OPPO Enco W11 は、軽量コンパクトで防水仕様の完全ワイヤレスイヤホン。一般的なものと違い、両耳同時接続してくれるため安定性と低遅延なのが特徴。
低遅延で高い安定性が特徴
従来のイヤホンは片方で電波を受信し、もう片方にデータを送信するモデルも多いですが、Enco W11は両方のイヤホンで同時に電波を受信します。そのため、遅延を抑えながら通信の安定を確保しました
一般的なシグナルフォワードBluetooth®技術を使用するイヤホンと比較して、OPPO Enco W11 ならより少ない遅延時間と高い安定性を実現してくれるのが特徴。
OPPO Enco W11 スペック
モデル番号 | ETI41 ETI42(充電ケース) |
ドライバ | 8mm ダイナミック ドライバ |
対応コーデック | AAC/SBC |
Bluetooth | 5.0 |
バッテリー容量 | 40 mAh (イヤホン) 最大約5時間再生 400 mAh (充電ケース) 最大約20時間分 |
防水防塵機能 | IP55(イヤホンのみ) |
質量(約) | 4.4g/イヤホン片方 35.5g/充電ケース 44.3g/イヤホン+充電ケース |
OPPO Enco W11 概観レビュー
ケースは卵型、イヤホンが入った状態の総重量は約44.3gと軽量なモデル。中央下側に充電状態を確認できるLEDインジケーター。
ケースの背面に、USB Type-C の充電端子。電池残量が空の状態からだと、満充電に約120分かかるようです。
ケースを開けるとLEDインジケーターが点灯し、色で充電状態の確認ができます。
イヤホンを取り外すと、充電接触部を確認できる。磁石でくっついているので逆さにしてみ落ちることはない。
イヤホンの内側はつや消しで、外側は光沢のあるデザイン。外側にはマイク穴があり、中央付近はタッチエリアとなる。
イヤーピースを外した状態。イヤーピースはサイズは M、合わなければ S と L サイズが付属されています。
付属品は、USBケーブル、サイズの違うイヤーピース×2種(SとL)、充電ケース、クイックガイド、保証書。
OPPOスマホと接続するとクイックガイドが表示
OPPOのスマホと接続するとクイックガイドが表示されます。
ミュージックコントロール、着信応答、音声アシスタントのやり方を確認できます。クイックガイドは、端末設定→Bluetooth→ペアになったデバイスでOPPO Enco W11の右「i」をタップ→イヤホン機能→クイックガイドからいつでも表示できます。
OPPO Enco W11 使い方
機能 | L(左側) | R(右側) |
再生/一時停止 | 1回タッチする | 1回タッチする |
前の曲へも戻る | 2回タッチする | ー |
次の曲へスキップする | ー | 2回タッチする |
音量を上げる | ー | 押したままにする |
音量を下げる | 押したままにする | ー |
電話を受ける/終了する | 2回タッチする | 2回タッチする |
音声アシスタント | 3回タッチする | 3回タッチする |
※音声アシスタントに対応しているかどうかは、デバイスにより異なるようです。
スマホに一度ペアリングしてあげると、ケースの蓋を開けたときに自動でつながります。ケースに戻してふたを閉めると電源オフになる。イヤホンの位置を直すときなどタッチエリアに触れると反応してしまうため、少し使いづらいところはあるかもしれない。個人的には物理ボタンの方が好き。
充電状況のチェック
ケースの下側にあるLEDインジケーターは、光る色によって充電状態を確認できます。イヤホンが充電ケース内にあるときはイヤホンの充電状態を表示し、イヤホンが入ってないときは充電ケースの充電状態が表示される。
インジケーターの色で確認
- 赤色:残り僅か
- 黄色:半分程度
- 緑色:充電完了
スマホ側でもイヤホンの電池残量を確認できます。端末によっては表示されないのはあるかも。
OPPO Enco W11 音質と装着感
OPPO Enco W11を試聴してみた感想は、高音も低音もバランスが良くクリアな音質で満足度は高い。好みの問題もあるかもしれないが、価格以上の十分な音質だと思います。装着感は悪くはないのだけれど、個人的には長時間の使用では耳が痛くなった。自分の耳と相性が悪いのか、音質が良いだけに少し残念。付属のイヤーピースじゃなく、低反発イヤピースに交換して使うのが良さそうだ。
低反発イヤーピースがおすすめ
長時間の使用を想定しているなら、100円ショップのSeria(セリア)で売っている、低反発ショートタイプイヤーピースがおすすめ。低反発タイプは、シリコンタイプと比較して耳が痛くなりにくい。サイズは充電ケースに干渉しにくいショートタイプなので、装着したまま充電が可能です。ただし少し浮くので充電ケースにしまうときは、軽く押しこんであげると良いかも。この他に、砲弾型や球体型など違うタイプも売っているのですが、このショートタイプじゃないと充電はできないかと思います。
連続再生時間は約5時間
イヤホンの連続再生時間は約5時間(音量50%の想定)、充電ケースを合わせると最大で約20時間の再生が可能とのこと。実際にどのように電池残量が減っていくか計測してみました。音量は40%ほど(OPPO A5 2020の音量レベル6/16メモリ)静かな環境であれば十分な音量です。
経過時間 | 電池残量 |
1時間 | 90% |
2時間 | 70% |
3時間 | 50% |
4時間 | 30% |
5時間 | 20% |
5時間14分ほどで右耳の電池がなくなり、左耳で再生するともう少し聴くことができました。だいたい1時間で20%目安で減っていき、最後はすぐになくなる感じなので把握しておくと良さそう。音量レベルにもよるとは思いますが、スペック通り長時間使用することが可能なようです。
初期設定に戻す方法
- イヤホンを充電ケースに入れて蓋が空いた状態で、イヤホンとデバイスとの接続を切断します。
- インジケーターが赤く点滅するまで右(R)のイヤホンを押したままにします。イヤホンが赤く3回点滅すると、イヤホンは初期設定に戻ります。
簡単に初期化できるのでやり方は把握しておきたいところ。不具合があったときには試してみるのが手っ取り速い。
まとめ
OPPO Enco W11 は、軽量コンパクトで防水仕様の完全ワイヤレスイヤホンで、両耳同時接続の高い安定性と低遅延なのが特徴。音質は価格以上で、低価格でも音の良いイヤホンを求めている人にはおすすめ。ただ個人的な感想としては、タッチすると反応してしまうのが使いづらいのと、長時間の使用するならイヤーピースの交換を推奨します。感じ方は人によると思うので参考程度に。
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