ROG Phone 3 のゲーム機能を解説します。前モデルの ROG Phone 2 よりも機能が追加され、より便利になっています。
レジスタンスミッションに参加
ROG Phone 3 を起動し、設定をしていくとレジスタンスミッションに参加してくださいと表示される。ここで閉じるをしても、Armoury Crate のマイプロファイルから参加できるので時間のある時でOK。スタートをしたら、ROGトーテムをスキャン画面に移行。ケースの側面を写し出すと、拡張現実ミッションがスタートする面白い仕組みです。この作業は簡単なもので、報酬として Xモードのオンオフで動く壁紙が追加されるようです。
ゲーム管理アプリ「Armoury Crate」
Armoury Crate を起動したゲームライブラリ画面。スライドしてゲームを切り替え、もしくは右上の四角アイコンから一覧表示も可能。ゲーム枠の右上にあるペンアイコンをタップすると、カバー編集の操作となり、ゲームに合うような背景画像にカスタマイズもできる。
シナリオ詳細から、タップ、ディスプレイ、パフォーマンス、ネットワークなど、ゲームごとに細かく設定することも可能。初期設定ではシステム設定と同じとなっています。変更しなければ、コンソールにて適用したものが反映されるということ。
横向きのゲームでは、タップでブロックタッチエッジを設定できます。画面左右した部分のタッチ不可能な領域の範囲指定が可能。
AirTriggers を設定したときや、ゲームパッドのキーマッピング、保存したマクロなどもここで確認できる。
保存データは、スクリーンショットや、スクリーン録画をしたものが表示される。そのゲームのデータだけ表示されるというのも便利な管理機能。公式HPはブラウザで開きます。
ゲームコンソールからカスタマイズ
Armoury Crate のコンソールから Xモードをオンにするとカスタマイズ設定ができるようになります。
Xモードを利用したときのレベルを3段階で指定可能。初期設定はLv2です。付属している外付けファンの AeroActive Cooler 3 を装着したときだけ、自動的に Lv3 パフォーマンスを適用する設定もある。
下にスライドすると、リフレッシュレートの調整。画面を滑らかに表示してくれるもので、自動、60Hz、90Hz、120Hz、144Hzに設定することもできます。ただしゲーム自体が高リフレッシュレートに対応している必要はある。
その下にはタップの設定、スライド感度、スライド安定性、タッチ速度を5段階で調整が可能。
一番下にはネットワーク設定で、より良い通信をサポートしてくれる機能。ROG Phone 3 では、最新規格の Wi-Fi 6 や次世代移動通信 5G にも対応しているため、ハイパーフュージョンをオンにしておくと、自動的に通信状況を見極めて切り替えてくれます。
AirTriggers の機能が増えた
Armoury Crate→コンソール→AirTriggers→環境設定とタッチ設定から、横持ちのゲームで使えるAirTriggersの設定ができます。
右側の4つの項目をタップすると、それぞれの設定が開きます。デュアルパーティションは新しく追加された機能になる。
タッチ設定で、タッチの感度を10段階で調整できます。AirTriggersを触ると、どのくらいで反応するか振動で教えてくれるので試してみると良さそう。
デュアルパーティションボタンは、左右のAirTriggersを2つに分けて、4つのボタンとする機能。ここの設定で、反応する位置をずらして調整できるというのも便利なところ。
スワイプ設定では、トリガー速度を高くすると指をより速くスライドさせる必要がある。
スライド設定のスライド距離倍率は、倍率が高いほど画面上でスライドされる距離が長くなる。トリガー距離は、高くなるほど認識するために必要なスライド量が長くなる。
ファンスピードの調整も可能
外付けの冷却クーラー「AeroActive Cooler 3」のファンスピードの調節も可能。初期設定では自動になっていて、手動では4段階の変更ができます。また、マイクの作動中はファンを停止するのオンオフ設定もある。
システムライトの設定
システムライトの編集は、Xモードに切り替えてから。ライト同期は、作成したライト設定を他の端末または自分の端末へQRコードで読み取って共有する機能。同じWi-Fiネットワークに接続すると他の ROG Phone と Auraライトを同期することができる。
詳細設定では、AeroActive Cooler 3 の ROG ロゴライトとフロントライトのオンオフ。モード設定とシステムライト設定ではオンオフだけでなく、一部の動作では光り方をカスタマイズできる。
動作 | 初期設定 | オンオフ初期値 |
音楽再生時 | デフォルト | オフ |
Xモード | カラーサイクル | オン |
画面オン時 | ストロボ | オフ |
画面オフ時 | 点滅 | オフ |
端末起動時 | デフォルト | オン |
外部アクセサリー/電源を接続時 | デフォルト | オン |
着信時 | デフォルト | オン |
通話中 | 点灯 | オフ |
ゲーム中 | デフォルト | オン |
通知を受信時 | デフォルト | オフ |
端末の充電中 | デフォルト | オフ |
モード編集からは Xモードの編集。もしくは対応している項目なら、点滅、ストロボ、カラーサイクル、彗星、フラッシュパターン、ミックスライト、レインボーの選択ができ、明るさと速さもカスタマイズできる。
Armoury Crate Connect
Armoury Crate Connect は、ゲーム関連の情報を閲覧・共有できる場所。興味のあるトピックを5つ選んで、グループに参加する。ただし日本語のグループがあるかは不明。
Armoury Crate 特集
Armoury Crate の特集から対応ゲームを確認できる。ただし、日本ではインストールできないゲームも含まれています。
- 144Hz
- 120Hz
- GamePad
- TwinView
- AiRTriggers
別売りアクセサリーの GamePad や TwinView に対応しているゲームも増えてきている感じです。ここで表示されている以外でも対応しているものはまだあるかと思います。日本のマーケットのみインストールできるゲームなどは表示されていないような気がするので各自で確認してみてください。
Armoury Crate マイプロファイル
マイプロファイルでは、プロフィールの編集、自分の投稿、マイコレクション、マイグループ、My topics などの項目がある。拡張現実ミッションをもう一度やりたいときにはリトライから実行できます。
Game Genie 便利なゲーム機能
Armoury Crate のゲームライブラリに追加されているアプリは、Game Genie を利用することができます。ゲーム起動中に左側からスワイプする、もしくはコントロールパネルの通知メニューからも開ける。
表示順は、Armoury Crate→コンソール→Game Genie→表示順序のカスタマイズから、トグルとツールごとに順番の変更が可能。特にツールは上にスライドして他の項目を表示するため、よく使う項目を上の方に移動しておくと良いかも。
アラートなし | メッセージ通知をブロック |
着信拒否 | 着信通知をブロック |
明るさ固定 | 明るさの自動調整の無効化 |
リアルタイム情報 | 画面下側(移動可)にリアルタイム情報を表示 ・CPU使用率 ・GPU使用率 ・電池残量 ・システム温度 ・フレームレート(ベータ) ・電池残量における予測残り時間(ベータ) 項目のオンオフは、設定→拡張機能→Game Genie |
ナビブロック | 誤動作を避けるためナビゲーションバーをブロック |
ショートクリップ | 数秒前を録画してくれる機能 ・5秒 ・10秒 ・20秒 ・30秒 |
リフレッシュレート | 5段階で変更可能(ゲームが対応している必要あり) ・AUTO ・60Hz ・90Hz ・120Hz ・144Hz |
データのみ | 通話を無効にし着信によるネットワークの切断を防ぐ |
最適化 | タップでシステムを最適化 |
AirTriggers | AirTriggersの設定 |
マクロ | ゲームを自動化するマクロを作成 |
録画 | タップすると3秒後に録画開始 |
クロスヘア | 任意に位置にマーカーを表示できる |
ライブ | YouTube ライブストリーミングを配信 |
ロックタッチ | タップすると画面がロック 2本指で上にスワイプすると解除 |
検索 | 起動しているゲームのビデオやWeb情報を表示 ブックマークをしておくことも可能 |
名シーンを逃さないショートクリップ
ショートクリップをタップすると画面上にアイコンが表示されます。このアイコンは移動可能で、移動すると右側にプルダウンが表示され録画時間を設定できます。初期設定では5秒となっており、アイコンをタップするたびに5秒前の状態から録画保存してくれる。
ゲーム内でうまくいったときなど、録画しておけばよかったと思うときはあると思います。このショートクリップを使えば、時間を遡った見逃し録画的なことが可能。タップするたびに録画され、Armoury Crate→ゲームライブラリ→保存データで確認できます。録画時間を最大30秒に設定もできるため、ダイジェスト的な動画の作成したいときにも便利に使える。
マーカーを表示するクロスヘア
クロスヘアを有効にすると、画面上にマーカーを常時表示できます。スタイルやカラー、サイズや不透明度の調整も可能。マーカーの位置も変えることができるため、ゲームによって便利に使えそうだ。
AirTriggers にも機能が追加
Game Genie から AirTriggers をタップすると設定画面になるので、トレーニングモードなどで試してみるのが良いです。超音波ボタンで、タップ、デュアルパーティションボタン、スワイプ、スライド(横方向)、スライド(縦方向)、オフの選択ができます。青いマーカーが左で、赤いマーカーが右のAirTriggersに割り当てる。左を照準にして、右を射撃にすると、移動しながらでも狙いやすくなる。
モーションコントロールは、スマートフォンを振ることで、指定した範囲の画面タッチができる機能。黄色のマーカーをジャンプに配置すると、画面操作せずにジャンプなんてことも可能です。
超音波ボタンもモーションコントロールも、それぞれで赤いスイッチをオンにしないと有効にならないので設定後は忘れずに。
連射機能も搭載
タップの連射機能も搭載。長押し時1秒あたりのタップ数を 0回~4回まで設定することも可能。ゲームによっては便利な機能になりそうだ。
デュアルパーティションボタン
デュアルパーティションボタンは、AirTriggers を2つに分けて4つのボタンとして使うことができる。音ゲーで、左右4つのボタンに割り当てて、中央はモーションコントロールにしてみると画面を触らずにプレイしてみた。ただしモーションコントロールは長押しや連射もできないので実用的でなない。こんなこともできるよという参考に。
画面操作を無効にするロックタッチ
Game Genie ツールにあるロックタッチをタップすると、画面が暗くなり画面操作をできなくします。スリープにならないというメリットもあるため、時間のかかるオートバトルなどにも便利。解除したいときは2本の指で上にスワイプする。ただしロック状態はだれでも解除できるため放置は禁物。
フローティングウィンドウ設定
Game Genie の右側にある縦に並ぶ点をタップして、フローティングウィンドウの設定ができます。右上のペンアイコンからアプリを選択し、右上のチェックで保存する。選択したアプリが表示されるようになるので、タップすればゲームの上に重ねて表示されます。チャットをしながらゲームをしたいときに便利な機能。
まとめ
ROG Phone 3 には、前モデルの ROG Phone 2 よりも機能が追加されていました。特にショートクリップは便利なので、有効化しておくとより楽しめそう。それに AirTriggers もゲームによってはかなり使いやすくなると思うので、自分なりのカスタマイズしてみてはいかがでしょう。購入を検討している人もどんな機能があるのか参考に。
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ゲーム機能だけでなく、スマートフォンとしての機能も優秀なので、初期設定や使い方も参考に。
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