Black Shark 2「Gamer Studio」のおすすめ初期設定と使い方

ゲーミングスマホ Black Shark 2 にはゲームを快適にする便利機能「Gamer Studio」が搭載されている。ゲームアプリごと細かく設定できるので使い方を把握しておこう。

新しいモデル Black Shark 4 をレビューしました。

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Gamer Studioの起動方法

Gamer Studioを有効化するには、使いたいゲームアプリが Shark Space で管理されている必要があります。Shark Spaceは、端末側面にある物理スイッチを上にしてSharkモードを起動する。

アプリによっては自動で追加されるものと、手動で追加しなければいけないものがあるようです。入っていなければ、右上にある四角いアイコンでゲームリストを開き、+からゲーム一覧に追加します。

Shark Spaceに追加されているアプリなら、端末の4つ端から内側にスワイプすることで、Gamer Studio を起動することができます。初期設定では、横向きの時は左右上からのみ。ゲームにより誤作動を起こしてしまうようであれば、設定→ゲームドック→詳細(右上)→ウェイクアップジェスチャーポジションにて、起動方法を減らすこともできる。

Gamer Studioのカスタマイズ

Gamer Studioを開いたら、Moreをタップすると隠れている機能が表示される。長押しでドラッグできるようになり、配置されたドックアイコンのレイアウト変更が可能。

  • Gamepad:別売りのコントローラーが必要
  • MasterTouch:押しこむことで圧力を感知し指定した操作が可能
  • WLAN:Wi-Fiのオンオフ
  • NoNotif:通知のオンオフ
  • NoKeypad:キーパッドのオンオフ
  • Performance:CPUやメモリー使用状況の確認や最適化
  • Sharktime:15秒から30秒の巻き戻し録画が可能
  • Dashboard:フレーレートや端末温度などの表示が可能
  • SIM:SIMの切り替え
  • NoIncall:着信のオンオフ
  • HangUP:画面を暗くした省電力モード
  • Setting:設定

遊ぶゲームによるけれど、MasterTouchのカスタマイズと、HangUPはメインに配置しておくのがおすすめ。カスタマイズ方法は後述しています。

アプリごとのカスタマイズ

Gamer Studioを開いた時の中央「ゲーム名-Gamer Studio」をタップすると、アプリごとに細かな設定をすることができます。

  • パフォーマンス:パフォーマンスの調節が可能
  • ディスプレイ:色の強調や鮮明度などグラフィック強化
  • タッチ:タッチ感度や反応スピードの調節をカスタマイズ
  • オーディオ:オーディオパラメータを手動で調節
  • ネットワーク:ネットワークトラフィックの制限など
  • マルチ体験:ゲームのBGMに基づいた動的照明効果

ここでカスタマイズした設定をコピーして、復元または他のBlack Shark 2にインポートすることもできます。右上の曲がった矢印をタップするだけでクリップボードにコピーされる。これを、メモ帳などに張り付けて保存。説明文も一緒にコピーされるので、インポートするときには、それらを除外した英数字の文字列がプロフィールとなる。

一度コピーしておくと、端末を初期化した時でも同じGoogleアカウントでログインしただけで復元されるようです。復元されるのは、コピーした時の設定となり、その後に変更した設定については適用されない。変更するたびにコピーしておくと良さそう。

※Wi-Fiやモバイル通信が遅く感じたときは、ネットワーク設定でバックグラウンドのトラフィック制限をオフにすると改善するようです。

パフォーマンスの極限モード

パフォーマンスの右下にある自動のチェックを外すと、5段階でパフォーマンスレベルを調節できる。さらに極限モードでは、CPU、GPU、TCのスライダーを上げることで最大限のパワーを発揮できる。AnTuTu Benchmarkで、どのくらい向上するのか計測してみたところ、7721スコアが上昇した。スコアを見た限りでは、フルパワーにしなくてもオートモードの性能で十分そうだ。

レベル1391679-30499
オートモード422178デフォルト
極限モード(スライダー変更なし)427618+5440
極限モード(最大まで上げた状態)429899+7721

Master TouchでPUBGの勝率向上

Master Touchは、圧力感知機能をサポートしているゲームで適用できます。PUBGのようなゲームでは特に操作性が向上する。左右の圧力感知をオンにして、圧力設定で感度をチェックしながらの調節が可能。指紋のところを押しこむと、緑のスライドバーが黄色に変わり、どれくらいの圧力で反応するか確認できます。誤動作を防ぐためにも最大値の7にしておいて良さそう。さらに押したときの振動までカスタマイズできる。

画面を押しこんだときに反応してほしい動作に、LとRの小さな〇を割り当てます。Lはジャンプ、Rは左側の射撃の位置へ移動。圧力領域の範囲を小さくすることもできるけど大きいままで問題ない。

Master Touchを設定することにより、左手の操作だけで移動しながらジャンプ、右手の操作だけで狙いながらの射撃ができるようになる。操作性が向上するので、この機能は特におすすめ。

Performanceで位置ゲーは最適化

Performanceを開くと、CPU負荷、Wi-Fi、メモリー負荷、バッテリー残量など、使用率を確認できる。プロセス管理はタスクマネージャーみたいなもので、不要なものはスライドしてプロセス消去できる。その他では、最適化アシスタントの耐久が一部のアプリで重要かもしれない。

ゲームドックの設定で、明るさロックをオンにしていると、自動的に明るさが変わるのを防いでくれる機能。ゲーム中に明るさが変わると見づらくなるため、それを防ぐ便利な機能ではあるが、移動して遊ぶ位置ゲーの場合は、逆に明るさ自動調節は有効化したいところ。

最適化のアシスタント耐久では改善できるものがあるときに、その項目が表示される。「調整可能な明るさ」を有効化が表示されていれば、オンにするかワンタップ最適化をタップすることで、明るさロックの設定を維持したまま、明るさ自動調節が有効になります。ただし、アプリを閉じると設定が戻ってしまうようで、毎回最適化する必要がある。位置ゲーを遊ぶ頻度の方が多い場合には、明るさロックはオフにした方が良いかも。

Dashboardでリアルタイムの監視

Dashboardを有効にすると、フレームレート60FPSと表示された丸いアイコンが表示される。これは移動することが可能で、タップすることで他のステータスも表示する。フレームレート、バッテリー温度、CPU使用率がデフォルト設定で、電力消費量も表示したいときは設定から追加する。Gamer Studioの設定、もしくは、端末設定→ゲームドック→フローティングウィンドウの監視からCurrentを追加できます。

PUBGのグラフィック設定を、HDRの極限にした状態でも、60FPSを維持して快適な動作ができた。長時間プレイをしていてもバッテリー温度は35度までしか上がらず、冷却性能も優れているということが分かった。

Sharktimeで巻き戻し録画

Sharktimeは、短い時間をさかのぼって録画できる神機能。今のシーン録画しておきたかったなというときに活躍する便利な機能です。オンにするとフローティング表示され、好きな位置に移動ができます。録画時間は、左側の設定から15秒~30秒の間で調節可能。撮影した動画は、Googleフォトのアルバムで確認できます。ただし反映されるのに、少し時間がかかるようです。

ちなみに普通に録画するときは、Gamer Studioの機能ではなく、端末の機能となるスクリーンレコーダーを使う。通知メニューからスクリーンレコーダーを起動すると、録画が開始する。録画時間も分かりやすく表示してくれ、停止して保存した後も、緑の開始アイコンが表示されたままとなり、次の録画もしやすい便利な機能。解像度や画質、フレームレートなどは、設定→ディスプレイ→Screen record setting から変更できます。

Black Shark 2 で録画した動画で記事にしているので参考に。

HangUPはドラクエウォークで省電力

HangUPは、ゲームを維持したまま画面だけを黒くしてくれる省電力モード。Gamer StudioのHangUPアイコンをタップすると画面が黒くなり、スワイプすると元に戻ります。ドラクエウォークのwalkモード起動中などでは便利に使える機能。ゲーム内機能のバッテリーセーバーで、端末を逆さまにすることができないときでも消費電力を抑えられる。

他のアプリでも、オートバトルモードがあるゲームなどには有効です。またスリープを抑制することはないため、バトル終了後など端末のスリープ設定が有効になる状況であれば、自動で画面オフになるようです。OPPOスマホで同じような機能となるAFKを再生ではスリープにならないため、放置してしまっても画面がロックされるのは安心かも。

ドラクエウォークでもっと消費電力を抑えたいときには、Gamer Studioでパフォーマンスをレベル1にするのも良いかもしれない。レベル1にしたときのベンチマークスコアを見ても性能は十分なので、まったく問題なく動作してくれます。ただし、電力消費量が劇的に改善されるわけではなく、ほんの少しだと思われます。

ダウンロード速度が遅い時の対処方法

いくつかのゲームを試してみたところ、アプリデータのダウンロード速度が遅いと感じるゲームがありました。ドラクエウォークもそうで、Gamer Studioのネットワークでバックグラウンドのトラフィック制限をオフにすることで改善しました。またモバイル通信中でも滞ったこともあり、一度機内モードにしたら直った。この場合は設定というより、ただ通信の異常という可能性が高い。

音ゲーの「バンドリ!ガールズパーティ!」でもオフにすると改善したので、ダウンロード速度が遅いときは試してみると良いでしょう。

まとめ

Black Shark 2は、良く作りこまれたゲーミングスマホです。Gamer Studioを使いこなすことで操作性が向上するため、ガチでゲームをやる人にはおすすめ。価格が高くないのも魅力で、iPhone派の人もゲーム用スマホとして1台持っていても良いかもしれない。

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