。急速充電対応のものを用意できれば、急速充電中と表示され短時間で充電ができます。充電中は右端のLEDインジケーターが赤く点灯し、満充電に近くなってくると緑色に変わる。どのくらいの速度で充電できるか、電池残量14%から計測してみたので参考に。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 14% | 0% | 0% |
30分 | 52% | 38% | 38% |
1時間 | 79% | 65% | 27% |
1時間30分 | 94% | 80% | 15% |
AQUOS zero2 ゲーミング設定

設定→AQUOS便利機能→ゲーミング設定→登録ゲーム設定でオンになっているアプリでは、ゲームのパフォーマンスを最適化するゲーミングモードが適用されます。登録ゲーム設定には、インストール時に自動でオンになるアプリもある。

オンになっているアプリでは、通知パネルを開くとゲーミングメニューを表示できます。ゲームに対しての検索やYouTubeを開くショートカットや、ハイレスポンスモードと通知ブロックのオンオフ、ゲーミング設定と録画の操作が表示される。

録画設定で、アプリの音のみ録音に変更することもできるが、注意書きにゲームの仕様により録音できないことがありますとある。試しに、PUBGとポケモンGOで録画してみたところ、どちらも録音できなかった。他社のゲーミングスマホと比べると機能は少なくので、今後のアップデートに期待したい。その他の使い方などは別記事を参考に。
AQUOS zero2 カメラ機能

カメラで桜の花を写すと、AI認識により花のアイコンが表示された。その隣のアイコンは通常撮影モードで、下にある「・」をタップすると広角モードでの撮影も可能。2本指でピンチアウトすると最大で8倍までのズームに対応。左下のAIオートから他のモードに切り替えられる。

オート、マニュアル、ポートレート、くっきり、ふんわり、逆光、接写、モノクロなどのカメラモードも搭載されています。基本的にはAIオートで対応してくれるので、こだわった撮影をしたいときにはここから。

夜景モードなどの専用撮影モードはないけれど、夜景も普通に撮影するだけでそれなりに撮れた。ブログにアップした写真よりも、画面越しに見たほうが鮮明に見える。

動画を撮影するときには、AIライブシャッターとAIライブストーリーの機能を使えます。AIライブシャッターは、動画の撮影中に自動で写真としても残してくれる機能。AIライブストーリーはある程度の長さのある動画を撮影すると、ショートムービーを自動的に作ってくれる機能。ストレージの容量は多いので、とりあえず試してみても面白いかも。
カメラ性能
アウトカメラ | インカメラ | |
写真サイズ | 18:9 8.1M(4032×2016) 16:9 9.1M(4032×2268)● 4:3 12.2M(4032×3024) 1:1 9.1M(3024×3024) | 18:9 5.3M(3624×1632) 16:9 6.0M(3624×1836)● 4:3 8.0M(3624×2448) 1:1 5.8M(2400×2400) |
動画 | 【動画サイズ】 18:9 1.8M(1920×960) 16:9 4K(3840×2160) 16:9 FULL HD(1920×1080)● 16:9 HD(1280×720) 4:3 1.6M(1440×1080) 1:1 1.2M(1080×1080) 【画質とデータ量】 汎用モード(H.264)● 軽量モード(H.265) 高画質モード(H.265) | 【動画サイズ】 18:9 1.8M(1920×960) 16:9 FULL HD(1920×1080)● 16:9 HD(1280×720) 4:3 1.6M(1440×1080) 1:1 1.2M(1080×1080) 【画質とデータ量】 汎用モード(H.264)● 軽量モード(H.265) 高画質モード(H.265) |
ズーム | 最大8倍 | 最大8倍 |
スロービデオ | 120fps 240fps ● | ー |
タイムラプス | 30(0.25秒間隔で撮影)● 60(0.5秒間隔で撮影) 150(1.25秒間隔で撮影) 300(2.5秒間隔で撮影) 開始・終了時間の指定も可能 | ー |
※●が初期値
DSDSの動作確認

SIMフリー版「AQUOS zero2 SH-M13」は、nanoSIMが2枚入るDSDV対応モデルとなる。docomo、au、Softbankの大手キャリアで販売されているものは、シングルスロットのため非対応です。
docomoのガラケーSIM(FOMA)とデータ通信専用SIMを入れて、DSDSの動作確認もしてみたところ、特別な設定は必要なくしっかり着信してくれました。防水とおサイフケータイに対応したスマホで、DSDSでも運用できるのは数が少なく、ここまで性能が良いのは魅力。
ゲームの動作確認
ゲームタイトルをいくつか試してみました。アップデート等で仕様が変更になる可能性もあるので参考程度に。
ポケモンGOのスペシャルアタック

タッチ反応が良いため、ポケモンGOのスペシャルアタックがやりやすいような気がします。Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)にも対応し、AR+で遊ぶことも可能。ポケモンGOプラスの動作も確認済み。
ドラクエウォークの消費電力

ドラクエウォークを1時間ほど冒険してみると、19%ほどバッテリーを消費した。消耗が大きいためモバイルバッテリーを持ち運ぶよりも、Galaxy A20など安いのをセカンドスマホとして使ったほうが良いかも。
黒い砂漠でバッテリー検証

グラフィックの初期設定はバランス優先。ゲーミング設定のハイレスポンスモードで1時間オートプレイをしてみたところ、消費電力は15%ほど。ハイレスポンスモードをオフにしてから1時間オートプレイすると、消費電力は14%となり少しだけ節電できるようだ。
PUBGの初期設定

グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定は高。動作は快適で、録画しながらでもスムーズにプレイできた。また冷却性能が改善されたこともあり、前モデルのAQUOS zeroよりも発熱が気にならなくなっている。
まとめ
ゲーミングスマホは重たいものが多いが、AQUOS zero2なら超軽量で長時間プレイも負担が少ないのはメリット。ただしバッテリー容量が多くはないため、充電できない環境下での連続プレイには不安が残る。軽さを重視するか、電池持ちを重視するか、好き嫌いが分かれそうだ。また、SIMフリー版ではDSDVに対応しているのも魅力で、防水おサイフケータイを2枚のSIMで運用したい人には、一番性能の良いスマホとなる。
AQUOS zero2 のスマホセットならOCNモバイルONEが安くてお得。
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