
モトローラ「moto g7 power」は、5000mAhの大容量バッテリーを搭載したスタミナスマホ。「moto g7」シリーズの中では一番安い低価格モデルになる。
「moto g7 power」スペック
OS | Android 9 |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 632 (SDM632) 1.8GHz ×8 オクタコアCPU Adreno 506 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
バッテリー | 5,000mAh |
ディスプレイ | 6.2インチ 1,520 × 720(HD+、 271 ppi) LTPS液晶 |
アウトカメラ | 1,200万画素(f/2.0、1.25μm) PDAF(位相差オートフォーカス) LEDフラッシュ |
インカメラ | 800万画素(f/2.2、1.12μm) |
Bluetooth® | Bluetooth®4.2 |
Wi-Fi | IEEE802.11 b / g / n(2.4GHz) |
通信方式 | 2G:850MHz / 900MHz / 1800MHz / 1900MHz 3G:B1 / B2 / B5 / B8 / B19(B6含む) 4G:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B19 / B20 / B28 / B38 / B40 / B41 |
SIMスロット | nanoSIM×2+microSDカード DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応トリプルスロット |
生体認証 | 顔/指紋 |
サイズ | 高さ約159.4mm 幅約75.3mm 厚さ約9.3mm(最薄部) |
重さ | 約193g |
本体付属品 | USB充電器 USBケーブル ヘッドセット カバー SIM取り出しピン クイックスタートガイド LG(法令 / 安全 / 規制) |
備考 | 防水・おサイフケータイ非対応 |
参考:OCNモバイルONE
「moto g7」シリーズの他モデルと比較すると、Wi-Fiとカメラ性能を抑えて価格が安くなっている。
「moto g7 power」概観レビュー

画面は、6.2インチのノッチ型ディスプレイ、電池残量を時計ウィジェットで確認できる。5,000mAhの大容量バッテリーを搭載していても、約193gとそこまで重くはない。

背面に指紋センサーと、1200万画素の単眼カメラ。カラーはセラミックブラック1色のみ。

右側面に、電源ボタンと音量調節ボタン。

左側面にSIMスロット。他モデルでは上部に配置されている。

上部にイヤホンジャック。ノッチは少し広め、他モデルではしずく型で小さい。

下部に、Type-C充電端子。

付属品は、ヘッドセット、USBケーブル、USB充電器、クイックスタートガイド、SIMピン、クリアケース。
「moto g7 power」ベンチマーク

ベンチマークの計測結果は、108422というスコア。「moto g7」のスコアは、108094だった。マルチタッチテストは、しっかり10点に反応。
「moto g7 power」バッテリーテスト

バッテリーテストは、22時間59分という驚異的な結果になった。今まで計測してきた中で、20時間を超えたのは他にはない。とにかくバッテリー持ちの良いスマホを探している方にはおすすめ。
「moto g7 power」急速充電速度

低価格モデルであっても、急速充電に対応している。付属の付属の充電器を挿し込むと「TurboPowerが接続されました」と表示されます。電池残量15%まで減らしてから、どのくらいの充電速度か計測してみました。
経過時間 | 電池残量 | 回復量 | 増加量 |
30分 | 41% | 26% | +26%(1,300mAh) |
1時間 | 69% | 54% | +28%(1,400mAh) |
1時間30分 | 90% | 75% | +21%(1,050mAh) |
2時間 | 98% | 83% | +8%(400mAh) |
2時間20分 | 99% | 84% | +1%(50mAh) |
後半は、バッテリーに負担を掛けないように充電速度は遅くなるので参考値。前半には、30分で 26%~28% という増加量で、急速充電の割には少なく感じるかもしれない。これはバッテリーの容量が5,000mAhもあるから少なく感じるだけで、計算すると30分間で 1,300mAh~1,400mAh 分も充電されていることになります。これだけの充電速度があれば、十分快適に使えるはず。
「moto g7 power」使い方
「moto g7」シリーズには、MotoアクションやMotoディスプレイなど便利な機能がたくさん搭載されている。おすすめの初期設定や使い方など、別記事でまとめてあるので参考に。
「moto g7 power」カメラ性能
アウトカメラ | インカメラ | |
写真 解像度 | 4:3(12MP)デフォルト 16:9(9.4MP) 19:9(7.9MP) 4:3(8MP) 16:9(6MP) 19:9(5MP) | 4:3(8MP)デフォルト 16:9(6MP) 19:9(5MP) |
ビデオ | 4K UHD FHD(60fps) FHD デフォルト HD | FHD デフォルト HD |
ズーム | 最大8倍 | 最大8倍 |
タイムラプス | 4× 8× 16× 32× | 4× 8× 16× 32× |
「moto g7」のカメラがシングルになっただけで、「カットアウト」以外の機能はそのまま搭載されている。

1つの色を選択すると、その色以外は白黒になる「スポットカラー」。写真の一部分だけが動かせるようになる「Cinemagraph」。4倍~32倍の速度を変えて撮影可能な「タイムラプス」。キャラクターを現実世界に表示させ、拡張現実を楽しめる「ARステッカー」。低価格帯のモデルでも、Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)に対応しているのは凄い。
DSDSの動作確認

SIMスロットは、nanoSIM×2+microSDカードが入るトリプルスロット。ドコモのガラケーSIM(FOMA)と、楽天モバイルの通話SIMを入れてDSDSの動作確認をしてみたところ、データ通信をしながら両方のSIMで着信できた。特に設定したのは楽天モバイルのAPN設定だけ、FOMAのSIMは挿し込んだだけで有効になった。「moto g7」シリーズの他モデルの場合は、設定が必要。
また、どちらのSIMで通話するか、あらかじめ設定しておける便利な機能もある。ただし他モデルと違い、設定せずに電話するとき、どちらのSIMで通話するのかを記憶しておく機能は搭載されていなかった。
ゲームの動作確認
ゲームタイトルをいくつか試してみました。アップデート等で仕様が変更になる可能性もあるので参考程度に。
ポケモンGOはAR+に対応

Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)に対応しているため、AR+で遊ぶこともできる。この価格帯のスマホで対応しているのは凄い。ポケモンGOプラスの接続は、一度失敗したけど、再度チャレンジしてみたら問題なくつながった。バッテリー持ちが良いため長時間遊ぶのに向いている。
黒い砂漠はダウンロード速度が遅く断念

黒い砂漠は、3.74GBの大容量インストールが必要。ダウンロードの速度が遅く、なかなか進まなかったので試すのを断念した。モバイル通信は快適なのだけど、Wi-Fiの通信が遅いのはデメリット。
ドラクエウォークはかなりの時間遊べる

ドラクエウォークを3時間以上遊んでも、バッテリーは半分以上残っていた。満充電方試したわけではないので参考値として。価格は高くないため、専用スマホにするのも良さそう。
PUBGの初期設定は快適画質

初期設定では快適画質に設定された。グラフィックのクオリティはスムーズ、フレーム設定は中。快適とまではいかないけど、軽く遊ぶ程度なら良いかもしれない。
まとめ
「moto g7 power」は、バッテリーの持ちが良く急速充電にも対応しているため、電池切れに悩まされる心配がない。Wi-Fiが5Ghz帯に対応していないのが残念なところだけど、その分価格は抑えてられているコストパフォーマンスの良いスマホ。
スマホセットで購入するなら、OCNモバイルONEが安い!
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