HUAWEI nova 5T は、ハイエンドモデルと同じチップセットKirin 980を搭載し、大容量メモリ8GB+ストレージ128GBという文句なしのスペック。それに、パンチホールディスプレイに側面指紋センサーというのも使いやすいデザインだ。
HUAWEI nova 5T スペック
CPU | HUAWEI Kirin 980 オクタコア (2.6GHz×2+1.92GHz×2+1.8GHz×4) |
OS | EMUI 9.1 (Android 9ベース) |
ディスプレイ | 約6.26インチ FHD+ 1080 x 2340ピクセル TFT |
サイズ | 高さ:約154.25mm 幅:約73.97mm 厚さ:約7.87mm |
重量 | 約174g |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
バッテリー | 3,750mAh Type-C |
通信機能 | 3G : B1/2/4/5/6/8/19 FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28 TDD-LTE : B38/40/41 GSM : 1.9GHz/1.8GHz/900MHz/850MHz |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth® 5.0 |
アウトカメラ | 約4,800万画素 約1,600万画素 約200万画素 約200万画素 |
インカメラ | 約3,200万画素 |
生体認証 | 指紋認証:対応 顔認証:対応 |
SIMスロット | nanoSIM×2 |
付属品 | クリアケース ACアダプタ USBケーブル(A to C) USB-C to 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ クイックスタートガイド SIMピン |
本体カラー | パープル ブルー ブラック |
スマホセット:BIGLOBEモバイル
HUAWEI nova 5T 外観レビュー
約6.26インチのパンチホール型ディスプレイ。壁紙のnovaのロゴは、傾きを検知して色が変わるのはおしゃれなデザイン。一般的なノッチと違い、インカメラが左隅に収まっているので画面が見やすいのはメリット。
背面カラーはパープル。他のブルーとブラックでは、novaのロゴではなくHUAWEIになるようだ。カメラは上から、約1600万画素の超広角カメラ、約4800万画素のメインカメラ、約200万画素の被写界深度カメラ、隣に約200万画素のマイクロカメラを配置。
右側面に、電源ボタンと音量調節ボタン。電源ボタンが指紋センサーとなっていて、反応が良く快適にロック解除できる。
左側面には、SIMスロット。
上部に赤外線センサーらしきものがあるが、スマートリモコンアプリがインストールされていないため、動作は未確認。
受話レシーバーに通知用のLEDインジケーターも搭載。蛍の光みたいで認識しにくいけれど、ないよりはいい。
下部には、マイク穴、Type-C、スピーカー。
付属品は、クイックスタートガイド、クリアケース、USBケーブル、ACアダプタ、USB-C to 3.5mm ヘッドフォンジャックアダプタ、SIMピン。
HUAWEI nova 5T ベンチマーク
AnTuTu Benchmark(V.8.3.0)のスコアは、372081というかなり高い結果。さらに、電池設定でパフォーマンスモードに切り替えてから再計測してみたところ、397100までスコアが伸びた。価格以上の性能でコストパフォーマンスは抜群です。ちなみに、HUAWEI P30では 366750(V8.1.9)という結果でした。
HUAWEI nova 5T バッテリーテスト
PCMark(Work 2.0 battery life)でバッテリーテストを行ってみたところ、13時間6分という結果がでた。しかし、実際は11時間ぐらいしか稼働していないので、2時間ほど多く表示されている。多く表示されていなかったとしても、一般的な使い方をするなら十分な時間だ。
超急速充電が快適
付属のACアダプタを使うことで超急速充電が可能。電池残量15%から充電時間を計測してみたところ、30分で46%も充電できた。これだけ充電できれば、朝起きてからでも十分間に合う。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 61% | 46% | 46% |
1時間 | 91% | 76% | 30% |
1時間30分 | 99% | 84% | 8% |
生体認証が快適
電源ボタンが指紋センサーとなっているのも使いやすいところ。さらに反応も良いため、背面にある指紋センサーと変わらない精度で快適なロック解除ができる。背面にある場合は手に取らないと解除できないし、ディスプレイ内指紋センサーだと反応がイマイチよくなかったりするので、この使用は便利だ。
また、パンチホールディスプレイというのもメリット。中央にノッチがあると気になるし、フルサイズのディスプレイだと、ポップアップカメラの起動で顔認証の時間に多少のロスがある。左端にインカメラがあると目立たない上に、顔認証もロスなく快適。
生体認証の細かな設定や、他の便利な使い方など。別記事でまとめてあるので参考に。
HUAWEI nova 5T カメラ性能
通常撮影。
広角撮影に切り替えると広範囲を表示してくれる。
ズーム下に表示されている1×か、広角の反対側をタップすると2倍に。2本指でピンチアウトすると最大10倍までズーム可能。
アパーチャモードにすると背景をぼかした撮影になる。ぼかし具合は、アパーチャレベルを0.95~16の間で調節できます。また、このモードで撮影した写真は、後からぼかしレベルを変えたり、背景に焦点を合わせたり変更することも可能。ギャラリーを確認すると、絞りのアイコンが目印としてついている。
近く被写体も撮影できるスーパーマクロはかなり優秀。他社製のスマホでもマクロ撮影できるものはありますが、HUAWEIのマクロモードが一番実用的だと思う。
夜景モードで撮影すると、明るく鮮やかに映し出してくれます。その他、ポートレート、スロー、パノラマ、ライトペインティング、コマ抜き、アニメーション写真、ARレンズなどにも対応。
アウトカメラ | インカメラ | |
写真 解像度 | [4:3]48MP AIウルトラクラリティ [4:3]48MP [4:3]12MP ● [1:1]9MP [全画面]7MP | [4:3]32MP ● [1:1]24MP [全画面]20MP |
ビデオ 解像度 | (16:9)4K 30 fps (全画面)1080p 30 fps (16:9)1080p 60 fps (16:9)1080p 30 fps ● (16:9)720p 30 fps | (全画面)1080p 30 fps (16:9)1080p 30 fps ● (16:9)720p 30 fps |
ズーム | 最大10倍 | ー |
スロー | 32×(960 fps)● 8×(240 fps) 4×(120 fps) | ー |
コマ抜き | (16:9)720p 30 fps | (16:9)720p 30 fps |
AI認識 | 22種類 | 8種類 |
※●が初期値
手の平をかざして撮影できるジェスチャー操作や、端末ロック時に音量ダウンキー2回押しでクイック撮影できるウルトラスナップショットなどにも対応。
DSDSの動作確認
ドコモのガラケーSIM(FOMA)と、BIGLOBEモバイルの音声SIMを2枚入れて、DSDSの動作確認をしてみたところ、ガラケーSIMは認識してくれなかった。優先ネットワークを3Gにしてもダメだったので、DSDSでの運用はできなそうです。
BIGLOBEモバイルと楽天モバイルの音声SIMで試してみると、どちらも着信したのでDSDVの動作は問題ないようです。
ゲームの動作確認
ゲームタイトルをいくつか試してみました。アップデート等で仕様が変更になる可能性もあるので参考程度に。
ポケモンGOはAR+非対応
Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)には非対応のため、AR+で遊ぶことはできなかった。その他は問題なく、ポケモンGOプラスの動作も確認済み。
ドラクエウォークの長時間は向かない
ドラクエウォークは問題なく遊べるけど、消費電力が多いので長時間プレイには向かない。超急速充電のできる環境があれば気にならないかも。
黒い砂漠でバッテリー検証
グラフィックの初期設定は品質優先。オートプレイでバッテリーの減り方を調査してみました。満充電の100%から1時間で88%まで減り、2時間で72%になった。12%と16%の差があるのは、100%の状態をしばらく維持していたからだと思われます。満充電では、104%あったという計算になる。
PUGBの初期設定
グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定が高になっていた。この設定のままで、快適にプレイできた。動きはスムーズで特に気になることはなかった。
まとめ
HUAWEI nova 5T は文句なしのハイスペックに、使いやすいデザイン、優秀なカメラ性能を備えたコストパフォーマンスの高いスマホ。さらに、これだけの性能があれば長期間使えるため、数年分のコストを考えるとかなりおすすめ。安いスマホを数台乗り換えるよりも、良いスマホを長く使いたい人に最適。
HUAWEI nova 5Tのスマホセットなら、BIGLOBEモバイルが実質負担額が少なくておすすめ。タイプA(au回線)なら通信速度も速く安定しているので、乗り換えを検討している人は参考に。
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