ROG Phone IIには、システム統合管理アプリ Armoury Crateと、ゲームアシストアプリGame Genieの2つのゲーマーのための専用アプリがインストールされています。購入前の方もどんな機能があるか参考に。
Armoury Crateゲームライブラリ
Armoury Crateを起動すると、ゲームライブラリに追加してあるゲームの設定を細かくカスタマイズできます。上の特集では、対応ゲームの確認ができ、ニュースはROG Phone IIの動画が表示されます。ただし英語。その隣からはリスト表示が可能で、一番右はよくある質問と設定。
ゲームをタップするか起動するで、ゲームが起動します。右上の編集アイコンをタップすると壁紙の変更も可能。シナリオ詳細で細かな設定ができ、保存データはそのゲームで撮影したビデオ録画とスクリーンショットが表示されます。ゲームごとに表示してくれるため、たくさん撮っても探す手間が省けるかもしれない。
Armoury Crateのコンソール
Armoury Crate のコンソールでは、システムの温度、CPUやGPUの使用量や温度、メモリやストレージの使用量、バッテリー残り時間の目安などを確認することができる。右上のXモードをタップすることでオンオフの切り替え、ゲームアプリの管理などもここから。
Game Genie
ゲームアプリをインストールすると、自動的にArmoury Crateに登録されるようになっていて、Game Genieの機能を使うことができます。もし追加されなかったり、ゲームアプリ以外も追加したい場合には、ここのゲーム管理から許可をするとゲームライブラリに追加されます。ゲームライブラリからの追加も可能。
ホワイトリストは、登録されているアプリのみゲーム中にバックグラウンドでインターネットに接続するリスト。初期設定ではすべてオンになっているので、制御したいときにはここから。
AirTriggers
AirTriggersでは、ボタンタップの強さレベルの変更が可能。実際に押してみてどのくらいの強さで反応するのか、視覚的に見ながら設定を変更できます。初期設定の感度は良いため、誤動作を防ぐために高く設定しておくと良いかもしれない。
ファンスピード
ファンスピードの初期設定は自動になっている。自動を解除すると、4段階で速さの調節ができ、スピードを一定にできます。
システムライト
システムライトは背面やAeroActive Cooler IIの光り方を変更できます。編集アイコンをタップすると、カラーサイクル以外の設定も用意されている。
点灯、点滅、ストロボ、カラーサイクル、彗星、フラッシュパターン、ミックスライト、レインボーとあり、それぞれ明るさや速さなどの細かい設定も可能。
ゲーム時に、AeroActive Cooler IIが光っていると気になるため、必要なければシステムライトはオフにしてくおくと良いかも。
ゲームアプリごとにカスタマイズ
ゲームライブラリではゲームアプリごとに、シナリオ詳細から細かくカスタマイズすることができます。
タッチ
スライド安定性、スライド感度、タッチ感度をそれぞれ -2~+2の5段階で調節可能。
ブロックタッチエッジでは、画面左右の下部分をタッチ不可能領域に指定することもできます。横向きのゲームで誤動作を防ぎたいときには有効なカスタマイズ。
ディスプレイ
アンチエイリアシングは、ギザギザを目立たなくする処理のこと。有効にすることで滑らかな表示が可能になる。初期設定ではオフとなっています。
リフレッシュレートは、1秒間にリフレッシュする回数を表し、数値が大きいほど滑らかに表示してくれる。ただし対応しているゲームが少ないため、変更することはないかも。Armoury Crateの特集ページで、120Hzに対応したゲームを確認できる。
日本のゲームでは、ポケモンGOやFF15PEが120Hzに対応。どのくらい滑らかになるのか、スローで比較した動画をTwitterに投稿してあるので参考に。
パフォーマンス
パフォーマンスでシステム規定値を外すと、Xモードを利用することができます。パフォーマンスを、通常、上級、超上級の3段階の調節ができ、さらにハードチューニングから細かな設定も可能です。CPUのクロック周波数も6段階で調節できます。
温度制御では、3段階の調節が可能。CPUがフルスピードで動作している場合、温度の上限を安全な範囲内でカスタマイズする。温度制御レベルが高くなるほど、CPUがフルスピードで動作できる時間が長くなる。メモリ開放のオンオフも制御できます。
オーディオ
通話優先モードを有効にすると、ゲーム起動中に電話に出る場合は電話アプリがマイクを使用できるようにして、ゲーム内のボイスチャットなどに声が漏れないようにする。
ネットワーク
ネットワークの接続中断を防止を有効にすると、モバイルネットワークを使用中は自動的にWi-Fiに切り替わらないようにして、ネットワークの接続中断を防止する。
バックグラウンド同期の制御を有効にするとゲーム起動中はバックグラウンドでのシステム同期をオフにする。
AirTriggers
AirTriggersを設定しているときに表示されます。
キーマッピング
別売りのコントローラーを接続した時の設定が表示されるようです。
マクロ
Game Genieでマクロを設定した時には、そのプロファイルが表示されます。
Armoury Crate 対応ゲーム
Armoury Crateの右上にある特集から、対応ゲームを確認できます。ただし、表記されているのは英語のみとなります。
- 120Hz
- TwinView
- AirTriggers
- Vibration
- GamePad
Armoury Crateをすばやく起動したいとき
Armoury Crateの右上にある設定から、起動アニメーションの表示をオフにするとすぐに起動してくれます。
ゲームプロファイルの共有とバックアップ
Armoury Crateで行った設定は、他のROG Phone IIユーザーと共有することができます。右上から、共有とインポートが可能。共有だけでなく、自分の設定をバックアップしておくのも良いかも。
Game Genie
Armoury Crateのゲームライブラリに追加されているゲームアプリは、Game Genieを利用することができます。ゲーム起動中に左側からスワイプする、もしくはコントロールパネルの通知メニューからGame Genieを開きます。
アラートなし
メッセージ通知をブロックする
着信拒否
着信通知をブロックする
明るさ固定
明るさが自動調整されないようにする。
データのみ
通話機能は無効にするが、モバイルデータはそのままにして着信によるネットワーク接続の切断を防ぐ。
リアルタイム情報
CPUとGPUの使用率、バッテリー残量、システムの温度、リフレッシュレートをリアルタイムで表示してくれる機能。オンにすると画面下に表示され、移動することもできる。右上の設定→リアルタイム情報の管理に表示設定があり、必要なものだけの表示も可能。電池の残り予測時間の追加もできます。
最適化
メモリを開放して最適化する。
AirTriggers
AirTriggersに対応しているゲームなら、Game Genieを開くと最適化の下にAirTriggersのアイコンが表示されます。端末の側面をボタンとして使うことができる機能で、任意の位置に割り当てて同じ動作が可能。タップだけでなくスライドにも対応している。
マクロ
動作をプログラミングして自動化させる機能。動作を無限に繰り返すことができるため、アイデア次第で便利に使える機能。ただし、自動化するとゲームアプリの利用規約に反するかもしれないので自己責任で。
ロックタッチ
ロックタッチモードにすると、画面が暗くなり節電することができる。オートバトル機能があるゲームなどに有効で、2本指で上にスワイプすると解除できる。ただし、誰でも解除できる状態なので、放置はしないこと。
録画
ゲーム画面を録画する機能。スクリーンレコーダーのショートカットになるため、設定はGame Genieとは別。設定→拡張機能→スクリーンレコーダーから。
ライブ
自分の顔をピクチャーインピクチャーで表示してライブ配信ができます。設定は、Game Genieの右上から。
検索
検索をタップすると、そのゲームに関する情報が表示されます。ビデオとWebで分けて表示でき、右下の☆アイコンをタップするとブックマークに追加しておくことも可能。
AirTriggersなら狙いながら射撃ができる
PUBGなどのガンシューティングゲームは、AirTriggersを設定してあげることで、狙いながら射撃ということが可能になります。射撃の位置に左でも右でも使いやすい方にし、もう1つは照準やジャンプなどを割り当てる。
タップの強さは、AirTriggersのコンソールから調節ができます。感度が低すぎると、少し触っただけで暴発してしまうため少し高くしておくと良いかも。
まとめ
ROG Phone IIに搭載されているゲーム専用アプリ、Armoury CrateとGame Genieの機能を紹介しました。ゲーマーのために機能が盛りだくさんなので参考にしてみてください。
これから購入を検討しているという方は、ASUS Storeで在庫状況など確認してみてください。
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