
TCL 10 5G は、次世代通信規格の5G通信に対応したSIMフリースマホ。5G対応スマホでも価格は安く、十分な性能でコストパフォーマンスは抜群。
TCL 10 5G スペック
OS | Android 10 TCL UI |
CPU | Snapdragon 765G |
SIMスロット | シングルSIM SIM スロット1 : nanoSIM SIM スロット2 : Micro SD |
サイズ | 高さ:163.5mm 幅:76.6mm 厚さ:9.1 mm |
重量 | 210g |
セキュリティ | 指紋認証 顔認証 |
ディスプレイ | 6.53インチ フルHD+(2340x1080ドット) LTPS液晶 画面占有率91% 色調調整 読書モード ブルーライト軽減 |
ストレージ | 128GB ROM 対応MicroSD card:最大1TB |
メモリ | 6GB |
Wi-Fi | 5GHz/2.4GHz 802.11a b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
センサー | GPS:A-GPS、GLONASS、Galileo、OTDOA 加速度 ジャイロスコープ デジタルコンパス 光センサー 近接センサー Face Key(Face unlock) |
アウトカメラ | 6400万画素 視野角79.8° レンズ6P 絞り値1.89 800万画素 視野角118° レンズ5P 絞り値2.2 500万画素 視野角83.2° レンズ3P 絞り値2.2 200万画素 視野角83° レンズ3P 絞り値2.4 |
インカメラ | 1600万画素 視野角79.1° レンズ5P 絞り値2.2 |
バッテリー | 4,500mAh USB Type-C |
NFC | 対応 |
Felica おサイフケータイ | 非対応 |
対応周波数 | 2G:850/900/1800/1900 3G:1/6/8/19 4G:1/3/8/19/26/28/41/42 5G:n78 (3.7-3.8 GHz (100MHz)), n77 (4.0-4.1 GHz (100MHz)) |
対応SIM | 3G:Docomo、SoftBank 4G/LTE:Docomo、au、SoftBank VoLTE:Docomo、au、SoftBank |
付属品 | ACアダプター USB Type-Cケーブル 透明ケース クイックガイド 安全情報シート シム取り出しピン |
正規代理店 → TCL 10 5G
TCL 10 5G 外観レビュー

6.53インチの大画面は、画面占有率91%。インカメラは、左上に位置するパンチホールディスプレイ。

背面に4眼カメラと指紋センサー。カラーは、グラデーションのかかったMercury Gray。他にChrome Blueもある。

右側面に、電源ボタンと音量調節ボタン。

左側面に、SIMスロットと機能を割り当てられる物理キー「スマートキー」を搭載。

SIMスロットはシングルSIM。nanoサイズのSIMとmicroSDカードが1枚ずつ入る。

上部に、イヤホンジャックとマイク穴。通知用のLEDインジケーターは非搭載。

下部に、マイク、USB Type-C、スピーカー。

付属品は、SIM取り出しピン、USB Type-Cケーブル、ACアダプター、クイックガイド、安全情報シート、ソフトタイプのクリアケース。
TCL 10 5G ベンチマーク

AnTuTu Benchmark v8.4.3 の計測結果は、321547という高いスコアが出た。TCL 10 Proのスコアは 220687 だったので、処理性能は価格が安い TCL 10 5G の方が優秀という事になる。
TCL 10 5G バッテリーテスト

PCMark の Work 2.0 battery life で計測してみると、17時間19分という長時間駆動してくれた。電池残量20%までは、14時間37分ほどになる。急速充電にも対応しているので、電池切れの心配はなさそうだ。
急速充電の速度
QC3.0-9V2A急速充電に対応し、約2時間でフルチャージできるとのこと。電池残量15%まで減らした状態からどのくらいで充電できるか計測してみました。30分の充電でも十分回復してくれるようです。
充電時間 | 電池残量 | 回復量 | 回復差 |
開始時 | 15% | 0% | 0% |
30分 | 56% | 41% | +41% |
1時間 | 87% | 72% | +31% |
1時間30分 | 98% | 83% | +11% |
リバースチャージ対応
OTG対応ケーブルを持っていれば、TCL 10 5G 本体をモバイルバッテリーのように使うリバースチャージにも対応している。ワイヤレスイヤホンの充電や、メインスマホを充電するサブスマホとしても活躍できます。
スマートキー搭載

TCL 10 5G の便利な機能として、スマートキーがあります。端末左側にある物理キーに、様々な機能やアプリの起動など自由に設定できカスタマイズ性が高いのも特徴。シングル・ダブル・長押しの3つの動作に対応し、使いやすさは間違いなく向上する。その他の使い方などは、TCL 10 Lite とほぼ同じなので別記事を参考に。
SuperBluetoothで4台同時再生

Bluetoothスピーカーを最大4つまで同時再生できるSuperBluetooth機能が搭載されている。これは他にはない、TCLスマホだけの特別な機能になる。違うメーカーのスピーカーでも同時再生ができるのはとても便利。ただ、オーディオバランスで左右の音を変更できるのだが、ステレオとまではいかないため、センターのまま同時再生が良さそう。また、音がズレるときは同期校正から調整も可能です。設定方法などは別記事で書いてあるので参考に。
TCL 10 5G カメラ機能

カメラを起動すると右側にアイコンが表示されています。上側はAIカメラが認識したもので、タップすると補正効果の無効化もできる。一番下側をタップすると広角モードに。その上は拡大モードで、スライドして調整するか、ピンチアウトすることで最大10倍までズーム可能。シャッターの左側にはGoogleレンズのアイコンがあり、QRコードの撮影などはここから。

詳細からカメラモードの選択ができる。一番上のアイコンから編集ができ、クイックパネルに表示するカメラモードを入れ替えることもできます。
アウトカメラ | インカメラ | |
写真画質 | 64メガピクセル(4:3)高解像度 16メガピクセル(4:3)● 12メガピクセル(1:1) 12メガピクセル(16:9) 10メガピクセル(全画面) | 16メガピクセル(4:3)● 12メガピクセル(1:1) 12メガピクセル(16:9) 10メガピクセル(全画面) |
ビデオ画質 | 4K(16:9 30fps) 1080P(16:9 30fps)● 1080P(16:9 60fps) 720P(16:9 30fps) 720P(16:9 60fps) 480P(4:3 30fps) | 1080P(16:9 30fps)● 720P(16:9 30fps) 480P(4:3 30fps) |
ズーム | 最大10倍 | ー |
スローモーション | 4×(120fps) 8×(240fps)● 32×(960fps) | ー |
ストップモーション (タイムラプス) | 1/2 ● 1s 3s 5s 8s 12fps 24fps 30fps ● | ー |
カメラモード | ポートレート プロ スローモーション ストップモーション ライトトレース パノラマ スーパーマクロ 高解像度(64M) | フェースビューティ ポートレート |
●が初期値
TCL 10 シリーズ比較
TCL 10 5G | TCL 10 Lite | TCL 10 Pro | |
CPU | Snapdragon 765G | Snapdragon 665 | Snapdragon 675 |
SIMスロット | nanoSIM microSDカード | nanoSIM microSDカード | nanoSIM |
サイズ | 高さ:163.5mm 幅:76.6mm 厚さ:9.1 mm | 高さ:162.2mm 幅:75.6mm 厚さ:8.4 mm | 高さ:158.5mm 幅:72.4mm 厚さ:8.6~9.2mm |
重量 | 210g | 180g | 177g |
ディスプレイ | 6.53インチ LTPS液晶 | 6.53インチ LTPS液晶 | 6.47インチ 曲⾯有機EL |
メインカメラ 広角カメラ 深度カメラ マクロレンズ | 6400万画素 800万画素 200万画素 500万画素 | 4800万画素 800万画素 200万画素 200万画素 | 6400万画素 1600万画素 200万画素(暗所) 500万画素 |
インカメラ | 1600万画素 | 1600万画素 | 2400万画素 |
バッテリー | 4500mAh | 4000mAh | 4520mAh |
駆動時間 | 17時間19分 | 12時間 | 13時間5分 |
ベンチマーク | 321547 | 183570 | 220687 |
価格(税込) | 39,800円 | 26,800円 | 49,280円 |
性能が同じところは除外し、違いのある所を比較表にしてみました。TCL 10 5G は、TCL 10 Lite と基本的な使い方は同じで、これをベースにスペックアップしている感じ。TCL 10 Pro の方が機能は多いけれど、処理性能はTCL 10 5Gの方が高くコストパフォーマンスは抜群。
楽天モバイルの対応状況

5G通信は、docomo、au、Softbankに対応している。楽天モバイルの対応状況はどうなのか試してみました。データ通信とSMSの送信はできたのですが、音声通話とSMSの受信はできないという状況。また優先ネットワークの切り替えに5Gは表示されなかった。楽天モバイルで使おうと思っているなら、現状では諦めた方が良さそう。※今後アップデートされるかもしれません。
5G通信を試してみたい人向けサービス
格安SIMの mineo(マイネオ)で、5G通信オプションが開始されました。通常プランに+200円のオプションとなり、6か月無料キャンペーンも実施しています。5G通信がどんなものか試してみたいなら良いサービスかも。ただし無制限プランではないため、データ通信量の使いきりには注意。優先ネットワークタイプを切り替えて調整すると良いかも。※動作確認済み端末一覧に TCL 10 5G は表示されていないため自己責任で。
ゲームの動作確認
ゲームタイトルをいくつか試してみました。アップデート等で仕様が変更になる可能性もあるので参考程度に。
ポケモンGOのAR+には非対応

Google Play 開発者サービス(AR)(旧ARCore)には対応していないため、AR+機能は非対応になる。
黒い砂漠でバッテリー検証

黒い砂漠でバッテリーがどれくらい減るか試してみました。消費電力は1時間で11%ほど減少。長時間のプレイもこなせそうです。
PUBGの初期設定

グラフィックの初期設定は、クオリティがHD、フレーム設定は高になった。最高設定となり、HDR以上の選択はできない。動作は問題なく快適に遊べる。
TCL 10 5G 購入先
正規代理店
FOX STORE → TCL 10 5G
ECサイト
まとめ
TCL 10 5G は、低価格で手に入る5G対応のSIMフリースマホ。安くても性能は良く、5G通信を試してみたいという需要にはピッタリ。5Gを使う予定じゃなくても、コストパフォーマンスが高くおすすめです。
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