ASUS ZenGimbal は、折り畳み式でコンパクトなデザインのスマホ用3軸ジンバルスタビライザー。撮影機能も豊富にあり、ハイクオリティな映像作品が簡単に撮れる。
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ASUS ZenGimbal 仕様
寸法 | 折りたたんだ状態:162 x 103 x 50 mm 展開した状態:240 x 109 x 115 mm |
質量(本体のみ) | 466g |
対応スマホ (参考値:ZenFone 7) | 最大重量:260gまで(235g) 高さ:180mm以下(165mm) 幅:58~86mm(77.2mm) 厚さ:12mm以下(9.6mm) |
バッテリー容量 | 2,900mAh |
動作時間 | 10時間(スマホのバランスがとれた理想的な条件下で使用した場合) |
充電時間 | 2.5時間(JEITA基準) |
充電温度 | 0℃~40℃まで |
動作温度 | -10℃~45℃まで |
機械的な可動範囲 | パン軸:360°(制限なし) チルト軸:330° ロール軸:140° |
録画通知 | ターリーライトおよびアプリ使用 |
1/4-20UNCネジ穴 | 2(三脚、カウンターウェイト) |
アプリ対応OS | iOS 13 以降 Android 10 以降 |
付属品 | キャリーバック キャリーケース リストストラップ カウンターウェイト 三脚 USB Type-C ケーブル |
対応スマホ欄に、ZenFone 7 のサイズを参考値として並べてみました。かなり大きめのスマホでも対応できそうです。
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ASUS ZenGimbal 組み立て方法
ASUS ZenGimbal を開封すると中には、リストストラップ、キャリーケース、キャリーバック、USB Type-C ケーブル、クイックスタートガイドが入っている。ACアダプターは同梱されていない。冊子類は日本語に対応していないが、アプリのマニュアルは日本語に対応しています。
キャリーバックの中に本体が収納されています。折り畳み式で無駄なスペースが少なくコンパクトに収まっている。
ASUS ZenGimbal 本体、三脚、カウンターウェイトを取り出し組み立てていきます。
ポールの柄部分に、充電用の USB Type-C 端子、ストラップホール、マウントネジ穴。ネジ穴は一般的なカメラマウント用の規格と一緒なので、付属の3脚以外でも取り付けられます。高さのある大きめの3脚や、長めの1脚で上からのアングル撮影などにも対応できる。
3脚は取り付けなくても使えますが、初めてセッティングするときはあると便利。小さな3脚なのにしっかり安定してくれます。
まず、スマホホルダー部分をカチッと音が鳴るまで開く。
次に折りたたんであったアームを、カチッというまで上部に起こす。
ロックボタンがある方にアームー開いて、ボタンを押しカチッというまで広げる。大きめのスマホをつけるときにはカウンターウェイトも付けておく。
スマホを取り付けて傾いていたら、ホルダー中央部分をずらして平行になるように調整する。
スマホの水平が取れたら準備完了。完全に水平でなくても使うことはできます。バランスよく取り付けていないと、ジンバルの電池持ちに影響する。ちなみに、ZenFone 7 はケースをつけたままでも取り付けられるが、完全な水平は取れず少しだけ傾いてしまいます。
大きめのスマホの場合にはカウンターウェイトで調整。逆にサイズの小さなスマホの場合には、カウンターウェイトは必要なくアームからの隙間を開けてバランスを調整します。ただし落下防止のため2cm以上は離さないこと。
しまうときには逆の手順をするだけ。1つ注意したいところが、ハンドルは回転するため突起を合わせてあげること。合わせなくても折りたためますが、ハンドルを固定できないので注意。
ASUS ZenGimbal アプリ連携
スマホのセッティングが終わってから、ASUS ZenGimbal の電源を入れるとビープ音が鳴り画面が起き上がります。※スマホをセットする前に電源は入れないこと。
あらかじめインストールしておいた ASUS ZenGimbal アプリを起動し、検索されたデバイスをタップして接続。※専用アプリは、ケース側面のQRコードをAndroidやiPhoneで読み込むと、それぞれのアプリストアが表示されます。
これで撮影ができる状態となります。この時、画面が水平でない場合には、アプリ左上の設定→ジンバル設定→キャリブレーションから補正することができます。
持ち手の角度が変わっても画面をしっかり維持し、安定した撮影が可能になります。基本的なジンバル操作はアプリを連携しなくても使うことはできますが、いろんな撮影モードが使えるのでアプリは設定しておくこと。
撮影モードとインジケーター
ASUS ZenGimbal の持ち手には、ジョイスティック、バッテリー残量インジケーター、電源ボタン/シャッターボタン、ステータスインジケーター、Mボタン、右側面にズームスライダーがある。※ジョイスティックは下に強く下げると外れやすいので注意。外れても上側から差し込むと簡単に戻せます。
ジョイスティック機能
上下左右 | チルト軸(垂直)とパン軸(水平)をコントロール |
長押し | 押している間はスポーツモードに切り替わり、離すと終了。 動きの速い被写体を素早く追従して撮影するためのモード。 |
2回押す (センタリング) | ASUS ZenGimbalを既定の位置にすばやく戻すことができます。 撮影モードによっては機能しない。 |
3回押す | 直立モード時に3回押すと、ASUS広角モードに切り替わります。 終了するには、2回押すセンタリング。 |
ジョイスティックを2回押すセンタリングは、リセットできるので覚えておくと便利。
広角モードは、アームが手前側になり映りこむのを防ぐ機能。モードを切り替えてもレンズの変更は手動で、カメラアイコン→レンズ選択→広角レンズに変更してから撮影する。スマホが動画モードで広角撮影に対応していない場合は、レンズ選択は表示されない。
バッテリー残量インジケーター
青色に点灯 | バッテリー残量 25% ~ 100% |
赤色に点灯 | バッテリー残量 10% ~ 24% |
赤色に点滅 | バッテリー残量 10%未満 |
白色に点灯 | 充電完了 |
青色に点滅 | 充電中 |
アプリで表示している左上でも、スマホ本体と ASUS ZenGimbal のバッテリー残量を確認できる。
電源/シャッターボタン
長押し | 電源オン/オフ 電源を入れる前にスマホは取り付けておくこと |
1回押す | 撮影を開始/終了 |
2回押す | 写真とビデオの撮影モードを切り替える |
1回押すと2回押すは、ASUS ZenGimbal アプリと連携しているときに動作します。
Mボタンとステータスインジケーター
パンフォローモード | 1回押す (切り替え) | ●〇〇 | パン軸(水平)のみ動作するモード 正面を滑らかに撮影したいときに有効 |
フォローモード | 1回押す (切り替え) | ●●〇 | ロール軸(回転)のみロックされるモード 被写体が下にある時など角度のある撮影に有効 |
ロックモード | 2回押す (1回押すと終了) | ●●● | すべての軸をロックするモード アングルを変えないで撮影したいときに有効 |
セルフィーモード | 3回押す (センタリングで終了) | ●●● | ロックモードで固定される フェイストラッキングで顔を認識して追従する |
POVモード | 3秒間長押し (1回押すと終了) | 〇〇● | すべての軸が動作しハンドルの動きに追従するモード カメラの向きをそのまま撮影したいときに有効 |
ボルテックスモード | ペンライトモード時に 4回押す (直立モードで終了) | 〇●〇 | ペンライトモードはハンドルを90°前方に倒す ジョイスティックを動かして360°回転撮影が可能 ハンドルを縦に戻すと直立モード |
パンフォローモードとロックモードでは、逆さまにした吊り下げモードが可能で、ローアングルから映像もスムーズに撮れます。
ペンライトモード時にスマホを手動で90°回転させると、縦向きで撮影できるポートレートモードになります。ジョイスティックを左右に動かして向きを調整することも可能。終了したいときは直立モードにする。
ZenFone 7 だとセルフィーモードは必要ない
セルフィーモードでは画面が見えないので、赤いタリーライトで撮影状況を確認できます。画面を見ながら撮影したいときには、アプリでインカメラに切り替えてフェイストラッキングを有効にする方法もあります。ZenFone 7 の場合はインカメラにしても同じ高画質のため、セルフィーモードは必要ないかもしれない。
ASUS ZenGimbal アプリの設定
アプリの左上に設定があります。カメラ設定では、ビデオ解像度や写真サイズがスマホのカメラ性能によって変更できる。ズームスライダーのズーム速度の変更もここから。
ジンバル設定では、ジョイスティック速度の変更や、垂直角と水平角を補正するキャリブレーションがある。
ユーザーガイドは日本語で確認でき、チュートリアルビデオでは、セットアップ方法や撮影モードごと短い動画で確認できる。購入前でもアプリのインストールはできるため、見ておくのも良いかもしれない。
ASUS ZenGimbal アプリの撮影モード
ASUS ZenGimbal アプリを使った撮影モードがいくつかあります。ユーザーマニュアルには書いていない機能もあるので参考に。
被写体トラッキング
アプリ右上にトラッキングモードがあります。左側のフェイストラッキングは、人の顔を自動で認識し追跡してくれる機能。右側の被写体トラッキングは、追跡したい被写体をタッチして四角い枠で囲み、緑色になったところを追跡して撮影します。
動いている被写体を追跡するだけでなく、撮影しながら自分が動いても対象の被写体をしっかりと捉えてくれました。後ろ向きになったり、被写体を確認しながらでなくても簡単に撮影できるのは便利です。
モーション撮影
左側の下から2番目のアイコンをタップすると撮影機能を選択できます。ビデオの項目のモーション撮影は、撮影する場所を自動で動くようにプログラムできる機能。自動化できると操作ミスがないため、映画のワンシーンのようなクオリティの高い映像制作に向いている。
ジョイスティックを動かして、撮影開始位置に合わせたら+をタップ。さらにジョイスティックを移動させたいところまで動かし+をタップしていく。同じ作業で最大6つまでパスの設定ができます。次へ進み撮影時間を設定し、開始で撮影が始まります。設定したパスの順番通りに自動で動いてくれるので安定した撮影が可能。
タイムラプスにあるモーションタイムラプスも同じやり方で、撮影間隔と長さを設定して開始する。
ドリーズーム
モーション撮影の下にあるドリーズームは、拡大する位置と時間を設定して自動化できる機能。ズームインとズームアウトどちらでも設定でき、手動で行うよりも安定した撮影をしたいときには便利。ただ時間をゆっくり設定すると、カクつく感じになってしまいスムーズでないのは残念なところ。
3×5パノラマ撮影
パノラマの撮影モードは4つ。
- 180°
- 330°
- 3×3:縦3枚横3枚の合計9枚を自動で撮影したものを合成
- 3×5:縦3枚横5枚の合計15枚を自動で撮影したものを合成
180°と360°のパノラマは、つなぎ目が気になりクオリティは良くなかったです。ZenFone 7 ならフリップカメラで撮影したほうがきれいに撮れます。
上写真は3×5のパノラマ。3×3と3×5はつなぎ目はなくきれいに撮れましたが、ピントが合っていないところが気になる。より広範囲を把握したいときには良さそうな撮影機能です。
ASUS ZenGimbal 試し撮り
いろいろなモードで試し撮りをしてYouTubeにアップしました。
- 吊り下げモードからの正面撮影
- 階段でのブレ具合を確認
- 3脚で固定してモーション撮影
- ローアングルからの撮影
- ドリーズーム撮影でズームアウト
- パンフォローモードで流し撮り
逆光で見にくいところもありますが、ブレも少なくスムーズな撮影ができています。
ボルテックスモード・ポートレートモード
ボルテックスモードとポートレートモードで、ハンドルは固定のままジョイスティックを使ったときの動作です。ポートレートモードでは、ストッパーがあり360°までは回らないけど手前側まで向けることも可能です。
まとめ
ASUS ZenGimbal は、折り畳み式でコンパクトなスマホ用3軸ジンバルスタビライザー。撮影モードもたくさんあって、ハイクオリティな映像制作をしたい人におすすめ。Androidだけでなく、iPhone用のアプリもあるので、ほとんどのスマホに対応しています。ただし、カメラはスマホの性能にもよるので、良いものを使いたいところ。
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今回使ったスマホは ZenFone 7 だけど、改めて優秀なスマホだという事を再認識した。
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