ASUS ZenBook 14 UM425IA は、AMD製の高性能モバイルプロセッサーを搭載した万能モバイルノート。インターフェースも充実しているため、メインPCとしても十分活躍できる。
ASUS ZenBook 14 UM425IA スペック
型番 | UM425IA-AM016TS |
本体カラー | パイングレー |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen™ 7 4700U AMD Radeon™ Graphics |
メモリ | 16GB |
ディスプレイ | 14型ワイドTFTカラー液晶 1,920×1,080ドット (フルHD) ノングレア タッチパネル非搭載 |
ストレージ | SSD:512GB (PCI Express 3.0 x2接続) |
生体認証 | 顔認証 |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.0 |
キーボード | 89キー日本語キーボード 3段階のバックライトに対応 |
インターフェース | HDMI×1 USB3.1 (Type-C/Gen2) ×2 USB3.0×1 microSDカードリーダー |
サイズ | 高さ:14.3mm 幅:319mm 奥行:210mm |
質量 | 1.25kg |
オフィス | Microsoft Office Home & Business 2019 |
付属品 | ACアダプター 製品マニュアル 製品保証書 USBイーサネットアダプター 専用スリーブ USB Type-Cオーディオジャックアダプター |
メモリ8GBのモデルもあり、価格を抑えたWPS Office搭載モデルもあります。オフィスソフトは標準搭載となり、非搭載モデルを選択できないのは残念なところ。しかし価格は高くないため、コストパフォーマンスは抜群。メインとしても使うなら16GBモデルがおすすめなので、型番を確認するように。
- UM425IA-AM016TS:メモリ16GBモデル(レビュー機)
- UM425IA-AM008TS:メモリ8GBモデル
- UM425IA-AM008T:WPS Office搭載メモリ8GBモデル
公式サイト:ASUS Store
ASUS ZenBook 14 UM425IA 外観レビュー
スリムでコンパクトなオールメタルデザインの14型モバイルノートPC。薄型でもミリタリーグレードの堅牢性に、長時間駆動のバッテリーを搭載しているのも特徴。
ディスプレイは、反射の少ない非光沢タイプ。ベゼル幅は、横2.5mm、上部8.9mm、下部11.1mm、画面占有率90%のコンパクトなデザイン。上部中央にはIRカメラを搭載し、Windows Helloの顔認証にも対応している。
天板は、ASUSのロゴを中心に円のストラクチャーの入ったデザイン。高級感はあるのだけれど、手に取ったときに皮脂が残りやすいのは気になるかも。
底面には吸気口と、両端にスピーカーを搭載。オーディオ品質は抜群で、没入感のあるサウンドを楽しめる。
左側面に、HDMIとUSB3.1 (Type-C/Gen2) が2つ。3つとも映像出力に対応しているため、4画面での作業も可能。
右側面には、microSDカードスロットとUSB3.0。ディスプレイを開くとキーボード側が持ち上がるエルゴリフトヒンジになっている。これにより、タイピングのいやすさと効率的なエアフローを実現。
エルゴリフトヒンジにより持ち上がった底面から吸気し、ディスプレイ側に排気する仕組みになっている。
キーボードは、本体スペースを最大限に活用した幅広い配置で、キーピッチは19.05mmを確保している。キーストロークは1.4mmでも打鍵感は良く、タイピングはとてもしやすい。日本モデルでは「ScreenPad 2.0」に対応していないが、タッチパッドのサイズは大きいままなので、慣れないと少し気になるかも。
付属品は、専用のスリーブケース、USBイーサネットアダプター、USB Type-Cオーディオジャックアダプター、65WのACアダプター。スリーブケースにはポケット等はないため本体のみの収納になる。しかし本体の駆動時間は長いので、ACアダプターを持ち運ぶ必要はなさそう。
長時間駆動のハイパフォーマンスPC
ASUS ZenBook 14 UM425IA には、高性能モバイルプロセッサー「AMD Ryzen™ 7 4700U」が搭載されている。インテル製のプロセッサーと比較すると、パフォーマンスが高く安価という特徴があり、本体価格にそのまま反映されているようだ。あえてデメリットを言うなら、ベンチマークテストで負荷をかけたときに発熱が気になったぐらいで、一般的な使い方なら問題ないと思う。テスト結果は高いスコアが出ていたので次項を参考に。
バッテリー駆動時間が長いのも魅力、公表値では約21.1時間。ACアダプターは65Wでもコンパクトサイズで、約49分で60%まで完了する急速充電に対応している。ACアダプターを持ち運ばなくても十分そうだけれど、もしもの時を考えて他の機器での充電も試してみた。45Wの充電器を挿してみると「低速のUSB充電ケーブルが接続されています」と表示されるが充電は可能。その他、18Wのモバイルバッテリーでも充電できることを確認した。Type-Cから充電ができるため困ることはなさそうだ。
ASUS ZenBook 14 UM425IA ベンチマーク
PCMARK 10 | ZenBook 14 UM425IA AMD Ryzen 7 4700U | VivoBook S15 S531FA Intel Core i7-10510U |
SCORE | 4732 | 4104 |
Web Score | 7900 | 7574 |
Photo Score | 6751 | 3745 |
Rendering and Visualization Score | 5156 | – |
Apps Score | 8677 | 12052 |
Video Score | 3435 | 3244 |
Spreadsheet Score | 9262 | 8200 |
Productivity | 7037 | 7260 |
Chat Score | 8325 | 6988 |
Writing Score | 5347 | 6428 |
Essentials | 8294 | 8608 |
Digital Content Creation | 4926 | 3001 |
第10世代の「Intel Core i7-10510U」を搭載した「ASUS VivoBook S15 S531FA」と比較してみました。一部低いスコアもありますが、ほとんどがインテル製プロセッサーを上回った性能。数値は計測ごとに多少の違いはあるので参考程度に。
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
FFXIV ベンチマーク | ZenBook 14 UM425IA AMD Ryzen 7 4700U | VivoBook S15 S531FA Intel Core i7-10510U |
1920×1080 高品質 (デスクトップPC) | 2946 やや快適 | 1443 設定変更が必要 |
1920×1080 高品質 (ノートPC) | 3329 やや快適 | ー |
1920×1080 標準品質 (ノートPC) | 4626 快適 | 2733 やや快適 |
1280×720 標準品質 (ノートPC) | 5837 とても快適 | 4927 快適 |
グラフィックス内蔵CPUでも、これだけの高いスコアが出た。同じようにインテル搭載モデルと比較してみましたが、グラフィック性能は明らかに違うようです。
ホットキーを搭載したキーボード
F1~F12には、ショートカットが割り当てられています。
- F1:ミュート
- F2:音量ダウン
- F3:音量アップ
- F4:明るさダウン
- F5:明るさアップ
- F6:タッチパッド無効化
- F7:3段階のバックライト切り替え
- F8:スクリーン操作
- F9:Windowsロック
- F10:カメラをオフにするプライバシーモード
- F11:プリントスクリーン
- F12:MyASUS起動
初期設定でWindows標準のFキーを使用するときには、Fnキーを押しながら行う。標準キーをワンタッチで操作したいときは切り替えも可能で、Fn+ESCキーの同時押し、もしくはMyASUSから変更可能。簡単に切り替えられるので、使う頻度が多い方を優先することができます。
MyASUS ハードウェアの設定
ASUSのパソコンには、MyASUSというユーティリティソフトがプリインストールされています。ハードウェア設定では、充電モードを変更することでバッテリーの負荷を減らし、寿命を延ばすことができたりする。初期設定では100%まで充電するフルキャパシティモードになっているので、自宅でACアダプターを接続して使うことが多いなら、マックスライフモードに変更しておくのが良さそう。
ASUS ZenBook 14 UM425IA では、ファンスピードを変更して動作音を静かにする機能もある。特にパフォーマンスを必要としない作業の時には、ウィスパーモードにすることで22dBまで抑えることができます。
使い方等は別記事でまとめてあるので参考に。
マルチディスプレイに対応
インターフェースは、HDMIとUSB3.1 (Type-C/Gen2) が2つあるため、3つのディスプレイに出力可能。持ち運び用のモバイルノートPCとしてだけでなく、自宅では画面を拡張してメインPCとしても十分使えそうです。マルチタスクで作業効率も良く、データを同期する手間もないため、1台ですべてを運用したい人に向いています。しかも両方揃えるよりもコストを抑えられるというのも魅力。持ち運びもできるメインPCとしておすすめです。
オーディオ性能も抜群
モバイルノートPCでもオーディオ性能に優れていて、底面の両端にあるステレオスピーカーから迫力のあるサウンドを楽しめます。さらに「Realtek Audio Cosole」アプリからチューニングも可能で、スピーカー→サウンドエフェクト→Omni Speakerをオンにすると立体感が増し、映画などの映像コンテンツの視聴に向いている。音響も楽しめるので、仕事だけでなく遊びでも活躍する万能なモバイルノートPCになりそうです。
まとめ
ASUS ZenBook 14 UM425IA は、高性能で長時間駆動も可能なモバイルノートPC。これだけの性能でも価格が高くないというのも魅力で、コストパフォーマンスは圧倒的です。持ち運び用とメインPCを1台で済ませたい人にはかなりおすすめ。モデルごとの価格はオンラインストアで確認してみてください。
- UM425IA-AM016TS:メモリ16GBモデル(レビュー機)
- UM425IA-AM008TS:メモリ8GBモデル
- UM425IA-AM008T:WPS Office搭載メモリ8GBモデル
オンラインストア:ASUS Store
コメント