iPhone SE(第2世代)安く使うには?格安SIMや楽天モバイルで動作を確認

iPhone SE(第2世代)SIMフリーモデルで、格安SIMや楽天モバイルなど複数のSIMを試してみました。通信費をできるだけ抑えたいと考えている人は参考に。

スポンサーリンク

iPhone SE(第2世代)SIMフリーモデル

使用したのは、ビックカメラ.comで購入した iPhone SE(第2世代)シムフリーモデル。表記が【SIMフリー】iPhone SE A13 Bionic 4.7型 という少しわかりづらいが、第1世代は販売されていないので間違えることはない。在庫があれば、Apple公式オンラインショップで購入するよりも早く届きます。

今回は、このSIMフリーモデルでいろんなSIMを試してみました。それぞれで通信速度も計測していますが、使用する地域や時間帯など環境によって変わってくるため参考程度に。

プロファイルをインストール

iPhoneでSIMを入れ替えて使うには、接続用の構成プロファイルをインストールする必要があります。それぞれのSIMで提供しているものをダウンロードするため、作業はWi-Fi環境で行うこと。

ダウンロードしたプロファイルは、設定→一般→プロファイルにあり、ここからインストール作業を行うだけ。インストールが完了すれば、難しい設定等はなくモバイル通信が使えるようになります。

プロファイルが存在するときは削除してから

プロファイル設定は、Androidを使っていた人にはなじみにないものだけれど、APNの設定ミスがなくなるのはメリット。ただしAPN設定用プロファイルは、重複してインストールできないため、古いプロファイルを削除してから新しいプロファイルをインストールする必要はある。あまりいないとは思うけど、SIMを頻繁に差し替えて使う人ならAndroidのほうが楽かも。

OCNモバイルONE(docomo回線)

新コースが提供されたOCNモバイルONEは、通信品質が改善され、以前とは比較にならないほど快適。さらにオプションも充実していて、Musicカウントフリーが無料、フリーWi-Fiの接続を自動化するのも無料で使えます。それでも通信料金は安く設定されているため、通信コストを抑えたい人におすすめの格安SIMです。

専用プロファイルのダウンロード先

専用プロファイルは、OCN モバイル ONE APN設定用構成プロファイル(iOS)からダウンロードできます。また必須ではないが、無料Wi-Fiの自動接続をしたいときには、OCNモバイルONEアプリから「Wi-Fiスポット接続用のプロファイル」のインストールも可能。

OCNモバイルONEの通信速度

  • ダウンロード:27.60Mbps
  • アップロード:12.52Mbps

通信速度の計測結果は、快適なスピードが出ています。混雑が予想される時間帯でも極端な速度低下はなく、格安SIMとは思えないほど。安かろう悪かろうではなく、安くても通信品質は安定している。

OCNモバイルONEの通信料金

  • 3GB:1,480円
  • 6GB:1,980円

もっと少ない1GBコースや、10GB~30GBの大容量コースもあります。分かりやすく比較対象として、契約数の多い人気コースの料金だけピックアップしてみました。またOCN光モバイル割適用をすると、さらに月額200円引きとなり業界最安レベル。

おすすめポイント
  • とにかく安くしたい人には最適
  • Musicカウントフリーが無料
  • 無料Wi-Fiを自動接続

公式サイト → OCNモバイルONE

BIGLOBEモバイル(au回線)

BIGLOBEモバイルでは、docomo回線も提供しているが、au回線の方が通信品質が安定していておすすめ。最大の特徴として、動画や音楽など対象サービスのデータ消費がされないエンタメフリーオプションがあること。有料オプションではあるが、YouTubeなどの動画が見放題と考えると安い。さらにキャンペーンがお得なため、負担を少なく試すことができるのも魅力。

専用プロファイルのダウンロード先

専用プロファイルは、BIGLOBE APN 設定プロファイルからダウンロードできます。プロファイルにはWebクリップも含まれているため、ホーム画面のアプリ一覧にBIGLOBEのページのアイコンが追加される仕様。

※au回線では3G通信ができないため、もし通信ができないときには、4Gがオンになっているか確認すること。

BIGLOBEモバイルの通信速度

  • ダウンロード:34.12Mbps
  • アップロード:6.12Mbps

通信速度の計測結果は、快適なスピードが出ています。1年以上前に計測した時は、お昼時の12時台では通信速度の低下がみられたけど、最近は改善されている模様。1日通して安定した速度が出ていました。ただし、計測地域や時間帯など環境により変わってくるので参考程度に。

BIGLOBEモバイルの料金

  • 3GB:1,600円
  • 6GB:2,150円

1GBプランはキャンペーン対象外。12GB~30GBの大容量プランもある。エンタメフリーオプションは、480円/月額(キャンペーン適用時には最大6か月無料)。

おすすめポイント
  • au回線が安定した通信品質
  • エンタメフリーが魅力
  • キャンペーンがかなりお得

公式サイト → BIGLOBEモバイル

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」

※iPhoneの取り扱いを開始し、楽天回線対応製品となりました。楽天モバイルを確認してください。

iPhone SE(第2世代)は「Rakuten UN-LIMIT」では動作保証対象外となる。しかし一部の機能は使えるため、1年無料のキャンペーンが終わる前に試してみるのも良いとかと思います。最大の特徴は、楽天回線エリア内なら無制限、パートナー回線エリアでも5GBまで、使い切っても1Mbpsの速度で使い放題という頼もしいところ。

デメリットとして、通話やショートメッセージが無料で使える「Rakuten Link」のiOS用アプリは提供されていないこと。また「Rakuten Link」が利用できないと、キャンペーンのポイント付与も受け取ることができない。それとパートナー回線エリアでは、通話はできてもSMSの送受信が行えないため、メイン端末として乗り換えるのには向かない。

300万名を対象に1年無料のキャンペーンをしているうちは、サブ回線として使うなら価値はあると思います。またeSIMにも対応しているので、DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)での運用も可能。メイン回線は乗り換えずに、維持したまま試すこともできます。

楽天モバイルの初期設定方法

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」の場合は、プロファイルをインストールする必要はないけど、少しだけ設定が必要。SIMを挿入したら、モバイル通信の音声通話とデータを「LTE, VoLTEオン」に変更する。

次に、モバイル通信ネットワークにて、モバイルデータ通信のAPNとインターネット共有のAPNに「rakuten.jp」と入力。ユーザー名やパスワードなどの入力は必要なく2か所だけでOK。これでインターネット共有も表示されるようになるので、デザリングもできるようになります。

楽天モバイル(パートナー回線エリア)通信速度

  • ダウンロード:28.72Mbps
  • アップロード:11.64Mbps

パートナー回線エリアの通信速度を計測した結果は、快適なスピードが出ています。混雑時でも安定した速度が出ていたので、楽天エリア回線外でも5GBも使えればほとんどの人が問題なさそう。もし足りなくなったとしても、1Mbpsの速度で使えるし、データチャージも1GB/500円と安い。ただし他の格安SIMと違い、データの繰り越しはなく月ごとの使いきりとなります。

ちなみに、新規契約は終了している旧プラン「スーパーホーダイ」でも計測してみたところ、ダウンロードが2.51Mbpsほどしかでなかった。現在契約中の人は、1年無料のうちに契約変更するのも良いけど、iPhone SE(第2世代)で使うのは動作保証対象外。電話番号を保持したければ、他の格安SIMに切り替えて、楽天モバイルは新規契約のeSIMでDSDS運用するのが良いかも。もし旧プランのまま使う場合は、専用のプロファイルをインストールして、docomo回線で通常利用ができます。

楽天モバイルの料金

  • 2,980円 → 1年無料(300万名対象)

データ使い放題で2,980円というのは、大手キャリアと比較してもかなり安い。ただ楽天回線エリアがまだ一部の地域にしか対応していないため、1年無料(300万名対象)のうちに申し込んでおかないと、すべての人におすすめとは言えない。

おすすめポイント
  • 楽天回線エリア内なら無制限
  • パートナー回線エリアは5GBまで
    (超過後は最大1Mbpsで使い放題)
  • eSIMの契約にも対応
  • 基本料金1年間無料(300万名)

※動作保証外となるため自己責任で
公式サイト → 楽天モバイル
申し込み時に楽天モバイルID入力で2000ポイント
楽天モバイルID → uHKg6NmZHtU3

IIJmioのeSIM

docomoのガラケー(FOMA)SIMを使えるようにするために、IIJmioのeSIMゼロプランを試してみました。音声通話の提供はなく、データ通信専用のため、DSDSでの運用で活躍します。eSIMは端末に内蔵されているSIMの情報を書き換えるだけで使えるため、申し込み後にすぐに使えるというのも特徴。また、使いたい分だけチャージする仕組みで維持費も安い。

※iPhoneでeSIMのデュアルSIM運用すると、緊急通報(110/118/119)の発信ができない場合があることが判明しています。2021年12月14日(火曜)に配信されたiOS 15.2によって本事象が解消されることを確認しております。

IIJmio:【一部更新・解消】【重要】eSIM利用時に緊急機関(110/118/119)への発信ができない場合がある

IIJmio eSIMの初期設定

eSIMは物理SIMと違い、SIMごとのプロファイルが用意されます。IIJmio eSIMに申し込んでから数分でアクティベーションコードが発行される仕組み。会員ページからアクティベーションコードの確認に進み、QRコードを表示させ、それをiPhoneの設定→モバイル通信→モバイル通信の追加で読み込みます。アクティベートの時間もかからないので、すぐに使えるのはとても便利。

IIJmio eSIMの通信速度

  • ダウンロード:52.52Mbps
  • アップロード:7.38Mbps

通信速度の計測結果は爆速。まだ利用者が少ないせいか、混雑時でも速度低下はなく安定した高速データ通信が可能なようです。

IIJmio eSIMの料金

基本料金150円/月額(維持費)
追加データ量 1GB300円
追加データ量 2GB~10GB450円/1GB
  • 月に0GBチャージした場合:150円
  • 月に1GBチャージした場合:450円
  • 月に2GBチャージした場合:900円
  • 月に3GBチャージした場合:1,350円
  • 月に4GBチャージした場合:1,800円
  • 月に5GBチャージした場合:2,250円
  • 月に6GBチャージした場合:2,700円
  • 月に7GBチャージした場合:3,150円
  • 月に8GBチャージした場合:3,600円
  • 月に9GBチャージした場合:4,050円
  • 月に10GBチャージした場合:4,500円

使いたい分だけチャージできる仕組みで、トータル10GBまで1GB単位で追加していけます。全くチャージしなかった月は維持費が150円で済む。ただし追加したデータ容量は、月ごとの使いきりのため繰り越しはできない。またデータ残量が0になると、一切使うことができないというのも注意点。あまり使わない人なら低コストで抑えられるけど、チャージするごとに割高になるので、しっかり管理できるライトユーザー向け。

※eSIMゼロプランとは別プランで、月額1,520円でデータ容量6GB、繰り越しも可能なeSIMプラン(ベータ版)もあります。毎月4GB以上使う人なら、こっちのほうが割安でチャージする煩わしさもない。

おすすめポイント
  • 申し込み後すぐに使える
  • 使う分だけチャージする経済的な仕組み
  • DSDSで運用できるようになる

公式サイト → IIJmio eSIM
※データ通信のみで音声通話は不可

まとめ

ここで紹介した通信会社は、安くても通信品質が良いところばかりです。通信コストを抑えたいなら、乗り換えを検討してみてはいかがでしょう。また、楽天モバイルはeSIMでも設定できるため、乗り換えではなく新規申し込みで試してみるのも良いかもしれません。

iPhone SE(第2世代)で動作を確認したSIM
  • OCNモバイルONE とにかく安いのが良い人向け
  • BIGLOBEモバイル エンタメフリーオプションが魅力
  • 楽天モバイル 動作保証外だが1年間無料(300万名)
  • IIJmio eSIM DSDSで運用したい人向け
iPhone SE(第2世代)格安SIMセット

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました