iPhone SE(第2世代)のDSDS設定!ガラケーFOMAもeSIM併用で利用可能

SIMフリー iPhone SE(第2世代)に、ドコモのガラケー(FOMA)SIMを使ってみました。そのままでは使えないが、eSIM設定することで利用可能になります。

※iPhoneでeSIMのデュアルSIM運用すると、緊急通報(110/118/119)の発信ができない場合があることが判明しています。2021年12月14日(火曜)に配信されたiOS 15.2によって本事象が解消されることを確認しております。

IIJmio:【一部更新・解消】【重要】eSIM利用時に緊急機関(110/118/119)への発信ができない場合がある
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iPhone SE(第2世代)でDSDS

iPhone SE(第2世代)は、nanoSIMが1枚入る物理SIMスロットと、本体一体型のeSIMに対応しています。これにより、2つの通信会社で同時待ち受けをする DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)が可能になる。通常使えないガラケー(FOMA)SIMでも、eSIMと併用することで使えるようになるので参考に。

IIJmioのeSIMプラン

現在eSIMを提供している通信業者はまだ少なく、楽天モバイルのとIIJmioの2社となります。楽天モバイルでは、eSIM対応製品としてiPhoneシリーズの表記があるが、動作保証外となり、利用は自身の判断でとのこと。なので、今回はIIJmioのデータプランゼロで試します。

データプランゼロは、月額基本料金150円に、1GBごとデータ量を追加していくプラン。通信コストを抑えたい人にはおすすめ。1GBだけなら300円、2GB以降10GBまでだと1GB毎に450円のチャージ料金となる。維持費は安いけれど、データ残量の繰り越しはできないというデメリットがあるため、自身で使う分だけチャージして管理できる人向け。

管理するのが面倒なら、6ギガeSIMベータ版(ライトスタートプラン)もあります。月額1,520円で、余ったデータの繰り越しも可能。+20GB+30GB+50GBの大容量オプションの追加もできるので、たくさん使う人向け。

※プラン変更はできないため、あらかじめ把握しておくこと。後から変更したくなったら、一度解約してから再度申し込みとなる。また、音声通話プランはなく、データ通信専用のみ。音声通話プランが必要ならば、今のところ楽天モバイルしかない。

QRコードを用意する

IIJmioに申し込んでから3分ほどで、「ご利用開始のお知らせ」というメールが届きました。システム化されているようで、Webだけで完結するのは便利です。会員ページのアクティベーションコードの確認から、サービスコードを選択し、決定するとQRコードが表示されます。これをiPhone SE(第2世代)で読み込むことで、通信できるようになります。

※アクティベーションコードの確認ページは、会員ページにログインしたままだと更新されないようです。なかなか表示されないときには、一度ログアウトしてから再度ログインし確認してみると良い。

モバイル通信プランを追加

iPhoneの設定→モバイル通信→モバイル通信の追加でIIJmioのQRコードを読み込みます。

QRコードを読み込むと「”IIJ”からのモバイル通信プランをiPhoneに追加することができます。」とIIJmioが認識されます。モバイル通信プランを追加をタップすると、処理が実行されアクティベート中となる。アクティベート時間もかからず、すぐ完了。たったこれだけの作業でモバイル通信ができるようになります。

ガラケー(FOMA)SIMを対応させる

IIJmioのeSIMを開通して、物理SIMスロットにガラケー(FOMA)SIMを入れた状態。モバイル通信プランのFOMAが主回線、eSIM副回線という表記になった。この表記は、カスタム名称より自由に変更ができます。モバイルデータ通信は副回線でOK、デフォルトの音声回線を主回線に変更する。

このままでは通話することができないため、主回線をタップし音声通話とデータを3G変更。一度機内モードにするか電源を入れなおすと、ドコモからネットワークに正しくつながったとショートメールが届きます。これでDSDSの設定は完了。

正常に開通されていれば、主回線 docomo、副回線 IIJと表示されます。この状態で、通話の発信・受信、SMSの送受信が正しく行われることを確認できました。

※eSIMを設定する前に、ガラケー(FOMA)SIMを入れて、音声とデータを3Gに変更しても開通はできません。iPhoneの仕組み的にeSIMを設定し、データ通信ができる環境にならないと3G回線の通話はできないようです。

IIJmioでデザリングを有効にする

初期設定のままではデザリングを行うことができないため、APNを設定する必要がある。

  • APN:iijmio.jp
  • ユーザ名:mio@iij
  • パスワード:iij

場所は、設定→モバイル通信→副回線(IIJmio)→モバイル通信ネットワークの下までスクロールしたところにインターネット共有がある。ここの項目だけ入力すれば、モバイルデータ通信などは入力する必要はない。正確に入力されれば、設定にインターネット共有が表示されます。そこから他の人との接続を許可で、接続したい端末にiPhoneが表示されるはず。

eSIMデータプランゼロの注意点

IIJmioのeSIMデータプランゼロは、使いたい分のデータを追加して使うプランのため、データ容量を使い切ってしまうと一切通信ができなくなってしまいます。データ通信ができなくなってしまうと、ガラケー(FOMA)の通話とSMSも使えなくなってしまうので注意が必要です。また、余ったデータ容量を翌月に繰り越すこともできないため、月初めにはチャージすることを忘れないように。チャージするのが面倒なら、6GB使えるeSIMプラン(ベータ版)の方が良いかも。

回線に紐づいたd払いは使えない

DSDS設定をして、ガラケー(FOMA)SIMでも電話とSMSが使えるようになりました。しかし、データ通信はeSIMのみとなるので、ドコモのSPモード通信が行えません。そのため認証が必要となるd払いは使えないです。d払いを使うには、回線と紐づかない別アカウントの作成が必要になります。セキュリティの都合でSPモード認証をしているのだとは思いますが、ドコモユーザーなのにd払いが使えないというおかしな状況になるのは理解しておくこと。

まとめ

ドコモのガラケー(FOMA)SIMのDSDS設定方法を紹介しました。今回は、IIJmioで試しましたが、楽天モバイルでもやり方は同じだと思います。eSIMの契約は必須となるため、IIJmioもしくは楽天モバイルを検討してみてください。

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