ASUSのノートパソコンAniMe Matrix搭載モデルでは、天板をドット絵で光らせることができます。カスタマイズ性は高く、テキスト入力や画像取り込みなど、いろいろな表示に対応する。
使用したモデル
使用したのモデルは、ROG Zephyrus M16 GU604VYです。天板には、18,700個の極小LEDで構成されたAniMe Matrixディスプレイを搭載し、アニメーションを鮮明に表示してくれます。特に暗いところだと映える。表示モードは以下の4つ。
- ドット絵アニメを表示するアニメーションモード
- 音に合わせて変化するオーディオモード
- バッテリー残量などを表示できるシステムモード
- バーチャルマスコットを表示するオムニモード
オムニモードでは、スロットマシン、シューティングゲーム、モグラたたきなどのミニゲームの表示にも対応する。
AniMe Matrixの使い方
設定画面は、Armoury CrateのメニューにあるデバイスからAniMe Matrix、もしくは右側タイルのアイコンやクイックリンクからも開けます。
モード変更
モードの変更は右上から、アニメーションモード、システムモード、オーディオモードを選択。オムニモードについては上部中央のバーチャルペットアイコンから。オムニが表示されるとオムニモードに移行しますが、ここでモードを切り替えて「効果の適用」することで、そのモードが優先されます。
アニメーションモード
コンテンツライブラリーにはROGテーマがいくつかあり、クリックか左側にドラッグ&ドロップすると、どんな感じで表示されるか見れます。複数の追加にも対応し、表示する秒数やアニメーションスピード、ループ数など、そのアニメーションごとに調整できます。右側のアニメーション設定は全体に適用される効果で、遅延、コントラスト、輝度の割合の調整ができる。
コンテンツライブラリの「その他のダウンロード」から、追加アニメーションを取得することもできます。Armoury Crate→特集→コンテンツプラットフォーム→AniMe Matrixと同じ場所。
コンテンツの追加
コンテンツプラットフォームには、カラーのも表示されます。これは、マザーボードやCPU液体クーラーに対応したもの。右上のフィルターからノートパソコンを選択するとそれらを除外できる。無料の隣にあるアイコンから対応デバイスが表示されます。しかし、いくつか試してみたところ「ROG Zephyrus M16」と表示されないものでも使えたりしました。
使ってみたいものがあればクリックして取得。完了すると「ダウンロードを確認」になり、そこからアニメーションモードにショートカットできます。
コンテンツライブラリには、フェスティバル、トレンド、ゲームなど、カテゴリ分けは自動で配置される。選択して効果の適用すると天板に反映されます。実際に反映してみないとイメージが違ったりするので、いろいろ試してみるのが良さそう。ただ、コンテンツライブラリに追加したアニメーションの削除は、コンテンツプラットフォームから。
コンテンツの削除
コンテンツプラットフォームの右上のフォルダーアイコンがマイコンテンツになる。ここで削除するとコンテンツライブラリから表示されなくなります。ただし、マイコンテンツの表示には残るようで、非表示にはできないみたいです。
テキスト表示
テキスト効果から文字の表示もできます。フォントやサイズ、速度の調整、最大7行まで対応する。基本的に右から上に流れるので、速度を0にしてあげると固定表示も可能。
アニメーションを自作する
AniMe Matrix Pixel Editorにて自分で作成することもできます。作り方は動画を見るとイメージしやすいかな。
とりあえずアニメーションになるように適当に作ってみました。下にあるSAVE PROJECTから、WEBMATRIXファイルとして保存。日本語のページだと「プロジェクトを保存」と表示されます。
左上の画像の挿入から、エディタで保存したWEBMATRIXファイルを選択。効果の適用で反映されます。
下にあるコンテンツライブラリに保存をすると、右側に保存済みとして表示されます。保存済みのものはコンテンツプラットフォームのマイコンテンツには表示されないためここで削除可能。エクスポートすると、MATRIXファイルとして保存されます。インポートできるのもMATRIXファイルなので、エディタで作成したWEBMATRIXファイルは直接インポートには対応しない。画像を挿入してからコンテンツライブラリに保存という形になる。
画像の取り込み
左上の画像の挿入からROG ALLYの画像を3枚取り込んで、テキストも追加してみました。画像が流れる速度が速いため、ループ数を増やしたり、上部の秒を使用と使うのが良さそう。ただ、実際に適用してみると何が表示されているのかわかりにくく、この画像は微妙でした。起動を調整しても周りが明るく表示され過ぎるので、背景が黒とかだと良かったのかも。
同じ河童の画像を複数取り込んで簡単に動かしてみました。ループを増やして時間調整しています。大きさや位置を柔軟に変えられるため自由度は高い。
河童の画像はドット絵ダウンロードサイト DOTOWN|無料の素材サイトから使わせていただきました。
システムモード
システムモードでは、バッテリーレベル、時計、日付などを表示できます。Mail、アラーム、カレンダーはアイコンで表示され、それそれの通知を有効にしていると点滅して知らせてくれるようです。
GU604VY お好みの設定にて、カバーを閉じた状態で表示させることもできます。その状態で閉じたときには、文字が見やすくなるように数字が反転してくれました。これが一番実用的でおしゃれな使い方ではないだろうか。ただの飾りというわけではなかったです。
オーディオモード
オーディオモードは、パソコンの音に合わせて動きます。音量を0にしたりイヤホンをつけても動作するようです。ビジュアライザーは、6種類のスペクトラムから選択し、効果乗数を変更することで見た目を変えられる。トラック情報を表示する機能もあり、認識できるオーディオデータがあれば、アーティスト、アルバム、タイトル情報を表示してくれるのだと思います。
オムニモード
上部にあるバーチャルペットアイコンをクリックすると、オムニがデスクトップ上に召喚されます。オムニが表示されるとオムニモードとなり、オムニの動作に合わせてAniMe Matrixディスプレイが表示される。オムニをクリックしてメインメニューを開くとミニゲームがあり、これもAniMe Matrixに対応。
ミニゲームは3種類、スロットマシン、シューティングゲーム、モグラたたき。それぞれのゲームの動作に合わせて、AniMe Matrixディスプレイのアニメーションが表示されます。ゲーム中の天板を自分では見れないのに、ここまで対応しているのは面白い。またミニゲームをこなしていくと実績を開放できたりもする。
簡単な実績の開放の1つに、メインメニュー→設定→ツールのシステムステータスを全てオンにすること。これはリアルタイムで、GPU、メモリ、ストレージ、ネットワークの使用状況を表示してくれる機能です。
メインメニュー→キャラクター→実績で解放できる状態になると、南京錠のアイコンが空いています。クリックすると新しいアニメーションが追加され、メインメニュー→ギャラリーで、どんな動きをするのか確認できます。
オムニを起動しているといろんな動作をし、その動きに合わせてAniMe Matrixディスプレイも表示されます。実績を開放することで、その動きが増えていくのだと思います。たぶん。
GU604VY お好みの設定
上部からGU604VY お好みの設定を開くと、スリープ時やカバーを閉じたときでもAniMe Matrixを表示させておくようにできる機能があります。これをシステムモードにしておいて時計だけ表示させるというのも良さそう。起動やシャットダウン時のアニメーションや、省エネ用などもあり、どちらかのアニメーションに切り替えることもできます。
まとめ
AniMe Matrixディスプレイは柔軟なカスタマイズに対応していました。パソコンの作業中は自身で見ることはできないものですが、アニメーションを自作できるのは面白いです。それとカバーを閉じた状態でも有効にして、システムモードの時計を表示したりするのはありだと思います。それだけでも見栄えが良いから。
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