「HUAWEI WATCH GT 3 SE」の高度を計測してくれる機能はどのくらいの精度なのか、富士山に登って確かめてきました。結果、日本の最頂点3776mの表示は出なかったです。
計測に使ったスマートウォッチ
高度計測に使用したのは以前レビューした「HUAWEI WATCH GT 3 SE」です。電池持ちかかなり良く軽量で」登山にも向いているモデル。血中酸素の濃度も計測してくれるため、2000mを超える高地に持っていくのに心強い味方。
富士山の頂上3776mで計測
富士山の最も高い位置は、浅間大社奥宮の先にある剣ヶ峰が3776mの最高峰になる。頂上には最高峰を示す石碑が設置されているが、実は一番高いところはこのちょっと先。
石碑の少し先に行くと、溶岩に赤いペイントがさてているところがあります。ここが最高峰の3776mになるとのこと。ただ石碑の場所から高さは1mも変わらないぐらい。この前まで来て「HUAWEI WATCH GT 3 SE」が同表示するのか試しています。
ワークアウトで精度が上がる
- ワークアウト時:3746
- 通常時:3600
登山のワークアウトの結果と通常時の高度表示でかなりの違いがでました。ワークアウトではGPSで位置情報を取得するため高度の精度も上がるようです。富士山の最高峰は3776mと公表されているため、ワークアウト時の誤差は30m程という結果になりました。通常時の表示はあまりあてにはしてはいけないですね。
距離と歩数を計測
ワークアウトで距離や歩数も計測できるため、各区間どのくらい離れているのか調べてみました。荷物を持たない軽装で登っているため、かかっている時間はかなり早め。通常はもっとかかります。
浅間大社奥宮から剣ヶ峰
- 距離:430m
- 歩数:704歩
- 上昇距離:214.2m
- 最大高度:3746.7m
しばらくは平たんなところを歩くため、後半の斜度がかなりきつくなっている。高度は3776mなので誤差は29.3m。
胸突山荘(9合5勺)から浅間大社奥宮(富士宮口頂上)
- 距離:620m
- 歩数:1116歩
- 上昇距離:415.4m
- 最大高度:3672.8m
浅間大社奥宮の高度は公表値3712mのため、誤差39.2m。
万年雪山荘(9合目)から胸突山荘(9合5勺)
- 距離:530m
- 歩数:1009歩
- 上昇距離:414.6m
- 最大高度:3508.8m
胸突山荘(9合5勺)の高度は公表値3590mのため、誤差81.2m。なんか多い…
池田館(8合目)から万年雪山荘(9合目)
- 距離:660m
- 歩数:1306歩
- 上昇距離:405.8m
- 最大高度:3365.5m
万年雪山荘(9合目)の高度は、公表値3460mのため、誤差94.5m。標高が低くなるにつれて誤差が多くなってしまった。同じ日に計測していないというのもあるので参考程度に。
富士宮口9合5勺胸突き山荘~富士吉田ルート富士山駅までの記録
下山は富士宮ルートではなく、富士吉田ルートを経由して、富士吉田市の富士山駅まで計測してみました。浅間神社のところで少し迂回をしてしまったが、約24kmほどの距離でした。1時間4kmのペースで6時間ほどかかっています。こういった動画で記録できるのも面白いところ。
まとめ
HUAWEI WATCH GT 3 SEの高度計がどのくらいの精度か試してみたところ、結果は誤差30mくらい。ワークアウト時には精度が上がるというのも新しい発見でした。各山小屋との距離や歩数なども調べてみると面白かったりします。登山のお供にスマートウォッチは便利ですね。
後から気が付いたのですが高度は補正できるようです。ワークアウトを始める前に気圧計から補正すると良いのかも。補正後にどうなるかは未確認のため、また機会があれば試してみたいと思います。
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