Xiaomi Redmi 9T(MIUI 12)の便利機能や知っておきたい使い方をまとめました。どんな機能があるか、初期設定からカスタマイズの参考に。
ロック画面の設定
持ち上げてスリープを解除
設定→ロック画面→持ち上げてスリープ解除をオンにすると、端末を手に取ったときに画面が点灯する。顔認証を設定した時にはオンにしておくことでロック解除がスムーズになる。
ダブルタップしてスリープ解除または画面オフにする
設定→ロック画面→ダブルタップしてスリープ解除または画面オフにするをオンにすると、ダブルタップで画面の点灯と消灯の操作ができるようになる。ただし、消灯の操作はロック画面が点灯している時だけで、ロック解除してあるホーム画面では反応しない。
通知受信時にロック画面のスリープを解除
設定→ロック画面→通知受信時にロック画面のスリープを解除は、通知があったときに画面が点灯する機能で初期設定でオンになっています。毎回点灯するのを防ぎたいならオフに、ただし通知用のLEDインジケーターは搭載されていないためお好みで。
カメラを起動
設定→ロック画面→カメラを起動をオンにすると、画面ロック時に音量ダウンボタンを2回押してカメラを起動することができる。この機能は画面ロック時のみの機能のため、ボタンのショートカットにあるカメラを起動で電源ボタンを2回押すにした方が使いやすいかも。
ダークモード
設定→ディスプレイ→ダークモードにすると、白と黒が反転します。ライトモードとダークモードの切り替えを、時間指定して自動化することもできる。
明るさのレベル
設定→ディスプレイ→明るさのレベル→明るさの自動調整は初期設定でオン。自動調整をしたくないときでもサンライトモードをオンにしておけば、強い周囲光にあわせて見やすくしてくれる。ナイトモードのスライドバーはより暗くしたいときに調節すると良い。
※MIUI 11の情報によると、サンライトモードは周囲光が12000ルクスを5秒間超えると輝度が最大になり、12000ルクスを2秒間下回ると元の状態に戻るようです。反応は少し遅いので、屋内と屋外の出入りが多いときには自動調整の方が使いやすい。
読書モード
設定→ディスプレイ→読書モードをオンにすると、画面を暖色系にしてブルーライトをカットできる。常時オンだけでなく、日没後に自動的に切り替えたり、時間を指定した切り替えも可能。
色合いの調整もできるのですが濃すぎる時には、読書モードよりもディスプレイ→配色でカスタムしても良いかも。ただし、時間指定などはできない常時反映。
ノッチを隠す
設定→ディスプレイ→コントロールセンターと通知シェード→ノッチを隠すで、ステータスバーの表示を選べます。
- 隠さない
- ステータスバーを動かさずにノッチを隠す
- ステータスバーを動かしてノッチを隠す
初期設定では、隠さないになっています。ステータスバーを動かしてノッチを隠すは、他のスマホにはない面白い設定。
新しいコントロールセンターを使用する
設定→ディスプレイ→コントロールセンターと通知シェード→新しいコントロールセンターを使用するをオンにすると、通知と簡易化されたコントロールセンターを別々に表示できるようになる。ノッチエリアの左側から下にスワイプすると通知を、右側からだとコントロールセンターが表示されます。使い分けができるため慣れると便利に使える。
バッテリー残量表示
設定→ディスプレイ→コントロールセンターと通知シェード→バッテリー残量表示で、ステータスバーのアイコンを変更できます。初期設定ではアイコン内なので、アイコンの横にしてあげると数字が見やすくなる。
スクリーンショットの撮影音
設定→サウンドとバイブレーション→追加設定→スクリーンショットの撮影音をオフにすることができる。
スクリーンショットの撮影方法はいくつかあります。
- 電源ボタンと音量ダウンボタンの同時押し
- 3本の指を下にスライド
- コントロールパネルのスクリーンショットアイコンをタップ
- ボタンのショートカットを設定する
- クイックボールに設定する
- ゲームターボのツールバーから
- アクセシビリティのショートカットから
ホーム画面の設定
設定→ホーム画面→ホーム画面で、通常とアプリドロワーに切り替えができます。アプリドロワーにすると、設定→ホーム画面→アプリドロワーから、アプリのカテゴリー管理や背景の変更などのカスタマイズもできる。
ホーム画面の何もないところで長押しすると編集モードとなり、ウィジェットや右下の設定から切り替え効果などの変更もできます。
顔認証の設定
設定→パスワードとセキュリティ→顔認証を設定したら、ロック解除後もロック画面に留まるをオフにするのがおすすめ。顔認証と併用してロック画面の持ち上げてスリープ解除をオンにしていれば、手に取るだけですぐに使えるようになります。自分の環境では、マスクをしながらでもロック解除できました。また一般的なスマホと違い、顔データを最大2つまで追加できるのも特徴。
指紋認証の設定
設定→パスワードとセキュリティ→指紋認証→指紋認識方法を、タッチから押すに変更できます。右サイドにある電源ボタンが指紋センサーになっているため、指紋登録した指が触れると解除してしまうこともあります。押すに変更することで誤動作を防ぐことができる。
デュアルアプリ
設定→アプリ→デュアルアプリでは、ほとんどのアプリを複製することができます。SNSはアカウントを分けて使ったり、ゲームアプリでは画面分割して協力プレイなども可能です。画面分割方法は、最近のタスクを開いた左上の画面分割から、もしくは分割したいアプリを長押しすると画面分割アイコンが表示される。ボタンのショートカットに割り当てるのが一番おすすめ。
前のモデル Redmi Note 9S でポケモンGOの協力プレイを試しているので別記事を参考に。
アプリロック
設定→アプリ→アプリロックで、アプリごとにロックを掛けたり隠しアプリを設定することができます。解除するときには、パスワードや指紋だけでなく顔認証にも対応し、ストレスなく素早く開けるのは便利。アプリごとに通知内容を隠したり、ロックの設定をデバイスロック時・アプリ終了後・終了1分後にするなどカスタマイズ性も優れている。他社メーカースマホのアプリロック機能と比較しても使いやすいかもしれない。
隠しアプリを設定した時には、画面上で2本の指を広げると、アプリロックパスワードの入力を求めるメッセージが表示される。顔認証を設定していればすぐに解除され、隠しアプリフォルダが表示されます。
システムナビゲーション
設定→追加設定→全画面表示で、システムナビゲーションの変更ができます。フルスクリーンジェスチャーにするとボタンが表示されなくなってスッキリするけど、ショートカットを設定できるボタンの方がおすすめ。ボタンに位置を変えたいときはミラーボタンをオフにすると左右が入れ替わる。ちなみにスマホを横にしたとき、手動回転アイコンは表示されないので対応していないようです。
ボタンのショートカット
設定→追加設定→ボタンのショートカットで、いろいろな機能を割り当てられます。
機能ショートカット | 電源ボタンを2回押す | ホームボタンを長押し | メニューボタンを長押し | 戻るボタンを長押し | 電源+ホームボタン | 電源+メニュー | 電源+戻るボタン |
カメラを起動 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スクリーンショットを撮影 | 3本の指を下にスライド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Googleアシスタントを起動 | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
画面をオフにする | ー | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー | ー |
ライトをオンにする | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
現在のアプリを閉じる | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
画面分割にする | ー | 〇 | 〇 | 〇 | ー | ー | ー |
メニューを表示 | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カメラを起動は、ロック画面の設定にある音量ダウンボタンの2回押しよりも、電源ボタン2回押しの方が使いやすいと思う。その他のおすすめは、画面をオフにするを戻るボタンの長押し、画面分割にするをメニューボタンを長押しにしました。メニューを表示はカメラアプリ起動時に機能します。
システム制御には、ナビゲーションボタンを自動的に無効にするでアプリを選択するとボタンを無効化したり、電源ボタンを0.5秒長押しでGoogleアシスタントをオンにする機能もある。
クイックボール
設定→追加設定→クイックボールをオンにすると、iPhoneでいうAssistiveTouchのような仮想ボタンを表示できる。場所を自由に移動できるし、3秒操作が行われない場合には脇に隠れてくれるため、邪魔にならないのも便利なところ。また、選択したアプリでのみ非表示にすることも可能。MIUI 12 になって起動エリアの設定も追加されています。ケースなどが干渉して起動しにくいときには、カスタムを選択して位置を調整すると良い。
ショートカットの選択は5つのアクションを設定でき、システムの操作だけでなく、任意のアプリも割り当てられる。
- Wi-Fi
- モバイルデータ
- Bluetooth
- サイレント
- 自動回転オフ
- ロック
- スクリーンショット
- ライト
- 電源ボタンを長押し
- キャッシュをクリア
- 戻る
- ホーム
- メニュー
- 片手操作モード
- アプリ
片手操作モード
設定→追加設定→片手操作モードをオンにすると、片手で操作しやすいモードが使えるようになる。ホームボタンから右または左にスワイプすると画面の操作範囲が狭くなりサイズ変更も可能です。フルスクリーンジェスチャーにしているときは、クイックボールに片手操作モードを割り当てることで起動できます。
スピーカーをクリーニング
設定→追加設定→スピーカーをクリーニングをオンにすると、30秒のオーディオを再生しスピーカーをクリーニングする。音で振動させて目詰まりを改善する機能のため、音が出ても良い環境で行うこと。
ゲームターボ
設定→特別な機能→ゲームターボに追加したアプリは、起動したときにパフォーマンスを最適化し、ゲーム専用のツールバーにアクセスできるようになる。右上の+から追加、その隣のアイコンは設定。
設定から変更したい項目があればカスタマイズできます。強化されたエクスペリエンスでは、明るさの制御やジェスチャー操作などで誤動作を起こさないような設定もある。
ゲーム専用のツールバーは、左上から右にスワイプして開く。左上から、スクリーンレコーダー、スクリーンショット、メモリ開放、ブラウザ、Facebook、WhatsApp。右側は、フローティング通知、Wi-Fi、SIMカードの切り替え、ボイスチェンジャー、キャスト、画面オフ、設定。下側をタップすると他のアプリをスクロールして探すことができ、フローティングウィンドウで開くことができます、
スクリーンレコーダーの設定は、ホーム画面のツールフォルダーにあるスクリーンレコーダーから変更できます。コントロールセンターのスクリーンレコーダーアイコンの長押しでも可能。音源の初期設定はシステムサウンドになっているため、自分の声を入れたいときにはマイクに変更しておくこと。
ボイスチェンジャーも追加されていて、PUBGなどボイスチャットを使うゲームで相手に聞こえる音声を変換してくれる機能。変換できる音声は、女の子、お姉さん、おじさん、ロボット、アニメの5種類。どんな感じに聴こえるのかは、10秒間録音して試すことができます。
画面オフは、バックグラウンドで実行してくれる機能。これは、Galaxy・OPPO・ASUSなどのゲームモードにある画面ロックとは違い、バックグラウンドで動作しているため進行状況は確認できない。元に戻すには端末のロック解除しないといけないため、他人に操作される心配がないのはメリット。
ビデオツールボックス
設定→特別な機能→ビデオツールボックス→ビデオアプリを管理にアプリを追加すると、ビデオツールボックスを使うことができます。ゲームツールバーと同じようにスワイプで起動でき、初期設定ではショートカットの場所が左(左上あたり)になっている。YouTube再生時にビデオツールボックスから耳のアイコン(画面をオフ時にビデオのサウンドを再生)をタップすると、YouTube Premium に加入していなくてもバックグラウンドで再生することができます。
フローティングウィンドウ
設定→特別な機能→フローティングウィンドウでチュートリアルの確認ができます。それぞれの項目をタップすると、実際の動作を試せるので確認しておくと良い。ゲームツールバーでもフローティング表示されるので、消し方だけは覚えておくこと。
ライトモード
設定→特別な機能→ライトモードをオンにすると、アイコンやテキストが大きく表示されます。シニア向けに操作しやすい簡易モード。
QRコードリーダー
QRコードの認識は、ホーム画面のツールフォルダーにあるスキャナーアプリで読み込めます。標準カメラで映し込むだけでも認識はしてくれますが、スキャナーアプリの方が認識速度は速い。コントロールパネルにあるスキャナーアイコンでもいいし、クイックボールにショートカットを設定しておくのも良い。
カメラ設定のカスタマイズ
カメラを起動し右上のハンバーガーメニューから設定を開き、下にスクロールするとカスタマイズがあります。カメラモードを「その他パネル」に切り替えると、下からスワイプアップで他のカメラ機能を表示できて便利。機能のレイアウトから配置を変更できるので、写真とビデオ以外はまとめてしまうのも良いかも。その他にも、色彩では文字の色を、サウンドはシャッター音を変更できます。
プロモーション中のアプリをオフ
ホーム画面にあるフォルダーの中には、プロモーション中のアプリが表示されるのがあります。オフにしたいときは、フォルダ名をタップしてプロモーション中のアプリをオフにするだけ。その他、アプリをインストールした時や、一部のアプリで広告が表示されるのをオフにしたいときは、それぞれの設定からおすすめをオフにする。一括停止というのはないため、表示されるアプリごと個別に設定する必要がある。
まとめ
Redmi 9T(MIUI 12)には、Xiaomiオリジナルの便利な機能がたくさん搭載されています。必要なものを取り入れて、使いやすくなるようにカスタマイズしてみてください。
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