Starlinkを富士山の山小屋に設置したら快適だった

富士山の山小屋に衛星のインターネット通信サービス「Starlink」を導入しました。自宅の光回線よりも速くて快適です。

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Starlinkについて

Starlink
高速インターネット。地球上のほぼどこでも利用可能です。

Starlinkは、イーロン・マスクによって設立されたスペースXが提供する低軌道衛星を用いたインターネットサービスです。空の開けているところに設置できれば、通信インフラの整っていない山奥でも快適なインターネット通信を構築できます。

導入費用はアンテナ代55,000円+月々6,600円と割とリーズナブル。アンテナは新しいモデルになったようです。今回は旧モデルをアンテナは楽天市場で購入し、月々の契約を公式サイトから行いました。

障害物のないところに設置

設置したのは屋根の上、障害物はなく空一面が見えるところが望ましい。電源を入れると自動的にアンテナが回転し、衛星の位置に向いてくれました。日にちが立つと徐々に向きが変わり、調整してくれているようでした。

富士山では台風の時など風がものすごく強い時もあるため、アンテナの台座はボルトで固定。強風が心配だったけれど、風速30m以上でも問題なかったです。

電源コードはかなり余裕があり、設置場所には困らないような長さがありました。今回設置したところでは余ったコードを束ねて収納。それと付属しているルーターに刺すプラグのサイズが2cmほどあるため、それを家の中に通す穴をあける必要もある。

通信速度を計測

Starlinkアプリ内にあるスピードテストを行ってみると、283Mbpsというかなり爆速の数値が出た。一般的なインターネット通信よりも速いのには驚きです。ブラウザのスピードテストを試してみると、ダウンロード155.0Mbps、アップロード8.89Mbpsという結果でした。アップロード速度はそれほど速くはないようです。

ルーターの範囲計測

Starlinkアプリ内にルーターの電波範囲を確認できる機能がありました。移動して電波の届く範囲マップを作成できます。付属のルーターはあまり電波の範囲は広くないようなので、山小屋全体で使うには中継器が必要でした。

中継器は安価で購入できるTP-Linkの「RE330 | AC1200 メッシュWi-Fi中継器」を使用。通信速度は遅くなるものの広範囲をカバーでき、山小屋全体で快適に使えるようになった。複数の部屋で使う予定ならば、このようなWi-Fi中継器はあったほうが良い。

契約時の注意

Starlinkの契約時にiPhoneで行ったのですが、プライベートリレーがオンになっていたためうまくできず。契約の時だけオフにすれば、あとは問題なく使えます。

それと契約期間は月初めとかではなく、契約した日から1か月単位の請求となるようです。富士山の開山は2か月ほどしかないため、閉山時に一時解約します。来年にまた再契約する予定で、無駄に料金を支払う必要はなさそう。おそらくそれで大丈夫だと認識しています。

海外のアクセスになる

通常は全く問題なく快適にインターネット通信ができますが、一部の広告を利用しようとしたときに海外からのアクセスと認識されました。他には確認できていないけれど、サーバーによって海外のアクセスを禁止しているところは影響がありそうです。とは言え、使えないことはSKYFLAGの広告以外にはなかったため困ることはなさそう。

まとめ

富士山の山小屋には、KDDIが運営している「富士山Wi-Fi」という無料のWi-Fiがあるのですが、docomo回線のモバイル通信を拡張したWi-Fiを使っています。そのため速度はあまり速くなく、混雑時には低速になってしまうほど。Starlinkを導入することによって、ストレスなく快適なインターネット環境を構築できました。アンテナの初期費用が少し高いけれど、通信インフラが弱いところにはおすすめ。

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