Black Shark 4 は、高性能・多機能でも59,800円というコスパ最強のゲーミングスマホ。爆速の急速充電に、物理ボタンのマスタートリガーは超快適。
Black Shark 4 スペック
プロセッサ+モデム GPU | Qualcomm Snapdragon 870 3.2GHz + SDX55 Qualcomm Adreno 650 GPU |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 128GB |
サイズ | 横76.3mm 縦163.8mm 厚み10.3mm |
重量 | 210g |
ディスプレイ | 6.67インチSamsung E4 AMOLED アスペクト比 20:9 解像度:2400×1080、FHD+ リフレッシュレート144Hz タッチサンプリングレート720Hz |
アウトカメラ | 4800万画素メインカメラ 800万画素超広角レンズ 500万画素マクロ |
インカメラ | 2000万画素 |
スピーカー | デュアルステレオスピーカー 3.5mmイヤホンプラグ搭載 |
バッテリー | 4500mAh、(2250mAh×2)取り外し不可 Qualcomm QuickCharge 4.0 +最大120W対応可能 |
センサー | GPS/AGPS/GLONASS/BEIDOU/Galileo/QZSS 重力センサー 環境光センサー 近接センサー ジャイロスコープ コンパス 側面指紋センサー |
ネットワーク (対応周波数帯) | WCDMA:Band 1/6/9/19 LTE-FDD:Band1/3/5/8/18/19/26/28 LTE-TDD:Band34/38/39/41 5G NR:n1/n3/n8/n28/n41/n77/n78 |
SIMスロット | nanoSIM×2 microSDカード非対応 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.2 |
防塵/防水 | IPX2 |
おサイフケータイ | 非対応 |
NFC | 非対応 |
付属品 | 67W急速充電器 USB Type-Cケーブル ロゴステッカー SIMピン 保護ケース クイックスタートガイド 保証書 安全のしおり |
Black Shark 4 外観レビュー
中央パンチホール型の6.67インチAMOLEDディスプレイ。リフレッシュレートは最大144Hz、タッチサンプリングレートは720Hz。
背面カラーはブラック。カメラは、メイン4800万画素+超広角800万画素+マクロ500万画素の3眼。ブラックシャークのロゴに、光の当たり具合でXが動いて見える光沢のあるデザイン。
左側面に、SIMスロット、マイク穴、音量調節ボタン。
右側面に、マスタートリガーと指紋センサー内蔵の電源ボタン。
上部に、スピーカーとマイク穴。保護フィルムはあらかじめ貼られています。LEDインジケーターは非搭載。
下部に,マイク穴、3.5mmイヤホンプラグ、USB Type-C、スピーカー。
付属品は、67W急速充電器、USB Type-Cケーブル、保護ケース(ハード)、安全のしおり、保証書、クイックスタートガイド。SIMピンも入っています。
Black Shark 4 ベンチマーク
機種 プロセッサー | Black Shark 4 Snapdragon 870 | ROG Phone 5 Snapdragon 888 5G |
Geekbench 5 | シングル:1002 マルチ:3401 | シングル:1129 マルチ:3750 |
3DMark Wild Life | 4375 | 5810 |
PCMark for Android Benchmark | 15430 | 11775 |
ROG Phone 5と比較してみました。PCMarkは高いスコアが出ている。3万円の価格差があってもかなりのパフォーマンスです。Antutuベンチマークでは、極限モードのクーラー有で計測してみたところ、67万という高いスコアが出ました。
Black Shark 4 バッテリーテスト
PCMark の Work 3.0 battery life の計測してみたところ、9時間21分という結果になった。電池残量20%までは、ちょうど8時間ほど。長時間駆動とまではいかないけれど、急速充電が快適なため、これだけ持ってくれれば十分かも。
急速充電の速度計測
容量2250mAhを2つ、合計4500mAhのダブルセルバッテリーが搭載されています。2つのバッテリーに効率よく充電することで、67Wなら25分以内に100%まで充電ができるという。付属している67W充電器を接続すると、HYPER CHARGEと表示され、すごい勢いで数値が上昇していく。
電池残量15%から、どれくらいの速度で充電できるか計測してみました。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
10分 | 66% | 51% | +51% |
15分 | 89% | 74% | +23% |
20分 | 100% | 85% | +11% |
たった10分で51%も充電できるという驚異的な速度。20分後には既に100%になっていました。さらに120Wまでの充電に対応し、それだと17分でフル充電できてしまうようです。
リバースチャージ対応
Black Shark 4 から充電するリバースチャージにも対応。OTGケーブルがあれば、iPhoneやワイヤレスイヤホンの充電もできます。
物理ボタン Master Trigger
右側面の2か所に、マグネット式ポップアップトリガー(磁気浮上ボタン)が搭載されています。内側にスライドするとボタンが持ち上がり、外側に戻すと下がる。耐久性が気になるところですが、使用寿命は100万回にのぼるそうです。
ゲーム時にはLRボタンとして使用。普段使いの時でも、任意の機能を割り当てられるのも便利なところ。初期設定では、上がスクリーンショット、下が片手モードになっている。使いたい機能を長押ししてトリガー付近まで持っていくと入れ替えられます。
JOYUI 12.5 の使い方
JOYUI12は、XiaomiのスマホMi 11 Lite 5Gなどに搭載されているMIUI12の機能をほとんど継承していています。そのためゲームだけでなく、普通のスマホとしても使いやすいです。クイックボールやボタンのショートカット機能など、カスタマイズ性がとても高い。
さらに、MIUI12にはない多用途なフローティングウィンドウも搭載。ツールバーに追加しておけばフローティングウィンドウですぐにアプリ上へ表示できます。その他の使い方などは別記事でまとめてあるので参考に。
Black Shark 4 カメラ機能
- 500万画素 HD広角レンズ– f /2.2絞り
- 800万画素望遠レンズ– f /2.4絞り
- 4800万画素 Ultra HDレンズ– f /1.79絞り
3眼のアウトカメラに、インカメラは2000万画素。
フレーム内の左下のアイコンをタップすると超広角カメラ。上部に、フラッシュ、HDR、AIカメラ、フィルター、メニューがある。
ズームは1×のタップで2×の切り替え、長押しもしくは2本指のピンチアウトするとスライダーが表示されます。最大で5倍のズームが可能。
右上メニューを開くと、画面比率、タイマー、設定、グリッド、マクロ、チルトシフトがある。もっと見るにその他のモードがあり、編集からスタート画面に入れ替えることができます。
カメラ設定からは、機能のレイアウト、カメラモード、色彩、サウンドの変更ができます。他にもマスタートリガーに、シャッターやカウントダウン、ズームインとアウトを設定できるなどカスタマイズ性が高い。
カメラ性能
アウトカメラ | インカメラ | |
画質 | 高 ● 標準 低 | 高 ● 標準 低 |
比率 | 1:1 3:4 ● 9:16 | 1:1 3:4 ● 9:16 |
ビデオ | 720P 30FPS 1080P 30FPS● 1080P 60FPS 4K 30FPS 4K 60FPS マクロ AIカメラ 超広角モード 最大5倍ズーム | 720P 30FPS 1080P 30FPS● |
ショートビデオ | 720P 30FPS 1080P 30FPS● 15S ● 30S 60S 90S 超広角モード 最大5倍ズーム | 720P 30FPS 1080P 30FPS● 15S ● 30S 60S 90S |
スローモーション | 720P ● 1080P 960FPS 240FPS 120FPS ● 最大3倍ズーム | ー |
タイムラプス | 720P 30FPS 1080P 30FPS● 4K 30FPS 超広角モード 最大5倍ズーム | ー |
その他 撮影モード | プロ ポートレート 夜景 48M パノラマ Vlog | 美顔補正 ポートレート |
●が初期値。
楽天モバイルやDSDSの動作確認
表と裏にnanoサイズのSIMが2枚入るDSDV対応のSIMスロット。microSDカードには対応していない。楽天モバイルや格安SIMなどの動作確認をしてみました。
上記のSIMすべてで、データ通信の確認できました。これに加え、ガラケー(FOMA)SIMでも着信できたので、DSDSでの運用も可能。
※3G回線による同時待ち受けはできません。また、現時点では5G回線をご利用される場合は、シングルSIM(SIMカードを1枚のみ挿入)の場合のみ利用できるとのこと。
Black Shark 4 ゲーム機能
Shark Spaceに追加したゲームアプリは、Game Studioのゲームツールを使うことができます。
マスタートリガーとモーションセンシングは、ゲーミングスマホならではの機能。左右の物理ボタンや端末の動かし方に操作を割り当て、FPSゲームを有利に進められる。
ゲーム機能については別記事を参考に。
ゲームの動作確認
ポケモンGOのデュアルプレイ
デュアルアプリでポケモンGOを複製し、別々のアカウントでログインすれば同時プレイも可能。画面分割、もしくはフローティングウィンドウで表示できます。多用途なフローティングウィンドウに配置しておくと起動しやすくて便利。
ちなみに、Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)には非対応のため、AR+表示はできない。
原神のバッテリー消費
原神のグラフィックス初期設定は中がデフォルト。この設定のまま1時間プレイしてみると、バッテリー残量が22%減少した。消費量は多いけど、急速充電は快適なためそれほど気にならないと思う。
グラフィックス設定を最高にして試してみたところ、モニターのバッテリーの温度は45.5℃ほどになった。最高設定で遊ぶなら、別売りの冷却クーラーを使うのがおすすめ。
PUBGの初期設定
PUBGのグラフィック設定は、クオリティはHD、フレーム設定は高になっていた。初期設定のままだとフレームレートは30FPS前後。クオリティをスムーズにすれば、90FPSを設定することもできます。
まとめ
Black Shark 4 を使ってみると、価格以上に高性能で多機能なのが分かりました。急速充電はものすごく快適だし、マスタートリガーも便利。ゲーミングスマホは高額なものが多いですが、正直これで十分かもしれない。ゲーム用としてだけでなく、普通のスマホとしても使いやすいため満足すること間違いなし。
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